熊本県 近代文化遺産

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国指定重要文化財

国指定史跡

文化財分布マップ


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国指定重要文化財・国指定史跡・世界文化遺産
三井石炭鉱業株式会社三池炭鉱 旧万田坑施設



国指定重要文化財


祇園橋
ぎおんばし
江戸時代後期、1832年の築造。長さは28m余りで、石造りの桁橋としては国内最大級。日本百名橋の一つ。歩いて渡ることができる。
map 32.45649, 130.18805

旧郡築新地 甲号樋門
きゅう ぐんちくしんち こうごうひもん
明治33年(1900年)竣工。10連の連続アーチ門で、アーチ部には赤レンガが使われている。接近して間近で見学可能。樋門とは →用語解説
map 32.52899, 130.55677

旧第五高等中学校
きゅう だいごこうとうちゅうがっこう
明治22年(1889年)竣工の赤レンガ2階建て大型学校建築。熊本大学五高記念館として一般公開されていたが、平成28年熊本地震で大きな被害を受け、2019.1時点でも非公開が続いている。詳細は熊本大学公式サイトを参照。
map 32.81640, 130.72698

旧玉名干拓施設
きゅう たまな かんたくしせつ
末広開潮受堤防、明丑開潮受堤防、明豊開潮受堤防、大豊開潮受堤防、末広開東三枚戸樋門、末広開西三枚戸樋門、末広開二枚戸樋門
明治20年以降に築かれ、大正、昭和初期の潮害後に修復された干拓施設。総延長5.2kmに及ぶ堤防と3つの樋門からなる。文化財指定されている堤防と樋門の詳しい位置のマップは、玉名市公式サイトからダウンロードできる。堤防や樋門には接近して見学できる。
map 32.86546, 130.52763

熊本大学工学部(旧熊本高等工業学校)旧機械実験工場
くまもとだいがくこうがくぶ(きゅう くまもとこうとうこうぎょうがっこう)きゅうきかいじっけんこうじょう
明治41年(1908年)竣工の赤レンガ建築。二階建て。熊本大学工学部研究資料館として一般公開されていたが、平成28年(2016年)の熊本地震で被害を受け、それ以降非公開となっている。2019.1 詳細は熊本大学公式サイトを参照。
map 32.81355, 130.72699

通潤橋
つうじゅんきょう
江戸時代幕末の1854年に竣工した石造りの水路橋。橋からの放水が有名だが、平成28年(2016年)の熊本地震で被害を受け、2019.1の時点で放水休止中。外観の見学自体は可能。詳細は山都町(やまとまち)公式サイトを参照。
map 32.68165, 130.99384

三角旧港(三角西港)施設
みすみきゅうこう(みすみにしこう)
埠頭、東排水路、西排水路、西端排水路、後方水路、一之橋、二之橋、三之橋、中之橋
明治20年(1887年)竣工。周辺は公園のように整備され、いつでも見学可能。宇城市公式サイトに、構成要素の詳細な位置、解説などあり。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産:製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成要素の一つ。
map 32.62209, 130.45578

b0212342_17552005.jpg三井石炭鉱業株式会社三池炭鉱 旧万田坑施設
みつい せきたんこうぎょう かぶしきがいしゃ みいけたんこう きゅう まんだこうしせつ
明治38年(1905年)竣工の炭鉱施設の遺構。国指定史跡でもあり、また世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産:製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成要素の一つ。一般公開。
map 33.00270, 130.44936

八千代座
やちよざ
明治43年(1910年)に竣工した大型の芝居小屋。開業当時は様々な興行が行われたが、昭和には映画館となり、やがてテレビの普及で閉鎖。荒れ放題になっていたが、平成に入ってから大修理が行われ、現在芝居小屋として復活し、興行が再び行われるようになった。見学も可能。詳細は八千代座公式HPを参照。
map 33.01686, 130.68934

霊台橋
れいだいきょう
江戸時代後期の1847年に竣工した石造り単一アーチ橋。橋を支えるアーチの直系の大きさは日本で3位。橋の長さは約90m、高さは16mで、竣工当時は日本一の規模だった。かつては補強工事が施され国道として自動車の通行も可能だったが、昭和41年(1966年)付近に道路鉄橋が完成して以来、観光用の歩行者専用橋となった。いつでも見学・通行が可能。
map 32.62907, 130.88811





国指定史跡

(一部)

b0212342_17555190.jpg三井三池炭鉱跡 万田坑跡
みつい みいけたんこうあと まんだこうあと



by h9w457y8i | 2019-01-05 07:56 | 熊本 | Comments(0)

みついせきたんこうぎょうかぶしきがいしゃ みいけたんこうきゅうまんだこうしせつ

明治38年(1905年)、竣工。
構造および形式は、各施設の記事を参照。
国指定重要文化財 平成10年(1998年)指定。
国指定史跡 平成12年(2000年)、指定。


