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サイトマップ > 北海道 近代文化遺産 > 大谷派本願寺函館別院

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大谷派本願寺函館別院(おおたには ほんがんじ はこだてべついん)は、江戸時代前期の1668年、松前専念寺の僧、浄玄が、函館に阿弥陀堂を建てたのが始まりです。江戸時代後期から明治時代にかけて数度の大火事に見舞われ、現在の場所に移転しました。現在の建物は大正4年(1915年)に竣工した、国内で最古の鉄筋コンクリート造仏教建造物です。設計は、当時国内で芸術・工芸家として最高の栄誉とされた「帝室技芸員」の称号を持つ伊藤平左衛門9世。函館の街は明治時代以降幾度もの大火に見舞われていたので、耐火性能の高いコンクリートの寺院は理にかなったものでしたが、信仰に関わる建物を建てるのに、土砂=人が踏んだもの、鉄筋=アメリカ製、ということで、異論を唱える信者も少なくなく、最初は寄付を集めるのが大変だったということです。しかし、寺院が完成した直後の大火事で延焼を免れたことからその意義が改めて見直され、その後の函館市街の不燃建築に大きな影響を与えたとされています。これらのことが歴史的・文化的に評価され、平成19年(2007年)に、本堂、鐘楼、正門が国の重要文化財に指定されました。
函館市公式観光情報サイト文化庁国指定文化財等データベース


大谷派本願寺 函館別院 Photo Gallery
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アクセス



大谷派本願寺函館別院は、赤マーカー2
スマートフォンはこちらのマップ


注) 近くに本願寺派本願寺函館別院がありますが、別のお寺です。

最寄りの駅から徒歩
函館市電 「十字街」停留所から、徒歩約7分(400m)。

函館市電は函館市街を走る市営の路面電車。
中乗り、前降り。乗車時に整理券を取るか、全国共通交通系ICカードをパッドにタッチ。
降車時にお釣りなしの現金を、運転手横の運賃箱に入れるか、ICカードをパッドにタッチ。
車内での両替。運賃箱と一体となった両替機で、事前に1000円札または硬貨のみ両替可能。
乗り換え、料金、時刻表検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Mapルート案内機能が対応。


バス
函館バス 「元町」バス停(上の地図、赤マーカー10)から、徒歩約3分(200m)。
乗り換え、料金、時刻表検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Mapルート案内機能が対応。


駐車場
参拝者用の無料駐車場があるが、入口は不明。また見学者が使えるかどうかも不明。
詳細は大谷派本願寺函館別院(0138-22-0134)に問い合わせ。

また、すぐ隣にある函館ロープウェイの無料駐車場も利用できる。入口は赤マーカー11。






参拝のしかた



お寺の公式HPは設置されていません。2018.10

2018.10
拝観時間 7:00〜17:00
年中無休
拝観料 無料

本堂内に入ってお参りすることができ、参拝者の方の邪魔にならない範囲で、堂内の写真撮影も可能です。←現地案内看板

↓ 本堂は幅、奥行き共に33mもある巨大な建物。屋根は黒光りする瓦葺きです。近くの住宅街から撮りましたが、まるで壁のよう。
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↓ 正門
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↓ 鐘楼(しょうろう)
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大谷派本願寺 函館別院 Photo Gallery
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文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2019-01-01 08:19 | 北海道 | Comments(0)

サイトマップ > 北海道 近代文化遺産 > 遺愛学院 旧宣教師館

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遺愛学院(いあいがくいん)の前身、遺愛女学院は、明治15年(1882年)に創設されました。元町の函館ハリストス正教会の隣、現在は遺愛幼稚園がある場所に最初の校舎が建てられ、その後、明治時代後期に現在の場所に移されました。
本館および旧宣教師館は、明治41年(1908年)の竣工です。設計はアメリカ人建築家のジェームズ・マクドナルド・ガーディナー。旧宣教師館は和館と洋館を併せ持つ独特の建築様式で、明治建築の傑作とも言われ、全国的にも高い評価を得ています。内部は宣教師の住んでいた当時のままに保存され、家具、調度品、備品なども当時のものが良い状態で保存されています。
遺愛学院の旧宣教師館と本館は、北海道における明治期の洋風木造学校建築の代表作として価値が高く、また設計者をはじめとして建築の経緯が明らかで、明治後期学校建築の指標とも言える点で重要です。これらのことが評価され、平成13年(2001年)に国の重要文化財に指定されました。
遺愛学院公式サイト、現地配布パンフレット、文化庁国指定文化財等データベース


