本庄ダム 本庄水源池

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本庄水源地堰堤水道施設への行き方・見学案内は、前回のページを参照してください。


広島県呉市にある、国指定重要文化財のこの水道施設。
大正7年(1918年)に完成した立派なダムをはじめとする土木遺産であると同時に、現役の上水道施設でもあります。

前から行ってみたかったのですが、普段の見学は要予約、平日のみ、水道学習の機会として、ということなので(詳しい見学のしかたは前回のページを参照)、二の足を踏んでいたのですが。

桜の開花時期には予約なしで見学できる特別公開を実施しているというので、先日、行ってきました。


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県道31号線、呉市街側から、上の地図、青マーカー2の場所。郵便ポストがある横道を右に曲がります。ポストのすぐ横には、「水源池前」バス停があります。
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水源地、ダム下広場へのゲート。普段は閉まっています。近くに立っていた誘導員の方の案内に従って、このゲートの中にクルマを乗り入れます。
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ダムが見えるところまでクルマを進めれば、あとはどこにクルマを停めてもいいような感じでした。
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↓ ダムの上からみたところ。アスファルトが敷かれているところにクルマを停めました。
画像の下部分に写っている階段は、文化財の構成要素。
一方、右側の赤丸も、文化財を構成する「丸井戸」。結構デカイです。
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国の重要文化財に指定されているのは、堰堤(ダム)、丸井戸、第一量水井、階段の4つです。

堰堤(えんてい)=ダム。上の地図、赤マーカー4。高さは25m、ダム上辺の長さは97mあります。
ダム正面
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壁面拡大。柵があり、これ以上は近づけません。
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壁面下部
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ダムの上から。
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↓ 丸井戸。上の地図、赤マーカー2。ダム下の広場にあり、直径は約10m。ダム湖の水ではなく、隣を流れる二河川(にこうがわ)から直接取り入れた水の石や砂をここで沈殿させてから、第一量水井に送っていました。
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第一量水井(だいいちりょうすいせい)。ダム下広場にあります。赤マーカー3。長さ約15m。ダムの取水塔と丸井戸から来た水をここに集め、取水場に送ります。
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拡大
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ダムの上から。
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堰堤の横に付けられた階段。上の地図、赤マーカー1。堰堤の下からてっぺんまで登るためのものです。
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堰堤の横に付いています。
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重要文化財 現地案内看板
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丸井戸と二河川の間の歩道から、ダムの上に上がることができます。
上の地図、青ライン。
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ダムの上の広場。左奥は呉市上下水道局の建物。文化財ではございません。
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ダム上辺。柵があってこれ以上ダムには近づけません。
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ダム湖。
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ダム湖の真ん中には水神様が。ダム湖百選にも選ばれています。
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広島市内では満開は過ぎていましたが、ここは標高200mで山奥であるせいか、満開をちょっと過ぎた感じ。
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ダム上の広場には30分ほどいましたが、ずっと自分一人でした。お天気も良く、穏やかで静かなお花見を満喫できました。
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本庄水源地堰堤水道施設 フォトギャラリー(52枚)

このページは、
呉市公式サイト
文化庁国指定文化財等データベース
現地案内看板
などの記述を参照しています。

by h9w457y8i | 2019-04-17 09:13 | 広島 | Comments(0)

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本庄ダム 本庄水源池

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本庄水源地 堰堤水道施設(ほんじょうすいげんち えんていすいどうしせつ)は、旧日本海軍・呉鎮守府(ちんじゅふ)専用の上水道供給源として、大正7年(1918年)に竣工した施設です。設計は呉海軍経理部建築科が手がけました。一方、もともと沼や沢を埋め立てた土地が多かった呉市では、井戸水の質がとても悪く、疫病がしばしば流行していました。そこで施設の完成後、呉市は海軍から水の供給を受けることとなりました。
堰堤は重力式コンクリートダムで、美しい石張りで装飾されています。旧海軍土木技術の粋を集めた施工精度はとても高く、また当時の施設がそのまま残り、現在も呉市の主な上水道施設となっている点も高い価値があります。これらのことから、平成11年(1999年)、施設を構成する堰堤(ダム)、丸井戸、第一量水井(だいいちりょうすいせい)、階段が国の重要文化財に指定されました。また、ダム湖は「本庄貯水池」としてダム湖百選に選ばれています。


本庄水源地堰堤水道施設 フォトギャラリー(52枚)




アクセス



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最寄りの駅から徒歩
徒歩圏内(道のりで3km以内)に鉄道の駅はありません。

あえて言うなら、道のりで6.4kmのところにJR天応(てんのう)駅があります。
ただし駅から現地までは標高差で200mの登りとなっていて、結構キツいと思います。


バス
広島電鉄バス(広島バスとは別です) 水源池前 バス停(上の地図、青マーカー1。2付近)から現地まで、徒歩約4分(300m)。

広島電鉄バスの時刻、料金検索は、各種乗り換え案内アプリやGoogle Map ルート案内機能が対応しています。

全国共通交通系ICカード利用可能。

JR呉駅からだと、
呉駅前 1番バスのりば(上の地図、青マーカー4)から、
21-1系統 熊野営業所 行きバスに乗車。
 ↓
[運賃] 360円
[運行頻度] 1時間に2〜4本
[乗車時間] 約30分
 ↓
水源池前 バス停下車。


