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【世界遺産】 モン・サン・ミッシェルとその湾  修道院と大聖堂 外観

Mont-Saint-Michel and its Bay
(「Mont-Saint-Michel」はフランス語)
(日本語では、現地配布パンフレットによると「モン・サン・ミシェル」「モン・サン・ミッシェル」「モン・サン=ミッシェル」と、いろいろな表記がある)


708年から建設開始。13世紀ごろ、ほぼ現在の姿が出来上がる。*1
8~16世紀建築のロマネスク、ゴシック、ルネサンス各時代の様式を持つ。*2

世界文化遺産  1979年、登録。


「モン・サン・ミッシェルとその湾」関連の記事
修道院と大聖堂 内部
島内の町並み
見学メモ (アクセス方法、入場料金などの観光案内)
モン・サン・ミッシェル観光局発行パンフレット







フランス北西部、イギリス海峡を望むのどかな牧草地の沖、約1.5km。
海上にポコンと突き出た高さ約80m、直径約200mほどの円錐形の小島の上に、このフランス随一の観光地、モン・サン・ミッシェルは屹立している。
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モン・サン・ミッシェルとは、直訳すると「聖・ミカエルの山」という意味。
悪魔の象徴である竜と戦いそれに打ち勝つ、天使の軍団長、大天使ミカエルのお告げに従い、708年、アヴランシュ(モン・サン・ミッシェルの北東約13kmの隣町)の司教オベールがこの島にミカエルを奉る聖堂を建てたのが始まりとされる。
聖堂ができてまもなく、モン・サン・ミッシェルは大規模なキリスト教の巡礼地となり、10世紀にはベテディクト会の修道僧が居を構えるようになる。
西暦1000年以前には前ロマネスク様式の教会が建てられ、さらに1010年には地下納骨堂の上を覆うように、岩山の頂上にロマネスク様式の大聖堂が建てられ、北壁に貼りつくように、最初の修道院が建てられた。
その後も修道院の拡張、ゴシック様式部分の増築、14世紀のイギリス・フランス間で起きた百年戦争のための要塞化工事、ロマネスク様式の内陣のゴシック・フランボワイアン様式への変更(聖堂内部の記事参照)など、幾多の増改築が繰り返され、内部は迷路のようになっている。
18世紀末のフランス革命で修道院が廃止されると、1863年まで国の監獄として使用され、そのあいだに荒廃が進んでしまった。1865年、再び修道院として復活、1874年にフランス政府の歴史記念物局の管理下に置かれ、現在に至るまで修復工事が続けられている。
1969年以降、修道会僧侶により常時聖職者の活動も営まれている。*1








