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路線図

時刻表

きっぷの種類、買い方

乗り方



ヘルシンキ・トラムは、ヘルシンキ地域交通局(HSL/HRT=Helsinki Regional Transport, HSLはフィンランド語の略号)が運行するヘルシンキ市内の路面電車。ヘルシンキ市民のごく一般的な交通手段であり、観光客にも便利。
一部列車に「HKL/HST」のロゴが表記されているが、これはHSL/HRTの前身、ヘルシンキ市交通局のフィンランド語とスウェーデン語の略号。

ヘルシンキ・トラムを利用するときのポイントは、次の3つです。
1. 運賃の支払いは停留所や車内ではできない。スマートフォンのアプリで事前に支払うか、街のスーパーなどで事前にチケットを買う。(ごく一部の停留所にはチケットの自動販売機が置いてあります)

2. 乗るときも降りるときも、チケットを誰かに見せたりカードリーダーにタッチする必要はない。(日本ではほとんどない信用乗車制度。検札時を除く)

3. スマートフォンでチケットを購入し乗車した時に、スマホの電源が切れていると高額な罰金を取られる可能性あり。




路線図




上の画像はJPEG。PDFの路線図(1.1MB)は、トラムを運行しているHSL(ヘルシンキ地域交通局)公式サイト(英語)からダウンロードできる。

Google Mapのルート案内機能も、日本と同じように使えます。





時刻表


HSL公式サイトに乗り換え案内機能がある。英語。それなりに使える。
でも、やっぱりGoogle Mapの乗り換え案内機能が便利。日本語で検索できるし。
ヘルシンキ市内なら1路線で10〜15分に1本くらいで来る。





きっぷの種類、買い方


1. Single Ticket(シングル・チケット=通常のきっぷ)

2. Day Ticket(デイ・チケット=乗り放題のきっぷ)

3. Helsinki Card(ヘルシンキ・カード=博物館の割引なども付いてる乗り放題のきっぷ)

注)2019年4月に、それまで存在したトラベルカードが廃止され、プリペイド式のICカードであるHSLカード(青色)の運用が始まりました。緑色のトラベルカードではトラムは乗車できません。
HSL公式サイトによると、HSLカードは記名式が基本である一方、券売機やキオスクで買えるということで、旅行者が買って使用できるのかどうか、2019.7の時点で公式サイトを読んでみましたが、よくわかりませんでした。


1. Single Ticket(シングル・チケット=通常のきっぷ)

有効時間内はトラムの乗り降り自由。往復もできる。乗車中に有効時間を過ぎても、次の降車までチケットは有効。


1-1. スマートフォンのアプリでシングル・チケットを買う場合 = モバイル・チケット
旅行者にとっては、これが主な利用方法になると思います。

スマートフォン(かタブレットPC)、クレジットカード(VISAかMasterのみ)、事前にホテルなどでネットに接続できる環境、この3つが必要。
専用アプリをダウンロードし、そのアプリでチケットを買うと、スマートフォンがチケットになる。課金後は、乗車時にオフラインでもOK。

2.8ユーロ。2019.7
スマートフォンの専用アプリでチケットを有効化してから、80分間有効。

以下、モバイル・チケット・アプリのダウンロードから、チケット利用方法まで。
1 〜 7 の手順は日本でもできる。

1. 「hsl mobile」でアプリを検索。「HSL」というアプリをダウンロード。
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2. アプリを立ち上げると、最初に言語選択の画面になるので、「In English」を選択。
3. アプリ利用規約の同意画面。「I accept the Terms of use」のスイッチをスライドして、画面下の「CONTINUE」をタップ。


4. 支払い方法選択画面。「Card payment」を選択。右下の「CONTINUE」をタップ。


5. 電話番号と居住地域の入力画面。電話番号はスマートフォンの電源が乗車中に切れた場合などのため、らしい。「+81」=日本の国番号、それと11桁の電話番号を入れる。入れなくても先に進めるかもしれない。


居住地域は、画面を下にスクロールすると、一番下に「I live abroad(外国に居住)」があるので、そこにチェックを入れる。そして右下の「CONTINUE」をタップ。