駐車場
春の特別公開時は、水道局敷地内、堰堤(ダム)下の広場が無料の臨時駐車スペースになります。

県道31号線沿い、臨時駐車スペースへの入口。青マーカー2
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水源地の入口。普段はこのゲートは閉まっています。ここからクルマを乗り入れます。
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↓ 堰堤(ダム)の上から見た敷地。特に駐車するスペースは決まっていないので、適当に停めます。
なお、右側の赤く囲った部分は「丸井戸」です。
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見学のしかた


本庄水源地堰堤水道施設は、呉市上下水道局が管理する現役の上水道施設です。
重要文化財に指定された施設はやや奥まったところにあるので、すぐ隣を通る県道31号線からも、見ることはできません。

呉市上下水道局の公式サイトによると、普段は安全管理のために一般市民の立ち入りは禁止ですが、水道学習のための施設見学なら、平日に要予約で見学を受け付けています。

また毎年、桜の開花時期には堰堤周辺が特別公開され、敷地内でお花見を楽しむことができます。
重要文化財に指定された各施設を見学することもできます。
予約は不要です。

特別公開される日時については、呉市上下水道局に問い合わせてください。
2019年は3月23日(土)〜4月14日(日)に公開されていました。

下の画像は、2019年春、いずれも堰堤の上で撮ったものです。
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国の重要文化財に指定された施設の説明や訪問記


本庄水源地堰堤水道施設 フォトギャラリー(52枚)

文化財分布マップ

この記事は、
呉市公式サイト
文化庁国指定文化財等データベース
現地案内看板
などの記述を参照しています。

by h9w457y8i | 2019-04-15 09:38 | 広島 | Comments(0)

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国指定重要文化財

国登録有形文化財

国指定史跡

文化財分布マップ


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国指定重要文化財 本庄水源地堰堤水道施設



国指定重要文化財



b0212342_13321853.jpg旧呉鎮守府司令長官官舎(呉市入船山記念館)
きゅう くれちんじゅふ しれいちょうかん かんしゃ
洋館、和館
明治38年(1905年)の竣工。洋館は来賓のため、和館は居住のための棟で、和館は洋館の背面に接続している。双方とも一般公開。保存状態は非常に良く、経年の趣も良い。詳細は入舟山記念館公式HPを参照。
map 34.24032, 132.56393



b0212342_13324864.jpg世界平和記念聖堂
せかい へいわきねん せいどう
昭和29年(1954年)竣工。原爆による犠牲者を追悼するために建てられたカトリック聖堂。地上3階、地下1階。現役の宗教施設。地下聖堂も含め内部見学可能。詳細は世界平和記念聖堂公式HP参照。
map 34.39565, 132.46781



b0212342_13410636.jpg広島平和記念資料館
ひろしま へいわきねんしりょうかん
昭和30年(1955年)竣工。原爆被害の実態を紹介する資料館。柱の断面やその配置などに特徴があり、建築物として国際的にも高い評価を受けている。2019年4月25日に改修工事が終了。詳細は広島市公式サイト内、広島平和記念資料館ホームページ参照。
map 34.39173, 132.45234



b0212342_13452464.jpg本庄水源地 堰堤水道施設
ほんじょうすいげんち えんてい すいどうしせつ
堰堤、丸井戸、第一量水井、階段
大正7年(1918年)竣工。旧日本海軍呉鎮守府への給水目的で建造され、現在は呉市上水道の主な供給源となっている。大型の重力式コンクリートダムを始めとする構造物には、石張りの装飾が施されている。見学可能。要予約。毎年3月中旬〜4月上旬に特別公開が実施され、事前予約は必要ない。
map 34.30689, 132.56153







国登録有形文化財

(一部)

b0212342_13484248.jpg呉市 入船山記念館
くれし いりふねやまきねんかん
休憩所(旧東郷家住宅離れ)、旧高烏(たかからす)砲台火薬庫(左画像)
火薬庫は明治35年(1902年)竣工。花崗岩を積み上げた重厚な倉庫。幅約8m。一般公開。詳細は入船山記念館公式HPを参照。
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国指定史跡

(一部)

b0212342_17200007.jpg原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)
げんばくどーむ
昭和20年(1945年)8月6日、この建物の上空600mで原子爆弾が爆発。20万人余りが死亡し、半径2kmが廃墟と化した。その惨禍を後世に伝え、核兵器廃絶と恒久平和を求めるシンボルとして保存されている。平成8年(1996年)には世界文化遺産に登録された。元の建物は大正4年(1915年)に竣工。
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by h9w457y8i | 2019-04-14 09:02 | 広島 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。