島に続く堤防の上から。島の南側を撮影。
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修道院入り口から海岸方向。ちょっと分かりにくいが、海岸線よりも向こうは田園地帯が広がる。
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黄色い部分が修道院付属の大聖堂。赤く囲った部分が修道院。
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島の頂上に立つ大聖堂の尖塔。
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島の南東部には、10世紀から14世紀にかけて出来上がった町並みが連なり、岸壁にまで迫っている。*1
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堤防を渡りきったところにある島内への入り口。1590年にガブリエル・デュ・ピュイによって作られたバボル門。*1
この門の前に、レンヌ駅からの直行バスのバス停がある。
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大聖堂の東側。ゴシック様式の教会の祭壇の外側は、たいていこんな風な複雑な形になっているが、どうしてだろう?
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狭い町の通りを抜けると、修道院への階段が見えてくる。
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修道院手前、島の南東部にある展望台。丸い穴の中は井戸のようになっていた。
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修道院と町並みの間の擁壁。世俗と聖域とをキッパリ切り離す決意を表すかのように、切り立っていた。
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修道院入り口への階段。修道院の南側にある。
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修道院入り口。要塞化されている。
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修道院入り口から内部に伸びる大階段。右手が教会。左手が修道僧の居住棟。14世紀から16世紀にかけて造られた。もともとは修道院の幹部たちのために、その権威を象徴するように荘厳で巨大なつくりになっている。*4
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大階段沿いの教会の壁。
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教会の壁のところどころに、このような水道の出口が。竣工当時からあったものなのだろうか?
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石の壁の隙間をのぞくと、かなり入り組んだ造りが垣間見えた。
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1897年に完成した、ネオ・ゴシック様式の尖塔と鐘楼。*1
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尖塔の最上部には、1897年に彫刻家エマニュエル・フレミエによって製作されたミカエルの像が立っている。1987年に修復。*1
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修道院内にあるミカエル像のレプリカ。
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見学を始めた当初はどんよりと曇っていたが、気がつくと青空が広がり始めていた。薄暗い曇天も、要塞・監獄然としたこの建物群の雰囲気にピッタリだが、日が当たるとそれはそれで美しい尖塔の色彩が映えて、新たな表情を見せてくれた。
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大聖堂西側の「西のテラス」より、大聖堂のファサード*6 。ここにはかつて教会の身廊が伸びていたが、18世紀の火災で焼け落ちてしまった。ファサードは1780年に再建されたもの。*1
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「西のテラス」*1から、西方向を望む。
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「西のテラス」より、島の北側に広がる湾を望む。
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「西のテラス」の下から、同じく島の北側の湾に向いて。
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「西のテラス」下の中庭。島の北側に当たる。
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テラス下から、北壁の修道院を見上げる。壁の最上部、3つ並んだ窓のような部分。現在は転落防止用に分厚いガラスがはめ込まれているが、昔は足元までの巨大な開口部だった。この内側は、別の棟へ行くための分岐点の役割を果たしていた列柱廊。修道僧の祈りと瞑想の場。*1
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北側中庭の更に下。修道院の北側の壁。
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修道院の西のずっと下。かつてはこのような岩山だったのだろう。島の中心部はすっかり建物に覆われて、岩がほとんど見えなくなっている。
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島の周辺の海ではヨーロッパ最大の干満差が観測され、かつては満潮になると島への道が消えてしまい、波にのまれた巡礼者も数多かったようだが、現在は1879年に造られた堤防によって結ばれ、潮の満ち引きに関係なく訪れることができる。*3
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しかし、近年はその堤防のせいで砂が沈殿、堆積し、ぐるりと海水で囲まれることは稀となってしまった。海が「馬が駆けてくるような」速度でモン・サン・ミッシェルまで押し寄せる光景はなかなか見られなくなってしまったのである。*3

堤防周辺の砂泥。堤防上から西に向いて撮影。
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海岸線と島の間の湾内に堆積した砂。修道院から南に向いて撮影。
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2005年より、障害となる砂と堤防に沿ってできた駐車場を整理し、モン・サン・ミッシェル本来の姿に戻す環境整備工事が進められている。(島内の見学に支障はない。) 周辺は危険な流砂床となっており、勝手に歩くのは禁止されている。しかしツアーガイドを伴えば、干潮時に湾内を歩行し、記事途中の画像にあった島まで行くことができる。*3, *5






見学メモ
アクセス、普段の見学などの観光情報については、見学メモ記事を参照。



*1 現地配布パンフレットより
*2 Yahoo百科事典より
*3 フランス観光開発機構公式サイトより
*4 現地オーディオガイドより
*5 モン・サン・ミッシェル観光局公式サイトより
*6 用語解説
by h9w457y8i | 2012-01-31 17:23 | フランス | Comments(0)

【世界遺産】 モン・サン・ミッシェルとその湾  現地配布パンフレット

モン・サン・ミッシェル観光局発行、島内観光局と修道院入り口で配布しているパンフレット。

モン・サン・ミッシェルへのアクセス

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by h9w457y8i | 2012-01-31 16:39 | フランス | Comments(0)

本吉屋本店

もとよしや ほんてん



西鉄柳川駅経由で、重要文化財の旧筑後川橋梁を訪れた際に立ち寄った。せっかく柳川に来たんだから、うなぎでしょ。シーズンオフだけど。

この本吉屋は「うなぎのせいろむし」の元祖らしく、300年余り前から秘伝の味を今日まで伝えている店として名高いらしい。*1

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年季の入った仲居さんが出てくるのかと思いきや、意外にも女子高生然とした10代後半の女の子が何人もいて、そのうちの一人が案内してくれた。冬休みのバイトかな。
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うなぎのせいろ蒸し。上に載っているのは錦糸卵。2900円。アツアツで美味かった。
ただし、やはりシーズンオフだからか、脂が最高にのっている、というかんじではなかった。値段相応かと言われれば……やや高いか。
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本吉屋 本店

福岡県柳川市旭町69番地 
電話番号  0944-72-6155

開店時間 10:30~21:00
休業日 第2、第4月曜日

クレジットカード この記事掲載時は使用不可。


アクセス
<クルマ>
店舗付属の駐車場あり。

<鉄道および徒歩>
西鉄柳川駅から、徒歩約12分(約1km)

