サイトマップ > 東京都 江戸時代以前の文化財 > 小林家住宅

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小林家住宅は、東京都西部の山岳地域、標高750mの山の尾根に建っています。建てられたのは江戸時代中期の1700年ごろ。急斜面の山の上に、なぜこんな立派な家が建っているのか。それは、この周辺がかつては江戸などへの良質な炭の供給源で、小林家は炭焼きの組頭だったこと、急峻な山岳地帯では、人や貨物の移動は谷沿いではなく尾根沿いの方が楽だったこと、山崩れの危険を避けるには、川のある谷沿いよりも山の中腹以上に住む方が安全だったこと、そして、小林家が建っている場所は3つの尾根が合わさる、いわば当時の交通の要衝であったこと、が理由だそうです。
山岳地帯の暮らしの様子がよくわかる、保存状態が良好な古民家として貴重な存在であることから、昭和53年(1978年)に国の重要文化財に指定されました。その後檜原(ひのはら)村の所有となり、大規模な保存修理工事が行われ、現在は一般公開されています。
← 現地ガイド説明、現地配布パンフレット、現地案内看板


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アクセス



小林家住宅はマーカー5
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最寄りの駅から徒歩
徒歩圏内には鉄道の駅はありません。
強いて言えば、JR五日市線 武蔵五日市駅が最寄駅になります。道のり20km、高低差420m。


バス
JR五日市線 武蔵五日市駅(終点)の駅前バス停から、西東京バス「五里18」または「五18」系統のバスに乗車。
 ↓
運行頻度は1時間に1本程度。乗車時間 約50分。
運賃 片道 750円。全国共通交通系ICカード利用可能。
西東京バスの時刻表検索は、各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能が対応しています。
 ↓
終点「藤倉」バス停(上の地図、マーカー1)で下車。
 ↓
見学者用モノレール、または徒歩ルート入口(マーカー3)まで、徒歩約30分(1.5km)。緩い上り坂。


駐車場
藤倉バス停(上の地図、マーカー1)までは両側通行ができる、綺麗に舗装された道路がありますが。

↓ 藤倉バス停から先、1.5kmほどは、クルマ1台が通れるほどの細い山道になります。
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途中、ところどころにすれ違うための退避帯があります。

見学者用無料駐車場があります。上の地図、マーカー2
収容台数 5台
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モノレール
見学者用駐車場から現地までは、高低差が150mほどあります。
見学者用の簡易モノレールが設置されていて、管理棟に電話すると、運転手さんが来て動かしてくれます。
運賃は無料。
詳細は、檜原村公式サイトを参照。

2018.10
運行時間 10:00〜14:00
連絡先 小林家管理棟 090-5543-0750
事前の予約も可能です。

↓ モノレールの山麓側の駅。マーカー3。
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↓ これにまたがって乗ります。以前はもっと大きなものだったらしいですが。
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↓ かなりの急勾配!
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↓ 小林家側の駅。10分ほどで到着です。
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↓ モノレールではなく、徒歩でも斜面を登って行けます。徒歩ルートの入口。上の地図、マーカー4
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↓ こちらもかなりの急勾配。
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↓ 30分、息を切らせながら登って、ようやく到着します。山の上からは、この絶景。達成感は得られますが...。
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それなりに健脚でないと、高確率でくじけると思います。






見学のしかた



公開時間、休館日については、檜原(ひのはら)村公式サイトを参照。

2018.10
公開時間 4〜10月 10:00〜16:00、11〜3月 10:00〜15:00
休館日 火曜日。積雪などによる臨時休館もあります。
入館無料。

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↓ ゼイゼイ言いながら急斜面を登って、小林家に辿り着くと、縁側に案内され。
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↓ 敷地内で採れた梅で作った梅干しと、お茶をふるまってくださいました。塩っぱ美味しい!
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お弁当持参で、縁側でピクニックもオススメですよ、とおっしゃっていました。

江戸時代以前の古民家は公開に際して、維持管理上の理由で、元あった場所から博物館などへ移築されてしまうのが一般的ですが、この小林家は、現在では人の往来がほとんどないような急峻な山の上にも関わらず、建築された場所にそのまま保存されています。山岳古民家としては大変珍しい存在です。

