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サイトマップ > 千葉県 江戸時代以前の文化財 > 大原幽学遺跡

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大原幽学 旧宅

大原幽学(おおはら ゆうがく)は、江戸時代後期に現在の千葉県旭市で農村改革運動を指導した人物です。道徳と経済の調和を基本とした「性学(せいがく)」を説き、世界初の農業協同組合である「先祖株組合(せんぞかぶくみあい)」を立ち上げ、農民たちが協力し合って自活できるように各種の改革を行なっていきました。しかしこの活動が江戸幕府から反体制の疑いを受けることとなり、有罪の判決を受けた幽学は、失意の中、1858年に自害しました。
昭和27年(1952年)、幽学の旧宅、自害した地に建てられた墓、そして宅地・耕地の地割が、学術産業に関する遺跡の好例として評価され、国の史跡に指定されました。


大原幽学遺跡 フォトギャラリー(51枚)




アクセス(行き方)



大原幽学遺跡 旧宅はマーカー8
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公共交通機関でのアクセスの便はあまり良くないので、JR旭駅かJR小見川駅からタクシーか、クルマでのアクセスをオススメします。

最寄りの駅から徒歩
徒歩圏内(道のりで3km以内)に最寄り駅はありません。
敢えて言えば、JR総武本線 旭駅が一番近く、徒歩約1時間45分(8km)。


バス
現地から1.8kmのところにバス停はありますが、平日は1〜2時間に1本、週末は2〜3時間に1本しかなく、これを利用してのアクセスもあんまり現実的ではないでしょう。
一応、利用する場合の情報を書いておきます。

JR 総武本線 旭駅から、千葉交通 小見川(おみがわ)駅行きバスに乗車。
運航頻度 2時間に1本程度。乗車時間 約15分。
運賃 350円。全国共通交通系ICカードが利用できるかどうかは不明。2019.2
「中和(ちゅうわ)」バス停(上の地図、マーカー3)で下車。
バス停から現地まで、徒歩約20分(1.4km)。

このエリアの千葉交通 路線バスの時刻・料金検索は、NAVITIMEなどの一部の乗り換え案内アプリが対応しています。
Google Map ルート案内機能は対応していません。2019.2


駐車場
二つの施設付属無料駐車場があります。

1つめ。遺跡公園に近く、収容台数は10台程度。
入口は上の地図、マーカー1。

2つめ。こちらは遺跡公園からやや離れていますが、舗装された大掛かりな駐車場で、耕地地割のすぐ近くです。
入口は上の地図、マーカー2。

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駐車場 2から遺跡公園まで、耕地地割の横を通っていきます。
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遺跡公園の入口。上の地図、マーカー5。
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大原幽学の墓所(上の地図、マーカー6)は、駐車場 1から徒歩約13分(900m)、駐車場 2から徒歩約14分(1km)のところにあります。

墓所の駐車場ではありませんが、墓所への入口の道端が広くなっており、そこに車を停めることができると思います。周辺に駐車禁止の標識はありません。

下の画像、坂の左側。上の地図、マーカー4
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見学のしかた



「大原幽学遺跡」の周辺は史跡公園として整備され、記念館や国の史跡に指定されている「旧宅」があります。
公園の開園時間、休園日についての最新情報は、大原幽学記念館公式サイトを参照してください。

2019.2
開園時間 9:00〜16:30
入園料 無料(記念館の入館料は300円)
休演日 月曜日、祝日の翌日、年末年始。

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旧宅

幽学が設計した教導所でしたが、その後この場所に移築され、幽学が住居として使用しました。
元々は茅葺きの屋根でしたが、大正時代に現在の銅板葺きに改修されました。
全ての用材に6つずつ節のあるものが使われていること、便所が立派なのが特徴だそうです。

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訪れたのは平日の昼で、建物の周りや中には人はいませんでした。
「建物内、立ち入り禁止」の看板が掲げられていました。

旧宅周辺はこのように塹壕のように通路が掘られていました。
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こちらは耕地地割。上の地図、マーカー7
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大小の田んぼが急斜面に点在する耕地を、幽学の指導で現在とほぼ同じ区画に整理したものです。これで格段に作業効率が上がり、水害にも強くなったと言います。

