【国宝・世界遺産|興福寺】 拝観・見学のしかた 公式サイト補足情報
#奈良 #観光 #寺 #バス #駐車場
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興福寺(こうふくじ)の起源は、およそ1,350年前、飛鳥時代の669年に遡ります。藤原鎌足(ふじわらのかまたり。飛鳥時代の政治家。その後大きな権力を誇った藤原氏の最初の人物。大化の改新で大きな役割を果たした)が重い病気を患ったとき、彼の妻がその回復を願って、現在の京都府山科区に建てたのが始まりと伝えられています。その後すぐに奈良県北西部に移され、厩坂寺(うまやさかでら)と改名。更にその後、平城京が出来てそれに伴い寺を現在地に移した際、興福寺と改められました。
奈良時代、平安時代には天皇家や藤原家から手厚い保護を受け、鎌倉・室町時代には幕府から大和国の実質的な統治権を任されるなどの強大な権力を誇りました。江戸時代にも幕府から領地を認められて保護されていましたが、明治に入ると神道と仏教を明確に分ける神仏分離政策が元になった廃仏毀釈(はいぶつきしゃく。仏教の建物や経典を破棄する運動)のために、一時は廃寺同然になったこともあったようです。しかしその後、仏教への行き過ぎた弾圧を反省?した政府により明治30年(1897年)に4つの建造物が国宝に指定されました。また1998年には、世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つに登録されました。
国宝建造物
東金堂(とうこんどう) 内部公開。
北円堂(ほくえんどう) 春と秋に内部特別公開。
五重塔 内部非公開。
三重塔 7月7日に内部特別公開。
重要文化財建造物
南円堂(なんえんどう) 秋に内部特別公開。
大湯屋(おおゆや) 内部非公開。
興福寺 フォトギャラリー(65枚・16MB)
アクセス
スマートフィンで地図が見にくい場合は、画面を横向きに
最寄りの駅から徒歩
近鉄奈良駅 東改札口から、興福寺方面出口経由で、徒歩約6分(400m)。
JR奈良駅 東口(近鉄奈良駅方面出口)から、徒歩約21分(1.5km)。
バス
奈良交通が運行する市内循環バス 「県庁前」バス停(地図・赤1)から北参道入口(地図・赤9)まで、徒歩1分。
市内循環バスの時刻検索は、各種乗り換え案内アプリが対応しています。
Google Map ルート案内機能は対応していないようです。2019.6
市内循環バスのルートマップはこちら。
[料金] 一律210円
全国共通交通系ICカード利用可能。
奈良市とその周辺を網羅する奈良交通バスのフリー乗車券もあります。
[運行頻度] 10分に1本。
JR奈良駅前、近鉄奈良駅前からも運行しています。
駐車場
お寺付属の参拝者用有料駐車場があります。
入口は、地図・赤2。
営業時間、料金などの最新情報は、興福寺 公式サイトを確認してください。
2019.6
[収容台数] 46台
[営業時間] 9:00〜17:00
[料金] 乗用車 1,000円
拝観のしかた
境内の周りには柵や塀がありますが、入口には門はなさそうで、おそらくいつでも入れると思います。
6つの国指定文化財のうち、一つだけ普段から内部が公開されている東金堂。
内部拝観については、興福寺 公式サイトを参照してください。
2019.6
[公開時間] 9:00〜17:00
[拝観料] 300円

全国の八角円堂の中で最も美しいとされている(←興福寺HP)、国宝・北円堂(ほくえんどう)。
普段は内部は非公開ですが、春と秋、それぞれ2〜3週間ほど特別公開されます。

国宝・三重塔。普段は外観のみの公開ですが、毎年7月7日、内部が特別公開されます。

国指定重要文化財・南円堂(なんえんどう)は、普段は内部非公開ですが、秋に3週間ほど特別公開されます。
公開の詳細は、「南円堂 公開」で検索してください。
2019年は、10/17〜11/10の期間に特別公開されます。

国宝・五重塔は、かつては内部が公開された情報はありますが、2019年の公開情報は今のところありません。

また、再建されたばかりの中金堂、多くの国宝仏像などを収蔵している国宝館についても、公開時間と拝観料が設定されています。詳しくは興福寺 公式サイトを参照してください。
中金堂。

文化財建造物の説明
↓ 国宝・五重塔は、室町時代中期、1426年に再建されたもので、オリジナルは奈良時代のものでした。高さはおよそ50m、現存する江戸時代以前の五重塔では日本で二番目の高さ(最も高いのは京都の東寺)で、各層の屋根の張り出しが大きく、細長い江戸時代のものよりも、優雅で力強い印象です。これぞ五重塔!という感じ。地図・

国宝館(鉄筋コンクリート造)には国宝仏像が数多く収容されています。
日本の仏像は、東南アジアのものに比べると、微笑み、憂い、怒り、瞑想など、様々な表情が豊かで、かつ優雅で芸術的だと思います。日本人だからそう思うのかな...。個人的に好きなのは、やはり彫刻の傑作と言われる阿修羅像ですね。
三重塔。地図・赤4
現存する興福寺建造物の中でもっとも古いものの一つで、鎌倉時代前期、1210年ごろの建築とされています。

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南円堂。地図・赤3

現在の南円堂は、江戸時代中期、1741年に再建された4代目です。

重要文化財の南円堂は、北円堂とは違って近づいてお参りすることができます。

南円堂の屋根。

北円堂。地図・赤5。普段は柵に囲まれていて、近寄れません。

五重塔、塔のてっぺん。地図・赤6

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五重塔、一層目。こういう軒下の複雑な構造を見ると、なぜかワクワクします。

東金堂。室町時代中期、1425年に再建されたものです。興福寺にある文化財造物の中で、唯一内部が公開されています。地図・赤7

東金堂、軒下。画面の両端が白くなっていますが、レンズのフレアですので気にしないでください...。

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入口には鹿の模様が描かれたのれん?が垂れ下がっていました。

奈良と言えば鹿。興福寺の境内にもいました。

最後は、大湯屋。室町時代、1426年頃の再建。その字の通り、かつてのお寺のお風呂場。中には直径が150cmほどの大きな鉄の湯釜が二つあります。現在は内部非公開で、特別公開の情報はありません。

大湯屋は他の文化財建物群とは違って宗教的が意味はないせいか、少し離れた場所にポツンと建っています。地図・赤8

興福寺 フォトギャラリー(65枚・16MB)
文化財分布マップ
(全国の国宝、重要文化財建造物の詳細位置をプロットしています)
このページは、
興福寺 公式HP
文化庁 国指定文化財等データベース
などを参照しています。
by h9w457y8i
| 2019-09-20 07:17
| 奈良
|
Comments(1)

お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
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