<鉄道およびバス>
西鉄柳川駅バスターミナル2番乗り場
 ↓
 ↓ 西鉄バス「佐賀駅(バスセンター)」行きバス。
 ↓ 時刻表、運行頻度、料金は、西鉄バス公式ホームページ、時刻表検索機能参照。
 ↓
「京町(きょうまち)」バス亭(下の地図の黒アイコン)下車
 ↓
 ↓ 徒歩約2分(120m)
 ↓
店舗


google map



*1 本吉屋公式ホームページより
by h9w457y8i | 2012-01-29 15:01 | Comments(0)

旧日本郵船株式会社小樽支店 パンフレット

旧日本郵船株式会社小樽支店で配布されているパンフレット。

建物の紹介ブログはこちら

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by h9w457y8i | 2012-01-23 11:14 | Comments(0)

A & M

A & M


パリ16区=パリ市街南西部。
日本人がオーナーシェフの人気のビストロ。らしい。

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周囲の雰囲気は、下町。夜は、正直あまり一人でウロウロしたくない。

前菜、メイン、デザートのランチ・セットが、26ユーロ。



前菜にあたる、マッシュルームのスープ。
日が差し込んで見難い写真になってしまったが。
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クリーミー。濃厚。シンプルな味。おいしい。



メイン。英語のメニューを出してくれたが全然分からないので、オススメは何かと聞いて答えてくれたモノ。
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グリーンサラダと、マッシュポテト…?
グリーンサラダにはいかにも自家製の、あっさりしたフレンチ・ドレッシングが。

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バターたっぷりのポテトを食べ進むと、
中からコンビーフ?が出てきた。
しっかりおなかにたまるかんじ。うまい。
けどヘビー。
完食するのは修行だった。




そして、今回の目当てだった、フォンダン・ショコラ。とバニラアイス。
英語メニューには「hot chocorate cake」と書かれていた。と思う。
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中はアツアツトローリのチョコ。甘すぎず。おいしい!
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はちきれそうな胃をかかえつつ平らげた。次回は前菜かメインを抜こう。

庶民的なビストロ、という店構えだが、料理の内容は、ビストロよりもちょっと上のカジュアルなレストラン、という印象だった。





A & M 
(ガイドブックによってはA.M.Bistrotと書かれている場合もある)

住所 136, boulevard Murat 75016 Paris
電話番号 01.45.27.39.60
開店時間 12:15~14:00、19:15~22:30
休業日 土曜日(ランチ)、日曜・祝日、8月、12月31日
google map

公式ホームページ(フランス語のみ)
by h9w457y8i | 2012-01-22 16:21 | Comments(0)

Pierre Hermé ~Paris Cambon

ピエール・エルメ ~パリ、カンボン店




パリ1区、コンコルド広場近くのピエール・エルメの一支店。
以前食べたラデュレのマカロンと、食べ比べる目的で訪れた。

カンボン(Cambon)通り。黄色く囲ったところが店舗。
google mapでは 「コンボン」 と表記されている)
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チョコレートとマカロンの専門店であり、喫茶店の併設はない。
…画像がイマイチだな。

ショコラ、
アンフィニマン・カラメル、
アンフィニマン・ヴァニーユ(3種のバニラ入りホワイトチョコレートガナッシュアラベスク)
の3種類を、合計7個。
パッケージ込みで12ユーロ弱。
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帰宅後3秒後には、ショコラ1個だけが残った。
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ラデュレとの比較は…。
ショコラは、中のクリームがこっちのほうが濃厚なかんじがして、自分は好きかも。
家族の感想は「こっちのほうが上下の部分がサクサクしてて美味しい」






Pierre Hermé ~Paris Cambon

4, rue Cambon 75001 Paris
開店時間 10:00~19:00
休店日 日曜日
google map


パリには、このカンボン店の他に5つの店がある。
日本にも、東京に7店舗、大阪に1店舗がある。

ピエール・エルメ公式ホームページ(日本語)
by h9w457y8i | 2012-01-21 09:55 | Comments(0)

【重要文化財】 旧吉原家住宅

きゅうよしわらけじゅうたく


附(つけたり*1) 御成門(おなりもん)