そしてこちらは大原幽学の墓所。62歳で失意のうちに割腹自殺した場所です。一般の墓地の中にあります。上の地図、マーカー6。
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上の地図、マーカー4から墓所までの道。
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国の史跡には指定されていませんが、史跡公園内にある、旧林家住宅。かなり立派な古民家です。
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公園内にある大原幽学記念館。今回は立ち寄りませんでした。
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大原幽学遺跡 フォトギャラリー(51枚)

文化財分布マップ

この記事は、現地案内看板
旭市公式サイト
などを参照しています。

by h9w457y8i | 2019-04-21 07:09 | 千葉 | Comments(0)

本庄ダム 本庄水源池

サイトマップ > 広島県 近代文化遺産 > 本庄水源地堰堤水道施設 > 施設解説・訪問記



本庄水源地堰堤水道施設への行き方・見学案内は、前回のページを参照してください。


広島県呉市にある、国指定重要文化財のこの水道施設。
大正7年(1918年)に完成した立派なダムをはじめとする土木遺産であると同時に、現役の上水道施設でもあります。

前から行ってみたかったのですが、普段の見学は要予約、平日のみ、水道学習の機会として、ということなので(詳しい見学のしかたは前回のページを参照)、二の足を踏んでいたのですが。

桜の開花時期には予約なしで見学できる特別公開を実施しているというので、先日、行ってきました。


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県道31号線、呉市街側から、上の地図、青マーカー2の場所。郵便ポストがある横道を右に曲がります。ポストのすぐ横には、「水源池前」バス停があります。
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水源地、ダム下広場へのゲート。普段は閉まっています。近くに立っていた誘導員の方の案内に従って、このゲートの中にクルマを乗り入れます。
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ダムが見えるところまでクルマを進めれば、あとはどこにクルマを停めてもいいような感じでした。
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↓ ダムの上からみたところ。アスファルトが敷かれているところにクルマを停めました。
画像の下部分に写っている階段は、文化財の構成要素。
一方、右側の赤丸も、文化財を構成する「丸井戸」。結構デカイです。
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国の重要文化財に指定されているのは、堰堤(ダム)、丸井戸、第一量水井、階段の4つです。

堰堤(えんてい)=ダム。上の地図、赤マーカー4。高さは25m、ダム上辺の長さは97mあります。
ダム正面
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壁面拡大。柵があり、これ以上は近づけません。
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壁面下部
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ダムの上から。
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↓ 丸井戸。上の地図、赤マーカー2。ダム下の広場にあり、直径は約10m。ダム湖の水ではなく、隣を流れる二河川(にこうがわ)から直接取り入れた水の石や砂をここで沈殿させてから、第一量水井に送っていました。
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第一量水井(だいいちりょうすいせい)。ダム下広場にあります。赤マーカー3。長さ約15m。ダムの取水塔と丸井戸から来た水をここに集め、取水場に送ります。
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拡大
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ダムの上から。
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堰堤の横に付けられた階段。上の地図、赤マーカー1。堰堤の下からてっぺんまで登るためのものです。
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堰堤の横に付いています。
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重要文化財 現地案内看板
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丸井戸と二河川の間の歩道から、ダムの上に上がることができます。
上の地図、青ライン。
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ダムの上の広場。左奥は呉市上下水道局の建物。文化財ではございません。
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ダム上辺。柵があってこれ以上ダムには近づけません。
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ダム湖。
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ダム湖の真ん中には水神様が。ダム湖百選にも選ばれています。
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広島市内では満開は過ぎていましたが、ここは標高200mで山奥であるせいか、満開をちょっと過ぎた感じ。
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ダム上の広場には30分ほどいましたが、ずっと自分一人でした。お天気も良く、穏やかで静かなお花見を満喫できました。
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本庄水源地堰堤水道施設 フォトギャラリー(52枚)

このページは、
呉市公式サイト
文化庁国指定文化財等データベース
現地案内看板
などの記述を参照しています。

by h9w457y8i | 2019-04-17 09:13 | 広島 | Comments(0)

