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サイトマップ > 千葉県 江戸時代以前の文化財 > 旧花野井家住宅

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花野井家(はなのいけ)は、現在地よりも15kmほど南東の前ヶ崎城に属する地侍でした。江戸時代に入ると幕府直轄の牧場の管理人となり、軍用馬の放牧、育成を行い、村の名主として農民たちを率いていました。この建物は江戸時代中期、1600年代後半に建てられ、昭和46年(1971年)に花野井家から野田市が寄贈を受け現在の場所に移築されました。
昭和44年(1969年)、国の重要文化財に指定されています。


旧花野井家住宅 フォトギャラリー(45枚)




アクセス



旧花野井家住宅は赤4
スマートフォンはこちらのマップ


最寄りの駅から徒歩
東武電鉄 清水公園駅 西口から、徒歩約11分(800m)。


バス
東武電鉄 清水公園駅 バス停(東口)から、
野田市営バス「まめバス」5系統 北ルート清水・イオンタウン行きバスに乗車。
 ↓
[運行頻度] 2時間に1本
[乗車時間] 2分
[運賃] 100円
 ↓
野田貝塚 バス停(地図・赤3)下車。
現地まで徒歩約5分(350m)。

まめバスの時刻・運賃検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能が対応しています。

まめバスは全国共通交通系ICカードには非対応。運賃は現金払いのみ。2019.5


駐車場
施設付属の無料駐車場があります。

入口は地図・赤1。
収容台数は2〜3台。

↓ 入口にある見学者用駐車場。
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その他、すぐ隣にある大型の公園、清水公園付属の有料駐車場も近くに複数あります。
一番近いのは第一駐車場(地図・赤2)です。
入庫から1時間以内は200円。
営業時間など詳しい最新情報は、清水公園公式サイトを参照してください。






見学のしかた


屋外展示物として保存されており、内部も含め見学が可能です。

[開館時間] 9:00〜16:00
[入館料] 無料
[休館日] 月・火・水曜日(いずれも祝日の場合は開館)、年末年始

見学についての問い合わせは、野田市教育委員会へ。


付近の道路から。隣は大規模な公園、清水公園ですが、その中にあるわけではありません。周辺は閑静な住宅地です。
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入口。
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屋敷の前に「薬医門」という門がありますが、これは元は花野井家のものではなかったようです。
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幅約15m、奥行き9mの大型の茅葺き古民家です。
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↓ 格子窓。南側の開口部はここだけ。意図的に開口部を少なくしてあるそうです。冬の冷気が入らないようにする工夫でしょうか?
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庭。
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玄関。
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土間にあるカマドでは、薪でお湯が沸かされていました。茅葺き屋根を守るために定期的に燻しているのだそうです。
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軒下。
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土間から。薄暗い室内は意図的に開口部が少ないからだそうです。
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板の間。
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囲炉裏。
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天井は、曲がった自然の木をそのまま使っています。風流の一環でしょうか?
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茅葺き屋根の裏。竹?が渡されて、茅を支えていました。
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室内にはナゾの飾り付けが。場違いではありませんでしたが。
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良好な保存状態を守るため、室内に上がることはできません。

それはちょっと残念ですが、私の知る限り、千葉県北部、茨城県南部で事前予約なしに自由に内部を見学できる江戸時代以前の古民家は、他にあまりないので、興味のある方は見学の価値はあると思います。

ちなみに、野田市からはちょっと遠いですが、神奈川県鎌倉市にある旧石井家住宅や、東京都町田市にある旧永井家住宅は、事前予約なしで、室内に上がって自由に見学できる希少な重要文化財古民家です。

「旧花野井家住宅」を訪れたのは、いいお天気の日曜日でしたが、30分間の訪問中、見学者は他に誰もいませんでした。

旧花野井家住宅 フォトギャラリー(45枚)

文化財分布マップ
(日本国内の全国宝・全重要文化財建造物を網羅しています)

このページは、
文化庁国指定文化財等データベース
千葉県公式サイト
野田市公式サイト
現地案内看板
などの記述を参照しています。

by h9w457y8i | 2019-06-01 09:29 | 千葉 | Comments(0)

