【重要文化財|日土小学校】 特別公開情報 日程、駐車場など (愛媛県)
#八幡浜市 #松村正恒 #公開 #文化財
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ひづちしょうがっこう
JR八幡浜駅から北東の山あいに入ったところにある、木造の小学校校舎です。
建てられたのは昭和31年(1956年)。木造モダニズム建築の傑作として高く評価されており、国の重要文化財に指定されています。
1 アクセス詳細情報
1-1 アクセスマップ
1-2 最寄りの駅から徒歩
1-3 バス
1-4 タクシー
1-5 駐車場
2 見学のしかた
2-1 通常の見学はできる?
2-2 特別公開情報
2-2-1 時期
2-2-2 2021年12月、2022年3月の見学
2-2-3 特別公開時の注意点
3 特別公開時の様子
4 日土小学校の文化財としての説明
5 問い合わせ
1-1【アクセスマップ】
日土小学校校舎は赤マーカー
スマートフォンで地図の右側が見にくい場合は、画面を横向きに
1-2【最寄りの駅から徒歩】
徒歩圏内(3km以内)に鉄道の駅はありません。
強いて言えば、JR 八幡浜(やわたはま)駅から、徒歩約1時間20分(6.5km)。
1-3【バス】
JR 八幡浜 駅 バス停
伊予鉄南予バス 伊方町役場前 行き
↓
↓ [運行頻度] 1時間に1本
↓ [乗車時間] 20分
↓ [運賃] 290円(交通系ICカード不可)
↓
喜木(きき)バス停(地図・青3)
↓
↓ 徒歩約35分(2.6km)
↓
現地
最新の時刻表、運賃検索は、伊予鉄公式サイトを参照。
(各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能は非対応。2021.12)
1-4【駐車場】

特別公開日は、小学校のグラウンドが駐車場として解放されます。
無料。
収容台数約30台。

駐車場の入口は、校門。
地図・青2
2【見学のしかた】
2-1 通常の見学
国の重要文化財に指定されている日土小学校の東校舎、中校舎は、現役の校舎として使われているため、普段は非公開です。
普段の外観の見学は、学校の前の県道28号線沿いからか、地図・黒4のポイントからとなります。

ポイント 4から見た東校舎。
階段が川にせり出している特徴が、よくわかります。
2-2 特別公開情報
2-2-1 日時
春休み、夏休み、冬休みの長期休暇期間中、それぞれ1日だけ特別公開されます。
公開日は八幡浜市公式サイト参照。
2-2-2 2021年度の見学について
令和3年度(2021年度)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、午前50名、午後50名の定員制となります。
見学予定日時
2021. 12/26(日)、2022. 3/27(日)
9:00~12:30、または12:30~16:00(入場は各部の終了30分前まで)
電話かe-mailでの事前予約が必要です。
(新型コロナウイルスの影響を受ける前は、予約不要、定員はありませんでした)
参加者全員の氏名、住所、連絡先、時間帯(午前・午後)の希望を下記申込先までお知らせください。
八幡浜市 生涯学習課 文化振興第1係
電話番号 0894-36-3040
E-Mail bunka@city.yawatahama.ehime.jp
申し込み期間
12月の見学の予約は、10/26〜12/7
3月の見学の予約は、1/27〜3/8
2-2-3 見学の際の注意点
校内は土足禁止です。小学校で、見学者用のスリッパを貸し出しています。
校内は撮影自由。ただし、職員室、校長室、保健室など一部の施設は立ち入り及び撮影禁止。
校内での飲食は、原則禁止、だったと思います。
持参したペットボトルの水を校舎内で飲んでもいいか、と係の先生にお尋ねしたところ、問題ない、と言われましたが、念の為、確認してください。
トイレは、校舎内の指定のものが使えます。
3【訪れた時の様子】

特別公開の日に、レンタカーで訪れました。
クルマを校庭に乗り入れます。

渡り廊下

昇降口が、見学者の入口になっています。



校内図。東校舎、中校舎が重要文化財です。画像をクリックすると拡大します。

光に溢れた廊下。



11

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13 窓が細切れになっており、掃除するのがちょっと大変かも? と思ってしまいました。

14 校舎内の階段は、傾斜が非常に緩やか。子供に優しい設計だと思います。

15

16 アイキャッチ?