サイトマップ > 広島県 近代文化遺産 > 本庄水源地堰堤水道施設
本庄ダム 本庄水源池

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本庄水源地 堰堤水道施設(ほんじょうすいげんち えんていすいどうしせつ)は、旧日本海軍・呉鎮守府(ちんじゅふ)専用の上水道供給源として、大正7年(1918年)に竣工した施設です。設計は呉海軍経理部建築科が手がけました。一方、もともと沼や沢を埋め立てた土地が多かった呉市では、井戸水の質がとても悪く、疫病がしばしば流行していました。そこで施設の完成後、呉市は海軍から水の供給を受けることとなりました。
堰堤は重力式コンクリートダムで、美しい石張りで装飾されています。旧海軍土木技術の粋を集めた施工精度はとても高く、また当時の施設がそのまま残り、現在も呉市の主な上水道施設となっている点も高い価値があります。これらのことから、平成11年(1999年)、施設を構成する堰堤(ダム)、丸井戸、第一量水井(だいいちりょうすいせい)、階段が国の重要文化財に指定されました。また、ダム湖は「本庄貯水池」としてダム湖百選に選ばれています。


本庄水源地堰堤水道施設 フォトギャラリー(52枚)




アクセス



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最寄りの駅から徒歩
徒歩圏内(道のりで3km以内)に鉄道の駅はありません。

あえて言うなら、道のりで6.4kmのところにJR天応(てんのう)駅があります。
ただし駅から現地までは標高差で200mの登りとなっていて、結構キツいと思います。


バス
広島電鉄バス(広島バスとは別です) 水源池前 バス停(上の地図、青マーカー1。2付近)から現地まで、徒歩約4分(300m)。

広島電鉄バスの時刻、料金検索は、各種乗り換え案内アプリやGoogle Map ルート案内機能が対応しています。

全国共通交通系ICカード利用可能。

JR呉駅からだと、
呉駅前 1番バスのりば(上の地図、青マーカー4)から、
21-1系統 熊野営業所 行きバスに乗車。
 ↓
[運賃] 360円
[運行頻度] 1時間に2〜4本
[乗車時間] 約30分
 ↓
水源池前 バス停下車。


駐車場
春の特別公開時は、水道局敷地内、堰堤(ダム)下の広場が無料の臨時駐車スペースになります。

県道31号線沿い、臨時駐車スペースへの入口。青マーカー2
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水源地の入口。普段はこのゲートは閉まっています。ここからクルマを乗り入れます。
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↓ 堰堤(ダム)の上から見た敷地。特に駐車するスペースは決まっていないので、適当に停めます。
なお、右側の赤く囲った部分は「丸井戸」です。
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見学のしかた


本庄水源地堰堤水道施設は、呉市上下水道局が管理する現役の上水道施設です。
重要文化財に指定された施設はやや奥まったところにあるので、すぐ隣を通る県道31号線からも、見ることはできません。

呉市上下水道局の公式サイトによると、普段は安全管理のために一般市民の立ち入りは禁止ですが、水道学習のための施設見学なら、平日に要予約で見学を受け付けています。

また毎年、桜の開花時期には堰堤周辺が特別公開され、敷地内でお花見を楽しむことができます。
重要文化財に指定された各施設を見学することもできます。
予約は不要です。

特別公開される日時については、呉市上下水道局に問い合わせてください。
2019年は3月23日(土)〜4月14日(日)に公開されていました。

下の画像は、2019年春、いずれも堰堤の上で撮ったものです。
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国の重要文化財に指定された施設の説明や訪問記


本庄水源地堰堤水道施設 フォトギャラリー(52枚)

文化財分布マップ

この記事は、
呉市公式サイト
文化庁国指定文化財等データベース
現地案内看板
などの記述を参照しています。

by h9w457y8i | 2019-04-15 09:38 | 広島 | Comments(0)

