【重要文化財|内外大神宮】 行き方、見学のしかた 詳細解説 (茨城県 筑西市)
神社 駐車場
サイトマップ > 茨城県の重要文化財 > 内外大神宮

内宮本殿および外宮本殿
内外大神宮(ないげだいじんぐう)は、茨城県筑西市(ちくせいし)にある古い神社です。伊勢神宮にゆかりのある神社で、横並びに建っている内宮(ないくう)と外宮(げくう)の本殿、そして御遷殿(ごせいでん)の三棟が、国の重要文化財に指定されています。
1 アクセス詳細情報
1-1 見学用マップ
1-2 公共交通機関
1-3 タクシー
1-4 駐車場
2 参拝・見学情報 (参拝時間など)
3 訪れた時の様子 (画像)
3-1 御遷殿
3-2 内宮・外宮
4 内外大神宮の説明
5 問い合わせ
1 【アクセス詳細情報】
1-1 アクセスマップ
内外大神宮の建物は赤マーカー
大きい地図で見たい場合は、地図右上のアイコンをタップ
1-2 公共交通機関
実質的に利用可能な鉄道の駅やバス停はありません。
強いて言えば、一番近い鉄道の駅は、真岡鉄道の久下田(くげた)駅(上の地図・黒3)ですが、内外大神宮まで徒歩距離で5.7kmあります。
それよりも近いバス停はなさそうです。2021.3
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1-3 タクシー
真岡鉄道の久下田(くげた)駅前(地図・黒3)に、タクシー乗り場があります。
駅から内外大神宮までは、車の走行距離で7.5kmほど、タクシー料金は3,000円前後と思われます。
久下田駅周辺にはタクシー会社の営業所はありません。
「下館(しもだて) タクシー」と検索して、探してみてください。
(下館市街から久下田駅まで、約7km)
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1-4 駐車場
内外大神宮には、参拝者用の駐車場に使っても差し支えないと思われるスペースがあります。
地図・黒2。(赤4の近く)
近くの交差点にある、神社への案内看板。地図・黒4

「内外大神宮 御遷殿」と書かれていますが、消えかかっていて、走っているクルマからはかなり見えにくいです。
地図・黒1(赤4の近く)の位置。

鳥居の奥に、神社に続く参道が伸びていますが、その横に車を停められます。

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2【参拝・見学情報】
内外大神宮の境内には、内宮(ないくう)本殿、外宮(げくう)本殿、御遷殿(ごせいでん)の三つの国指定重要文化財があります。
境内にはいつでも入れます。
社殿の外観は自由に参拝・見学できます。
二つ並んだ本殿(地図・赤2 & 赤3。赤4の近く)は、玉垣と呼ばれる塀で周りをぐるりと囲まれています。
塀の高さは2m程で、内側には入ることはできません。

御遷殿(遷宮・「うつしのみや」とも)は覆屋に囲まれていますが、このように、外観が間近で見学できるようになっています。地図・赤4

ちなみに、三つの建物はいずれも神様がおられる場所であり、内部が一般の人に公開されることはありません。
(普通の神社は、どこでもそうなっています)
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2【訪れた時の様子】
神社の参道入口にやってきました。地図・黒1の近く

この場所には公民館の建物があり、上の画像の橋と公民館の間の道に入ります。

その先、上の写真のようにすぐに道が三又になるので、右にクルマを乗り入れると、参道脇の駐車スペースになります。
鳥居の奥に参道が伸び、その脇に、クルマを停めました。

鳥居から100mほど奥に進み、高さ5〜6mほどの石段を上がると、正面に拝殿がありました。地図・赤1。

この建物は新しく、文化財ではありません。桜が綺麗でした。

3-1 御遷殿
拝殿に向かって右側に、御遷殿の覆屋があります。覆屋の右側にあるのは、社務所でしょうか。

建物の保護のために覆屋に覆われた、御遷殿。室町時代後期、1574年の建築です。

柵の中に入ることはできません。

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3-2 内宮・外宮
拝殿のすぐ裏手。更に少し高くなっているところに、二つの本殿があります。

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元画像 4.8MB
二つの階段の先には、それぞれ門があり、その奥に、内宮と外宮の本殿が横並びに並んでいます。
二つの門は、文化財の附(つけたり)に指定されています。

左側の、外宮本殿の正面。

右側の、内宮本殿の正面。

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手前が内宮、奥が外宮。ほとんど同じ形をしています。
この角度だとわかりませんが、内宮の方が外宮よりも少し大きく造られています。

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建物の裏手。手前が外宮、奥が内宮。

二つの本殿は、神明造(しんめいづくり)という建築様式で、この様式の建物が横に二つ並んだ形式では、日本で最古の建造物だそうです。(現地案内看板より)
本殿の裏には、小さな祠(ほこら)がいっぱい並んでいました。