旧宣教師館 特別公開情報

遺愛学院 Google Photo Album



アクセス



遺愛学院は青マーカー1〜4
スマートフォンはこちらのマップ


最寄りの駅から徒歩
函館市電 「杉並町」停留所から遺愛学院正門まで、徒歩1分。

函館市電は中乗り、前降り。乗車時に整理券を取るか、全国共通交通系ICカードをパッドにタッチ。
降車時にお釣りなしの現金を、運転手横の運賃箱に入れるか、ICカードをパッドにタッチ。
車内での両替。運賃箱と一体となった両替機で、事前に1000円札または硬貨のみ両替可能。
料金、時刻表は函館市電公式サイトを参照。
各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能が対応しています。

↓ 函館市電 杉並町 停留所
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バス
函館バス「杉並町」バス停から、徒歩1分。

函館バスの時刻、運賃検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Map乗り換え案内機能で可能。


駐車場
見学者用の施設付属駐車場はありません。

遺愛女子中学校・高等学校正門から約400mほど離れた「五稜郭公園入口」交差点周辺に、有料駐車場が多数ある。
NAVITIME駐車場検索ページにて、「遺愛女子中学校・高等学校」で検索。






見学のしかた


遺愛学院の本館・旧宣教師館は、共に現役の女子中学・高校の敷地内にあります。

正門(上の地図、青マーカー1)を入ったところに守衛所があり、特別公開時以外は、そこで建物の外観を見学したい、と申し出ると、建物の外観を見学できます。
守衛所で、住所・氏名を訪問者リストに記入。正門から出る時にも、守衛所に氏名と見学が終わったことを告げます。

見学ができない日時については、遺愛学院に問い合わせ。

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↓ 重要文化財の本館。2023年末ごろまで全面改修工事のため、近づくことはできません。
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特別公開情報
毎年7月下旬の2日間、旧宣教師館(通称「ホワイトハウス」。上の地図、青マーカー5)の内部が一般公開されます。
詳細は、函館市監修の函館イベントガイドを参照。
6月ごろに情報が更新されます。

2018年
特別公開日時 7月24日、25日 10:00〜14:00
見学無料。事前予約不要。
正門(上の地図、青マーカー1)近くの守衛所でホワイトハウスの見学に来た、と言い、訪問者リストに住所・氏名を記入。
校内の案内看板に従って旧宣教師館へ。

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↓ 敷地内の様子。夏休み期間だったため、案内役以外の生徒さんの姿はあまり見られませんでした。
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旧宣教師館入口の案内所で、生徒の方から専用パンフレットをいただけました。

↓ 庭には休憩所が設けられていて、2018年7月の西日本豪雨チャリティーコーヒーを、100円でいただきました。
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館内には案内役の生徒さんが多数いらっしゃり、お願いすれば、詳細なガイドを受けながら見学できます。みなさん非常に礼儀正しく、かつ朗らかでとても好印象でした。

また午後には、音楽部の方々によるミニ・コンサートも催されていました。残念ながら管理人はスケジュールの都合で鑑賞できませんでしたが...。

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遺愛学院 Google Photo Album

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-11-05 07:57 | 北海道 | Comments(0)

サイトマップ > 北海道 近代文化遺産 > 五稜郭跡

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幕末の1854年、江戸幕府は箱館(函館の旧称)の開港と共に箱館を幕府の直轄領とし、その統治のために箱館奉行所を設置しました。五稜郭(ごりょうかく)はその箱館奉行所の防御施設です。