サイトマップ > 広島県 近代文化遺産



国指定重要文化財

国登録有形文化財

国指定史跡

文化財分布マップ


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国指定重要文化財 本庄水源地堰堤水道施設



国指定重要文化財



b0212342_13321853.jpg旧呉鎮守府司令長官官舎(呉市入船山記念館)
きゅう くれちんじゅふ しれいちょうかん かんしゃ
洋館、和館
明治38年(1905年)の竣工。洋館は来賓のため、和館は居住のための棟で、和館は洋館の背面に接続している。双方とも一般公開。保存状態は非常に良く、経年の趣も良い。詳細は入舟山記念館公式HPを参照。
map 34.24032, 132.56393



b0212342_13324864.jpg世界平和記念聖堂
せかい へいわきねん せいどう
昭和29年(1954年)竣工。原爆による犠牲者を追悼するために建てられたカトリック聖堂。地上3階、地下1階。現役の宗教施設。地下聖堂も含め内部見学可能。詳細は世界平和記念聖堂公式HP参照。
map 34.39565, 132.46781



b0212342_13410636.jpg広島平和記念資料館
ひろしま へいわきねんしりょうかん
昭和30年(1955年)竣工。原爆被害の実態を紹介する資料館。柱の断面やその配置などに特徴があり、建築物として国際的にも高い評価を受けている。2019年4月25日に改修工事が終了。詳細は広島市公式サイト内、広島平和記念資料館ホームページ参照。
map 34.39173, 132.45234



b0212342_13452464.jpg本庄水源地 堰堤水道施設
ほんじょうすいげんち えんてい すいどうしせつ
堰堤、丸井戸、第一量水井、階段
大正7年(1918年)竣工。旧日本海軍呉鎮守府への給水目的で建造され、現在は呉市上水道の主な供給源となっている。大型の重力式コンクリートダムを始めとする構造物には、石張りの装飾が施されている。見学可能。要予約。毎年3月中旬〜4月上旬に特別公開が実施され、事前予約は必要ない。
map 34.30689, 132.56153







国登録有形文化財

(一部)

b0212342_13484248.jpg呉市 入船山記念館
くれし いりふねやまきねんかん
休憩所(旧東郷家住宅離れ)、旧高烏(たかからす)砲台火薬庫(左画像)
火薬庫は明治35年(1902年)竣工。花崗岩を積み上げた重厚な倉庫。幅約8m。一般公開。詳細は入船山記念館公式HPを参照。
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国指定史跡

(一部)

b0212342_17200007.jpg原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
げんばくどーむ
昭和20年(1945年)8月6日、この建物の上空600mで原子爆弾が爆発。20万人余りが死亡し、半径2kmが廃墟と化した。その惨禍を後世に伝え、核兵器廃絶と恒久平和を求めるシンボルとして保存されている。平成8年(1996年)には世界文化遺産に登録された。元の建物は大正4年(1915年)に竣工。
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by h9w457y8i | 2019-04-14 09:02 | 広島 | Comments(0)

サイトマップ > 東京都 近代文化遺産 > 虎ノ門大坂屋砂場店舗

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虎ノ門大坂屋砂場(とらのもん おおさかや すなば)は、明治5年(1872年)から140年以上続く老舗蕎麦屋です。「大坂屋」「砂場」の名前の由来はWikipediaになぜかかなり詳しく解説されています。現在ある建物は大正12年(1923年)に建てられたもので、直後の関東大震災や戦時中の空襲でも生き残り、現在に至っています。街のランドマーク的存在として地域に親しまれ、平成23年(2011年)、国土の歴史的景観に寄与しているとして、国の登録有形文化財となりました。


虎ノ門大坂屋砂場 フォトギャラリー(16MB)




アクセス



店舗は青マーカー1
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駐車場
店舗付属の駐車場はありません。

店舗周辺には多数の時間貸駐車場があります。
NAVITIME 駐車場検索ページにて、「名代虎ノ門」で検索。






見学のしかた


現役の蕎麦屋として営業中。

店舗の公式HPはありません。

営業時間、定休日などは食べログなどのサイトを参照してください。


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店舗1F。それほど広くありませんし、思ったほどのレトロ感もありません。シンプルな店内です。
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シンプルに、きつねそば+お餅トッピングを注文してみました。
900円。
...うーん、至ってふつーのお蕎麦でした。
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相席になった常連らしきおじさんは、シンプルに盛りそばを召し上がっていました。
そっちの方が良かったのかな?


