サイトマップ > 福岡県 江戸時代以前の文化財

文化財分布マップ



国指定重要文化財


岩屋神社
いわやじんじゃ
本殿、境内社熊野神社本殿
本殿は江戸時代中期、1698年竣工。大岩の窪みに張り付くように建てられている。かやと杉皮の重ね葺き。幅五間。
map 33.43275, 130.87578

英彦山神社
えいひこさんじんじゃ
奉幣殿、銅鳥居
奉幣殿は江戸時代前期、1616年竣工。こけら葺き、幅七間。
map 33.48557, 130.90212

香椎宮本殿
かしいのみや ほんでん
江戸時代後期、1801年建立。幅三間、檜皮葺。
map 33.65347, 130.45270

旧数山家住宅
きゅう すやまけ じゅうたく
江戸時代末期、1843年建築の大型農家古民家。幅約21m。一般公開。見学については福岡県町村会公式サイトへ。
map 33.51385, 130.90778

b0212342_06122598.jpg旧吉原家住宅
きゅう よしわらけ じゅうたく
江戸時代後期、1825年の竣工。かつては大庄屋だった。一般公開。
map 33.20677, 130.36996

高良大社
こうらたいしゃ
本殿・幣殿・拝殿、大鳥居
江戸時代前期、1661年建立。高良大社は古来から続く九州地方有数の名社で、本格的な権現造り。本殿・幣殿は幅三間、拝殿は幅五間。いずれもこけら葺き。
map 33.30159, 130.56591

七重塔
しちじゅうのとう
鎌倉時代後期、1300年前後に建てられた石塔。太宰府市の閑静な住宅地の一角に建つ。公園の中にあり、常時見学可能。
map 33.5048, 130.52092

b0212342_06130505.jpg住吉神社本殿
すみよしじんじゃ ほんでん
江戸時代初期、1623年の建築。透き塀に周囲を囲まれているため、本殿の建物を間近で見ることはできない。

善導寺
ぜんどうじ
本堂、大門、大庫裏、釜屋、広間、書院、役寮及び対面所、中蔵
本堂は江戸時代後期、1786年の建築。幅七間、瓦葺き。
map 33.33005, 130.60380

太宰府天満宮
だざいふ てんまんぐう
本殿、末社志賀社本殿
本殿は桃山時代の建立。幅五間。檜皮葺。
map 33.52148, 130.53486

多宝千仏石幢
たほう せんぶつ せきとう
平安時代、1084年の建造。現在は九州国立博物館内に所蔵されている。

中島家住宅
なかじまけ じゅうたく
主屋、醤油蔵、酒蔵
江戸時代末期の土蔵造り建築。酒などの製造・販売を行なっていた商家。2020年まで保存修理工事により外観も見ることができない。
map 33.57540, 130.85832

永沼家住宅
ながぬまけ じゅうたく
江戸時代末期、1839年竣工の山地農家住宅。茅葺き。幅20m。日曜日のみ内部一般公開。詳細はみやこ町公式サイトへ。
map 33.5212, 130.95206

筥崎宮
はこざきぐう
本殿、拝殿、楼門、鳥居
本殿は室町時代後期、1545年の建築。九間社流造り、檜皮葺き。
map 33.61459, 130.42340

b0212342_06133852.jpg早鐘眼鏡橋
はやがね めがねばし
江戸時代前期、1674年竣工。灌漑用の水路橋で、水路橋としては日本最古。長崎の石造眼鏡橋と類似している点も注目される。橋まで行く通路には門があり、その門の鍵は付近の「後藤米屋」(あおば薬局の東隣)が管理しているので、そこで鍵を借りる必要あり。2014.12
map 33.01982, 130.46007

平川家住宅
ひらかわけ じゅうたく
主屋、納屋
江戸時代後期、1810年ごろの建築。3つの寄棟造りの茅葺き古民家が接続したような作りになっている。
map 33.27298, 130.83991

風浪神社
ふうろうじんじゃ
本殿、五重塔
本殿は室町時代後期、1560年の建立。三間社流造り。檜皮葺き。
map 33.21122, 130.38676

福岡城 南丸多聞櫓
ふくおかじょう みなみまる たもんやぐら
江戸時代末期、1854年の建築。福岡城跡で現在でも残る数少ない遺構。幅約54m。多聞櫓は防御や倉庫の役割を果たした。内部は非公開。
map 33.58343, 130.38194

