タグ:近代建築 ( 20 ) タグの人気記事

サイトマップ > 奈良県 近代文化遺産 > 旧奈良県物産陳列所

b0212342_22424391.jpg

旧奈良県物産陳列所は、明治35年(1902年)に奈良県特産品の展示即売場として建てられました。奈良公園の景観との調和を考えて、外観は飛鳥時代から鎌倉時代の和風建築様式を取り入れていますが、内部は洋風となっているそうです。設計は奈良県の技師で当時寺社建築物の修理などに尽力した関野 貞(せきの ただし)。関野は学生時代から平等院鳳凰堂を研究しており、全体的な造りは平等院に似せたものとなっています。壁や窓、小屋組み(屋根裏の構造)に西洋のデザインや技術を取り入れており、東西の要素を巧みに取り入れた近代和風建築として高く評価されています。昭和58年(1983年)、国の重要文化財に指定されました。現在は奈良国立博物館仏教美術資料研究センターとして活用されています。


旧奈良県物産陳列所 フォトギャラリー(18枚・16MB)




アクセス



旧奈良県物産陳列所は、赤1


最寄りの駅から徒歩
近畿日本鉄道(近鉄) 近鉄奈良駅から、徒歩約17分(1.5km)。

JR奈良駅 東口(近鉄奈良駅方面)から、徒歩約30分(2.7km)。



バス
市内循環バス 春日大社表参道 バス停(地図・青1)から、徒歩約2分(120m)。

奈良交通が運行する市内循環バスの時刻検索は、各種乗り換え案内アプリが対応しています。
Google Map ルート案内機能は対応していないようです。2019.6
市内循環バスのルートマップはこちら

[料金] 一律210円
全国共通交通系ICカード利用可能。
奈良市とその周辺を網羅する奈良交通バスのフリー乗車券もあります。

[運行頻度] 10分に1本。

JR奈良駅前、近鉄奈良駅前からも運行しています。



駐車場
施設付属の見学者用駐車場はありません。

奈良公園周辺には多数の時間貸駐車場があります。
NAVITIME 駐車場検索ページにて、「春日大社表参道」で検索。





見学のしかた


旧奈良県物産陳列所は、現在奈良国立博物館仏教美術資料研究センターとして活用されており、一般公開はされていません。

敷地外から、柵越しに建物の外観を見学するのみです。

b0212342_22475622.jpg
6月の画像

奈良国立博物館の公式サイトを見ると、毎週2回、公開されているかのような記述がありますが、公開日とされる金曜日に管理人が現地を訪れ、研究センターの方に直接お聞きしたところによると、敷地内に入れるのはセンター内の資料を閲覧する場合のみで、一般の建造物見学者は入場できない、と言われました。2019.6

年に1度、春に1日だけ特別一般公開されます。
具体的な日程や時刻は、2月、もしくは3月ごろ、奈良国立博物館HPに掲載されるということです。


春日大社の参道。興福寺からこの道を東に進みます。
b0212342_22535161.jpg

あちこちに鹿の姿。奈良公園内ではどこにでもいます。人を見ても、逃げるどころか近づいてきます。
b0212342_22552220.jpg

林の中に、建物は建っています。
b0212342_22560521.jpg

11月の画像。
b0212342_22483058.jpg

右翼。
b0212342_22493638.jpg

右翼の屋根。
b0212342_22495875.jpg

左翼。右翼とは左右対称をなしています。
b0212342_22532576.jpg

b0212342_22525564.jpg

縦長の窓。
b0212342_22501914.jpg

イスラム風デザインの窓。
b0212342_22534045.jpg

b0212342_22512559.jpg

一方、こちらは純和風な鬼瓦。
b0212342_22515090.jpg

こちらは裏側、つまり北側。
b0212342_22564234.jpg

北側は駐車場になっていて開けているので、木々が周りを囲む南側よりも建物の特徴がよく見えます。
b0212342_22571023.jpg

現地案内看板
b0212342_22491961.jpg


旧奈良県物産陳列所 フォトギャラリー(18枚・16MB)