虎ノ門大坂屋砂場 フォトギャラリー(16MB)

文化財分布マップ

このページの記載は文化庁国指定文化財等データベースを参照しています。

by h9w457y8i | 2019-04-06 08:55 | 東京 | Comments(0)

サイトマップ > 茨城県 江戸時代以前の文化財 > 佐竹寺本堂

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佐竹寺(さたけじ)は、平安時代に花山天皇の祈願で創建された真言宗の古刹です。当時は現在地から700mほど離れた場所に建てられ、観音寺と称していたそうです。その後、鎌倉時代から江戸時代にかけて常陸国を支配した佐竹氏の祈願所となり、一時は廃れて戦火にも見舞われましたが、室町時代後期の1546年、現在地に本堂が再建されました。正面の火頭窓(かとうまど)や柱、組物などに桃山建築の先駆けとしての様式が見られるとされています。
明治39年(1906年)に旧国宝に指定、そして戦後に改めて重要文化財に指定されました。


佐竹寺本堂 フォトギャラリー(28枚)




アクセス



佐竹寺本堂はマーカー3
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最寄りの駅から徒歩
JR常陸太田(ひたちおおた)駅から、徒歩約38分(2.6km)。


バス
一応、現地から徒歩1分のところに、茨城交通「天神」バス停(上の地図、マーカー2)があります。
JR常陸太田駅前から乗車して、乗車時間約30分。
ですが、1日に2本しか運行していません。
拝観に使うには現実的ではないでしょう。

JR常陸太田駅前にタクシー乗り場があります。


駐車場
参拝者用の無料駐車場があります。
上の地図、マーカー1。
収容台数 4台。
いつでも駐車できるようです。

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見学のしかた


境内に入るための門はありますが、拝観時間などの記載はなかったので、常識的な範囲で、いつでも拝観可能かと思われます。

拝観者用駐車場のすぐ横に、仁王門が建っています。
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仁王門の中から本堂とは逆方向。
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仁王門の下から、本堂を臨みます。
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屋根は茅葺きとなっています。
古びてはいますが、それがまたいい味になっていると思います。
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正面中央にはこけら葺きの唐破風が設けられています。
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壁のない柱が立ち並ぶ部分は、外陣(げじん)と言います。
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本堂の裏側。改めて、その大きさを実感します。茅葺きの仏殿としては異例の大きさでしょう。
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軒下。
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正面周辺には、千社札が鬼のように貼り付けてありました。
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そして柱の上には、象?や獅子?の彫り物が。
これも桃山建築先駆けの証なのでしょうか。
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現地案内看板
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佐竹寺本堂 フォトギャラリー(28枚)

文化財分布マップ

このページの記載は、常陸太田市公式サイト
現地案内看板
などを参照しています。

by h9w457y8i | 2019-04-04 07:53 | 茨城 | Comments(0)

サイトマップ > 千葉県 近代文化遺産 > 滑川家住宅

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滑川家(なめかわけ)は利根川の下流近く、千葉県側の旧銚子街道沿いにあり、代々名主を勤め海運業に従事してきた家です。主屋(メインとなる建物)は明治6年(1873年)ごろの建築で、座敷は加賀藩前田家の下屋敷を買い受けて移築したとされており、格調高い室内となっています。上の写真にある長屋門は、幅約15mの堂々とした重厚な門で、江戸時代末期に建てられたものと推定されます。
主屋と長屋門が、平成29年(2017年)に国の登録有形文化財になりました。


滑川家住宅 フォトギャラリー(16MB)




アクセス



滑川家住宅は黄色マーカー5
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滑川家住宅は住居として使われており、一般公開はされていません。2019.2
旧銚子街道から立派な長屋門は見ることができますが、主屋はその外観すら見ることができません。
ですので、わざわざ見学に行く価値があるかと言われれば、それはない、ということになると思いますが、
まあ一応、アクセスの仕方を以下に書いておきます。