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↓ 家の中のかまどでは、炭に火をつけて雰囲気を出していました。ちょっと煙かったけど...。ムカシの人はこうだったんだなと。
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↓ 4月には、裏庭に植えられたツツジの花が一斉に咲いて、それも見ものだそうです。
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文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-10-30 07:28 | 東京 | Comments(0)

サイトマップ > 神奈川県 江戸時代前の文化財 > 朝夷奈切通

大切通

朝夷奈切通(あさいな きりどおし)は、山と海に囲まれた鎌倉に通じる7つの切通、「鎌倉七口」のうちの一つで、7つの中でももっとも峠の標高が高く、急な道とされています。「切通」とは、峠を削って道にした部分、あるいはその部分を含む道路のことを言います。朝夷奈切通は、鎌倉時代の1241年に峠の岩を削る工事が始まりました。切通の鎌倉とは反対側、横浜市側には、当時「六浦津(むつらのつ)」と呼ばれる天然の良港があり、時の執権、北条氏はこれを鎌倉の外港として利用。鎌倉と六浦を結ぶ朝夷奈切通は、重要な交通路となりました。江戸時代まで、切通は麓の村人たちによって整備が繰り返し行われ、切通の入口付近には複数の供養塔が残っています。また明治期には、切通の頂上、大切通付近に茶屋があったことが記録されています。その後も切通は県道として利用されていましたが、昭和31年(1956年)、切通を迂回する現在の県道204号線が開通すると、街道としての役目を終えました。切通周辺はその後開発がほとんど行われなかったため、現在でも往時の姿を比較的良く残していると言われています。
昭和44年(1969年)、鎌倉七口の一つとして鎌倉の地勢と外部との連絡状況を示す重要な遺構である、との理由で、国の史跡に指定されました。そして平成20年(2008年)には、切通周辺のやぐら(中世の納骨施設)群や鎌倉の守護神とされる熊野神社なども、切通を構成する一部として、史跡に追加指定されています。
横浜市教育委員会公式サイト、横浜市教育委員会による現地案内看板など


朝夷奈切通 フォトギャラリー



切通入口へのアクセス


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1. 最寄りの駅から徒歩
1-1. 横浜市側(東側)入口へ。上の地図、赤マーカー3
京浜急行 逗子線 六浦(むつうら)駅 西口から、徒歩約30分(2.1km)。39mの標高差あり、緩い上り坂が続く。
または、
京浜急行 本線 金沢八景(かなざわはっけい)駅から、徒歩約40分(2.8km)。ほぼ平坦。

1-2. 鎌倉市側入口(上の地図、赤マーカー4)への徒歩圏内の駅はない。もっとも近いJR鎌倉駅から、約4.2km(徒歩約55分)。


2. バス
バスの時刻表、乗り方などの情報は、京浜急行バス公式サイト、または神奈川中央交通バス公式サイトへ。

2-1. バスで横浜市側(東側)入口へ。 赤マーカー3

京浜急行 本線 金沢八景駅から
神奈川中央交通バス(通称「神奈中バス」。バスにペイントされているロゴは「Kanachu」)1番バスのりば(上の地図、青マーカー1)から、
神奈中バス 船08系統 大船駅行きバス
神奈中バス 金24系統 上郷ネオポリス行きバス
神奈中バス 金25系統 上郷ネオポリス行きバス
のいずれかに乗車。運行頻度は3つの系統を合わせて1時間に3〜4本。

あるいは、

京浜急行バス 2番バスのりば(青マーカー2)から、鎌24系統 鎌倉駅行きバスに乗車。運行頻度は1時間に2本。

いずれのバスでも、乗車時間8分、運賃210円。全国共通交通系ICカード使用可能。中乗り、前降り。

「朝比奈(あさひな)」バス停下車。バス停から入口まで徒歩約2分。

金沢八景駅前 京浜急行バス 2番バスのりば。
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朝比奈バス停。


朝比奈バス停の目の前にこんな感じの案内看板があるので、入口までの道はすぐにわかる。
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入口までの道。
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切通、横浜側入口。右側の道。
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入口にある案内看板。




2-2. バスで鎌倉市側(西側)入口へ。 赤マーカー4

JR および 江ノ島電鉄 鎌倉駅 東口 5番バスのりば(青マーカー4)から、京浜急行バスの
鎌23系統 鎌倉霊園正門前太刀洗(かまくられいえんせいもんまえ たちあらい)行きバス
鎌24系統 金沢八景駅行きバス
のいずれかに乗車。運行頻度は両方の系統を合わせて1時間に5〜6本。乗車時間12分、運賃210円。全国共通交通系ICカード使用可能。中乗り、前降り。
「十二所(じゅうにそ)」バス停(青マーカー5)下車。バス停から入口まで徒歩約9分(600m)。ほぼ平坦。