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18 南側は喜木(きき)川に面していて、階段が川にせり出しています。

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校門の横にあった、文化財案内看板。
25 クリックで高画質画像。

4【日土小学校の文化財としての説明】
日土小学校(ひづちしょうがっこう)は、愛媛県の西部、八幡浜市の山あいにある。八幡浜市職員の松村正恒(まつむらまさつね)の設計により、中校舎は昭和31年(1956年)、東校舎は同33年(1958年)に竣工した。
敷地は川の北側を占め、敷地の川寄りに校舎が並ぶ。緩やかな切妻屋根をかけた木造二階建で、要所に鉄骨の梁や筋交いを用いた合理的な構造をもつ。また、窓は柱の外側に枠を取り付け、天井に達する大きな開口部とする。
東校舎は、クラスター(房)型の教室配置とし、昇降口の南側に中庭を設けて採光と通風を確保する特徴的な平面をもつ。川に迫り出す二階ベランダが外観を特徴づける。
日土小学校は、合理的な構造と平面計画をもち、工業製品と身近な材料を用いた意匠により、豊かな空間をつくり上げており、木造のモダニズムの優れた作品として高い価値が認められる。
←文化庁国指定文化財等データベース
日土小学校校舎は、八幡浜市役所の職員であった建築家松村正恒が設計し、中校舎と東校舎は、それぞれ昭和31年と昭和33年にかけて完成しました。
設計を担当した松村正恒は、昭和22年から八幡浜市役所に勤務し、昭和35年には、『文藝春秋』誌で日本を代表する建築家10人のひとりに選ばれた人物であり、市役所の職員として担当した学校や病院関連の建物の多くは建築雑誌や専門書籍に掲載されました。
その中でも、日土小学校の中校舎と東校舎は、竣工当初より学界とジャーナリズム双方から高い評価を受け、さらに近年のモダニズム建築再評価の気運の中で、国際的にも注目を集める存在となりました。
その事実を象徴的に示すのが、平成11年近代建築の保存と調査のための国際組織DOCOMOMO日本支部によって、日本の近代建築20選のひとつに選ばれました。
その前後から、日土小学校のみならず、松村正恒および彼の作品全般についての再評価や研究がおこなわれ、一定の成果が蓄積されてきたと同時に、日土小学校の中校舎と東校舎に対する歴史的・文化的な高い評価も確固としたものになり、平成19年9月に八幡浜市指定文化財に指定されました。
全国的に見ても古い木造校舎は、改修するのか、改築するのかという議論が顕著化し、問題となりますが、日土小学校についても例外ではなく、地域を二分した議論が沸き起こりました。
議論の末、八幡浜市教育委員会として中・東校舎の改修、不足教室の新増築の方針を決定しました。
その方針に基き、平成20年9月から地震補強(中・東校舎)、新増築(西校舎)を実施し、平成21年6月末で保存再生工事が完成しました。多くの方々のご協力をいただき完成した日土小学校校舎は、数少ない木造校舎の耐震補強事例であると共に、文化財の改修方法を用いながらも、現代の建築基準法等に配慮した全国的に見ても稀有な校舎であることから、全国から見学の依頼が多く寄せられることとなりました。また、この保存再生事業は国内外から高い評価を受け、2012年には日本建築学会賞(業績)とワールド・モニュメント財団/ノール モダニズム賞を授与されました。
そして平成24年(2012年)12月28日、中校舎、東校舎の二棟が、戦後建築としては4番目、戦後木造建築としては初の重要文化財に指定されました。
通常、学校教育の場となっている校舎は、児童への影響を考え、原則非公開としていますが、関心の高さを考慮し、長期の休みを利用して日土小学校のすばらしさを、多くの方々に共感していただきたいという思いから見学会を開催いたします。
←八幡浜市公式サイト内、市役所生涯学習課「見学会開催の経緯」
5【問い合わせ】
日土小学校を文化財建造物として見学する場合の問い合わせは、八幡浜市 生涯学習課 文化振興第1係へ。
電話番号 0894-36-3040
E-Mail bunka@city.yawatahama.ehime.jp
このページは、以下の記述などを参照しています。
八幡浜市 公式サイト
文化庁国指定文化財等データベース
現地案内看板
現地配布パンフレット
広告なしのページ(Google Blogger)
サイトマップ > 愛媛県 国宝・重要文化財 > 日土小学校