最寄りの駅から徒歩
JR椎柴(しいしば)駅から、徒歩約6分(450m)。
椎柴駅はJR成田線の駅で、無人駅。運行頻度は1時間に1本。


バス
JR椎柴駅前の「椎柴駅(しいしばえき)」バス停(上の地図、黄色マーカー1)から、千葉交通「豊里ニュータウン第四」方面行きバスに乗車。
乗車時間 1分。運賃 160円。運行頻度は1日に4本のみ。
滑籐薬局(なめらふじやっきょく)バス停(上の地図、黄色マーカー2)下車。バス停から現地まで徒歩0分。

時刻表など詳細は、千葉交通公式サイトを参照。
千葉交通のこの路線の時刻・運賃検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能では対応していないようです。


駐車場
当然ながら、見学者用の駐車場などありません。

現地近くの野尻郵便局付近、かつて店舗だった建物の前庭を郵便局の駐車場にしたところ(上の地図、黄色マーカー3)があります。
「郵便局駐車場」の案内看板が出ています。
その駐車場から現地まで、およそ70m。
郵便局で切手でも買って、門を見に行ってはどうでしょうか。
自分はそうしました。






見学のしかた


滑川家住宅は現在も住居として使われているため、見学はできません。2019.2
特別一般公開の情報もありません。

長屋門は旧銚子街道に面していますので、門の外観だけは見ることができます。

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滑川家住宅 フォトギャラリー(16MB)

文化財分布マップ

この記事は千葉県公式サイトを参照しています。

by h9w457y8i | 2019-04-03 18:28 | 千葉 | Comments(0)

サイトマップ > 千葉県 近代文化遺産 > 磯角商店主屋

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磯角商店(いそかくしょうてん)はかつて銚子の廻船問屋でした。この主屋は昭和28年(1953年)に建てられたもので、和風ベースの住宅の南面に洋風の応接間を設け、その一部が外に突き出ています。またガラスブロックの塀も一部に設けています。2階には船底状の折上天井(おりあげてんじょう。一部が上に凹んだ天井。室内空間を広く見せる工夫)の座敷があり、鯛や帆掛船の彫刻など、随所に廻船問屋を意識したデザインが取り入れられています。
平成26年(2014年)、国土の歴史的景観に寄与している建物として、国の登録有形文化財となっています。



アクセス



磯角商店主屋は青マーカー3
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最寄りの駅から徒歩
銚子電気鉄道 観音駅から徒歩約8分(600m)。


バス
JR および 銚子電気鉄道 銚子駅前 4番バス乗り場から、ちばこうバス(千葉交バス) 川口・ポートセンター行きバスに乗車。
乗車時間約5分、190円。全国共通交通系ICカードが使えるかどうかは不明。
浜町(はままち)バス停(上の地図、青マーカー1。3付近)で下車。
現地まで徒歩1分。


駐車場
普通の住宅なので、見学者用の駐車場はありません。

現地から徒歩4分のところに、銚子漁港 第一卸売市場 市営駐車場(入口は上の地図、青マーカー2。3の近く)があります。
営業時間は不明ですが、おそらく24時間開いていると思われます。無料。

周辺には海に面したもっと広い駐車場が複数ありますが、いずれも卸売市場関係者用であり、観光目的のクルマは駐車禁止です。






見学のしかた


磯角商店 主屋は現在も住人の方がお住いの建物であり、内部は一般公開されていません。2019.3

2015年に内部の特別公開を行った記事は見つけましたが、それ以降、特別公開を行った情報はありません。
気になる方は、銚子市の文化財保護を主管している銚子市教育委員会に問い合わせてみてください。


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磯角商店主屋 フォトギャラリー (16MB)

文化財分布マップ

この記事は千葉県公式サイトを参照しています。

by h9w457y8i | 2019-03-31 07:52 | 千葉 | Comments(0)

