すみよしじんじゃ ほんでん

1623年竣工。*1
住吉造(すみよしづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)
国指定重要文化財 大正11年(1922年)指定




竣工が江戸時代前期、かつ神社建築ということで、ちっとも「近代文化遺産」ではないが。
出張で福岡に出向いた際、宿泊先のホテルから徒歩圏内に国の重要文化財があるということで、訪れた。

住吉神社そのものができたのは1800年以上前とされ、国家鎮護や船舶守護の神様として信仰されてきた。全国に2000以上ある住吉神社の中でも最古と言われる(大阪の住吉神社本殿は国宝だけど)。現在の立地は海岸線から2.5kmほど内陸だが、中世の終わりごろまで博多湾はこのあたり一帯まで大きく湾入しており、当時は河口に突き出した場所に建っていた。*1, *2

神社に祭られている神様、歴史、建築様式の解説などは、住吉神社公式ホームページを参照。






神社の正面入口。神社の西側に当たる。
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鳥居の奥に見えるのは、神社の神門。
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拝殿。人間が神様にお祈りをする場所。このすぐ奥に、神様のいる場所=本殿がある。
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拝殿の前より。奥の本殿が垣間見える。正面の丸く光っているのは、御神体?の鏡?
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本殿は、このように回廊のような柵に取り囲まれており、接近することはできない。撮影も屋根のみとなってしまう。このように本殿に接近できない神社はよくある。
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見学メモ

アクセス
<鉄道>
JR「博多」駅、および福岡市営地下鉄空港線「博多」駅から、約800m(徒歩約10分)
福岡市営地下鉄七隅線「渡辺通(わたなべどおり)」駅から、約850m(徒歩約11分)
西鉄「西鉄福岡」駅から、約1.2km(徒歩約15分)
<バス>
西鉄バス「住吉」停留所から、徒歩2分。多くの系統のバスがこの停留所に停まる。博多駅発、天神発、渡辺通駅経由もあり。路線図、時刻表、料金など詳しくは西鉄バス公式ホームページ参照。
<クルマ>
神社内に50台収容の駐車場あり。


google map

普段の見学
記事内にリンクのある神社ホームページには、境内への入場時間の指定はなかった。一方、本殿は上記記事にあるとおり、回廊状の塀の内側にあり、普段は塀の中に入ることはできない。内部も非公開で、拝殿から奥をのぞき見るようにするのみ。

特別公開
情報は見つけられなかった。

問い合わせ
住吉神社社務所へ。



*1 福岡市教育委員会による現地案内看板
*2 住吉神社公式サイト内、神社についての解説 
by h9w457y8i | 2011-10-03 11:07 | 福岡 | Comments(0)

おおむたしやくしょ ほんちょうしゃきゅうかん

昭和11年(1936年)、竣工。

鉄筋コンクリート造4階建、建築面積1378㎡、塔屋付

国登録有形文化財*1  平成17年(2005年)、登録。








JR大牟田駅のすぐ東側に建つ。
建物の幅は62m。中央背面には市議会議場が張り出している。縦長窓を密に配した採光に配慮したつくりで,複数の蛇腹と中央部の柱形で外観を引きしめる。正面中央部には大きく庇(ひさし)の突き出た玄関や5層の塔屋を設け,中心性を強調し重厚な印象を与えるなど、当時の官庁建築の特徴を現している。
この建物は数少ない現存する昭和初期の官庁建築のひとつであり、当時の大牟田の発展を今に伝える貴重な文化財である。*2 *3

本市の都心部のほとんどが焦土化した第二次世界大戦の戦火にも耐え抜いた貴重な建造物であり、戦火を耐え抜いた“証”として、戦時中使用された、
 1.高射砲の台座(屋上北側)
 2.防空監視用のコンクリート製哨(屋上南側)
 3.防火用水槽(本庁舎中庭)
などが今も残されている。
防火用水槽にいたっては、非常に小さなものだが、今もなお手洗い場の水受けとして利用されている。
庁舎内部は、基本的には建設当時の漆喰壁であり、大理石を利用した階段や廊下もそのままだが、老朽化とニーズの変化に合わせ、木枠の窓からサッシへと、また、空調設備の設置、OA化の進展に伴うOA機器の新たな設置、改修工事など、建設当時のいでたちはなくなりつつある。
そのような中でも、現在の総合政策課行財政改革推進室や教育委員会事務局の執務室には、飾りが施された天井や漆喰壁、今は使用されていないマントルピース(暖炉)など、建設当時そのままのものも残されている。*4