6. クレジットカード番号、有効期限、CVC(3桁のセキュリティ・コード)を入力。右下の「SAVE」をタップ。


7. アプリで子供のチケットを買うこともできますよ、という説明画面。「OK」をタップ。以上で、アプリの事前設定は終了。


8. すると、チケット購入画面になる。ここから先は、トラムに乗車する時刻が決まってから。次にアプリを立ち上げると、この画面から始まる。
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トラムに乗車する前に、オンラインの状態で有効時間開始時刻を入力してチケットを買えば、そのあとはオフラインでもアプリはモバイル・チケットとして機能する。

この画面で、シングル・チケットかデイ・チケット(乗り放題チケット)を選ぶ。


9. すると、この画面になる。
(画像ではすでに各種情報を確定したので下に料金が表示されていますが、この段階ではまだ料金は表示されません)
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10. トラベル・ゾーンを選ぶ。一番上のプルダウンを開き、ゾーンを選ぶ。ヘルシンキ市内のみなら、ABを選択。
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ゾーンの内訳を知りたいときは、下の「More information about zone」をタップ。

すると、この画面になる。
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11. 上から3番目、Validity Start = 有効時間開始をいつにするか、を選ぶ。24時間以内に有効時間開始を設定できる。
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「now」か、「later」(あとで)を選ぶ。

12. 「later」を選んだ場合、有効開始時刻を選択。Continue をタップ。

13. 必要事項を選択し終えると、一番下に料金が表示される。大人80分間で2.8ユーロ。
「CUSTOMER GROUP」で「children」を選ぶと、7〜16歳の子供料金となる。7歳未満は無料。
内容に問題がなければ、Go to Payment をタップ。
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14. 課金確認画面。内容に問題なければ、Confirm payment をタップ。これで課金される。
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15. シングル・チケットがアプリに表示された。下の画像。有効時間終了時刻、有効期限まであと何分あるかが表示され、その下の模様がクルクル回っている。アプリを完全終了させる(iOSなら、ホームボタン2回押し & アプリを上にスライド)か、アプリを削除するか、スマートフォンの電源を切らない限り、別のアプリを立ち上げた後に再びモバイル・チケット・アプリを立ち上げても、この画面になる。
この画面になった後にオフラインの状態になっても、再びアプリを立ち上げるとこの画面が表示される。

ちなみに、シングル・チケットの画面をスクリーン・ショットするのは不可。スクリーンショットの画面は静止画なのに対して、有効なシングル・チケットの画面は、一部動画となっており、クルクル回る模様が表示されているから。
オフラインでも模様は回り続けるのでチケットとして有効。
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16. トラムの車内では検札が行われることがある。この検札で有効なチケットを持っていないと、罰金80ユーロが課される。検札係員がチケットを見せろ、と言ってきたら、14. の画面の下、「Ticket inspection」をタップ。すると下の画面になる。このQRコードを係員が持っている機械にかざす。14. の画面に戻るには、下の「Back」をタップ。


17. 有効期限が過ぎた画面。「有効期限を過ぎました。下車するまでチケットは有効ですが、乗り換えはもうできません」という注意書きが表示されている。



1-2. 券売機・売店でシングル・チケットを買う場合
クレジットカードがないか、スマートフォンがない場合のきっぷの買い方です。

料金は2.8ユーロ。有効期間は、ヘルシンキ市内のみの場合、購入してから80分。2019.7
チケットが買える券売機、売店、駐車券券売機は、HSL公式サイトのインタラクティブ・マップで検索できる。

トラム用の券売機が設置されている停留所は少ない。券売機で買うとレシートのような紙。有効時間は購入から80分。最初に液晶画面のイギリス国旗のマークにタッチ。すると英語表記に変わる。

コンビニ(R Kioski)、スーパー(S Martなど)でも買える。名刺のような、緑色の硬い紙のカード(トラベル・カード)。
レジで「ヘルシンキ・トラム、シングル・チケット」と言えば通じると思う。

駐車場(路上パーキングなど)の券売機でもシングル・チケットが買える。券売機の中では設置数がもっとも多く、市内のあちこちで見かける。ただし、支払いはクレジットカードのみ。また、英語表記があるかどうか不明。