ひづちしょうがっこう
JR八幡浜駅から北東の山あいに入ったところにある、木造の小学校校舎です。
建てられたのは昭和31年(1956年)。木造モダニズム建築の傑作として高く評価されており、国の重要文化財に指定されています。
1 アクセス詳細情報
1-1 アクセスマップ
1-2 最寄りの駅から徒歩
1-3 バス
1-4 タクシー
1-5 駐車場
2 見学のしかた
2-1 通常の見学はできる?
2-2 特別公開情報
2-2-1 時期
2-2-2 2021年12月、2022年3月の見学
2-2-3 特別公開時の注意点
3 特別公開時の様子
4 日土小学校の文化財としての説明
5 問い合わせ
1-1【アクセスマップ】
日土小学校校舎は赤マーカー
スマートフォンで地図の右側が見にくい場合は、画面を横向きに
1-2【最寄りの駅から徒歩】
徒歩圏内(3km以内)に鉄道の駅はありません。
強いて言えば、JR 八幡浜(やわたはま)駅から、徒歩約1時間20分(6.5km)。
1-3【バス】
JR 八幡浜 駅 バス停
伊予鉄南予バス 伊方町役場前 行き
↓
↓ [運行頻度] 1時間に1本
↓ [乗車時間] 20分
↓ [運賃] 290円(交通系ICカード不可)
↓
喜木(きき)バス停(地図・青3)
↓
↓ 徒歩約35分(2.6km)
↓
現地
最新の時刻表、運賃検索は、伊予鉄公式サイトを参照。
(各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能は非対応。2021.12)
1-4【駐車場】

特別公開日は、小学校のグラウンドが駐車場として解放されます。
無料。
収容台数約30台。

駐車場の入口は、校門。
地図・青2
2【見学のしかた】
2-1 通常の見学
国の重要文化財に指定されている日土小学校の東校舎、中校舎は、現役の校舎として使われているため、普段は非公開です。
普段の外観の見学は、学校の前の県道28号線沿いからか、地図・黒4のポイントからとなります。

ポイント 4から見た東校舎。
階段が川にせり出している特徴が、よくわかります。
2-2 特別公開情報
2-2-1 日時
春休み、夏休み、冬休みの長期休暇期間中、それぞれ1日だけ特別公開されます。
公開日は八幡浜市公式サイト参照。
2-2-2 2021年度の見学について
令和3年度(2021年度)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、午前50名、午後50名の定員制となります。
見学予定日時
2021. 12/26(日)、2022. 3/27(日)
9:00~12:30、または12:30~16:00(入場は各部の終了30分前まで)
電話かe-mailでの事前予約が必要です。
(新型コロナウイルスの影響を受ける前は、予約不要、定員はありませんでした)
参加者全員の氏名、住所、連絡先、時間帯(午前・午後)の希望を下記申込先までお知らせください。
八幡浜市 生涯学習課 文化振興第1係
電話番号 0894-36-3040
E-Mail bunka@city.yawatahama.ehime.jp
申し込み期間
12月の見学の予約は、10/26〜12/7
3月の見学の予約は、1/27〜3/8
2-2-3 見学の際の注意点
校内は土足禁止です。小学校で、見学者用のスリッパを貸し出しています。
校内は撮影自由。ただし、職員室、校長室、保健室など一部の施設は立ち入り及び撮影禁止。
校内での飲食は、原則禁止、だったと思います。
持参したペットボトルの水を校舎内で飲んでもいいか、と係の先生にお尋ねしたところ、問題ない、と言われましたが、念の為、確認してください。
トイレは、校舎内の指定のものが使えます。
3【訪れた時の様子】

特別公開の日に、レンタカーで訪れました。
クルマを校庭に乗り入れます。

渡り廊下

昇降口が、見学者の入口になっています。



校内図。東校舎、中校舎が重要文化財です。画像をクリックすると拡大します。

光に溢れた廊下。



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12

13 窓が細切れになっており、掃除するのがちょっと大変かも? と思ってしまいました。

14 校舎内の階段は、傾斜が非常に緩やか。子供に優しい設計だと思います。

15

16 アイキャッチ?