普門院本堂
ふもんいん ほんどう
鎌倉時代後期、1300年前後の建築。幅三間、本瓦葺き。
map 33.37328, 130.77149

松延家住宅
まつのぶけ じゅうたく
土間部、座敷部
松延家は和紙などの交易を行なっていた商家。江戸時代末期の土蔵造り建築。内部は非公開。2018.10
map 33.20027, 130.59985

宗像神社 辺津宮
むなかたじんじゃ へつみや
本殿、拝殿
宗像神社は、伊勢神宮、出雲大社に並ぶ格式の高い神社で、境内は辺津宮の他、中津宮、そして絶海の孤島で女人禁制の沖津宮からなる。辺津宮本殿は桃山時代、1578年の建立。五間社流造、こけら葺き。世界文化遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 の構成要素の一つ。参拝に関しては宗像大社公式HPを参照。
map 33.83121, 130.51422

横大路家住宅
よこおおじけ じゅうたく
江戸時代中期、1700年前後の建築で、現存する九州地方の民家では最古と考えられる。曲り家形式。茅葺き。一般公開。詳細は新宮町公式サイトへ。
map 33.70808, 130.46086





国指定史跡

(編集中)

b0212342_06144596.jpg元寇防塁
げんこう ぼうるい


23まで

by h9w457y8i | 2018-10-22 07:53 | 福岡 | Comments(0)

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国指定重要文化財

国登録有形文化財

文化財分布マップ


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国指定重要文化財 旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)



国指定重要文化財



今村天主堂
いまむらてんしゅどう
煉瓦造の大型教会建築。現役の宗教施設として使用されている。一般公開。詳細はちくご観光案内所公式サイトへ。

旧志免鉱業所竪坑櫓
きゅう しめこうぎょうしょ たてこうやぐら
高さ47m、巨大な鉄筋コンクリート造の廃墟。周囲は公園として整備されており、接近は10mくらいまで可能。老朽化に伴い、それよりも内側は立ち入り禁止。西鉄バス「下志免」バス停から徒歩6分。

b0212342_938734.jpg旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)
きゅう ちくごがわ きょうりょう(ちくごがわ しょうかいきょう)
昭和10年(1935年)に竣工した鉄道可動橋。一般公開。かつての線路跡は歩道となっており、徒歩で渡れる。福岡県側(東側)は公園になっている。
map 33.21487, 130.36203

b0212342_20095233.jpg旧日本生命保険株式会社九州支店
きゅう にほんせいめいほけん かぶしきがいしゃ きゅうしゅうしてん
明治42年(1909年)竣工。設計は明治時代に日本の数多く設計した辰野金吾。洋風建築を現在は福岡市赤煉瓦文化館として一般公開。
map 33.59326, 130.40180

b0212342_20101903.jpg旧福岡県公会堂貴賓館
きゅうふくおかけんこうかいどう きひんかん
一般公開。

旧松本家住宅
きゅう まつもとけ じゅうたく
洋館、日本館、壹號蔵(いちごうぐら)、貳號蔵(にごうぐら)
洋館は明治43年(1910年)竣工。木造二階建ての大型洋風住宅。普段は結婚式会場として使われており非公開。毎年春と秋に特別公開される。詳細は北九州市公式観光サイトへ。
map 33.88487, 130.83667

旧門司三井倶楽部
きゅう もじ みついくらぶ

b0212342_942671.jpg三井石炭鉱業株式会社三池炭鉱宮原坑施設
みついせきたんこうぎょう かぶしきがいしゃ みいけたんこう みやはらこうしせつ
明治31年(1898年)建造。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産:製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成要素の一つ。毎週月曜日を除き一般公開。
map 33.01383, 130.45598

南河内橋
みなみかわちばし
JR鹿児島本線八幡駅から、西鉄バス56番系統で終点「上重田(かみじゅうた)」バス停へ。所要時間22分、運行頻度1本/1時間。バス亭から現地まで徒歩3km。

門司港駅(旧門司駅)本屋
もじこうえき(きゅうもじえき)ほんや
木造モルタル2階建ての洋風建築。






国登録有形文化財 (編集中)



b0212342_20104825.jpg石蔵酒造

b0212342_20111214.jpg大牟田市役所 本庁舎旧館

旧三池炭鉱 宮浦坑煙突

by h9w457y8i | 2017-04-05 20:12 | 福岡 | Comments(0)

