【重要文化財|四日市旧港港湾施設】 行き方、見学のしかた (三重県)

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右手前が「西防波堤」、奥が「防波堤」


三重県北東部、伊勢湾に面した四日市は、言わずと知れた工業都市ですが、その中に、あまり目立たない、石造りの古い防波堤があります。今からおよそ130年前に造られた、全国的にも珍しい明治時代の現役港湾施設で、国の重要文化財に指定されています。



1 アクセス詳細情報
 1-1 見学用マップ
 1-2 駅から徒歩
 1-3 バス
 1-4 レンタサイクル
 1-5 駐車場

2 見学のしかた
 2-1 見学可能時間など
 2-2 潮吹き防波堤レプリカ

3 訪れた時の様子(写真)

4 四日市旧港港湾施設の説明

5 問い合わせ




1【アクセス詳細情報】

1-1 アクセスマップ


スマートフォンで地図の右側が見にくい場合は、画面を横向きに




1-2 駅から徒歩
JR四日市駅から、徒歩約13分(1km)。

近鉄四日市駅から、徒歩約30分(1.9km)。




1-3 バス
三重交通相生橋(あいおいばし)バス停(上の地図・黒3)から、徒歩約4分(300m)。

ただし、10〜15時の時間帯はバスの運行なし。
土・日・祝日は1日に1〜2本のみ。


三重交通の路線バスの時刻表、料金検索は、
NAVITIME バス乗り換え案内 などの各種アプリ
Google Map ルート案内機能
が対応しています。

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1-4 レンタサイクル
JR四日市駅と近鉄四日市駅の近くに、レンタサイクルのステーションがあります。
地図・黒1、黒2

料金など詳細は、こちらを参考にしてください。
リンクが切れている場合は、「四日市 レンタサイクル」で検索してみてください。

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1-5 駐車場
四日市旧港港湾施設の周辺は公園として整備されていますが、付属の駐車場はありません。
周辺には時間貸駐車場もないようです。

約1km離れた JR四日市駅 の周辺には、時間貸駐車場が複数あります。
NAVITIME 駐車場検索ページを参照してください。

ちなみに、公園の周辺道路は細く、路上駐車は控えた方が良さそうでした。
ただ、公園に面した地図・黒線の部分(赤2の近く)は、駐車禁止の標識がなく、道路は行き止まりで、両側に家や倉庫もないので、駐車しても迷惑はかかりそうもなく、ごく短い見学時間でしたら、駐車しても問題ないかもしれません。

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2【見学のしかた】

四日市旧港港湾施設のうち、西防波堤、顕彰碑、そして(つけたり)に指定されている記念碑の周辺は、「稲葉翁記念公園」として整備され、いつでも自由に見学ができます。

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記念公園。結構広いです。
平日の昼間で、人はいませんでした。

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公園から、西防波堤。

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西防波堤の上は、歩いて見学することができます。

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ただし、記念公園の対岸にある「防波堤」は工場の敷地内にあり、接近することはできません。
公園から、およそ150m先の防波堤を見るだけ、となります。



2-2 潮吹き防波堤レプリカ

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記念公園には、「潮吹き防波堤」と呼ばれる「防波堤」の仕組みを体験できるレプリカとプールがあり、ボタンを押すと人工的に水流が発生し、潮吹き防波堤の波を打ち消すシステムがわかる、という施設があります。

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訪れた時は、ボタンを押しても反応はなかったですが...。