サイトマップ > 愛知県 江戸時代以前の文化財 > 名古屋城

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国指定重要文化財 名古屋城 西北隅櫓

名古屋城は、戦国時代の武将、今川氏親(いまがわ うじちか)が建てた那古野(なごや)城の跡に徳川家康が建て直した城です。江戸時代は尾張徳川家の居城であり、明治時代に入ってからも大小の天守閣は残っていましたが、1945年の空襲でほぼ消失してしまいました。その際に焼け残った3つの櫓(やぐら・城敷地の隅に防御と見張りの目的で造られた建造物)と3つの門が、国の重要文化財となっています。いずれも江戸時代初期の1612年頃の建築です。またその城跡は、近世城郭の代表的なものとして学術上の価値が非常に高いとされ、国の特別史跡にも指定されています。


東南隅櫓
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西南隅櫓。
左奥に大天守の屋根が写っていますが、これは戦後に再建されたコンクリート製で、文化財ではありません。
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西北隅櫓
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表二の門
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旧二之丸東二之門
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二之丸大手二之門の画像はありません。


名古屋城 フォトギャラリー(158枚)




アクセス



名古屋城の重要文化財は、黄色マーカー5〜10
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名古屋城の敷地に入るには、二つの入口があります。

名古屋城の東側入口。上の地図、黄色マーカー2
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こちらは西側の入口。上の地図、黄色マーカー1
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駐車場
施設付属有料駐車場が二つあります。

入口は、上の地図、黄色マーカー3と4。
営業時間、料金などは名古屋城公式サイトを参照してください。

2019.3
[営業時間] 08:45〜21:30(二の丸東駐車場は22:30まで)
[料金] 30分ごとに180円
[休業日] 年末年始(12/30〜1/1)






見学のしかた


二之丸大手二之門以外の門と櫓は、名古屋城の有料区画にあります。

開園時間、入園料、休園日、イベントなどに関する情報は名古屋城公式HPへ。

2019.3
[開園時間] 9:00〜16:30
[入園料] 500円(各種割引あり)
[休園日] 年末年始(12/29〜1/1)

二之丸大手二之門(上の地図、黄色マーカー10)は公園の敷地内にあり、いつでも無料で見学できます。

3つの櫓のうち、南西隅櫓のみ内部が公開されています。
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消防法の規定により、上の階には決まった人数しか登れません。
なので、入場制限がされていました。
訪れたのは平日で、5分くらい並んで上がれました。
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南西隅櫓の屋根の一部。
明治以降、宮内庁が管理していた頃の改修で、瓦に菊の御紋が入りました。
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表二の門と堀
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表二の門の門扉。鉄板で覆われています。
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表二の門の内側
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旧二之丸東二之門の内側
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立派な大天守。昭和34年(1959年)に竣工した鉄筋鉄骨コンクリート造です。
コンクリート造の天守にたまに見られる違和感がほとんどないのは、窓のサッシなどが巧みに隠されているからでしょうか。
2019.3現在は残念ながら耐震性の問題で閉館中です。
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こちらは戦災で焼失し、再建されて2018年から公開となった本丸御殿。
ピカピカです。
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内部は建造当初を忠実に再現したそうです。
また、戦災で焼け残った重要文化財の障壁画を多数保存・展示しています。
フラッシュを発光させなければ、内部の写真撮影は可能です。

現地案内看板地図
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現地案内看板特別史跡
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名古屋城 フォトギャラリー(158枚)

文化財分布マップ

このページは、
名古屋城公式サイト
現地案内看板
などの記述を参照しました。

by h9w457y8i | 2019-03-29 07:19 | 愛知 | Comments(0)

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国宝

国指定重要文化財

国指定史跡

文化財分布マップ

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国指定重要文化財 高松城 旧東之丸艮櫓




国宝


神谷神社 本殿
かみやじんじゃ ほんでん
鎌倉時代前期、1219年の建築。三間社流造、檜皮葺。通常は塀に囲まれており接近は不可だが、事前に神谷神社に電話連絡すれば、間近で拝観できる。
map 34.32483, 133.91676

本山寺 本堂
ほんざんじ ほんどう
鎌倉時代後期、1300年の建築。幅、奥行き共に5間、本瓦葺き。
map 34.13970, 133.69408






国指定重要文化財


小比賀家住宅
おびかけ じゅうたく
主屋、午門、土蔵、米蔵
小比賀家は江戸時代前期に武士から農家になった家で、大庄屋を勤めた。主屋は幅26mの大型茅葺き古民家。公開は毎月第三日曜日のみ。詳細は高松市公式サイトを参照。