1825年(江戸時代後期)、竣工。

桁行(けたゆき*1)16.9m、梁間(はりま*1)12.9m、切妻造(きりづまづくり*1)段葺、南面玄関附属、本瓦葺(ほんがわらぶき*1)、一部桟瓦葺(さんかわらぶき*1)
西面南突出部 桁行11.9m、梁間7.9m、切妻造、本瓦葺、
西面北突出部 桁行8.9m、梁間6.0m、切妻造、本瓦葺、一部桟瓦葺

国指定重要文化財  平成11年(1999年)、指定。






旧筑後川橋梁から歩いていける距離に、重要文化財に指定された江戸時代後期の民家があるというので、夕暮れ時に訪ねてみた。



「吉原家は,江戸時代には町の別当職(町の行政的支配者*2)を代々勤め,後に大庄屋を兼ね,巡見使等の宿泊にも供された旧家である。
 屋敷は南面し,正面中央に御成門を構え,前庭を挟んで主屋が建つ。主屋は部材の墨書より文政八年(1825)の建築で,天保九年(1838)には幕府巡見使の宿泊に備えて増改築が行われた。御成門はこの時に新造されたものである。
 旧吉原家住宅は,複雑な屋根の構成と大壁造の重厚な外観,玄関から上ノ間に至る接客部分と、住居者用の内向き部分の動線が明確に区分された平面構成に特色がある。
 また,楠の大材を使用した土間廻りの豪快なつくりと,優れた細工による座敷廻りの洒落た意匠とを兼ね備えている。江戸後期の上質な大型民家の姿を伝えるものとして,高い価値が認められる。」
文化庁文化財等データベースより



御成門と、その前の道路。
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附(つけたり)に指定されている御成門(おなりもん)。
幕府からの使者や藩の支配階級など、身分の高い賓客しか通れず、普段は閉まっていた。
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1月上旬に訪れたため、しめ飾りが見える。


御成門の軒下から、主屋正面、接客部分。ここには藩主や藩の支配階級の武士、幕府からの使者を迎えた。賓客を迎える上の間は御成門をくぐった正面に位置しており、客は玄関を通らず、直接屋敷に上がれるようになっていた。また保安の目的で、かつては御成門とこの接客部分の間には衝立があり、通りから身分の高い者の訪問をうかがえないようになっていたが、重要文化財指定に合わせて取り払われ、このような庭が整備された。
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この木は屋敷が立てられたときからあったらしい。
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玄関。和風建築の屋根では最も高級とされる入母屋の屋根に本瓦葺。屋根の造りだけでも格式の高さがうかがえる。
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間取り図。
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三の間から上の間方向。
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三の間。天井を見ると(画像が暗くて分かりにくいが)、何枚もの板を並べてある。
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一方、上の間の天井はもっと大きな長い板=高級材となり、高級な部屋の証らしい。
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上の間。
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上の間にあった、文部大臣発行の「重要文化財指定書」。
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上の間の欄間。細かい細工がなされている。木工の町、大川の伝統工芸である。
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接客部分の部屋と濡れ縁の間にある、入側(いりがわ)。書院造に見られる。御家来衆の控えの場でもあった。
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接客部分の濡れ縁。縦方向は一枚の板で、長さは10m以上。こんな長い真っ直ぐな木材はなかなか手に入らない。京都からわざわざ取り寄せたそうである。ここにも高い格式の証が。
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次の間。
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一方、居住者と使用人が使っていた土間の梁。楠(くす)の巨大な板を使っており、豪快なつくりとなっている。
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土間の梁の中に見える、打ち出の小槌。節を隠すための棟梁の遊び心らしい。このような細工は屋敷のあちこちに見られる。
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台所。
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居住区域に設けられた2階。明治になり、藩がなくなってから設けられた。最初になかったのは、ここからだと上の間や次の間の賓客を見下ろすかたちになってしまうため。
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母屋の北側に建つ、2棟の土蔵。現在は資料館となり、吉原家の所蔵品を展示している。
訪問時は閉館していた。
……それと、屋敷の案内をして下さった係の方。建物の特色や構造はもちろん、吉原家の成り立ちから大川市の歴史まで、幅広い知識をお持ちで、こちらからの質問にも常に即答されていた。
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現地案内看板。
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見学メモ