サイトマップ > 茨城県 江戸時代以前の文化財 > 椎名家住宅

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椎名家(しいなけ)は江戸時代以前からこの土地に住む旧家で、かつては村役を務め、大きな屋敷を持っていました。現在でも敷地の周囲に土塁や空堀が残っています。この住宅は昭和45年(1970年)から2年をかけて解体修理工事が行われ、その際に江戸時代中期の1674年に建てられたことがわかりました。現存する東日本の古民家の中では最古です。千葉県北部から茨城県南部にかけた分布する「ひろま型」と呼ばれる形式で、解体修理工事で建てられた当初の姿に復元されています。
この地方の中世の代表的な住宅として重要であり、昭和43年(1968年)に国の重要文化財に指定されました。


椎名家住宅 フォトギャラリー(27枚)



アクセス


椎名家住宅は赤マーカー6
スマートフォンはこちらのマップ


最寄りの駅から徒歩
徒歩圏(3km以内)に鉄道の駅はありません。
敢えて言えば、JR常磐線 神立(かんだつ)駅から道のりで7.5kmほどです。


バス
JR土浦駅西口 4番バス乗り場(上の地図、赤マーカー4)から、霞ヶ浦広域バス 玉造駅(と言っても鉄道の駅ではありません)行きに乗車。
 ↓
霞ヶ浦広域バスの料金・時刻検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Mapルート案内機能が対応しています。
早朝、夜間を除くと1日3本。
乗車時間 約35分。520円。
全国共通交通系ICカード利用可能。
 ↓
「下原」バス停下車。上の地図、赤マーカー5
バス停から現地まで徒歩約25分(1.9km)。


駐車場
椎名家住宅の前庭に車を停めるスペースがあります。
無料。常に進入可能です。
個人の敷地ですが、乗り入れや駐車には特に許可はいらないようです。

近くの県道に、「椎名家住宅」の道案内看板があります。
上の地図、赤マーカー1および2。

駐車スペース。
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見学のしかた


椎名家住宅の敷地には、入場を制限する門や塀はありません。
ただ、建物は個人の所有物で、敷地も個人のものなので、非常識にならないような時刻での見学がよいでしょう。

現地案内看板には、内部見学は金・土・日曜日に可能、と書かれていますが、金曜日に訪れたところ、管理をされている方などはいらっしゃらず、入口も閉まっていました。

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椎名さんの親戚という近所の方に声をかけたところ、市役所に連絡した方がいいだろう、と言われました。
なので内部を見学したい場合は、かすみがうら市生涯学習課に連絡してみてください。

なお、今回はその親戚の方が、裏口から内部に案内してくださいました。
(ただし、土間に入るだけで、ざしきに上がるのは遠慮してほしい、と言われました。ここは現地案内看板どおりですね)

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椎名家住宅 フォトギャラリー(27枚)

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2019-02-02 20:03 | 茨城 | Comments(0)

サイトマップ > 神奈川県 江戸時代以前の文化財 > 旧石井家住宅

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石井家は室町時代後期、1500年代に地侍から始まったとされる旧家で、江戸時代にはこの辺りの名主を務めてきました。この住宅は幅約13m、奥行き約9mの規模を持った農家で、神奈川県内に多い「四方下家造り」の構造を持っています。室内は、板敷きの「ひろま」と、その奥に畳敷きの「でい」「へや」が配される「三間取り」。ひろまの前面にしし窓を付け、でい、へや周りも土壁塗りで閉鎖的で、おそらく江戸中期、元禄年間(1688〜1704年)の建立と考えられます。
石井家住宅は、鎌倉から甲州に至る甲州街道筋である鎌倉市関谷にありましたが、近年に至り建物が老朽化し取り壊すことが検討されました。これを惜しんだ石井家の菩提寺、龍寶寺の住職が寺に寄贈を受け、境内に移築、保存を行い、現在に至っています。
昭和44年(1969年)、国の重要文化財に指定されました。

なお、「でい」は普段使うことがない客間、「へや」はでいの北側にある寝室です。各室の名前がひらがななのは、昔の農民のほとんどが文盲で、名称が文字になることなく口頭で伝承されていたためです。