福岡県/近代文化遺産リスト旧日本生命保険株式会社九州支店トップページ > 見学要領・問い合わせ


普段の見学
開館時間 : 9:00~21:00
休館日 : 月曜日(祝日の場合は翌日)、および12月28日~1月4日
入館料 : 無料
福岡市公式サイト内当該建物紹介ページ
福岡市総合図書館公式サイト




特別公開
建物について、普段公開していない部分についての特別公開の情報は、記事掲載時点では見つけられなかった。
文学に関する催しや展示が随時行われている。→福岡市総合図書館公式サイト




問い合わせ
福岡市文学館へ。



by h9w457y8i | 2015-02-22 09:00 | 福岡 | Comments(0)

福岡県/近代文化遺産リスト > 旧日本生命保険株式会社九州支店 トップページ


国指定重要文化財
旧日本生命保険株式会社 九州支店

きゅうにほんせいめいほけんかぶしきがいしゃ きゅうしゅうしてん


概要
フォトギャラリー
アクセス・地図
見学要領・問い合わせ

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by h9w457y8i | 2015-02-18 09:00 | 福岡 | Comments(0)

福岡県/近代文化遺産三井石炭鉱業株式会社三池炭鉱宮原坑施設トップページ > フォトギャラリー


全ての画像はクリックで拡大できます。

敷地を南方向から 近
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左 敷地を南方向から 遠
右 敷地を西方向から。施設は住宅地の中にあり、かつて巨大な炭鉱があったことをうかがい知ることはできない。
b0212342_17554446.jpgb0212342_17561057.jpg
左 敷地を南西方向から          右 敷地を東方向から
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左 櫓 西方向から 遠     中 櫓 南西方向から 近     右 櫓 南方向から
b0212342_18083992.jpgb0212342_18083572.jpgb0212342_18083147.jpg
櫓 縦 西方向から。
b0212342_18172494.jpgb0212342_18172745.jpgb0212342_18173176.jpg
左 櫓 横 西方向から        右 櫓滑車 横
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櫓の滑車。平成13年(2001年)に防錆塗装を施している。
b0212342_18050282.jpgb0212342_18050995.jpgb0212342_18051632.jpg
巻揚機室 南東方向から
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左 巻揚機室 遠         右 巻揚機室 近
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左 巻揚機室 南方向から       右 巻揚機室 南東方向から
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左 巻揚機室北面壁 遠      中 巻揚機室北面壁 近      右 巻揚機室東面壁
b0212342_18205038.jpgb0212342_18204606.jpgb0212342_18205512.jpg
左 巻揚機室 東面          右 巻揚機室と櫓の間にあった建物
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左 櫓の横にある、かつては建物の一部であったと思われる壁。
中 すぐ横を通る、かつての線路跡。       右 櫓 遠景
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左 壁の基礎        右 現地案内看板
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by h9w457y8i | 2015-02-17 09:00 | 福岡 | Comments(0)

きゅうちくごがわきょうりょう (ちくごがわしょうかいきょう)

昭和10年(1935年)、竣工。

鋼製昇開橋、橋長507.2m。
鋼製ワーレントラス*1 2基、鋼製吊上塔2基、鋼製プレートガーダー*1 13基(可動桁1基を含む)、コンクリート造橋台(きょうだい*1)2基(左岸側翼壁(よくへき*1)を含む)、鉄筋コンクリート造橋脚14基、バランスウェイト及び巻上装置1式(機械室を含む)よりなる。

国指定重要文化財  平成15年(2003年)、指定。
日本機械学会認定機械遺産*1  平成19年(2007年)、認定。






かつては国鉄佐賀線が通っていた鉄道橋。橋桁の一部が上下に昇降するタイプの可動橋としては、日本に現存する最古の橋。*3
2009年の夏から補修工事が行われていたが、昨年の2月にそれが終了したというので、先日訪れてみた。


「旧筑後川橋梁は,有明海に注ぐ筑後川河口より約8.5km上流に位置する昇開式の可動橋である。佐賀線の建設に際して,筑後川の舟運に配慮し,可動橋として計画され,昭和7年4月に起工,同10年5月に竣工した。橋脚及び両端部橋台の下部構造と,可動桁,吊上塔及び控えトラス桁,さらにその両側に配した鈑桁等の上部構造からなり,全体で507.2mと長大である。
旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)は,わが国に現存する最古の昇開式の可動橋として,貴重なものである。大規模な構造躯体と技術的完成度の高い可動装置の設計及び施工を,専門を異にする技術者らの高度な協同作業のもとに実現した,鉄道可動橋建設技術の確立を表徴する遺構として,重要といえる。」*2