JR鎌倉駅 東口改札口から、5番バスのりばを見たところ。改札口のすぐ目の前にある。
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十二所バス停。
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十二所バス停から鎌倉市側入口への道を見たところ。
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このような案内も所々にある。
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最初は道の両側に住宅などが立ち並ぶが、やがて建物はなくなり、山道っぽくなっていく。
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鎌倉市側の入口。左側の道。



3. 駐車場
史跡付属の駐車場はない。
横浜市側入口の半径500m以内に複数の駐車場あり。NAVITIME駐車場案内ページにて、「朝比奈」(バス停)で検索。
鎌倉市側入口の周辺には時間貸し駐車場はない。

小切通(赤マーカー2)







歩く時の注意点


横浜市側入口と鎌倉市側入口の距離は、約1km。手で何かを掴まなくては登れないような、崖のような坂はないが、所々に急な部分はある。普通の運動靴であれば通過可能。
ただし、峠の大切通から鎌倉側は常時水が流れていて、滑りやすくなっている。防水か、ぐっしょり濡れても良い靴を履いてくることをオススメする。雨の後は川のようになっており、進むのがためらわれるほど。





岩の壁に掘られた「やぐら」


熊野神社







管理人のおすすめポイント



いつ行っても足が濡れる。それさえ気にしなければ、鎌倉にある7つの切通のうち、もっともダイナミックな岩の開削部分を見られる切通です。また、多数のやぐらや熊野神社などの古い宗教施設もあり、普通のハイキングコースでは味わえない、なんだか神秘的な雰囲気すら漂っています。急な坂はちょこっとありますが、1kmと距離は短く、それほどの体力は必要としません。切通の両端入口それぞれの近くに、頻繁に運行しているバスの停留所があり、アクセスもgood。いつもと違う鎌倉散策を楽しみたければ、しっかりした運動靴を履いた上で、是非訪れていただきたいです。

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フォトギャラリー

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-09-04 05:37 | 神奈川 | Comments(0)

サイトマップ > 神奈川県 江戸時代以前の文化財 > 朝夷奈切通 > フォトギャラリー


1 京浜急行 金沢八景駅前 京急バス2番のりば。ここからバスに乗る。
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2 朝比奈バス停。ここから切通入口までは徒歩数分。
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3 朝比奈バス停のすぐ横にある案内看板。
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5 朝比奈バス停から横浜市側入口への道。
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6 切通の横浜市側入口。切通は右側の道。
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7 入口に設置された案内看板。
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10 かつての道普請で亡くなった人足を弔うためか。
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11 横浜横須賀道路の下を通る。切通を歩いていて、開発されているのはここくらい。
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14 今でも土嚢などで補修されている。
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15 実際、管理人が歩いている最中もあちこちで小さな落石があった。
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16〜19 小切通。
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22 中世の納骨施設、"やぐら"の跡。切通の周囲にはこのようなやぐらが多数残されている。
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29〜34 大切通。高さは20mほどありそう。
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33 横浜市と鎌倉市の境界にあたる。
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35〜44 熊野神社と参道。大切通から参道が分岐している。参道はここしかなく、自動車は通れない。社の修復などはさぞかし大変なんだろう。
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47 訪れた頃は極寒の日が続き、昼間でもツララが。
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48 いつ訪れても、大切通から西側の道には水が流れている。湧き水があるのだろう。
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54 西へ。坂を下っていく。
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58 鎌倉市側の入口に近づくと、車両も通れそうな道になってきた。
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60 鎌倉市側の入口。
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61 左側の道が切通。
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62 鎌倉市側の入口には、昭和16年(1941年)に立てられた石碑がある。当時の観光案内のようだ。
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66 さらに西に歩くと、住宅地の中に出る。
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69 鎌倉市側からのアクセスで降りるバス停、十二所(じゅうにそ)。
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70 十二所バス停から切通に通じる道路の入り口を見たところ。
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71 鎌倉駅東口、5番バスのりば。ここからのバスで、十二所バス停に向かう。
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by h9w457y8i | 2018-02-22 15:53 | 神奈川 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。