文化財分布マップ

このページは、
奈良国立博物館 公式サイト
文化庁 国指定文化財等データベース
現地案内看板
などの記述を参照しています。

by h9w457y8i | 2019-06-03 07:58 | 奈良 | Comments(3)


サイトマップ > 茨城県 近代文化遺産


国指定重要文化財

国登録有形文化財

文化財分布マップ


b0212342_06323700.jpg
国指定重要文化財 横利根閘門



国指定重要文化財



石岡第一発電所施設
いしおか だいいち はつでんしょ しせつ
沈砂池、第一号水路橋、第二号水路橋、水槽余水路、調圧水槽、本館発電機室、本館旧変圧器室、本館変電室
明治44年(1911年)竣工。日立鉱山のための電力施設。我が国最初の鉄筋コンクリート製発電所。現役の発電施設。近くの道路からであれば、外観を見るのは可能。敷地内に入っての見学は不明。見学については、東京発電公式サイト参照。なお、上記以外に「水槽」が重要文化財に指定されていたが、東日本大震災により滅失したため、文化財指定を解除された。
map 36.77742, 140.67958

旧茨城県立太田中学校講堂
きゅう いばらぎけんりつ おおた ちゅうがっこう こうどう
明治37年(1904年)竣工の木造洋風建築。平屋建。現在は茨城県立太田高等学校資料館となっている。高等学校の敷地内にあり非公開。毎年秋に特別一般公開される。2018年は10/17〜10/21。公開日以外の見学も受け付けている。詳細、問い合わせは茨城県立太田第一高等学校参照。
map 36.54946, 140.5216

旧茨城県立土浦中学校本館
きゅう いばらぎけんりつ つちうら ちゅうがっこう ほんかん
明治37年(1904年)竣工の、木造平屋建て、ゴシック様式建築。茨城県立土浦第一高等学校の敷地内にある。当面は外観を主とした部分公開。また2019年1〜3月は工事のため非公開。詳細は土浦第一高等学校同窓会公式サイト参照。
map 36.09741, 140.20262

b0212342_16113819.jpgシャトーカミヤ旧醸造場施設
しゃとーかみや きゅう じょうぞうじょう しせつ
事務室、醗酵室、貯蔵庫
明治36年(1903年)竣工。かつてのワイン醸造施設。現在は醸造場の歴史などを紹介する施設として一般公開。内外のワイン販売、付属レストランあり。
map 35.97783, 140.14732

b0212342_16120454.jpg横利根閘門
よことね こうもん
大正10年(1912年)竣工。現役の水運施設。屋外にあり、常に見学可能。周辺は公園として整備されている。ただし2017.8時点では雑草が生い茂り荒れ果てていた。施設付属無料駐車場あり。
map 35.91174, 140.49457







国登録有形文化財

(一部)

小澤家住宅主屋
おざわけ じゅうたく しゅおく

旧植竹庄兵衛家住宅洋館
きゅう うえたけひょうべえけ じゅうたく ようかん

b0212342_12154809.jpg旧小野瀬家住宅
きゅう おのせけ じゅうたく
店舗、主屋
大正時代の商家住宅。店舗は道路に面しており、外観の見学は常時可能。主屋は奥まっていてほとんど見えない。内部見学は要予約。
map 35.90584, 140.18797

b0212342_14071319.jpg鈴木家住宅 養蚕小屋
すずきけ じゅうたく ようさんこや
明治30年(1897年)ごろの建築。道路に面しているため外観は見ることができるが、ほとんど廃屋と言えるほど荒れている。内部非公開。
map 36.08205, 140.29327

by h9w457y8i | 2017-08-12 09:01 | 茨城 | Comments(0)