「軟弱な地盤と筑後川の干満の差が大きいため、橋脚の掘削作業は困難を極め、建設には大変な苦労があったと伝えられています。橋桁は若津の造船所で組み立てられ、2隻の台船に乗せられたまま潮の干満を利用して橋脚に設置されました。
筑後川は、当時、大型船舶の運航が頻繁だったため、旧国鉄佐賀線設置時に船舶会社と協議し、列車通過以外は船舶が優先されることが約束され、現在でも、可動橋は通常上がっています。」*3

設計は、旧鉄道省の技術者であった坂本種芳、稲葉権兵衛ら。*3



福岡県大川市側=左岸の堤防、河口側から上流方向に向いて撮影。
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大川市側堤防、上流から河口方向に向けて撮影。
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大川市側の、橋の入口。ゲートが設けられており、夜間は閉鎖される。
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吊り上げ塔下から大川市側の堤防を向いて撮影。
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大川市側の吊り上げ塔の下にある管理室。佐賀市側にはない。
管理室の手前にもゲートがある。可動桁が上がっているときは閉じられている。
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吊り上げ塔下、管理室前から、もう一方の吊り上げ塔。
ここに全長24mの可動桁が降りてくる。
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可動桁を下から見上げる。
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大川市側=左岸側の吊り上げ塔の、トラス構造。
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大川市教育委員会が設置した現地案内看板。
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見学メモ

アクセス

<鉄道およびバス>
財団法人「筑後川昇開橋観光財団」が運営する公式ホームページ参照。JR佐賀駅からと、西鉄柳川駅からの二通りの行き方がある。今回の訪問は西鉄柳川駅経由、大川市側=左岸へ。b0212342_9372733.jpg西鉄柳川駅。

b0212342_9382552.jpg西鉄柳川駅前のバスターミナル。ここの2番バス停から乗車。

 ↓
 ↓ 西鉄バス「佐賀駅(バスセンター)」行きで約25分。
 ↓ 「バスセンター」は「BC」と表記されることもある。
 ↓ バスの時刻表、運賃は、西鉄バス公式サイト内、時刻表検索ツール参照。
 ↓ 運行頻度は1時間に2本。350円。
 ↓ JR東日本のsuicaも使えた。ただし、降りるときだけでなく、
 ↓ 乗車時にも昇降口に取り付けられた機械にタッチする必要がある。
 ↓
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「大川橋」バス亭。下の地図の黒アイコン。

 ↓
 ↓ 徒歩約10分。
 ↓
現地

<クルマ>
九州自動車道八女ICより、約16km。あるいは長崎自動車道東脊振ICより、約16km.
佐賀市側の橋のたもとがどうなっているかはわからないが、大川市側は公園として整備されており、見学者用の無料駐車場がある。
b0212342_1055433.jpg大川市側=左岸側の駐車場。


<レンタサイクル>
西鉄柳川駅で自転車を借りられる。5~24時。一日500円。自転車のタイプは、いわゆる「ママチャリ」。詳しくは、西鉄公式サイト内、駅レンタサイクル案内ページ参照。
西鉄柳川駅から現地まで、約8.5km. 経由する道に自転車専用道路はみつけられなかった。


google map

普段の見学
橋の上は遊歩道として整備されており、歩行が可能。ただし、自転車、ペット同伴は不可。
通行できる時間帯は以下の通り であり、夜間はゲートが閉まって立ち入れない。
3月~11月 9時~21時
12月~翌年2月 9時~17時
休業日は月曜日。ただし祝日の場合は翌日。および12月29日~1月3日
また、強風の場合は立ち入れないことがある。
通行は無料。
以上、*3

可動桁の昇降時刻は、公式サイト参照。サイクルは1時間に1回。橋桁が下がっていればその上を歩いて渡ることができる。

(2012年に、昇降橋部分が故障のため、通り抜けができなくなっていたが、2013年6月に復旧し、それ以降は通行可能
特別公開
特になし。

問い合わせ
財団法人「筑後川昇開橋観光財団」が運営する公式ホームページ参照。



*1 用語解説
*2 文化庁文化財等データベース。構造や建設工事などについての更に詳細な解説あり。
*3 大川市側吊り上げ塔の下にある管理室でもらったパンフレットより。
by h9w457y8i | 2012-01-13 11:43 | 福岡 | Comments(4)

