サイトマップ > 神奈川県 江戸時代以前の文化財 > 旧一条恵観山荘



旧一条恵観山荘(きゅう いちじょうえかん さんそう)は、江戸時代前期、1646年ごろに京都・西賀茂付近の里山に建てられた公家別邸の「離れ」です。建てたのは、後陽成天皇(ごようぜいてんのう。1571〜1617年)の第九皇子、一条恵観。摂政・関白を二度務め、和歌や書、茶の湯、絵画などの文化芸能に精通し、また建築にも才能のある人物でした。建物は、江戸初期の数奇屋造りの優れた例であり、田舎屋風建築の野趣と、随所に見られる平安文化の雅やかな意匠とが融合する、大らかな空間となっています。昭和34年(1959年)に京都から鎌倉に移され、その際、保存・管理を行う恵観公山荘茶屋会が設立。昭和39年(1964年)に国の重要文化財に指定されました。
一条恵観山荘公式サイト、現地配布パンフレット、文化庁国指定文化財等データベース


旧一条恵観山荘 フォトギャラリー



アクセス


旧一条恵観山荘は、赤マーカー8(青マーカー13付近)
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最寄りの駅から徒歩
JR および 江ノ島電鉄 鎌倉駅 東口から、徒歩約30分(2.3km)。ほぼ平坦。狭い歩道あり。


バス
JR および 江ノ島電鉄 鎌倉駅 東口 5番バス乗り場(上の地図、青マーカー3)から、京浜急行バス(通称「京急バス」)の
鎌23系統 「鎌倉霊園正門前太刀洗(たちあらい)」行き
鎌24系統 「金沢八景(かなざわはっけい)駅」行き
鎌36系統 「ハイランド循環」のいずれかに乗車。
3つの系統を合わせ、曜日にかかわらず5〜10分に1本。乗車時間8分。200円。時刻表は京急バス公式サイト参照。
「浄明寺(じょうみょうじ)」バス停(上の地図、青マーカー12)で下車。バス停から現地まで徒歩約2分(150m)。ほぼ平坦。歩道あり。

↓ 鎌倉駅東口改札口から見た5番バス乗り場。改札口の目の前。



または、京浜急行 金沢八景駅 東口 2番バス乗り場(上の地図、青マーカー14)から、京浜急行バスの鎌24系統「鎌倉駅」行きに乗車。
30〜40分に1本。乗車時間25分。260円。時刻表は京急バス公式サイト参照。
「浄明寺」バス停下車。バス停から現地まで徒歩約2分。

京浜急行バス(路線バス)の乗り方。
中央部のドアから乗車。運転席横の前のドアから降りる。
全国共通交通系ICカード利用可能。乗車時に中央部ドアのすぐ内側にあるタッチ部分にカードをタッチし、降車時に運賃箱のタッチ部分にタッチ。
現金の場合は、乗車時に中央部ドア付近にある機械から整理券を取る。降車時に運転席横の運賃箱に現金(硬貨のみ)を入れる。両替機が運転席横に設置されている。1,000円以外の高額紙幣は両替不可。

↓ 旧一条恵観山荘 入口。青マーカー13



駐車場
施設付属見学者用駐車場はない。
周辺に複数の民間有料駐車場あり。NAVITIME駐車場案内ページにて、「浄明寺」バス停で検索。






見学のしかた


休園日に関しては、一条恵観山荘公式サイトを参照。
開園時間、入園料についての記載は、公式サイト内には見つけられなかった。


2018.6
開園時間 10:00〜16:00(入園は15:30まで)
入園料 500円
休園日 月・火曜日。ただし月曜日が祝日の場合は開園。

内部見学は、山荘ガイドツアーに参加する必要がある。
見学料 1,000円(入園料とは別に)
要予約。1日4回。各回 1〜12名。10:20、11:50、13:50、14:50から。所要時間 1時間前後。予約、問い合わせは 0467-53-7900 へ。←現地配布パンフレット
事前予約なしでも、当日ツアーに空きがあり、ガイドさんの都合がつけば参加できる場合もある。



見学の際の注意点
見学は小学生以上。
禁煙。園内での飲食は不可。園内にカフェあり。
使役犬以外のペット入園不可。
大型の撮影機材、一脚、三脚、自撮り棒を使用しての撮影不可。
←現地配布パンフレット

山荘内ではないが、隣接する建物で、茶の湯体験もある。お茶菓子付き。初心者歓迎。1日5回。所要時間30〜40分。参加料 2,000円。開催しない日もあるので、詳細は 0467-53-7900 へ。←現地配布パンフレット










管理人のおすすめポイント


建物は、一見農村の古民家という風情です。それはそれで野趣が前面に出ていていいのですが、実はとても凝った造りとなっています。屋根はこけら葺きと茅葺の二重構造、内部は侘び寂びの中にも平安時代の朝廷文化を再現し、公家の美意識を各所に取り入れた、風雅な空間となっています。例えば、ふすまの取っ手。「月」の字をかたどった取っ手の裏には、「の」の取っ手。和歌で「月の」という言葉が多用されることから、恵観が遊び心で取り入れたものだそうです。また各所の板戸に描かれた絵。パッと見ただけではなんの絵かよくわからない。山荘を訪れた天皇も、同じ感想を持たれたそうです。これも、恵観の遊び心だったのでしょうか。他にも風流を味わう様々な細かい工夫がなされており、とても興味深いです。そしてそれを満喫するためには、建物の見学ガイドツアーに参加する必要があります。別途1,000円が必要ですが、とても詳しく、かつわかりやすい説明でしたし、写真撮影をしたければこちらのペースに合わせてくださるので、参加を強くオススメします。また、石、苔、松、紅葉を効果的に使ったお庭もとても手入れが行き届いており、四季折々、美しい景色が楽しめます。

旧一条恵観山荘 フォトギャラリー










そして、重要文化財の建物とはなんの関係もありませんが、敷地内にあるカフェ、「楊梅亭(やまももてい)」。10:00〜15:30。美しいお庭を眺めながらいただいたスイーツ。絶品でした。
パティスリー雪乃下」監修だそうです。

庭を眺めながらゆったりと過ごすことができます。








↓ 「醍醐のケーキ」。月夜の庭を表現されているそうです。素晴らしいお味でした。


旧一条恵観山荘 フォトギャラリー

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-09-17 07:35 | 神奈川 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。