神社の摂社。国の文化財ではありません。

本殿の横から、裏山に上がれるようでした。今回は時間の関係で行かず。

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4【内外大神宮の説明】
内外大神宮(ないげだいじんぐう)は、茨城県中部、筑西市小栗地区にある神社です。その歴史はかなり古く、今から1200年以上前、平安時代初期の806年に創建されたと伝えられています。鎌倉時代には、神社の周辺は伊勢神宮領の小栗御厨(みくりや。神社の領地で、元々は食料を調達する場所という意味)でした。その由緒により、本殿の建築形式は、伊勢神宮と同じ本格的な神明造(しんめいづくり)が採用されています。
本殿は二つあり、それぞれ、内宮(ないくう)、外宮(げくう)と呼ばれます。内宮には天照大神(あまてらすおおみかみ)、外宮には豊受大神(とようけのおおみかみ)という、古代神話の神様が祀られています。内宮と外宮は同じ形をしていますが、外宮の方が少し小さめに造られています。屋根は元は茅葺き(かやぶき)でしたが、現在は銅板葺きとなっています。
今ある本殿が建てられたのは、江戸時代前期の1679年。地元の大工による建立です。元々は現在の拝殿の位置にありましたが、1753年に現在位置に移されました。
また、拝殿の隣には、神事の際に重要な役割を果たしたとされる御遷殿(ごせんでん)があります。室町時代後期の1574年の建築で、建物保護のため、最近、覆屋が建てられました。
文化庁国指定文化財等データベースによると、「内外大神宮の両本殿は、三間社神明造の本殿を並立させる社殿の古例として重要である。また、両本殿とともに御遷殿なども保存されており、伊勢神宮御厨に勧請された神明社の、近世における社頭構成を伝える点においても高い価値が認められる」ということで、内宮・外宮本殿、御遷殿が、平成21年(2009年)、国の重要文化財に指定されました。
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5【問い合わせ】
参拝・見学について、内外大神宮が有人の神社なら直接問い合わせればいいのでしょうが、調べても神社直通の電話番号は分かりませんでした。
神社の境内をしばらく歩き回りましたが、有人なのか、それとも無人なのかも判断がつきませんでした。
何かご存知の方は、このブログページにコメントで教えてくださると幸いです。
文化財についての問い合わせは、筑西市 文化課へ。
電話番号 0296-22-0183
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このページは、以下の記述などを参照しています。
文化庁国指定文化財等データベース
筑西市公式サイト
茨城県教育委員会 公式サイト
現地案内看板
広告なしのページ(Google Blogger)
サイトマップ > 茨城県の重要文化財 > 内外大神宮

内外大神宮(ないげだいじんぐう)は、茨城県筑西市(ちくせいし)にある古い神社です。伊勢神宮にゆかりのある神社で、横並びに建っている内宮(ないくう)と外宮(げくう)の本殿、そして御遷殿(ごせいでん)の三棟が、国の重要文化財に指定されています。
1 アクセス詳細情報
1-1 見学用マップ
1-2 公共交通機関
1-3 タクシー
1-4 駐車場
2 参拝・見学情報 (参拝時間など)
3 訪れた時の様子 (画像)
3-1 御遷殿
3-2 内宮・外宮
4 内外大神宮の説明
5 問い合わせ
1 【アクセス詳細情報】
1-1 アクセスマップ
内外大神宮の建物は赤マーカー
大きい地図で見たい場合は、地図右上のアイコンをタップ
1-2 公共交通機関
実質的に利用可能な鉄道の駅やバス停はありません。
強いて言えば、一番近い鉄道の駅は、真岡鉄道の久下田(くげた)駅(上の地図・黒3)ですが、内外大神宮まで徒歩距離で5.7kmあります。
それよりも近いバス停はなさそうです。2021.3
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1-3 タクシー
真岡鉄道の久下田(くげた)駅前(地図・黒3)に、タクシー乗り場があります。
駅から内外大神宮までは、車の走行距離で7.5kmほど、タクシー料金は3,000円前後と思われます。
久下田駅周辺にはタクシー会社の営業所はありません。
「下館(しもだて) タクシー」と検索して、探してみてください。
(下館市街から久下田駅まで、約7km)
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1-4 駐車場
内外大神宮には、参拝者用の駐車場に使っても差し支えないと思われるスペースがあります。
地図・黒2。(赤4の近く)
近くの交差点にある、神社への案内看板。地図・黒4

「内外大神宮 御遷殿」と書かれていますが、消えかかっていて、走っているクルマからはかなり見えにくいです。
地図・黒1(赤4の近く)の位置。

鳥居の奥に、神社に続く参道が伸びていますが、その横に車を停められます。

2【参拝・見学情報】
内外大神宮の境内には、内宮(ないくう)本殿、外宮(げくう)本殿、御遷殿(ごせいでん)の三つの国指定重要文化財があります。
境内にはいつでも入れます。
社殿の外観は自由に参拝・見学できます。
二つ並んだ本殿(地図・赤2 & 赤3。赤4の近く)は、玉垣と呼ばれる塀で周りをぐるりと囲まれています。
塀の高さは2m程で、内側には入ることはできません。

