廃墟なのに世界遺産 三井三池炭鉱 万田坑に行ってみた (熊本県) 重要文化財、史跡
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かれこれ10年も前になりますが、文化遺産巡りを始めた頃、まず行ってみたかったのが、この旧万田坑(まんだこう)施設です。
まだ、世界遺産に登録される前でした。
9月の始め。うだるような、しつこい残暑の午後。
訪れた時の様子です。
画像は10年前のものになりますが、文化財施設の様子や敷地の雰囲気は、いろいろ調べてみると、今でもあんまり変わってなさそうだったので、記事にすることにしました。
なお、
国の重要文化財に指定されている建物のうち、
倉庫およびポンプ室
安全燈室および浴室
は、補修工事のために2022年3月末まで見学できません。
詳しくはこちら。
行き方、見学のしかたなど見学案内の詳細は、下のリンクをクリックしてください。
旧万田坑施設って?
行き方
見学のしかた
管理人のおすすめポイント
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1 訪れた時は、西鉄で福岡の天神から大牟田駅まで来て。

2 西鉄大牟田駅にくっついている、JR大牟田駅。

この駅前の観光案内所(地図・青5)で自転車を借りました。
今でも借りられます。
3 のどかな田園風景の中をのんびり走って。

4 万田坑に到着。

5 近づくと、古びた赤煉瓦の第二竪坑(たてこう)巻揚機室と、その後ろの第二竪坑 櫓がパッと目に入ります。

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7 第二竪坑の巻揚機室。地図・赤5

8 明治42年(1909年)に建てられました。

早速、巻揚機室の中に入ってみます。
9 巨大な巻揚機。

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14 第二竪坑 櫓(だいにたてこう やぐら)。こちらも明治42年(1909年)の建造。
地図・赤6

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16 櫓だけは、キレイに塗り直されていました。

17 櫓の巨大滑車。

18 櫓を横から。

19 第二竪坑の下に向けて、トンネルが。入れます。

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21 ケージの上げ下げ運転所?

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23 櫓の下に、謎の貯水槽。

24 竪坑の口から、櫓を見上げます。

25 現地案内看板

26 職場。地図・オレンジ1。坑内で使う工具を作ったり、機械の整備をしていました。

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28 職場に向けて、トロッコの線路跡。

29 事務所。大正3年(1914年)に建てられた時は、坑道内の換気を行う巨大な電動扇風機が備え付けられていました。戦後、石炭を運び出さなくなってからは、更衣室、事務所などとして使われました。
地図・赤1

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32 倉庫およびポンプ室。地図・赤4

33 明治38年(1905年)に建てられました。当初はスチーム駆動の扇風機が設置されていましたが、その後、予備の消化器などを置く倉庫、坑内の水を汲み出すポンプ室として使われました。

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35 安全燈室および浴室。地図・赤3

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39 坑夫がヘルメットに付ける安全燈(ランプ)の充電器が備え付けられていました。

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42 今行われている補修工事で、こういう雑然としたところはキレイになっちゃうんでしょうかね。

43 山ノ神祭祀施設。大正5年(1915年)に設置。地図・赤2

44 炭坑夫は坑道に入る前に、必ずここに向かって礼拝したそうです。

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47 雑草に埋もれた土管。この廃墟感、たまりません。

48 残されたトロッコ。

49 何かの信号灯?

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文化財分布マップ
(全国の国宝、重要文化財建造物の詳細位置をプロットしています)
このページは、
荒尾市公式サイト
大牟田市公式サイト
文化庁国指定文化財等データベース
現地案内看板
現地配布パンフレット
などの記述を参照しています。
by h9w457y8i
| 2020-09-10 12:44
| 熊本
|
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