サイトマップ > 群馬県 近代文化遺産

文化財分布マップ


国宝


b0212342_18451923.jpg旧富岡製糸場
きゅう とみおか せいしじょう
繰糸場、東繭置場、西繭置場
2014年、世界文化遺産に登録された。一般公開。







国指定重要文化財


旧富岡製糸場
きゅうとみおかせいしじょう
蒸気窯所、首長館、女工館、検査人館、鉄水溜、下水竇及び外竇
国宝の3つの建物と同じ敷地内にある。老朽化のため一部は非公開。



b0212342_19381128.jpg碓氷峠鉄道施設
うすいとうげ てつどうしせつ
旧丸山変電所(機械室、蓄電池室)、第二橋梁、第三橋梁、第四橋梁、第五橋梁、第六橋梁、第一隧道、第二隧道、第三隧道、第四隧道、第五隧道、第六隧道、第七隧道、第八隧道、第九隧道、第十隧道
遊歩道が整備され、常時見学可能。



旧群馬県衛生所
きゅう ぐんまけん えいせいじょ
長いヴェランダがついた擬洋風木造建築。2階建。瓦葺。一見すると洋風建築に近い。「桐生明治館」として一般公開。詳細は桐生市公式サイトを参照。



旧新町紡績所
きゅう しんまち ぼうせきじょ
工場本館、機関室、修繕場、倉庫、二階屋煉瓦庫
明治時代の洋風木造工場建築。クラシエフーズ株式会社 新町工場敷地内にあり、2015年10月時点では非公開。



旧中島家住宅
きゅう なかじまけ じゅうたく
主屋、土蔵、氏神社、正門および門衛所、土地
和風大規模住宅。瓦葺き平屋。現・太田市地域交流センターとして一般公開。



丸沼堰堤
まるぬまえんてい
昭和6年(1931年)竣工。現役の水力発電専用コンクリート造ダム。バットレスダムという特異な形状をしている。内部は非公開だが、すぐ近くまで接近して外観の見学が常時可能。駐車場もあり。公開情報なし。
map 36.82395, 139.33985





登録有形文化財

編集中

site map


by h9w457y8i | 2016-06-05 08:39 | 群馬 | Comments(0)

サイトマップ > 三重県 近代文化遺産

文化財分布マップ


国指定重要文化財 四日市旧港港湾施設 西防波堤



重要文化財


旧賓日館
和風旅館建築。2階建。一般公開。詳細は賓日館公式ホームページ参照。google map

旧諸戸家住宅
洋風、および和風住宅。2階建。設計はジョサイア・コンドル。現在は「六華苑(ろっかえん)」という名称で一般公開。詳細は桑名市公式サイト内、観光案内ページ参照。google map

俳聖殿
八角形の平面を持つ塔状の和風建築。檜皮葺(ひわだぶき)。記念建造物で、常時一般公開。詳細は伊賀市観光公式サイト内、俳聖殿案内ページ参照。google map

b0212342_15273845.jpg末広橋梁(旧四日市港駅鉄道橋)
昭和6年(1931年)竣工。鋼鉄製の跳ね上げ式可動橋。現役で動いている。運河の上に架かり、普段は船を通すために跳ね上げられており、鉄橋の上を貨物列車が通るときに橋桁が降りる。稼働時刻不明。橋のすぐそばまで近づける。

諸戸家住宅
主屋・表門・玄関および座敷・広間・洋館・玉突場
和風および洋風大型住宅。瓦葺。庭園は4月下旬から6月にかけて公開されるが、建物は修復工事中のため非公開(2016.5)。詳細は、諸戸財団公式サイト内公開情報ページ参照。google map

b0212342_15274232.jpg四日市旧港港湾施設
防波堤・西防波堤・顕彰碑
明治27年(1894年)竣工。「潮吹き防波堤」と呼ばれる防波堤は、工場敷地内にあり接近不可能。西防波堤と顕彰碑周辺は公園として整備され、いつでもアクセス可能。公園内から対岸にある防波堤全景を望める。



by h9w457y8i | 2016-04-27 09:29 | 三重 | Comments(0)