旧石井家住宅 フォトギャラリー 48枚の画像



アクセス


旧石井家住宅は、上の地図、マーカー1。
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最寄りの駅から徒歩
JR および 湘南モノレール 大船駅西口から、徒歩約22分(1.5km)。


バス
JR および 湘南モノレール 大船駅西口 バスターミナル 2番乗り場(上の地図、マーカー2)から、神奈川中央交通バス(通称「神奈中バス」)藤沢駅北口行き 船33系統バスに乗車。乗車は中央部ドアから。整理券を取る。あるいは、全国共通交通系ICカードをドア側の機械にタッチ。
1時間に2本。乗車時間5分以内、運賃200円。運賃は降車直前に払う。現金を運転手横の運賃箱に入れるか、運賃箱のカードタッチ部にタッチ。両替できる紙幣は1,000円札のみ。時刻表は神奈川中央交通公式サイトへ。
「植木谷戸」(うえきやと)バス停(マーカー3)で下車。バス停から現地まで徒歩4分(300m)。


駐車場
施設付属無料駐車場あり。入口は上の地図、マーカー4。収容台数10台ほど。

駐車場入口。上の地図、マーカー4。
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見学のしかた


旧石井家住宅の隣に「玉縄ふるさと館」があり、そこが管理しているようです。開館時間は、玉縄ふるさと館の開館時間とリンクしていると思われます。

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2018.2
開館時間 9:30〜16:00
休館日 不明
入館料 100円。基本的には無人なので、入口の料金箱に入れる。

入口の料金箱。
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旧石井家住宅 フォトギャラリー 48枚の画像

文化財分布マップ

この記事は現地の案内看板を参照しています。

by h9w457y8i | 2019-01-19 17:50 | 神奈川 | Comments(0)

サイトマップ > 千葉県 近代文化遺産 > 木内家住宅

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多古(たこ)町は成田空港のすぐ東側にあり、かつて城下町として栄えました。その中心部にある木内(きうち)家は米穀(べいこく)商を営んでいた商家で、その住宅は昭和4年(1929年)から昭和6年(1931年)にかけて建てられました。通りから順に、店舗、蔵、主屋がそれぞれ接して並んでいます。堅牢性と耐火性を確保するために、稲田石(茨城県笠間市付近で取れる花崗岩)や大谷石を外壁に使い、和風の伝統と当時流行の洋風デザインをうまくミックスしながら取り入れており、この地域の近代商家建築の様子がよくわかる建物となっています。
木内家住宅は造形の規範となっているものとして、平成11年(1999年)に国の登録l有形文化財に登録されました。
文化庁国指定文化財等データベース


木内家住宅 Google Photo Album



アクセス



木内家住宅は、青マーカー5〜7
スマートフォンはこちらのマップ


最寄りの駅から徒歩
もっとも近いのは、芝山鉄道 芝山千代田駅だが、道のりで7.3kmほどあり、徒歩は現実的ではない。


バス
JRバス関東 「多古仲町(たこなかまち)」バス停(上の地図、青マーカー1)から徒歩1分。
運行は土日祝日のみ。

JRバス関東、および千葉交通 「多古本町(たこほんまち)」バス停(上の地図、青マーカー2)から徒歩約3分(250m)。

JRバス関東 「多古台BT(たこだいバスターミナル)」(上の地図、青マーカー3)から徒歩約12分(1km)。

JRバス関東、および千葉交通の時刻・料金検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能が対応している。
それぞれ運行頻度は2時間に1本程度。

JRバス関東、千葉交通共に、中乗り、前降り。

全国共通交通系ICカード利用可能。
車内の両替機は硬貨、または1000円札のみ対応。


駐車場
現住の住宅なので、施設付属駐車場はありません。

また、半径1km以内に時間貸駐車場は見つけられませんでした。

多古町役場に、町内観光のため1時間ほど役場の無料駐車場を使用していいか確認したところ、快諾してくださいましたので、そこを利用するという手はあります。
駐車場から現地まで、徒歩約4分(300m)。駐車場入口は、上の地図、青マーカー4。





見学のしかた


2018.10現在、住宅として使われていますので、見学は外観のみです。

ただし、旧蔵、旧主屋は前の通りから奥まったところにあり、敷地には入れませんので、一部を道路から垣間見るだけ、となります。

↓ 右手前から、店舗、蔵、主屋。
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また、過去に特別公開された記録は見つかりませんでした。

