【重要文化財・旧魚梁瀬森林鉄道施設】 訪問記 3 (高知県 東部) 画像、駐車場の様子など
サイトマップ > 高知県 国宝・重要文化財 > 旧魚梁瀬森林鉄道施設 > 訪問期 3
高知県東部の山奥にある、明治〜昭和初期の森林鉄道のトンネルや橋が、国の重要文化財になっていて。
それを、一人で見学に行ってきました、という訪問記、その3です。
今回が最後です。
旧魚梁瀬(やなせ)森林鉄道施設の アクセス、見学のしかた の詳細解説は、こちらのページを参照してください。
森林鉄道についての簡単な解説も書いてます。
堀ヶ生橋
二股橋
小島橋
河口隧道
エヤ隧道、バンダ島隧道、オオムカエ隧道、明神口橋、釜ヶ谷桟道、釜ヶ谷橋の訪問記はこちら。
平瀬隧道、五味隧道、落合橋、河口隧道、、犬吠橋、井ノ谷橋の訪問記はこちら。
スマートフォンで地図の右側が見にくい場合は、画面を横向きに
旧魚梁瀬森林鉄道施設の多くは、高知県東部の安田川沿いにありますが。
今回は魚梁瀬ダムから流れる、奈半利(なはり)川沿いの橋の紹介です。
堀ヶ生橋
ほりがをばし
(地図・赤12)
クルマの通りがほとんどない、山奥の道をクルマでズンズン走っていると。
1 目の前が開けて、コンクリート製のアーチ橋が見えました。
お、この橋だな。

2 橋の西詰、路肩が広くなっているところがあったので、そこにクルマを停めて。地図・青13

3 徒歩で渡ってみます。路肩はすごーく狭いですけど、おっきいクルマはきっと来ないでしょうから、大丈夫でしょう。

4 橋の端っこには、小さな待避所?

5 橋の中央には待避所が。鉄道橋の名残りですね。

6 橋の上から、川下側。

7 橋の欄干(らんかん。手すりみたいなの)の高さは膝くらいまでしかありません。実は結構、コワイです。

8

9 駐車スペースのすぐ近く、川原に下りる道を橋の下に向けて下ってみました。

10

11 おおー、壮観ですね。

この橋は、鉄筋コンクリート充複式(じゅうふくしき、でいいのかな?)単アーチ橋という構造です。「充腹式」とは、橋のアーチ(道路を支えるカーブの部分)と上の道路の間に、石やコンクリートなどがピッタリ詰まっている、という意味です。橋の長さは47mあり、この形式の橋の中では、全国で最大規模。
12 アーチのカーブと清流の青のコラボが、美しいです。

13

14 それにしても、奈半利川の澄み切った、なんとも言えない青の色。見惚れちゃいます。

15 橋の端っこ。上の道路とアーチの間にコンクリートが詰まっているのがわかります。

16 案内看板は橋の西詰に。

17 昭和16年(1941年)に出来たんですね。森林鉄道施設の中では新しいですね。

18 お天気が良かったせいもありますが、2月だったのに、そばの山の緑がとても綺麗でした。

というわけで、自分的には、
堀ヶ生橋は森林鉄道施設の中で、見るべき場所 ナンバー1! でした。
二股橋
ふたまたばし
(地図・赤13)
19 道路から見ると、ちょっと古い橋、くらいの印象です。

20 この橋にも、端っこには小さな待避所。

21 ここも山深い場所です。

22 今どき、石の欄干の橋なんてなかなかないですよね。ここも高さは膝丈くらいしかありません。

23 橋を渡って、南詰から。

24 橋の長さは47m。鉄筋が入っていないコンクリート製です。造られたのは昭和15年(1940年)で、戦争に使うために鉄材の使用を制限していた影響で無筋なのだそうです。

25 川上には水力発電所らしき施設が見えますね。

26 橋の南詰付近にある、駐車スペース。地図・青14

27 案内看板は駐車スペースにありました。

28

小島橋
こしまばし
(地図・赤14)
奈半利川西岸の国道493号線の一部が工事中で通れなくなっており。
29 その迂回路で通った橋(地図・青22)から、小島橋が見えました。

一旦、西岸(上の画像でいうと、左岸)に戻って、橋に向かってクルマをゆっくりと走らせると。
30 橋の西詰に、路肩が広くなっているところを見つけました。地図・青15
そこにクルマを停めて。

31 駐車スペースのそばから。

32 昭和7年(1932年)にできた橋で、トラス橋とガーター橋の二つが縦に連なって、一つの橋ということになっています。こっちはトラス部分ですね。

33

34

35 駐車スペースのそばに案内看板がありました。

36

37 軽自動車までなら、橋を渡ることができます。

38

39

40

41 この橋にも待避所がありますね。

42

43 トラス構造の東端。

44 トラス部分の東側には、ガーター部分の橋が続いていました。

重要文化財に指定された施設は14で、ここまでで終わりなのですが。
「附(つけたり)」という付属の施設が指定されることがあり。文化財の価値などを説明したり、補うはたらきをするものを指します。
国指定重要文化財「魚梁瀬森林鉄道施設」には、次の4つの附が指定されています。
五味隧道
立岡二号桟道
法恩寺跨線橋
八幡山跨線橋
五味隧道は、訪問記 2で紹介しています。
二つの跨線橋(こせんきょう)は、時間の関係で行けず。ガックリ
最後に「立岡二号桟道」に行を見学しました。
立岡二号桟道
たちおかにごうさんどう
(地図・赤16)
「桟道」というのは、山の中腹の崖などに、岩はだにくっつけて作った道を指すのが普通ですが。
ここでいう桟道はそれとは別で、谷を渡すように作った道、という意味で使われているみたいです。
この「立岡二号桟道」、いろいろ調べましたが、その場所をはっきり書いた資料が見当たらず。
Google Mapで検索しても出てこず、どこにあるのかがよくわからない、唯一の施設でした。
仕方がないので、ここら辺だろう、と検討をつけて、クルマを走らせながら探していると。
45 田んぼの中に、見つけましたよ。おー、あれだなー。
場所は上の地図、赤マーカー16。

46 桟道への入口の路肩が広くなっていたので、そこにクルマを停めました。駐車禁止の標識なし。地図・青16

47 その近くに、案内看板を発見。

48

49 石積みで、高くなった部分。歩けます。

50 石積み部分の東端には、コンクリート製のガーター(桁)が残っていました。この上は、怖くて歩けないな。

51 桁の下に降りてみます。

52 桁から下の地面までは、4〜5mほどあるでしょうか。

53

54 桁を横から見ると、こんな感じ。戦前からそこにあるっていうニオイがぷんぷんします。

55 石積み部分。

56 桟道からちょっと離れて。

この桟道の東側に奈半利川が流れていて、かつては鉄橋がありました。現在では川の中に橋脚だけが残っているそうです。上の地図・青マーカー21の場所から見ることができます。
以上で、今回の見学ツアーはおしまいです。
あー楽しかった。最初のエヤ隧道からここまで、6時間。疲れました〜
by h9w457y8i
| 2020-04-29 06:13
| 高知
|
Comments(0)