ならじょしだいがく(きゅうならじょしこうとうしはんがっこう)
しゅえいしつ

明治42年(1909年)竣工。
木造、建築面積20㎡、鉄板葺
国指定重要文化財 平成6年(1994年)指定。





先日、奈良女子大学の旧本館(現記念館)の内部が特別公開され、その機会に訪れた。
b0212342_647952.jpg

正門の内側、入ってすぐ右側に、守衛室はある。現在もちゃんと守衛室として機能しており、守衛さんが中で勤務されていた。
b0212342_7465410.jpg

十字型平面の鉄板葺の建物で、屋根の棟飾りや窓廻りを本館と類似した意匠でまとめている。*1
b0212342_7471485.jpg

b0212342_7473010.jpg

b0212342_7482667.jpg

b0212342_7484490.jpg

現役で使用されているだけに保存状態は良好で、外装のペンキも真新しいかんじだった。





見学メモ
旧本館の記事を参照。



google map


*1 旧本館入口で受け取った見学者用パンフレットより。
by h9w457y8i | 2011-11-12 07:58 | Comments(0)

ならじょしだいがく(きゅうならじょしこうとうしはんがっこう)
きゅうほんかん つけたり せいもん

明治42年(1909年)竣工
国指定重要文化財 平成6年(1994年)指定






国の重要文化財に指定されている、奈良女子大学の旧本館(現「記念館」)。その附(つけたり)として、この正門が指定されている。
附とは、重要文化財に指定されたモノに附属して、同じく文化財に指定されたもの。この正門のように建造物の場合もあれば、棟札、設計図などの書類の場合も多い。

この正門は、大学敷地の東辺に面している。
画像の奥、門の間から見える建物が、旧本館。
b0212342_8412412.jpg

中央の両開扉と両脇の片開扉で構成され、門柱や上部の照明器具の意匠に配慮がはらわれている。*1
b0212342_8414566.jpg

b0212342_842179.jpg

b0212342_8421237.jpg

この日は、旧本館、現記念館の内部が特別公開されていた。
b0212342_8422886.jpg


門の内側。西から東に向けてカメラを向けている。
b0212342_8443371.jpg

門を構成する板材などは昔からのモノのようだが、塗装は真新しく、保存状態は良好だった。

門の北隣には、同じく国の重要文化財に指定されている、守衛所。
b0212342_847220.jpg







見学メモ
旧本館の記事を参照。




*1 旧本館入口でもらった見学用パンフレットより。
by h9w457y8i | 2011-11-11 09:07 | Comments(0)

奈良県/近代文化遺産リスト > 奈良女子大学


国指定重要文化財
奈良女子大学(旧奈良女子高等師範学校)
ならじょしだいがく(きゅうならじょしこうとうしはんがっこう)

旧本館
きゅうほんかん

附(つけたり)*1  正門
明治42年(1909年)竣工
木造、建築面積495㎡、2階建、桟瓦葺*1、南側面便所附属(文化庁データベースより。この便所のことは訪れたときは知らなかったので、画像はない)
国指定重要文化財 平成6年(1994年)指定。


守衛室
旧本館 附 正門
現地配布パンフレット


観光客や買い物客で賑わう近鉄奈良駅から、わずか徒歩5分。駅周辺の喧騒とはうって変わり、閑静な古い町並みが続く一角に、奈良女子大学はある。
b0212342_8121291.jpg

b0212342_812309.jpg
この日は特別に、国の重要文化財に指定された大学の旧本館、現記念館の内部が一般公開されていた。
記念館入口でもらった見学用パンフレットはこちら