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木内家住宅 Google Photo Album

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-11-10 07:11 | 千葉 | Comments(0)

サイトマップ > 東京都 江戸時代以前の文化財 > 小林家住宅

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小林家住宅は、東京都西部の山岳地域、標高750mの山の尾根に建っています。建てられたのは江戸時代中期の1700年ごろ。急斜面の山の上に、なぜこんな立派な家が建っているのか。それは、この周辺がかつては江戸などへの良質な炭の供給源で、小林家は炭焼きの組頭だったこと、急峻な山岳地帯では、人や貨物の移動は谷沿いではなく尾根沿いの方が楽だったこと、山崩れの危険を避けるには、川のある谷沿いよりも山の中腹以上に住む方が安全だったこと、そして、小林家が建っている場所は3つの尾根が合わさる、いわば当時の交通の要衝であったこと、が理由だそうです。
山岳地帯の暮らしの様子がよくわかる、保存状態が良好な古民家として貴重な存在であることから、昭和53年(1978年)に国の重要文化財に指定されました。その後檜原(ひのはら)村の所有となり、大規模な保存修理工事が行われ、現在は一般公開されています。
← 現地ガイド説明、現地配布パンフレット、現地案内看板


小林家住宅 Photo Gallery



アクセス



小林家住宅はマーカー5
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最寄りの駅から徒歩
徒歩圏内には鉄道の駅はありません。
強いて言えば、JR五日市線 武蔵五日市駅が最寄駅になります。道のり20km、高低差420m。


バス
JR五日市線 武蔵五日市駅(終点)の駅前バス停から、西東京バス「五里18」または「五18」系統のバスに乗車。
 ↓
運行頻度は1時間に1本程度。乗車時間 約50分。
運賃 片道 750円。全国共通交通系ICカード利用可能。
西東京バスの時刻表検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能が対応しています。
 ↓
終点「藤倉」バス停(上の地図、マーカー1)で下車。
 ↓
見学者用モノレール、または徒歩ルート入口(マーカー3)まで、徒歩約30分(1.5km)。緩い上り坂。


駐車場
藤倉バス停(上の地図、マーカー1)までは両側通行ができる、綺麗に舗装された道路がありますが。

↓ 藤倉バス停から先、1.5kmほどは、クルマ1台が通れるほどの細い山道になります。
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途中、ところどころにすれ違うための退避帯があります。

見学者用無料駐車場があります。上の地図、マーカー2
収容台数 5台
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モノレール
見学者用駐車場から現地までは、高低差が150mほどあります。
見学者用の簡易モノレールが設置されていて、管理棟に電話すると、運転手さんが来て動かしてくれます。
運賃は無料。
詳細は、檜原村公式サイトを参照。

2018.10
運行時間 10:00〜14:00
連絡先 小林家管理棟 090-5543-0750
事前の予約も可能です。

↓ モノレールの山麓側の駅。マーカー3。
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↓ これにまたがって乗ります。以前はもっと大きなものだったらしいですが。
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↓ かなりの急勾配!
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↓ 小林家側の駅。10分ほどで到着です。
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↓ モノレールではなく、徒歩でも斜面を登って行けます。徒歩ルートの入口。上の地図、マーカー4
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↓ こちらもかなりの急勾配。
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↓ 30分、息を切らせながら登って、ようやく到着します。山の上からは、この絶景。達成感は得られますが...。
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それなりに健脚でないと、高確率でくじけると思います。






見学のしかた



公開時間、休館日については、檜原(ひのはら)村公式サイトを参照。

2018.10
公開時間 4〜10月 10:00〜16:00、11〜3月 10:00〜15:00
休館日 火曜日。積雪などによる臨時休館もあります。
入館無料。

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↓ ゼイゼイ言いながら急斜面を登って、小林家に辿り着くと、縁側に案内され。
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↓ 敷地内で採れた梅で作った梅干しと、お茶をふるまってくださいました。塩っぱ美味しい!
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お弁当持参で、縁側でピクニックもオススメですよ、とおっしゃっていました。