設計者は、函館奉行配下の諸術調所(しょじゅつしらべしょ)教授役で蘭学者の、武田斐三郎成章(たけだ あやさぶろう なりあき)。中世ヨーロッパで発達した城塞都市が参考にされました。築造には7年の歳月がかけられ、1864年に竣工。稜堡(りょうほ)と呼ばれる五つの尖った角を持つ星型の土塁が五角形になっていることから五稜郭と呼ばれ、郭内には日本の伝統的建築様式で建てられた箱館奉行所庁舎とその付属建物20数棟が建てられました。
箱館奉行所が五稜郭内に移転すると、蝦夷地における政治的中心地となりました。その後、明治政府により新政府の役所となりましたが、明治元年(1868年)に榎本武揚(えのもとたけあき)率いる旧幕府脱走軍が占拠。翌明治2年5月まで、新政府軍との箱館戦争の舞台となりました。
箱館戦争後は明治4年(1871年)に開拓使により郭内のほとんどの建物が解体され、大正時代以降は公園として解放されています。

五稜郭跡は、築造時の形態がよく残っていて日本の城郭史上重要であるとともに、幕末期の洋学採用の一端を示すものとして学術上極めて価値が高いことから、昭和27年(1952年)に北海道で唯一の国の特別史跡に指定されています。
← 現地案内看板


五稜郭跡 Photo Gallery



アクセス



五稜郭公園入口は、黄色マーカー4
スマートフォンはこちらのマップ


最寄りの駅から徒歩
箱館市電 五稜郭公園前 停留所から五稜郭公園入口まで、徒歩約13分(900m)。


駐車場
付近に函館市営五稜郭観光駐車場あり。
入口は上の地図、黄色マーカー1。
収容台数97台。24hr営業。最初の1時間200円、以降100円/30分。






見学のしかた


開園時間、休園日などの最新情報は、五稜郭公園公式サイトを参照。

2018.8
開園時間 概ね5:00〜18:00 ただし時期により細かい変動あり。
入園無料。年中無休。


箱館奉行所
黄色マーカー3。五稜郭内に平成22年・2010年復元。
開館時間 概ね9:00〜18:00 ただし時期により変動あり。
入館料 500円
休館日 年末年始

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五稜郭タワー
黄色マーカー2。
入館料 900円
開館時間 概ね9:00〜18:00 ただし時期により変動あり。
年中無休。

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五稜郭の中。手入れの行き届いた公園になっています。
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有名な桜並木。
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復元された箱館奉行所。
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五稜郭跡 Photo Gallery

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-11-04 09:05 | 北海道 | Comments(0)

サイトマップ > 北海道 江戸時代以前の文化財

国指定重要文化財

国指定史跡

文化財分布マップ



国指定重要文化財


旧笹浪家住宅
きゅう ささなみけ じゅうたく
主屋、土蔵
江戸時代後期、1800年代前半の建築。幅約16m、板葺き。代々漁業を営んできた家の住宅。一般公開。見学についての詳細は上ノ国町公式サイトへ。
map 41.80342, 140.10419

旧下ヨイチ運上家
きゅう しもよいち うんじょうや
江戸末期の1853年竣工。幅34m、板葺きの木造2階建て。一般公開。見学についての詳細は余市町公式サイトへ。
map 43.19779, 140.78782

正行寺本堂
しょうぎょうじ ほんどう
江戸時代後期、1799年の建築。幅約18m、鉄板葺。
map 43.03596, 144.84669

上國寺本堂
じょうこくじ ほんどう
江戸時代後期、1758年の建築。幅約11m、鉄板葺。
map 41.80337, 140.10331

八窓庵(旧舎那院忘筌)
はっそうあん
江戸時代前期の建築。銅板葺の茶室建築。元は現在の滋賀県長浜市にあったものを、大正時代に北海道の実業家が札幌に移築した。中島公園の中にあり、公園の開園時間内に外観のみ見学可能。
map 43.04698, 141.35312

福山城(松前城)本丸御門
ふくやまじょう(まつまえじょう)ほんまるごもん
江戸末期、1853年竣工。銅板葺の櫓門。
map 41.4297, 140.10806

法源寺山門
ほうげんじ さんもん
江戸時代後期の建築。四脚門。こけら葺き。
map 41.43148, 140.10756

龍雲院
りゅううんいん
本堂、庫裏、惣門、鐘楼、土蔵
本堂は江戸時代末期、1842年竣工。幅約17m、桟瓦葺。境内は一般公開。
map 41.43134, 140.1071






国指定史跡

(一部)