正門を入ってすぐ正面に、旧本館が見える。
b0212342_883831.jpg


平日の午前中だったせいかもしれないが、大学周辺も構内も、落ち着いた静けさに包まれていた。大学というより、なにかの研究機関、といった印象。

旧本館の正面は、東に面している。
b0212342_8155084.jpg

b0212342_8163679.jpg

b0212342_817125.jpg

b0212342_817212.jpg

b0212342_820782.jpgb0212342_8202269.jpg

b0212342_8213875.jpg

b0212342_8215136.jpg


建物の裏側、西面。
b0212342_8221815.jpg

b0212342_8223026.jpg


正面玄関の脇に設置された、大学による現地案内看板。
b0212342_8243047.jpg


正面から、建物の中に入る。
b0212342_8264154.jpg

b0212342_8281861.jpg
玄関ポーチの天井。

b0212342_829927.jpg

b0212342_8292652.jpg

b0212342_8295964.jpgb0212342_8301163.jpg

2階、講堂。300人が座れる広さだが、柱は1本もない。*2
b0212342_8311993.jpg

b0212342_8353541.jpg

一段と高くなっている講堂天井中央部の花形飾りは換気口。熱気が屋根から自然に外へ逃げていくように工夫されている。*2
b0212342_83520100.jpg

b0212342_8313238.jpg

b0212342_8355261.jpgb0212342_836478.jpg

正面玄関から、正門方向を望む。
b0212342_8364088.jpg

この建物は、平成6年(1994年)に改修工事が行われた。建物外部のペンキは調査結果に基づき、当初の色彩に復元された。また建物を快適に利用すべく、新しい設備が積極的に導入されたが、その付加した設備が元の雰囲気を壊さないよう、各デザインは慎重に検討された。*2
旧本館に隣接する鉄筋コンクリートの校舎も、旧本館の爽やかな色合いに調和するような外観となっている。
b0212342_8421425.jpg







見学メモ

アクセス
<鉄道>
近畿日本鉄道(通称「近鉄」)奈良線、「近鉄奈良」駅改札口から、徒歩7分(約500m)。
JR関西本線、桜井線、奈良線、「奈良」駅東口から、徒歩約17分(約1.6km)。JR奈良駅からバス利用の場合は、下記参照。
<バス>
JR奈良駅東口から、奈良交通7番バス乗り場より、12,13,15,109,115,130,131,209番のいずれかの系統に乗車。「近鉄奈良」停留所の次、「内侍原町(なしはらちょう)」停留所下車。そこから大学正門まで徒歩約6分(約500m)。バスの路線図、料金、時刻表などについては、奈良交通ホームページ参照。サイト内は比較的調べやすい。バス停留所の位置は、この記事の下の地図の黒いアイコン。
<クルマ>
大学総務・企画課に問い合わせたところ、大学附属の一般見学者用の駐車場はない。大学周辺には、奈良県庁、東大寺、興福寺、国立博物館などの施設が集中しており、公営駐車場、民間駐車場が多数ある。奈良市駐車場案内を参照。ただし、観光シーズンや週末・祝日は周辺道路及び駐車場が混雑するため、公共交通機関を利用するほうがよいと思われる。


google map

普段の見学
大学に問い合わせたところ、大学の正門が開いている時間帯なら、正門脇の守衛室に声をかければ、旧本館周辺への立ち入り、及び建物外観の写真撮影は可能。ただし、撮影した画像には人物が入らないように極力配慮して欲しいとのこと。また、旧本館内部への立ち入りは普段は不可。

特別公開
今回の旧本館内部の特別公開が、毎年行われているかどうかは不明。下記問い合わせ先へ。

問い合わせ
奈良女子大学総務・企画課へ。


*1 用語解説
*2 旧本館入口でもらった見学用パンフレットより。
by h9w457y8i | 2011-11-10 09:43 | 奈良 | Comments(0)