でも、正直あまり人が訪れそうもない施設にこれだけお金をかけたところが、すごいと思います。

この施設を試してみたい方は、作動するかどうか、四日市市教育委員会に問い合わせてみると良いかもしれません。

ちなみに、このプールに入って遊ぶことはできません

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3【訪れた時の様子】

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運河沿いの遊歩道。
地図・黒線。
自転車は通れません。

運河の遊歩道から見た、西防波堤と防波堤。
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西防波堤を拡大。
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西防波堤の付け根にやってきました。地図・赤1
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(つけたり)指定の改築記念碑が建っていました。
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西防波堤は、上を歩けるようになっています。
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防波堤の上から。
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真ん中から付け根を振り返ったところ。
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これ以上先には行けません。湾を挟んで向こう側に「防波堤」が見えています。
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西防波堤の先端。
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記念公演から見た、150m向こうにある潮吹き防波堤。
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波の力を逃す穴がたくさん開いています。
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こちらは記念公園内にある、顕彰碑。私財を投じて四日市港築港に貢献した、稲葉三右衛門の功績をたたえたものです。
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4【四日市旧港港湾施設の説明】

古くから良港として知られた四日市湊が、近代港湾としての形を整えたのは明治15年(1882年)のことである。地元の廻船問屋、稲葉三右衛門が私財を投じて開始した改修工事は、途中三重県への移管を経て三右衛門自身の手により完成し、このとき現在旧港と呼ばれる港湾施設のおおよその形が整えられた。その後明治21年の暴風雨と翌年の台風によって防波堤が破損したため、同26年から公営による改修工事が着手され、翌27年(1894年)に竣工している。
四日市旧港港湾施設は、防波堤と西防波堤からなり、西防波堤の側の陸地に顕彰碑(けんしょうひ)、同じくその付け根に「明治廿七年五月建立」の銘をもつ記念碑がある。
防波堤は、総延長199mで、旧港湾内を包み込むように湾曲して延びる。埋立て高4.7m(以下大堤という)と3.7m(以下小堤という)の防波堤が平行する二列構造をとり、大堤には五角形の水抜穴が49か所設けられている。この特徴的な防波堤の構造は明治27年の改修時に設けられた。この改修工事を請け負ったのは服部長七であり、彼が発明したとされる人造石工法がこの防波堤にも用いられている。港外側の小堤を越えた海水が両堤の間にある溝にたまり、水抜穴から港内に流れ出すようになっており、波の力を直接受けて防波堤が破損することを防いでいる。水抜穴から海水が流れ出す様子から「潮吹防波堤」の名で親しまれている。この特徴的な形態の考案者は、服部長七ともオランダ人土木技師ヨハネス・デ・レーケとも伝えられるがいずれも確証はない。
昭和16年(1941年)から21年(1946年)にかけて防波堤の付け根の直線部分を東に延長した線上より北側が埋め立てられ、さらに同27年から30年にかけて防波堤の先端と先の埋立て地を結んだ地域まで埋立てが進んだ。また、昭和37年には伊勢湾台風後の高潮対策として大堤の上部にコンクリートによるかさ上げが行われ、水抜穴も埋められているが、先端部約14.7mはかさ上げと水抜穴の封鎖がなされなかったために、旧状を残している。
西防波堤は、石積みで総延長77mであり、直線状に延びている。防波堤と同じく、上部にコンクリートによるかさ上げが行われている。
顕彰碑は、私財を投じて四日市港築港に貢献した稲葉三右衛門の功績をたたえるため、明治37年(1904年)に建てられた(本体には「明治三十六年六月建」の銘がある)もので、石積基壇の上にフルーティングのある西洋古典様式風の柱身が載る。
四日市旧港港湾施設は、明治期に建設された港湾施設の姿を良く残しており、わが国の築港技術の近代化の過程を示すものとして貴重である。とくに防波堤は、他に類例を見ない水抜穴を持つ二列構造をとっており、技術的に見てきわめて価値が高い。
文化庁 国指定文化財等データベースより)

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5【問い合わせ】

四日市市教育委員会事務局 社会教育・文化財課へ
電話番号 059-354-8238



このページは、以下の記述などを参照しています。
文化庁国指定文化財等データベース
四日市市公式ページ
現地案内看板

No.160420


by h9w457y8i | 2022-02-06 21:42 | 三重 | Comments(0)

日本だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。


by h9w457y8i