旧記事
事務所
安全灯室および浴室


万田坑(まんだこう)は宮原坑(大牟田市)の南約1.5kmの位置に開かれ、三井の総力を挙げて整備された、わが国最大規模の竪坑である。明治30年(1897年)から同35年(1902年)にかけて作られた第一竪坑と、明治31年(1898年)から同41年(1908年)にかけて作られた第二竪坑とからなる。
 大正から昭和にかけて、各施設を電化するなど設備や機械も充実し、出炭量も増大していった。大正2年(1913)~昭和6年(1931)の19年間に930万8340トン(年平均66万トン)、昭和2年(1927)~20年(1945)の19年間に1643万126トン(年平均86万トン)を出炭していた。
 昭和26年(1951)、採炭効率が低下したために採炭を中止し、第一竪坑などの諸施設が解体。その後も第二竪坑は揚水や坑内管理のため、施設が維持されていた。しかし平成9年(1997年)3月、三井三池炭鉱は閉山となり、100年以上にわたる長い歴史に幕を下ろした。そして残っていた第二竪坑の坑口も閉鎖された。
 現在、第二竪坑・櫓(やぐら)、巻揚機室、倉庫およびポンプ室、安全燈室および浴室、事務所、山ノ神祭祀施設などが保存されている。これらは、わが国の近代化に大きな役割を果たした三池炭鉱に現存する明治・大正期における最大級の施設であり、当時の優れた炭鉱の技術を伝えているため、平成10年(1998)5月1日、国の重要文化財に指定された。
 また第一竪坑跡、汽罐場跡、坑内トロッコ軌条、職場、プラットホーム等が遺存し、炭鉱のシステム(採炭、選炭、運炭)が分かるため、炭鉱施設としてはわが国では唯一、平成12年(2000)1月19日、国史跡として指定された。
 現在では、平成21年(2009)1月にユネスコ世界遺産暫定リストに登録され、保存修理も終了したため、平成22年(2010)4月25日より、新たに一般公開が開始された。*1

この他、三池炭鉱全般に関する解説は、荒尾市公式サイト参照。




b0212342_11492062.jpgJR大牟田駅前でレンタルした自転車で、現地に向かった。
のどかな風景が続いていた。


万田坑施設全景。
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線路跡。
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「職場」。昭和初期に建設。木造平屋(一部壁はレンガ積み)、瓦葺で、建築面積162㎡。現地に今も残る旋盤やドリル盤は、ベルトの付け替えによって、モーター1台で動く仕組みになっており、坑内で使う機械類の修理や、工具の製作を行っていた。*2
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第二竪坑への入口。
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そびえ立つ第二竪坑の櫓。現在はしっかり補修され、塗装も新しく塗りなおされている。
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汽罐場跡。
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第一竪坑跡の画像はない。接近は可能だった。





見学メモ
アクセス
<鉄道>
JR鹿児島本線「荒尾」駅から、途中県道29号線経由、徒歩約35分(2.5km)。
JR鹿児島本線「大牟田」駅から、徒歩約45分(3.4km)。
西日本鉄道(通称「西鉄」)天神大牟田線「大牟田」駅が、JR大牟田駅に隣接している。
<バス>
JR鹿児島本線「荒尾」駅前から。産交バスの停留所が、駅前と万田坑付近にそれぞれある。停留所名は、前者が「荒尾駅前」、後者が「万田坑前」。しかし、産交バスの公式サイト内の路線図は非常に分かりにくく、「荒尾駅前」停留所からどの系統のバスに乗れば「万田坑前」に行き着くのかよく分からない。また「万田坑前」停留所の位置も不祥。産交バスサービスセンターに問い合わせること。
JR鹿児島本線「大牟田」駅前から。西鉄バス「JR大牟田駅前」停留所から、行き先番号「16」のバスで、「神田」あるいは「倉掛」停留所下車。こちらも路線図はなく、出発地および行き先を公式サイト時刻表検索ページに入力する方式。本数は1時間に1本。「神田」および「倉掛」停留所の詳細位置は不明。西鉄バス公式サイトでも停留所の場所案内は見つけられなかった。またgoogle mapやgoogle、yahoo japanで検索しても分からなかった。下車後現地で聞くか、あるいは西鉄バスに問い合わせるか? 問い合わせは、西鉄バス「お客さまセンター」へ。前記公式サイト参照。
<クルマ>
九州自動車道「南関」ICから約17km。72台分のスペースがある付属無料駐車場あり。
<番外編・自転車>
b0212342_13463687.jpgバスの路線・系統番号がイマイチよく分からなかったし、1時間に1本ということで、今回はレンタサイクルを利用。JR大牟田駅東口にある「大牟田観光プラザ」で、6時間300円で借りられる。



google map

普段の見学
施設の見学時間、入場料、休業日、団体見学、ボランティア?の方々による施設ガイドに関して、荒尾市公式サイト内案内ページ参照。
施設ガイドは定時に実施ということになっているが、見学者が少ないと随時実施してくれる。自分が訪れたとき、見学者は自分だけで、料金所で「ガイドはいかがですか」と声をかけてもらえた。

特別公開
2011年のゴールデン・ウィーク中二日間、無料見学会が催された。ただし、特別な公開場所があったわけではないようだ。

問い合わせ
万田坑ステーション、もしくは荒尾市社会教育課へ。


*1 荒尾市公式サイト内、万田坑案内ページ
*2 現地案内看板
by h9w457y8i | 2011-07-02 14:13 | 熊本 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。