アクセス
<鉄道およびバス>
① 西鉄天神大牟田線「西鉄柳川(にしてつやながわ)」駅経由の場合。
駅前バスターミナル、2番乗り場。(旧筑後川橋梁の記事に乗り場の画像あり。)
 ↓
 ↓ 西鉄バス「佐賀駅(バスセンター)(佐賀駅BCと表記されることもある)」行の路線バスで、
 ↓ 約20分。1時間に2本。350円。suica使用可(旧筑後川橋梁の記事参照)。
 ↓ 時刻表は西鉄バス公式ホームページ参照。
 ↓
「中原高木病院前(なかばるたかぎびょういんまえ)」バス亭(下の地図の黒アイコン)
 ↓
 ↓ 徒歩約16分(約1200m)
 ↓
現地。
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下の地図の、駐車場を示す黒アイコンの辺りに、このような案内看板がある。
画像に写っている道路は県道734号線。

② JR長崎本線「佐賀」駅経由の場合。
佐賀駅の東寄り高架下の「佐賀駅バスセンター」
 ↓
 ↓ 西鉄バス「西鉄柳川駅」行の路線バス。約30分。1時間に2本。480円。
 ↓ 時刻表は西鉄バス公式ホームページ参照。
 ↓
「中原高木病院前」バス亭。ここからは西鉄柳川駅経由参照。

<クルマ>
九州自動車道八女ICより、約15km。あるいは長崎自動車道東脊振ICより、約17km.
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施設附属の見学者専用駐車場(下の地図の黒アイコン)。
5~6台程度のスペースがある。無料。

<鉄道およびレンタサイクル>
西鉄柳川駅で自転車を借りられる。5~24時。一日500円。自転車のタイプは、いわゆる「ママチャリ」。詳しくは、西鉄公式サイト内、駅レンタサイクル案内ページ参照。
西鉄柳川駅から現地まで、約7.9km。


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普段の見学
開館時間、休館日については、大川市役所公式サイト内、旧吉原家住宅案内ページ参照。見学無料。
案内係の方による、吉原家の成り立ちや建物についてのかなり詳しいガイドあり。無料。予約不要。

特別公開
特になし。

問い合わせ
現地案内所(大川市公式ホームページで、「旧吉原家住宅」でサイト内検索)、もしくは大川市教育委員会へ。大川市役所公式ホームページ参照。




*1 用語解説
*2 大川市教育委員会作成のパンフレットより。
by h9w457y8i | 2012-01-20 10:52 | 福岡 | Comments(0)

旧吉原家住宅 パンフレット

国指定重要文化財、旧吉原家住宅のパンフレット。

大川市教育委員会作成。

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by h9w457y8i | 2012-01-20 08:44 | Comments(0)

【重要文化財】 旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)

きゅうちくごがわきょうりょう (ちくごがわしょうかいきょう)

昭和10年(1935年)、竣工。

鋼製昇開橋、橋長507.2m。
鋼製ワーレントラス*1 2基、鋼製吊上塔2基、鋼製プレートガーダー*1 13基(可動桁1基を含む)、コンクリート造橋台(きょうだい*1)2基(左岸側翼壁(よくへき*1)を含む)、鉄筋コンクリート造橋脚14基、バランスウェイト及び巻上装置1式(機械室を含む)よりなる。

国指定重要文化財  平成15年(2003年)、指定。
日本機械学会認定機械遺産*1  平成19年(2007年)、認定。






かつては国鉄佐賀線が通っていた鉄道橋。橋桁の一部が上下に昇降するタイプの可動橋としては、日本に現存する最古の橋。*3
2009年の夏から補修工事が行われていたが、昨年の2月にそれが終了したというので、先日訪れてみた。


「旧筑後川橋梁は,有明海に注ぐ筑後川河口より約8.5km上流に位置する昇開式の可動橋である。佐賀線の建設に際して,筑後川の舟運に配慮し,可動橋として計画され,昭和7年4月に起工,同10年5月に竣工した。橋脚及び両端部橋台の下部構造と,可動桁,吊上塔及び控えトラス桁,さらにその両側に配した鈑桁等の上部構造からなり,全体で507.2mと長大である。
旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)は,わが国に現存する最古の昇開式の可動橋として,貴重なものである。大規模な構造躯体と技術的完成度の高い可動装置の設計及び施工を,専門を異にする技術者らの高度な協同作業のもとに実現した,鉄道可動橋建設技術の確立を表徴する遺構として,重要といえる。」*2