石蔵酒造

いしくらしゅぞう

事務所兼主屋(じむしょけんしゅおく)
大正期(1912~1926年)、竣工。
木造2階建、瓦葺、建築面積204㎡、煙突付

主倉(しゅぐら)
明治中期(1883~1897年)、竣工。
木造2階建、瓦葺、建築面積974㎡

西倉及び旧精米所(にしくらおよびきゅうせいまいじょ)
昭和前期(1926~1945年)、竣工。
木造2階建、瓦葺、建築面積429㎡、渡廊下、煙突及び釜場付

国登録有形文化財*1 平成23年(2011年)登録





福岡市随一の繁華街、天神から東に約2km。町の喧騒がちょっと収まった趣のある川のほとりの一角に、この造り酒屋はある。現在、博多に唯一残る造り酒屋。*2


画像の上部が切れているように見えるのは、福岡都市高速道路2号線。
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事務所兼主屋
通りの北側に位置する。間口18mの二階建町家で、桁行に西から土間、事務室、居室の三部分に分かれ、屋根も入母屋と切妻の複雑な構成となる。一階に平格子、二階に漆喰仕上げの大壁に銅板貼の両開戸を設けるなど、意匠性豊かな表構えをつくる。*5
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正面入口の上に、なにか大きな球体がぶら下がっていた。…なに??
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中庭より。
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主倉
事務所兼主屋の北に位置する。東西棟の切妻造桟瓦葺で、南・北面全面に下屋を付設。桁行39m、梁間は併せて26mに及ぶ。妻面は下見板張とし、鉢巻などを漆喰で仕上げる。二階建で、トラス組が豊かな内部空間をつくる。大規模な酒造倉の一例。*4
内部はきれいに改装され、土産物を売る売店であったり、小ホールやレストランになっている。
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西倉及び旧精米所
敷地の西隅に位置する。通り沿いの旧精米所とその北の西倉からなり、事務所への渡り廊下を付設する。いずれも切妻造桟瓦葺で、西面妻は下見板張、南面は腰高に下見板を張り、上部漆喰仕上げ。下見板の黒色と漆喰の白の鮮やかな対比が趣ある外観をつくる。*3
内部は150人収容のホールに改装されている。
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見学メモ

アクセス
<鉄道>
福岡市営地下鉄箱崎線「千代県庁口」駅から、約600m(徒歩約8分)。
福岡市営地下鉄空港線「祇園(ぎおん)」駅から、約800m(徒歩約10分)。
JR「博多」駅、および福岡市営地下鉄空港線「博多」駅から、約1.1km(徒歩約14分)。
<バス>
JR博多駅から。西鉄バス「博多駅前A」停留所から行き先番号15「ゆめタウン博多」行きに乗車、「福高前」停留所下車、徒歩約1分。行き先番号15(一般的なバス会社で言うところの系統番号と思われる)は、一本の路線ではなく、途中で分岐したりしており、行き先がいくつかに分かれているようだ。バスを利用する際は、一度西鉄バスに問い合わせてから乗ったほうが安心だと思う。そのほか、路線図、料金、時刻表などのバスの詳細については、西鉄バス公式ホームページへ。
<クルマ>
施設付属の駐車場があるかどうかは不明。下記問い合わせ先に聞いてみること。多分、あると思われ。
周辺に一時駐車場は見つけられなかった。


google map

普段の見学
事務所、主倉、精米所に囲まれた中庭と、売店などの施設の中には、施設が開いていれば自由に入れる。主倉、西倉のホールには入れるかどうか不明。下記問い合わせ先に聞いてみること。

特別公開
情報は見つけられなかった。

問い合わせ
石蔵酒造へ。



*1 用語解説へ。
*2 石蔵酒造公式サイトより。
*3 文化庁文化財等データベース
*4 文化庁文化財等データベース
*5 文化庁文化財等データベース
by h9w457y8i | 2011-10-04 09:28 | Comments(0)

すみよしじんじゃ ほんでん

1623年竣工。*1
住吉造(すみよしづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)
国指定重要文化財 大正11年(1922年)指定