手宮洞窟
てみや どうくつ
5世紀頃に掘られた彫刻が残っている洞窟。一般公開。冬季休館。見学に関する詳細は小樽市公式サイトへ。
map 43.2121, 141.00312

by h9w457y8i | 2018-10-25 07:37 | 北海道 | Comments(0)

サイトマップ > 北海道 近代文化遺産 > 旧函館区公会堂 > フォトギャラリー

旧函館区公会堂へのアクセス、見学のしかたはこちらのページへ。

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7 ↓ 本館と共に重要文化財に指定されている附属屋。管理人の住居でした。


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by h9w457y8i | 2018-09-03 08:01 | 北海道 | Comments(0)

北海道/近代文化遺産リスト旧日本郵船株式会社小樽支店 > 見学要領・問い合わせ


普段の見学

平成25年9月から平成26年3月末まで、保存修理調査工事のため、内部非公開。

以下の情報は、工事が始まる前の情報。
開館時間: 9:30〜17:00
休館日: 火曜(祝日の場合開館、翌日以降の最も近い平日に振り替え)、および年末年始(12月29日〜
     1月3日)
入館料: 大人300円。学生割引あり。中学生以下は無料。総合博物館本館、運河館との共通入館券、
     年間パスポートもあり。
詳細は、小樽市公式サイト内、当該文化財案内ページを参照。




特別公開

2013.11現在、情報は見つけられない。




問い合わせ

旧日本郵船株式会社小樽支店、あるいは小樽市総合博物館本館へ。

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by h9w457y8i | 2013-11-26 09:32 | Comments(0)

北海道/近代文化遺産リスト旧日本郵船株式会社小樽支店 > アクセス




公共交通機関

鉄道駅から徒歩
国の登録有形文化財、JR小樽駅から、徒歩約18分(約1.4km)。ただし、冬は歩道に雪が山積みされる
ため、30分ほどかかる。


鉄道駅からバスで現地付近まで
北海道中央バス(通称「中央バス」)「小樽駅前」停留所の「Aのりば」(JR小樽駅の出口を出て右、
約100m。上の地図の黒アイコン
 ↓
 ↓  2番系統「高島3丁目」行、あるいは3番系統「手宮」行。
 ↓  (他にも11番、12番、42番などがあるが、本数が少ない)
 ↓  平日、土日祝日いずれも5~10分間隔。所要時間7~11分。
 ↓  時刻表はこちら
 ↓
中央バス「錦町」バス亭 (上の地図の黒アイコン)
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 ↓  徒歩約3分(約200m)
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現地




クルマ

施設付属駐車場はない。
NAVITIME公式サイト内、駐車場検索にて、「旧日本郵船小樽支店」で検索。800mほど離れたところに、いくつか有料駐車場がある。


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by h9w457y8i | 2013-11-25 09:04 | Comments(0)

北海道/近代文化遺産リスト旧日本郵船株式会社小樽支店 > 概要

国指定重要文化財

竣工: 明治39年(1906年)(小樽市公式サイトより。文化庁国指定文化財等データベースによると、明治38年となっている)
文化財指定: 昭和44年(1969年)
構造および形式: 石造、建築面積485㎡、二階建、正面玄関付、鉄板葺
附指定:  石造表門および潜門、石塀棟札


「重要文化財旧日本郵船株式会社小樽支店は明治37年(1904年)着工、同39年(1906年)10月に落成した近世ヨーロッパ復興様式の石造2階建建築です。設計者佐立七次郎、施工は地元の大工棟梁山口岩吉があたり、工費は当時の金額で約6万円でした。当時小樽は北海道開拓の拠点都市として商業港湾機能を充実しつつあり、船舶・海運・倉庫業界が競って、船入澗を設置し石造倉庫を建てました。また明治後半から一流建築家達が当時の最先端の技術で、代表的作品を残しました。この建物はその草創期の象徴的存在です。
 昭和30年(1955年)市が日本郵船から譲り受け、翌31年から小樽市博物館として再利用されて来ましたが、44年(1969年)3月には、明治後期の代表的石造建築として国の重要文化財に指定されました。  しかし年ごとに老朽化が目立って来たため、59年(1984年)10月修復工事を着工、33カ月の工期を経て62年(1987年)6月しゅん工しました。ここに商都小樽を代表する明治後期の商業建築が優れた文化遺産としてよみがえりました。