「軟弱な地盤と筑後川の干満の差が大きいため、橋脚の掘削作業は困難を極め、建設には大変な苦労があったと伝えられています。橋桁は若津の造船所で組み立てられ、2隻の台船に乗せられたまま潮の干満を利用して橋脚に設置されました。
筑後川は、当時、大型船舶の運航が頻繁だったため、旧国鉄佐賀線設置時に船舶会社と協議し、列車通過以外は船舶が優先されることが約束され、現在でも、可動橋は通常上がっています。」*3

設計は、旧鉄道省の技術者であった坂本種芳、稲葉権兵衛ら。*3



福岡県大川市側=左岸の堤防、河口側から上流方向に向いて撮影。
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大川市側堤防、上流から河口方向に向けて撮影。
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大川市側の、橋の入口。ゲートが設けられており、夜間は閉鎖される。
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吊り上げ塔下から大川市側の堤防を向いて撮影。
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大川市側の吊り上げ塔の下にある管理室。佐賀市側にはない。
管理室の手前にもゲートがある。可動桁が上がっているときは閉じられている。
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吊り上げ塔下、管理室前から、もう一方の吊り上げ塔。
ここに全長24mの可動桁が降りてくる。
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可動桁を下から見上げる。
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大川市側=左岸側の吊り上げ塔の、トラス構造。
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大川市教育委員会が設置した現地案内看板。
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見学メモ

アクセス

<鉄道およびバス>
財団法人「筑後川昇開橋観光財団」が運営する公式ホームページ参照。JR佐賀駅からと、西鉄柳川駅からの二通りの行き方がある。今回の訪問は西鉄柳川駅経由、大川市側=左岸へ。b0212342_9372733.jpg西鉄柳川駅。

b0212342_9382552.jpg西鉄柳川駅前のバスターミナル。ここの2番バス停から乗車。

 ↓
 ↓ 西鉄バス「佐賀駅(バスセンター)」行きで約25分。
 ↓ 「バスセンター」は「BC」と表記されることもある。
 ↓ バスの時刻表、運賃は、西鉄バス公式サイト内、時刻表検索ツール参照。
 ↓ 運行頻度は1時間に2本。350円。
 ↓ JR東日本のsuicaも使えた。ただし、降りるときだけでなく、
 ↓ 乗車時にも昇降口に取り付けられた機械にタッチする必要がある。
 ↓
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「大川橋」バス亭。下の地図の黒アイコン。

 ↓
 ↓ 徒歩約10分。
 ↓
現地

<クルマ>
九州自動車道八女ICより、約16km。あるいは長崎自動車道東脊振ICより、約16km.
佐賀市側の橋のたもとがどうなっているかはわからないが、大川市側は公園として整備されており、見学者用の無料駐車場がある。
b0212342_1055433.jpg大川市側=左岸側の駐車場。


<レンタサイクル>
西鉄柳川駅で自転車を借りられる。5~24時。一日500円。自転車のタイプは、いわゆる「ママチャリ」。詳しくは、西鉄公式サイト内、駅レンタサイクル案内ページ参照。
西鉄柳川駅から現地まで、約8.5km. 経由する道に自転車専用道路はみつけられなかった。


google map

普段の見学
橋の上は遊歩道として整備されており、歩行が可能。ただし、自転車、ペット同伴は不可。
通行できる時間帯は以下の通り であり、夜間はゲートが閉まって立ち入れない。
3月~11月 9時~21時
12月~翌年2月 9時~17時
休業日は月曜日。ただし祝日の場合は翌日。および12月29日~1月3日
また、強風の場合は立ち入れないことがある。
通行は無料。
以上、*3

可動桁の昇降時刻は、公式サイト参照。サイクルは1時間に1回。橋桁が下がっていればその上を歩いて渡ることができる。

(2012年に、昇降橋部分が故障のため、通り抜けができなくなっていたが、2013年6月に復旧し、それ以降は通行可能
特別公開
特になし。

問い合わせ
財団法人「筑後川昇開橋観光財団」が運営する公式ホームページ参照。



*1 用語解説
*2 文化庁文化財等データベース。構造や建設工事などについての更に詳細な解説あり。
*3 大川市側吊り上げ塔の下にある管理室でもらったパンフレットより。
by h9w457y8i | 2012-01-13 11:43 | 福岡 | Comments(4)

旧筑後川橋梁 (筑後川昇開橋) パンフレット

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by h9w457y8i | 2012-01-13 10:52 | Comments(0)

だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。


by h9w457y8i

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