御遷殿(遷宮・「うつしのみや」とも)は覆屋に囲まれていますが、このように、外観が間近で見学できるようになっています。地図・赤4

ちなみに、三つの建物はいずれも神様がおられる場所であり、内部が一般の人に公開されることはありません。
(普通の神社は、どこでもそうなっています)
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2【訪れた時の様子】
神社の参道入口にやってきました。地図・黒1の近く

この場所には公民館の建物があり、上の画像の橋と公民館の間の道に入ります。

その先、上の写真のようにすぐに道が三又になるので、右にクルマを乗り入れると、参道脇の駐車スペースになります。
鳥居の奥に参道が伸び、その脇に、クルマを停めました。

鳥居から100mほど奥に進み、高さ5〜6mほどの石段を上がると、正面に拝殿がありました。地図・赤1。

この建物は新しく、文化財ではありません。桜が綺麗でした。

3-1 御遷殿
拝殿に向かって右側に、御遷殿の覆屋があります。覆屋の右側にあるのは、社務所でしょうか。

建物の保護のために覆屋に覆われた、御遷殿。室町時代後期、1574年の建築です。

柵の中に入ることはできません。

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3-2 内宮・外宮
拝殿のすぐ裏手。更に少し高くなっているところに、二つの本殿があります。

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二つの階段の先には、それぞれ門があり、その奥に、内宮と外宮の本殿が横並びに並んでいます。
二つの門は、文化財の附(つけたり)に指定されています。

左側の、外宮本殿の正面。

右側の、内宮本殿の正面。

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手前が内宮、奥が外宮。ほとんど同じ形をしています。
この角度だとわかりませんが、内宮の方が外宮よりも少し大きく造られています。

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建物の裏手。手前が外宮、奥が内宮。

二つの本殿は、神明造(しんめいづくり)という建築様式で、この様式の建物が横に二つ並んだ形式では、日本で最古の建造物だそうです。(現地案内看板より)
本殿の裏には、小さな祠(ほこら)がいっぱい並んでいました。

神社の摂社。国の文化財ではありません。

本殿の横から、裏山に上がれるようでした。今回は時間の関係で行かず。

4【内外大神宮の説明】
内外大神宮(ないげだいじんぐう)は、茨城県中部、筑西市小栗地区にある神社です。その歴史はかなり古く、今から1200年以上前、平安時代初期の806年に創建されたと伝えられています。鎌倉時代には、神社の周辺は伊勢神宮領の小栗御厨(みくりや。神社の領地で、元々は食料を調達する場所という意味)でした。その由緒により、本殿の建築形式は、伊勢神宮と同じ本格的な神明造(しんめいづくり)が採用されています。
本殿は二つあり、それぞれ、内宮(ないくう)、外宮(げくう)と呼ばれます。内宮には天照大神(あまてらすおおみかみ)、外宮には豊受大神(とようけのおおみかみ)という、古代神話の神様が祀られています。内宮と外宮は同じ形をしていますが、外宮の方が少し小さめに造られています。屋根は元は茅葺き(かやぶき)でしたが、現在は銅板葺きとなっています。
今ある本殿が建てられたのは、江戸時代前期の1679年。地元の大工による建立です。元々は現在の拝殿の位置にありましたが、1753年に現在位置に移されました。
また、拝殿の隣には、神事の際に重要な役割を果たしたとされる御遷殿(ごせんでん)があります。室町時代後期の1574年の建築で、建物保護のため、最近、覆屋が建てられました。
文化庁国指定文化財等データベースによると、「内外大神宮の両本殿は、三間社神明造の本殿を並立させる社殿の古例として重要である。また、両本殿とともに御遷殿なども保存されており、伊勢神宮御厨に勧請された神明社の、近世における社頭構成を伝える点においても高い価値が認められる」ということで、内宮・外宮本殿、御遷殿が、平成21年(2009年)、国の重要文化財に指定されました。
目次へ
5【問い合わせ】
参拝・見学について、内外大神宮が有人の神社なら直接問い合わせればいいのでしょうが、調べても神社直通の電話番号は分かりませんでした。
神社の境内をしばらく歩き回りましたが、有人なのか、それとも無人なのかも判断がつきませんでした。
何かご存知の方は、このブログページにコメントで教えてくださると幸いです。
文化財についての問い合わせは、筑西市 文化課へ。
電話番号 0296-22-0183
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文化庁国指定文化財等データベース
筑西市公式サイト
茨城県教育委員会 公式サイト
現地案内看板
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210322
by h9w457y8i
| 2022-04-22 07:50
| 茨城
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