覚城院鐘楼
かくじょういん しょうろう
安土桃山時代の建築。高い石造りの土台、建物の大きさからすると過大とも言えそうな巨大シャチホコを頂く屋根が特異。常時見学可能。

観音寺金堂
かんのんじ こんどう
江戸時代中期、1677年の建築。幅三間、本瓦葺き。

旧恵利家住宅
きゅう えりけ じゅうたく
江戸時代中期の建築。幅14m、茅葺の古民家。

旧河野家住宅
きゅう かわのけ じゅうたく
江戸時代後期(1700年代)の建築。幅12m、茅葺の古民家。現在は四国村のなかに移築され、一般公開されている。

旧木下家住宅
きゅう きのしたけ じゅうたく
江戸時代後期、1871年の建築。茅葺の古民家。現在は四国村のなかに移築され、一般公開されている。

旧金毘羅大芝居
きゅう こんぴら おおしばい
江戸時代末期、1835年の建築。大型芝居小屋。一般公開。見学については琴平町公式サイトを参照。

国分寺本堂
こくぶんじ ほんどう
鎌倉時代後期(1300年前後)の建築。幅、奥行き共に5間、本瓦葺き。

金刀比羅宮
ことひらぐう
旭社、表書院、四脚門、奥書院
江戸時代前期、1660年頃の建築。

志度寺
しどじ
本堂、仁王門
本堂は江戸時代前期、1670年の建築。幅7間、本瓦葺き。

常徳寺 円通殿
じょうとくじ えんつうでん
室町時代中期、1401年の建築。幅三間、本瓦葺き。

白峯寺
しろみねじ
本堂、大師堂、阿弥陀堂、行者堂、薬師堂、頓證寺殿、勅額門、客殿、御成門、十三重塔
本堂は江戸時代中期の建築。幅、奥行き共に三間。本瓦葺き。

善通寺
ぜんつうじ
金堂、五重塔
金堂は江戸時代中期、1699年の建築。幅、奥行き共に三間。本瓦葺き。

b0212342_11361238.jpg高松城
たかまつじょう
北之丸月見櫓(左画像)、北之丸水手御門、北之丸渡櫓、旧東之丸艮櫓
江戸時代中期、1676〜1677年竣工。江戸時代、徳川家一族の松平家居城だった。現在は玉藻公園として一般公開。月見櫓は日曜日、9:00〜15:00のみ内部公開。
map 34.35118, 134.05168

長尾寺経幢
ながおじ きょうとう
鎌倉時代後期、1282年に建てられた石塔。覆屋越しに見ることができる。

細川家住宅
ほそかわけ じゅうたく
江戸時代中期(1700年代)の建築。幅14m、茅葺の古民家。一般公開。詳細はさぬき市観光ガイドを参照。

本山寺 仁王門
ほんざんじ におうもん
室町時代中期(15世紀前半)の建築。幅三間の八脚門。本瓦葺き。境内には国宝の本堂がある。

丸亀城
まるがめじょう
天守、大手一の門、大手二の門
天守は江戸時代前期、1640年頃の建築。本瓦葺き。巨大な石垣が特徴。見学については丸亀城公式サイトへ。

明王寺 釈迦堂
みょうおうじ しゃかどう
室町時代後期、1533年の建築。幅三間、本瓦葺き。

屋島寺 本堂
やしまじ ほんどう
江戸時代前期、1618年の建築。幅、奥行き共に5間、本瓦葺き。






国指定史跡

(一部)

b0212342_07252988.jpg高松城址
たかまつじょうあと
高松城は、豊臣秀吉の家臣、生駒親正(いこま ちかまさ)が自らの居城とするために、安土桃山時代の1588年に建造した。かつては北の丸は海に面しており、全国的にも珍しい水際の城であった。現在は玉藻公園として一般公開。
map 34.35031, 134.05161

by h9w457y8i | 2019-03-25 08:56 | 香川 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。