注意) ほとんどの停留所とトラム車内では、チケットを買うことができません。




2. Day Ticket(デイ・チケット=乗り放題のきっぷ)

トラムだけでなく、バス、地下鉄、世界遺産「スオメンリンナ」へのフェリーが乗り放題。
レシート状のチケットかモバイル・チケットの2種類がある。いずれも、1〜7日間の期間を選べる。
1日(24時間)8ユーロ、2日(48時間)12ユーロ。(2019.7)


2-1. レシート状のデイ・チケット
青色の券売機、あるいはバスの運転手から購入できる。
バスの運転手から買えるデイ・チケットは、24時間有効のものだけ。有効時間は購入時に開始され、チケット面に期限の日にちと時刻が印刷されている。
バス乗車時に「ワン・デイ・チケット、ヘルシンキ」と言えば通じる。

券売機の設置場所は少ない。HSL公式サイトのインタラクティブ・マップ(英語)を参照。最初に液晶画面のイギリス国旗のマークにタッチ。すると英語表記に変わる。


2-2. モバイル・チケットのデイ・チケット
スマートフォン(かタブレットPC)、クレジットカード、事前のネット接続環境が必要。
ダウンロード、登録のしかた、使い方は、シングル・チケットの場合と同じ。8. の画面で「Day Ticket」を選ぶ。それ以外は、使い方も含め、シングル・チケットと同じ。



3. Helsinki Card(ヘルシンキ・カード。博物館や観光ツアーの料金込み、または割引なども付いている乗り放題のきっぷ)

使ったことがないのでここでは省きます。詳細はヘルシンキ・カード公式サイト(英語)へ。






トラムの乗り方


トラムの停留所。
屋根の掲示板、左側、「0305」は停留所番号。右側の「「3」「6」「6T」「9」がこの停留所を通る路線の番号。
画像では分かりにくいが、電光掲示板がある場合、そこにはあと何分でトラムが到着するかが、路線ごとに表示される。


トラムの路線番号は、列車の先頭に表示されている。これは9番線のトラム。
自分が乗りたいトラムが近づいてきたら、手を挙げて運転手に合図。そうしないと通り過ぎてしまうこともある。


モバイル・チケットの場合は、開いたドアから車内に入るだけ。スマートフォンをどこかにタッチしたり、というのはない。

もしドアが開いていなかったら。
トラムの外側、ドアのそばには、下の画像のようなボタンがある。これはトラムの外にいるお客さんが押す「開く」ボタン。開けていいボタンの周りはこんなふうにグリーンに光る。ボタンの周りが光っているドアなら、どのドアから乗ってもいい。
ランプが点灯しているボタンを押すと、ドアが開く。

ドアのそばにはカードリーダーみたいなのがあるが、それはプリペイド式のHSLカードを使ってチケットを買う機械。HSLカードを持っていなければ用無し。


天井、あるいはドア付近に液晶の画面があり、そこに次の停留所名と行き先が交互に表示される。

降りたい停留所が近づいてきたら、車内にある赤いボタンを押す。


降りたい停留所に停まったのに、ドアが開かなかったら。
周りがグリーンに光る赤いボタンをおす。するとドアが開く。どのドアからでも降車可能。
青いボタンの用途は不明。赤ちゃんバギー?のイラストがボタンに描いてあった。

降りるときも、モバイル・チケットをどこかにタッチしたりする必要はありません。

ヘルシンキ・トラムでは「信用乗車制度」が採用されていて、乗車から降車まで、普通は正しいチケットを持っていることを証明する必要がありません。
(日本のバスや路面電車のように、カードリーダーにスマホをタッチ、というようなことをする必要はありません)

以前は、乗車時にモバイル・チケットをトラムの運転手に見せろ、という注釈が公式サイトに書かれていましたが、2019.4の制度変更時にその記述は削除されました。2019.7現在では、全ての乗客が運転手にチケットを見せることなく、どのドアからでも車内に乗り込んでいます。

ただし、車内ではしばしば検札が行われていて、この時に正しいチケットを持っていないと、80ユーロの罰金が科されます。

スマートフォンの電源が切れてしまい、検札官にモバイルチケットを見せられない場合も、この罰金が科される場合があるので、注意が必要です。


by h9w457y8i | 2019-07-06 22:58 | フィンランド | Comments(0)
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