JR大牟田駅前、国道208号線より。
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正面玄関。階段の上には、大きく張り出したひさし。
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b0212342_15194970.jpg正面玄関の上には、「大牟田市庁」の看板。


5層の塔屋。
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b0212342_15231868.jpg市庁舎の前にある、自動販売機。よーく見てみると。

飲み物の自動販売機に埋め込まれた、現地案内看板。こういう設置のしかたは初めて見た。
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見学メモ

アクセス
<鉄道>
JR大牟田駅東口から徒歩約3分。
西鉄大牟田駅から徒歩約4分。(これら二つの駅は隣り合っている)
<クルマ>
九州自動車道「南関」ICから、県道10号および国道208号線経由、約12km。
市庁舎の東側に、来庁者用有料駐車場がある。ただし、「平日業務中の用務以外での利用はご遠慮ください」という記載があるので、見学のために駐車していいかどうかは、下記問い合わせ先に聞いてみたほうがいいかもしれない。
これ以外の駐車場としては、大牟田駅東口に20台分ほどのコインパーキング(タイムズ)があった。


google map

普段の見学
外観の見学は自由。建物内部、屋上、中庭、塔屋に関しては不明。

特別公開
情報は見つけられなかった。

問い合わせ
内部、屋上、塔屋などの見学については、大牟田市役所企画総務部総務課へ。自分は問い合わせなかった。




*1 用語解説
*2 文化庁文化財等データベース
*3 現地案内看板
*4 大牟田市公式サイト内市庁舎案内ページ
by h9w457y8i | 2011-07-01 16:05 | 福岡 | Comments(3)

きゅうふくおかけんこうかいどうきひんかん

国指定重要文化財
明治43年(1910年)、竣工。
木造、モルタル仕上げ、建築面積396.3㎡、二階建、玄関ポーチ付、スレート及び鉄板葺、一部桟瓦葺




福岡市の市街地。
中州と天神に挟まれた、まさに街の中心部。
そこの公園の中に、重要文化財の典型的な洋館がある。
しかも、リニューアルされたばかり。


b0212342_342450.jpg 左岸が、中洲。


b0212342_354535.jpg そして、右岸に公園。


b0212342_373356.jpg 公園入口。
奥に洋館が見える。


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もともとは、第13回九州沖縄八県連合共進会の開催に際し、会期中の来賓接待所を兼ねて建設された。
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b0212342_3183111.jpg建物東面。

こちらには
1Fにカフェ063.gifがある。

このときは
早朝のためか、
閉店中だった。026.gif


b0212342_3261372.jpg玄関ポーチの屋根の上。
柵があって上がれるようだ。
何かと思ったら、
「運動場」
狭いし、かなり目立つ。
朝のラジヲ体操用…?


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数年前に改装工事を経ていて、外観は、デザインこそ歴史を感じさせるが、築100年以上を経ているような古びた感じはない。
…改装の仕方が、ちょっとピカピカ過ぎるような気もしないでもないけれど039.gif

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入館料240円を支払って、中に入る。

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b0212342_34208.jpg1階、遊戯室。


1階、食堂。                               1階、廊下。
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b0212342_3445287.jpg1階南側にある
洋風浴室。
ちゃんとタイル張りだ。
でも冬は
ちょっと寒そうだなー


2階廊下。
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b0212342_3503389.jpg2階食堂。


2階貴賓室。
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b0212342_3521081.jpg2階貴賓室の一角は
八角塔のあるでっぱりに。
これはその天井部分。


b0212342_3534123.jpg貴賓室の天井。
淡いブルーで空と雲。
とてもきれいで、
こんな画像で
申し訳ない…


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内部は手入れが行き届いており、ヘンなピカピカ感もない。
シンプルながらも重厚な造りは、さすが明治時代の洋館!
外観の見学だけで通り過ぎてしまうのは、余りにもったいない。と思う。

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「木造二階建の洋風建築で、外装は石造に擬したモルタル仕上げとし、内部の貴賓館などの諸室は、瀟洒な意匠が施されている。 
この建物は当初の形がよく保存されていて、数少い明治時代の木造公共建築の遺構として貴重である。
福岡県技師の三條栄三郎の設計である。」
文化庁データベースより


建物の歴史や、建物自体の更に詳しい解説、開館時間、閉館日などは、管理者公式サイト参照。

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全国の近代文化遺産リスト
by h9w457y8i | 2011-02-11 06:10 | 福岡 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。