竣工が江戸時代前期、かつ神社建築ということで、ちっとも「近代文化遺産」ではないが。
出張で福岡に出向いた際、宿泊先のホテルから徒歩圏内に国の重要文化財があるということで、訪れた。

住吉神社そのものができたのは1800年以上前とされ、国家鎮護や船舶守護の神様として信仰されてきた。全国に2000以上ある住吉神社の中でも最古と言われる(大阪の住吉神社本殿は国宝だけど)。現在の立地は海岸線から2.5kmほど内陸だが、中世の終わりごろまで博多湾はこのあたり一帯まで大きく湾入しており、当時は河口に突き出した場所に建っていた。*1, *2

神社に祭られている神様、歴史、建築様式の解説などは、住吉神社公式ホームページを参照。






神社の正面入口。神社の西側に当たる。
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鳥居の奥に見えるのは、神社の神門。
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拝殿。人間が神様にお祈りをする場所。このすぐ奥に、神様のいる場所=本殿がある。
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拝殿の前より。奥の本殿が垣間見える。正面の丸く光っているのは、御神体?の鏡?
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本殿は、このように回廊のような柵に取り囲まれており、接近することはできない。撮影も屋根のみとなってしまう。このように本殿に接近できない神社はよくある。
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見学メモ

アクセス
<鉄道>
JR「博多」駅、および福岡市営地下鉄空港線「博多」駅から、約800m(徒歩約10分)
福岡市営地下鉄七隅線「渡辺通(わたなべどおり)」駅から、約850m(徒歩約11分)
西鉄「西鉄福岡」駅から、約1.2km(徒歩約15分)
<バス>
西鉄バス「住吉」停留所から、徒歩2分。多くの系統のバスがこの停留所に停まる。博多駅発、天神発、渡辺通駅経由もあり。路線図、時刻表、料金など詳しくは西鉄バス公式ホームページ参照。
<クルマ>
神社内に50台収容の駐車場あり。


google map

普段の見学
記事内にリンクのある神社ホームページには、境内への入場時間の指定はなかった。一方、本殿は上記記事にあるとおり、回廊状の塀の内側にあり、普段は塀の中に入ることはできない。内部も非公開で、拝殿から奥をのぞき見るようにするのみ。

特別公開
情報は見つけられなかった。

問い合わせ
住吉神社社務所へ。



*1 福岡市教育委員会による現地案内看板
*2 住吉神社公式サイト内、神社についての解説 
by h9w457y8i | 2011-10-03 11:07 | 福岡 | Comments(0)

おおむたしやくしょ ほんちょうしゃきゅうかん

昭和11年(1936年)、竣工。

鉄筋コンクリート造4階建、建築面積1378㎡、塔屋付

国登録有形文化財*1  平成17年(2005年)、登録。








JR大牟田駅のすぐ東側に建つ。
建物の幅は62m。中央背面には市議会議場が張り出している。縦長窓を密に配した採光に配慮したつくりで,複数の蛇腹と中央部の柱形で外観を引きしめる。正面中央部には大きく庇(ひさし)の突き出た玄関や5層の塔屋を設け,中心性を強調し重厚な印象を与えるなど、当時の官庁建築の特徴を現している。
この建物は数少ない現存する昭和初期の官庁建築のひとつであり、当時の大牟田の発展を今に伝える貴重な文化財である。*2 *3

本市の都心部のほとんどが焦土化した第二次世界大戦の戦火にも耐え抜いた貴重な建造物であり、戦火を耐え抜いた“証”として、戦時中使用された、
 1.高射砲の台座(屋上北側)
 2.防空監視用のコンクリート製哨(屋上南側)
 3.防火用水槽(本庁舎中庭)
などが今も残されている。
防火用水槽にいたっては、非常に小さなものだが、今もなお手洗い場の水受けとして利用されている。
庁舎内部は、基本的には建設当時の漆喰壁であり、大理石を利用した階段や廊下もそのままだが、老朽化とニーズの変化に合わせ、木枠の窓からサッシへと、また、空調設備の設置、OA化の進展に伴うOA機器の新たな設置、改修工事など、建設当時のいでたちはなくなりつつある。
そのような中でも、現在の総合政策課行財政改革推進室や教育委員会事務局の執務室には、飾りが施された天井や漆喰壁、今は使用されていないマントルピース(暖炉)など、建設当時そのままのものも残されている。*4




JR大牟田駅前、国道208号線より。
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正面玄関。階段の上には、大きく張り出したひさし。
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b0212342_15194970.jpg正面玄関の上には、「大牟田市庁」の看板。