石蔵酒造

いしくらしゅぞう

事務所兼主屋(じむしょけんしゅおく)
大正期(1912~1926年)、竣工。
木造2階建、瓦葺、建築面積204㎡、煙突付

主倉(しゅぐら)
明治中期(1883~1897年)、竣工。
木造2階建、瓦葺、建築面積974㎡

西倉及び旧精米所(にしくらおよびきゅうせいまいじょ)
昭和前期(1926~1945年)、竣工。
木造2階建、瓦葺、建築面積429㎡、渡廊下、煙突及び釜場付

国登録有形文化財*1 平成23年(2011年)登録





福岡市随一の繁華街、天神から東に約2km。町の喧騒がちょっと収まった趣のある川のほとりの一角に、この造り酒屋はある。現在、博多に唯一残る造り酒屋。*2


画像の上部が切れているように見えるのは、福岡都市高速道路2号線。
b0212342_8235930.jpg

b0212342_8242014.jpg





事務所兼主屋
通りの北側に位置する。間口18mの二階建町家で、桁行に西から土間、事務室、居室の三部分に分かれ、屋根も入母屋と切妻の複雑な構成となる。一階に平格子、二階に漆喰仕上げの大壁に銅板貼の両開戸を設けるなど、意匠性豊かな表構えをつくる。*5
b0212342_8382744.jpg

正面入口の上に、なにか大きな球体がぶら下がっていた。…なに??
b0212342_8384074.jpg

b0212342_8385475.jpg

中庭より。
b0212342_8395145.jpg


 


主倉
事務所兼主屋の北に位置する。東西棟の切妻造桟瓦葺で、南・北面全面に下屋を付設。桁行39m、梁間は併せて26mに及ぶ。妻面は下見板張とし、鉢巻などを漆喰で仕上げる。二階建で、トラス組が豊かな内部空間をつくる。大規模な酒造倉の一例。*4
内部はきれいに改装され、土産物を売る売店であったり、小ホールやレストランになっている。
b0212342_831640.jpg






西倉及び旧精米所
敷地の西隅に位置する。通り沿いの旧精米所とその北の西倉からなり、事務所への渡り廊下を付設する。いずれも切妻造桟瓦葺で、西面妻は下見板張、南面は腰高に下見板を張り、上部漆喰仕上げ。下見板の黒色と漆喰の白の鮮やかな対比が趣ある外観をつくる。*3
内部は150人収容のホールに改装されている。
b0212342_8262787.jpg

b0212342_828699.jpg









見学メモ

アクセス
<鉄道>
福岡市営地下鉄箱崎線「千代県庁口」駅から、約600m(徒歩約8分)。
福岡市営地下鉄空港線「祇園(ぎおん)」駅から、約800m(徒歩約10分)。
JR「博多」駅、および福岡市営地下鉄空港線「博多」駅から、約1.1km(徒歩約14分)。
<バス>
JR博多駅から。西鉄バス「博多駅前A」停留所から行き先番号15「ゆめタウン博多」行きに乗車、「福高前」停留所下車、徒歩約1分。行き先番号15(一般的なバス会社で言うところの系統番号と思われる)は、一本の路線ではなく、途中で分岐したりしており、行き先がいくつかに分かれているようだ。バスを利用する際は、一度西鉄バスに問い合わせてから乗ったほうが安心だと思う。そのほか、路線図、料金、時刻表などのバスの詳細については、西鉄バス公式ホームページへ。
<クルマ>
施設付属の駐車場があるかどうかは不明。下記問い合わせ先に聞いてみること。多分、あると思われ。
周辺に一時駐車場は見つけられなかった。


google map

普段の見学
事務所、主倉、精米所に囲まれた中庭と、売店などの施設の中には、施設が開いていれば自由に入れる。主倉、西倉のホールには入れるかどうか不明。下記問い合わせ先に聞いてみること。