b0212342_05051940.jpg建物は表玄関を中心に左右対称、北面に貴賓用横玄関を配し、背面両翼に張り出すコの字型平面をとっています。外壁は厚さ約75センチメートルの小樽天狗山産軟石、腰・胴蛇腹・軒部分は登別産中硬石を使用、内部は事務所としての機能性と、大理石敷き横玄関、繊細な木彫の大階段手すり、美しく精緻な中心飾り等格調高い装飾が調和し、華麗な貴賓室を有する商業建築として、設計者の周到な計画と配慮が見られます。
内装には米国製のスチールシャッター、建具金物類を用い、また暖房は地下にボイラー室を設け蒸気暖房とし、窓はすべて二重ガラスで北国の冬を考慮した当時としては最新式の設備を備えていました。

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完全復元となった2階貴賓室は寄木造りの床、空色漆喰の天井、菊紋内摺セードシャンデリア、菊模様の 金唐革紙(※)の壁、絨鍛、鏡付大理石暖炉等で彩られ、家具調度類の配置、 また色彩的にも往時の雰囲気がよく伝わってくる贅を尽した華麗な空間です。
隣りの会議室は約198平方メートル。広さを強調する吊り天井の大胆な弧を描く装飾彫刻と中心飾り、シャンデリアの光を反射するアカンサス模様の金唐革紙、床を覆う大絨鍛、大テーブルと36個の椅子が悠然として迫力ある時代を感じさせます。

「新築後まもなく、日露戦争(1904〜1905年)の講和条約による樺太の国境画定会議が小樽で開かれることになり、この建物の2階会議室で両国代表による会議が開かれ、隣の貴賓室で祝杯が交わされました」
現地案内看板より

※金唐革紙(きんからかわかみ)
江戸時代にオランダ貿易で欧州から輸入した革製品をヒントに和紙で製造した革に似せた紙。はじめはタバコ入れとか小物を作っていましたが、明治初期から大蔵省印刷局で壁紙を作り、欧米へ輸出するようになりました。

b0212342_05110851.jpg  1階は客溜りと営業室が高いカウンターで仕切られており、力強い格天井と色鮮やかな天井紙等が海運業の隆盛を象徴しています。細部仕様まで復元された照明器具の高さ、机・椅子類の配置が執務状況を実感させ、豪壮な造りの金庫室や支店長室、応接室などとも機能的に調和がとれています。

渡り廊下でつなぐ瓦葺附属舎には球戯室、倶楽部、看貫場(計量室)などが配置され、当時の特徴的な仕様と景観が見られます。

設計者 佐立七次郎(1856~1922)
 安政3年讃岐藩士の家に生まれる。工部大学校造家学科(現東大工学部)の第一期生。同期は辰野金吾(日銀小樽支店・東京駅)、片山東熊(迎賓館)、曽禰達蔵(三井銀行小樽支店)の3人がいる。 卒業後、工部省、海軍省、逓信省を経て、明治30年頃より日本郵船の建築顧問となる。現存する作品としては日本水準原点標庫(東京憲政記念庭園内)がある。」

小樽市公式サイト内、当該文化財紹介ページより(現地配布パンフレットの内容と同じ)

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by h9w457y8i | 2013-11-24 07:48 | Comments(0)

北海道/近代文化遺産リスト旧日本郵船株式会社小樽支店 > フォトギャラリー

画像は2011.2当時のもの。
全ての画像はクリックで拡大できます。

南東角1       南東角2
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左 東側公園より
右 建物北東角。附指定の石造表門、潜門、石塀は、この画像に写っているものと思われるが、詳細は不明。
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東面を南側より      建物入口遠      入口近
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東正面
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東正面縦      東面中央2F1
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営業室
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b0212342_05143781.jpg日本郵船が所有していた「白山丸」。竣工は1923年。太平洋戦争の最中、昭和19年(1944年)、米海軍潜水艦の攻撃を受けて沈没。模型の完成度は非常に高かった。
金庫室入口       金庫       館内案内
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北側階段室      階段室上部      2F廊下
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会議室
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貴賓室       貴賓室天井
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貴賓室       現地案内看板
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by h9w457y8i | 2013-11-23 05:27 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。