Les Jardins et Le Parc

世界文化遺産
地図




ヴェルサイユ宮殿は、パリ市街の南西およそ20kmのところにある、バロック建築の代表的な建造物。
元々は、17世紀前半にフランス国王ルイ13世が建てた狩猟用の別荘だったが、”太陽王”ルイ14世により大幅に増改築され、その巨大さ、豪華絢爛さは、絶対主義王政の象徴となった。17世紀後半にはここに宮廷と政府が移され、宮殿はフランス王政の中心となった。*1

豪華絢爛な建物だけではなく、この庭園も世界遺産に登録されている。
1661年からアンドレ・ル・ノートルによって整備された庭園は、花壇、木立、彫像、泉水によって構成されており、均整の取れた「フランス式」庭園を代表するものである。その後、ジュール・アンドゥアン=マンサールが庭園に更に改造や整備を加えた。
庭園の整備には莫大な作業が必要であった。森林、牧草地、沼地でしかなかった場所に、花壇やオレンジ園、池、水路などを作るために、大量の土を運ぶ必要があった。土は手押し車に乗せて運ばれ、木はフランス全土から荷車によって運ばれた。何千人という人々が、時には一個連隊が丸々借り出されて、この大規模な造園工事を進めた。*2
太陽神アポロンの古代風の彫像が庭園のいたるところに配置されている。整然とした小庭園の向こう側には大庭園と水路が広がっており、徒歩やボート、自転車での散策、ハイキングなどを楽しむことができる。*3




b0212342_14495038.jpg南翼と中央棟の接合部から、庭園に抜ける。入園時間は決められているが、入園は無料。


庭園から見た中央棟。建物の近くはこのように、校庭のような白くて硬い地面。晴れの日は光の反射がきつい。サングラスを持って来ればよかった。
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b0212342_1456043.jpg中央棟の前。ちょっと見にくいが、広大な庭園を行き来するミニ・トレイン乗り場。


b0212342_1451860.jpgヨーロッパの庭園といえば、こんなかんじで腰くらいの高さの植栽で整然と作られている、というイメージがあったが。


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ここに立って、驚いた。そのあまりの広大さに。それに、ほとんど大木じゃないか。
画像中央の奥に見える水面は、大水路。撮影場所から水路の一番手前まで、800mもある。
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印象は、森を区切って庭園にした、というかんじ。下の画像は、宮殿2階、鏡の間から。
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噴水が出るショーが行われる日もある。
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b0212342_1545692.jpgあちこちで庭の手入れが。


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庭園の中には、レストラン、カフェ、トイレがある。
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b0212342_1573773.jpg高い木立の隙間を縫う通路から木立の中をのぞくと、まるっきり普通の森である。


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ここまでの画像は、宮殿から水路までの庭園のごく一部。主に南半分。南半分の一部、そして北半分の大部分は、以下のように門が閉じられていた。
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宮殿から約800m。大水路の東端。”アポロンの泉水”
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振り向くと遠くに見える、宮殿中央棟。
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b0212342_152349100.jpg大水路ではボートを借りることもできる。


b0212342_15243371.jpgそして、ここにはレストランが。レンタサイクルのスタンドもある。


b0212342_15253520.jpgミニ・トレインのそばを走っているのは、ゴルフカートのような電気自動車。庭園内を巡回している。有料。


大水路の北端。大トリアノンの庭より。宮殿からここまで約3km。この付近には観光客もほとんど来ない。
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庭園の北側には、大きな放牧場。
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見学メモ
アクセス
ヴェルサイユ宮殿外観記事の見学メモ参照。

普段の見学
記事の中でも触れたが、庭園への入園は無料。開園時間は季節によって異なる。庭園北部にある”マリー・アントワネットの離宮”の一部は有料であり、開園時刻も一般庭園とは異なる。詳細は公式サイト案内ページ参照。
庭園は、”マリー=アントワネットの離宮”を含め、東西3km、南北2.5kmにわたって広がる広大な敷地を持つ。宮殿内部を歩いて廻ることを考慮すると、庭園隅々までを徒歩で巡ることは、よほどの体力と時間的な余裕がない限り、ほとんど不可能と言える。今回は宮殿~大水路東端と、大水路東端~マリー=アントワネットの離宮の移動に留めたが、万歩計で測ってみたところ、宮殿内の見学も含め、徒歩距離は13kmに及び、かなり疲れた。庭園内を走る有料のミニ・トレイン、電気自動車に乗るのもいいかも。それぞれチケットが必要なようだが、詳細は不明。公式サイトの該当ページにも詳しい記述は見つけられなかった。
大水路東端にはレンタサイクルのスタンドがある。料金など詳細は不明。庭園のほぼ中央に位置するので、そこで自転車を借りて、ほとんど観光客が行かない大水路の南端、西端にも行ってみたいと思った。
レストラン、カフェ、飲み物のスタンド、トイレは、庭園の宮殿寄り、大水路東端、および”マリー・アントワネットの離宮”に数箇所ある。
お弁当とレジャーシートを持ってピクニックするのもいいかもしれない。大水路近くの芝生でそうしている人多数。現地配布パンフレットの地図にもピクニック・エリアの記載あり。

特別公開
「大噴水ショー」がハイシーズンの週末に、「音楽の庭園」がハイシーズンの火曜日に、夜の噴水とイルミネーションのショーが夏季土曜日の夜に、それぞれ有料で催される。詳細は公式サイト案内ページ参照。

問い合わせ
ヴェルサイユ宮殿美術館国有地公団へ。公式サイト参照。 …としたものの、日本語では通じないと思われる。日本のフランス大使館は観光に関する問い合わせには応じないとのこと。



*1 ヴェルサイユ宮殿公式サイト(日本語)
*2 ヴェルサイユ宮殿公式サイト庭園解説ページ
*3 現地配布パンフレット



”ヴェルサイユ宮殿と庭園”の記事リスト
by h9w457y8i | 2011-05-09 15:33 | フランス | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。