特別公開
情報は見つけられなかった。

問い合わせ
石蔵酒造へ。



*1 用語解説へ。
*2 石蔵酒造公式サイトより。
*3 文化庁文化財等データベース
*4 文化庁文化財等データベース
*5 文化庁文化財等データベース
by h9w457y8i | 2011-10-04 09:28 | Comments(0)

おおむたしやくしょ ほんちょうしゃきゅうかん

昭和11年(1936年)、竣工。

鉄筋コンクリート造4階建、建築面積1378㎡、塔屋付

国登録有形文化財*1  平成17年(2005年)、登録。








JR大牟田駅のすぐ東側に建つ。
建物の幅は62m。中央背面には市議会議場が張り出している。縦長窓を密に配した採光に配慮したつくりで,複数の蛇腹と中央部の柱形で外観を引きしめる。正面中央部には大きく庇(ひさし)の突き出た玄関や5層の塔屋を設け,中心性を強調し重厚な印象を与えるなど、当時の官庁建築の特徴を現している。
この建物は数少ない現存する昭和初期の官庁建築のひとつであり、当時の大牟田の発展を今に伝える貴重な文化財である。*2 *3

本市の都心部のほとんどが焦土化した第二次世界大戦の戦火にも耐え抜いた貴重な建造物であり、戦火を耐え抜いた“証”として、戦時中使用された、
 1.高射砲の台座(屋上北側)
 2.防空監視用のコンクリート製哨(屋上南側)
 3.防火用水槽(本庁舎中庭)
などが今も残されている。
防火用水槽にいたっては、非常に小さなものだが、今もなお手洗い場の水受けとして利用されている。
庁舎内部は、基本的には建設当時の漆喰壁であり、大理石を利用した階段や廊下もそのままだが、老朽化とニーズの変化に合わせ、木枠の窓からサッシへと、また、空調設備の設置、OA化の進展に伴うOA機器の新たな設置、改修工事など、建設当時のいでたちはなくなりつつある。
そのような中でも、現在の総合政策課行財政改革推進室や教育委員会事務局の執務室には、飾りが施された天井や漆喰壁、今は使用されていないマントルピース(暖炉)など、建設当時そのままのものも残されている。*4




JR大牟田駅前、国道208号線より。
b0212342_15145025.jpg

b0212342_15175768.jpg


正面玄関。階段の上には、大きく張り出したひさし。
b0212342_1519795.jpg


b0212342_15194970.jpg正面玄関の上には、「大牟田市庁」の看板。


5層の塔屋。
b0212342_15212296.jpg


b0212342_15231868.jpg市庁舎の前にある、自動販売機。よーく見てみると。

飲み物の自動販売機に埋め込まれた、現地案内看板。こういう設置のしかたは初めて見た。
b0212342_15224320.jpg






見学メモ

アクセス
<鉄道>
JR大牟田駅東口から徒歩約3分。
西鉄大牟田駅から徒歩約4分。(これら二つの駅は隣り合っている)
<クルマ>
九州自動車道「南関」ICから、県道10号および国道208号線経由、約12km。
市庁舎の東側に、来庁者用有料駐車場がある。ただし、「平日業務中の用務以外での利用はご遠慮ください」という記載があるので、見学のために駐車していいかどうかは、下記問い合わせ先に聞いてみたほうがいいかもしれない。
これ以外の駐車場としては、大牟田駅東口に20台分ほどのコインパーキング(タイムズ)があった。


google map

普段の見学
外観の見学は自由。建物内部、屋上、中庭、塔屋に関しては不明。

特別公開
情報は見つけられなかった。

問い合わせ
内部、屋上、塔屋などの見学については、大牟田市役所企画総務部総務課へ。自分は問い合わせなかった。




*1 用語解説
*2 文化庁文化財等データベース
*3 現地案内看板
*4 大牟田市公式サイト内市庁舎案内ページ
by h9w457y8i | 2011-07-01 16:05 | 福岡 | Comments(3)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。