江戸時代以前の古民家は公開に際して、維持管理上の理由で、元あった場所から博物館などへ移築されてしまうのが一般的ですが、この小林家は、現在では人の往来がほとんどないような急峻な山の上にも関わらず、建築された場所にそのまま保存されています。山岳古民家としては大変珍しい存在です。

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↓ 家の中のかまどでは、炭に火をつけて雰囲気を出していました。ちょっと煙かったけど...。ムカシの人はこうだったんだなと。
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↓ 4月には、裏庭に植えられたツツジの花が一斉に咲いて、それも見ものだそうです。
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小林家住宅 Photo Gallery

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-10-30 07:28 | 東京 | Comments(0)


サイトマップ東京都 江戸時代以前の文化財旧永井家住宅

フォトギャラリー

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永井家は多摩丘陵(高尾山山麓から町田市付近にかけて広がる丘陵)で代々農家を営んでいました。この建物は、現在の町田市小野路付近(現在の位置から北方約3.3km)にありましたが、多摩ニュータウンの建設にともない町田市に寄贈され、昭和50年(1975年)に薬師池公園に移築されました。建築年代ははっきりとしませんが、土間の独立柱、前面の格子窓、竹スノコの床といった構造手法からみて、江戸時代中期、1600年代末ごろの建築と考えられます。桁行(建物の幅)15.0m、梁間(奥行き)8.8m、寄棟造、茅葺で、全体的に窓や出入り口が少なく、閉鎖的な造りとなっています。
この住宅は東京都内では最古に属するもので、広間型三間取りの平面、四方下屋造(しほうげやづくり。関東地方西南部に多い屋根と柱の接続部分の構造の一つ)、屋内の内装(しし窓や押板)など、神奈川県の古民家と類似点をもち、その分布を知るうえで重要な遺例と言えます。
昭和53年(1978年)、国の重要文化財に指定されました。
←現地案内看板を要約




アクセス



旧永井家住宅は、町田市立薬師池公園の中にある。

最寄り駅から徒歩
小田急電鉄 小田原線 玉川学園前駅 北口(下の地図、マーカー2)から建物の前まで、徒歩約45分(3.3km)。

バス
小田急電鉄 小田原線 町田駅 北口 21番バス乗り場(下の地図、マーカー3)から、
神奈川中央交通バス(通称「神奈中バス」) 本町田経由鶴川行き 町53系統バス、
または、
神奈中バス 本町田経由野津田車庫行き 町55系統バスに乗車。
53系統、55系統を合わせて1時間に5本。240円(全国共通交通系ICカード使用可)。乗車時間約30分。(2018.1)
「薬師池(やくしいけ)」バス停(下の地図、マーカー4)下車。薬師池公園裏口(マーカー5)から入園。バス停から徒歩約5分(350m)。

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薬師池バス停

駐車場
薬師池公園付属有料駐車場あり。
第1駐車場、第2駐車場、東第1駐車場、東第2駐車場の4つの駐車場がある。収容台数は4つ合わせておよそ300台。
平日は、第2駐車場、東第1駐車場の入口のみが開いており、それ以外の二つの駐車場の入口は閉鎖されている。
それぞれの入口の詳細位置は、下の地図、マーカー6、7、8。旧永井家住宅に近いのは東第1および東第2駐車場。
駐車場の営業時間、料金は薬師池公園公式サイトを参照。ざっと言うと、1時間半まで100円、それ以降30分ごとに50円追加。

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東第1駐車場


スマートフォンの方はこちらのマップ






見学のしかた



旧永井家住宅は、薬師池公園の開園中は常時見学が可能。
薬師池公園の開園時間、休園日は、薬師池公園公式サイトへ。

2018.1
開園時間 6:00〜18:00(6〜8月 6:00〜19:00)
休園日 なし
公園入園料、および旧永井家住宅への入館料 無料


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梅園に囲まれており、梅の時期に見学するのがオススメかも。
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フォトギャラリー

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-02-01 10:22 | 東京 | Comments(0)