17

18 南側は喜木(きき)川に面していて、階段が川にせり出しています。

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校門の横にあった、文化財案内看板。
25 クリックで高画質画像。

4【日土小学校の文化財としての説明】
日土小学校(ひづちしょうがっこう)は、愛媛県の西部、八幡浜市の山あいにある。八幡浜市職員の松村正恒(まつむらまさつね)の設計により、中校舎は昭和31年(1956年)、東校舎は同33年(1958年)に竣工した。
敷地は川の北側を占め、敷地の川寄りに校舎が並ぶ。緩やかな切妻屋根をかけた木造二階建で、要所に鉄骨の梁や筋交いを用いた合理的な構造をもつ。また、窓は柱の外側に枠を取り付け、天井に達する大きな開口部とする。
東校舎は、クラスター(房)型の教室配置とし、昇降口の南側に中庭を設けて採光と通風を確保する特徴的な平面をもつ。川に迫り出す二階ベランダが外観を特徴づける。
日土小学校は、合理的な構造と平面計画をもち、工業製品と身近な材料を用いた意匠により、豊かな空間をつくり上げており、木造のモダニズムの優れた作品として高い価値が認められる。
←文化庁国指定文化財等データベース
日土小学校校舎は、八幡浜市役所の職員であった建築家松村正恒が設計し、中校舎と東校舎は、それぞれ昭和31年と昭和33年にかけて完成しました。
設計を担当した松村正恒は、昭和22年から八幡浜市役所に勤務し、昭和35年には、『文藝春秋』誌で日本を代表する建築家10人のひとりに選ばれた人物であり、市役所の職員として担当した学校や病院関連の建物の多くは建築雑誌や専門書籍に掲載されました。
その中でも、日土小学校の中校舎と東校舎は、竣工当初より学界とジャーナリズム双方から高い評価を受け、さらに近年のモダニズム建築再評価の気運の中で、国際的にも注目を集める存在となりました。
その事実を象徴的に示すのが、平成11年近代建築の保存と調査のための国際組織DOCOMOMO日本支部によって、日本の近代建築20選のひとつに選ばれました。
その前後から、日土小学校のみならず、松村正恒および彼の作品全般についての再評価や研究がおこなわれ、一定の成果が蓄積されてきたと同時に、日土小学校の中校舎と東校舎に対する歴史的・文化的な高い評価も確固としたものになり、平成19年9月に八幡浜市指定文化財に指定されました。
全国的に見ても古い木造校舎は、改修するのか、改築するのかという議論が顕著化し、問題となりますが、日土小学校についても例外ではなく、地域を二分した議論が沸き起こりました。
議論の末、八幡浜市教育委員会として中・東校舎の改修、不足教室の新増築の方針を決定しました。
その方針に基き、平成20年9月から地震補強(中・東校舎)、新増築(西校舎)を実施し、平成21年6月末で保存再生工事が完成しました。多くの方々のご協力をいただき完成した日土小学校校舎は、数少ない木造校舎の耐震補強事例であると共に、文化財の改修方法を用いながらも、現代の建築基準法等に配慮した全国的に見ても稀有な校舎であることから、全国から見学の依頼が多く寄せられることとなりました。また、この保存再生事業は国内外から高い評価を受け、2012年には日本建築学会賞(業績)とワールド・モニュメント財団/ノール モダニズム賞を授与されました。
そして平成24年(2012年)12月28日、中校舎、東校舎の二棟が、戦後建築としては4番目、戦後木造建築としては初の重要文化財に指定されました。
通常、学校教育の場となっている校舎は、児童への影響を考え、原則非公開としていますが、関心の高さを考慮し、長期の休みを利用して日土小学校のすばらしさを、多くの方々に共感していただきたいという思いから見学会を開催いたします。
←八幡浜市公式サイト内、市役所生涯学習課「見学会開催の経緯」
5【問い合わせ】
日土小学校を文化財建造物として見学する場合の問い合わせは、八幡浜市 生涯学習課 文化振興第1係へ。
電話番号 0894-36-3040
E-Mail bunka@city.yawatahama.ehime.jp
このページは、以下の記述などを参照しています。
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170326
by h9w457y8i
| 2021-12-04 08:53
| 愛媛
|
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