5層の塔屋。
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b0212342_15231868.jpg市庁舎の前にある、自動販売機。よーく見てみると。

飲み物の自動販売機に埋め込まれた、現地案内看板。こういう設置のしかたは初めて見た。
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見学メモ

アクセス
<鉄道>
JR大牟田駅東口から徒歩約3分。
西鉄大牟田駅から徒歩約4分。(これら二つの駅は隣り合っている)
<クルマ>
九州自動車道「南関」ICから、県道10号および国道208号線経由、約12km。
市庁舎の東側に、来庁者用有料駐車場がある。ただし、「平日業務中の用務以外での利用はご遠慮ください」という記載があるので、見学のために駐車していいかどうかは、下記問い合わせ先に聞いてみたほうがいいかもしれない。
これ以外の駐車場としては、大牟田駅東口に20台分ほどのコインパーキング(タイムズ)があった。


google map

普段の見学
外観の見学は自由。建物内部、屋上、中庭、塔屋に関しては不明。

特別公開
情報は見つけられなかった。

問い合わせ
内部、屋上、塔屋などの見学については、大牟田市役所企画総務部総務課へ。自分は問い合わせなかった。




*1 用語解説
*2 文化庁文化財等データベース
*3 現地案内看板
*4 大牟田市公式サイト内市庁舎案内ページ
by h9w457y8i | 2011-07-01 16:05 | 福岡 | Comments(3)

きゅうふくおかけんこうかいどうきひんかん

国指定重要文化財
明治43年(1910年)、竣工。
木造、モルタル仕上げ、建築面積396.3㎡、二階建、玄関ポーチ付、スレート及び鉄板葺、一部桟瓦葺




福岡市の市街地。
中州と天神に挟まれた、まさに街の中心部。
そこの公園の中に、重要文化財の典型的な洋館がある。
しかも、リニューアルされたばかり。


b0212342_342450.jpg 左岸が、中洲。


b0212342_354535.jpg そして、右岸に公園。


b0212342_373356.jpg 公園入口。
奥に洋館が見える。


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もともとは、第13回九州沖縄八県連合共進会の開催に際し、会期中の来賓接待所を兼ねて建設された。
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b0212342_3183111.jpg建物東面。

こちらには
1Fにカフェ063.gifがある。

このときは
早朝のためか、
閉店中だった。026.gif


b0212342_3261372.jpg玄関ポーチの屋根の上。
柵があって上がれるようだ。
何かと思ったら、
「運動場」
狭いし、かなり目立つ。
朝のラジヲ体操用…?


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b0212342_3361439.jpgb0212342_3365529.jpg

数年前に改装工事を経ていて、外観は、デザインこそ歴史を感じさせるが、築100年以上を経ているような古びた感じはない。
…改装の仕方が、ちょっとピカピカ過ぎるような気もしないでもないけれど039.gif

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入館料240円を支払って、中に入る。

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b0212342_34208.jpg1階、遊戯室。


1階、食堂。                               1階、廊下。
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b0212342_3445287.jpg1階南側にある
洋風浴室。
ちゃんとタイル張りだ。
でも冬は
ちょっと寒そうだなー


2階廊下。
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b0212342_3503389.jpg2階食堂。


2階貴賓室。
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b0212342_3521081.jpg2階貴賓室の一角は
八角塔のあるでっぱりに。
これはその天井部分。


b0212342_3534123.jpg貴賓室の天井。
淡いブルーで空と雲。
とてもきれいで、
こんな画像で
申し訳ない…


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内部は手入れが行き届いており、ヘンなピカピカ感もない。
シンプルながらも重厚な造りは、さすが明治時代の洋館!
外観の見学だけで通り過ぎてしまうのは、余りにもったいない。と思う。

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「木造二階建の洋風建築で、外装は石造に擬したモルタル仕上げとし、内部の貴賓館などの諸室は、瀟洒な意匠が施されている。 
この建物は当初の形がよく保存されていて、数少い明治時代の木造公共建築の遺構として貴重である。
福岡県技師の三條栄三郎の設計である。」
文化庁データベースより


建物の歴史や、建物自体の更に詳しい解説、開館時間、閉館日などは、管理者公式サイト参照。

google map




全国の近代文化遺産リスト
by h9w457y8i | 2011-02-11 06:10 | 福岡 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。