サイトマップ東京都 近代文化遺産旧丹羽家住宅蔵

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この旧丹羽家住宅蔵(きゅう にわけ じゅうたく くら)は、丹羽家の8代目当主、茂右衛門(もえもん)が、昭和11年(1936年)、9代目の結婚の際に新しく立て直したものです。東側の出入り口は、廊下を通じて主屋(おもや)と繋がっていました。当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りで、鉄製扉内側の家紋、扉周辺の大理石、外壁のあちこちの造作に、建築主のこだわりや職人の丁寧な仕事ぶりがうかがえます。
築80年を過ぎても建てられた当初の姿をよく残しており、これらの点が評価されて、平成20年(2008年)に国の登録有形文化財となりました。
←現地案内看板を要約

アクセスマップ

公園の中にあり、外観は常時見学が可能。
内部は普段非公開。特別公開の情報は見つけられなかった。

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文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-01-26 07:12 | 東京 | Comments(0)


サイトマップ神奈川県 江戸時代前の文化財旧太田家住宅

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太田家住宅の旧所在地は茨城県笠間市片庭で、近世初頭にはすでにこの地に居住し、また名主の家柄と伝える旧家である。太田家住宅の大きな特徴は、棟方向を別にするふたつの屋根を接続して一軒の家を構成していることである。このような煮炊きをする竈を置く釜屋(土間)と居住部分に、別々に屋根をかける形式は分棟型または釜屋建などと呼ばれ、八丈島や南西諸島などに多く分布することから、かつては南方系の住居形式と考えられてきた。しかし太田家の茨城県中西部、あるいは栃木県宇都宮市の周辺にも昔はこうした家が存在したことが確認されるに及んで、このような解釈は再考を迫られることになった。
太田家の外観は、ひとつの屋根の下に土間も居住部も含む周辺の農家とは大きく相違しているが、間取りは基本的にはそれらとなんら変わるところがない。いわゆる広間型3間取の一種である。土間がかなり広いが、これは土間部分だけ一度建て替えられているからで、解体時の発掘調査によれば、当初の土間は桁行2.5間程度の小さなものであった。
主屋は17世紀末頃の建築、土間は18世紀後期頃と推定されている。
居住部はヒロマとザシキ、ヘヤの3室からなるが、日常生活の中心であるヒロマと土間との間には何の仕切りもなく、ひとつながりの空間である。そしてヒロマ前面を格子窓とするのはこの時期の関東地方の古民家に共通する構えである。ザシキは唯一畳敷の接客間だが、天井は竹簀子で、床の間もなく、客間としての形式が整えられていない。ヘヤは寝室で、ヒロマ側に入口を設けるほかは壁で閉ざされる。
別棟の土間は前面が主屋より前に出ているが、これはこの地方の民家に共通する形である。つまりこの地方では土間の厩の部分が前に出て、全体の平面がL字型になる。いわゆる曲屋の形式が一般的である。太田家の土間が建て替えられた時期には曲屋が一般化していたため、当家でも平面の形状はこれにならったのであろう。
主屋と土間とは年代が違うため、その構造もかなり相違している。例えば、主屋は棟束併用の扠首構造であるのに対し、土間では棟束は用いない。そして主屋では前面の半間を下屋とするため、前面より3尺入った位置に上屋根を立てるというきわめて古式な構法を見せている。また各室境や外周には1間ごとに柱を立て、柱の省略が全く行われていないし、ヘヤの内部には使用上邪魔になるはずの独立柱が2本残されたりしているなど、かなり古風である。これに対し、土間は内部に柱を全く立てないし、また梁行梁を二重に組み、桁行梁との交点は大栓で固定するという、進んだ構法が採られている。
なお、主屋部は土壁だが、土間廻りは板壁である。主屋と土間が接する部分の屋根には大きな谷ができるが、ここには大きな樋を設けて雨水を処理している。
このように太田家は分棟の形式を今に伝える貴重な遺構であり、かつ茨城県のこの種の民家では最も古く、この地方の民家の発展を知るうえで欠かせない存在である。
昭和43年(1968年)、国の重要文化財に指定された。現在は川崎市立日本民家園に移築され、一般公開されている。
川崎市公式サイト


川崎市立日本民家園へのアクセス、見学のしかたは、こちらのページへ。



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by h9w457y8i | 2018-01-21 07:49 | 神奈川 | Comments(0)
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