熊本県 国宝・重要文化財(建造物)リスト 見学案内付き
#一覧 #文化財
サイトマップ > 熊本県 国宝・重要文化財
赤字 = 国宝
あ行
か行
さ行
た行
は行
ま行
や行
ら行
あ行
青井阿蘇神社
あおいあそじんじゃ
本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門
熊本県南部、九州山地盆地内の人吉市街にある中規模神社。阿蘇山からは遠く離れているが、阿蘇神社から三柱を分霊して創建されたとされる。江戸時代の初期、1610年の建築。本殿は三間社流造、銅板葺。周囲に瑞垣があるものの背は低く、近くで自由に外観見学可能。廊、幣殿、拝殿の周囲には柵などはなく、間近で外観見学可能。楼門は通り抜け可能。
32.21358, 130.75282
阿蘇神社
あそじんじゃ
一の神殿、二の神殿、三の神殿、楼門、神幸門、還御門
阿蘇山の麓、田園と住宅が混在する地域にある中規模神社。三つの神殿は江戸時代後期、1840〜1843年にかけての建築。一の神殿と二の神殿は5x2間、入母屋造、銅板葺。2016年の大地震で全ての文化財建造物が甚大な被害を受けたが、2021.12時点では楼門を除き修理工事が完了している。三つの神殿は高さ2m以上ある透塀で囲まれており、建物上半分の外観が自由に見学可能。三つの門は全て間近で見学可能。通り抜けできるのは楼門のみ。
32.94803, 131.11569
岩屋熊野座神社
いわやくまのざじんじゃ
中央殿、左殿、右殿、拝殿、覆屋、鳥居
熊本県南部、田園の中に住宅が点在する地域の外れ、農地と森の境目にある小規模神社。中央殿は安土桃山時代、16世紀末〜17世紀初頭の建築。三つの社殿はほぼ同型で、覆屋の中に並んでいる。間社流見世棚造、板葺。覆屋は全周に壁があり、中央部分だけが開いていて、中央殿の一部が見学可能と思われる。無住であり常時自由に見学可能。駐車スペースありと思われる。
32.19234, 130.77265
江藤家住宅
えとうけ じゅうたく
主屋、長屋門、中の蔵、馬屋、裏門
熊本県中部、阿蘇山の西に広がる田園地帯の集落にある。主屋は江戸時代後期、1830年竣工の大型和風建築。一部二階建。元は武家だったが江戸時代前期の17世紀後半に帰農した。敷地の周囲は土塀で囲まれており、主屋や蔵は公道からはほとんど見えない。長屋門周辺に案内看板あり。公開情報はないが、可能性はある。リンク先に要問い合わせ。
32.86222, 130.87221
老神神社
おいかみじんじゃ
本殿、拝殿及び神供所
熊本県南部、九州山地の中の盆地内、人吉市街地にある小規模神社。江戸時代前期、1628頃の建築。本殿は3x3間、一重、入母屋造、とち葺。覆屋の中にあり、柵の隙間から見学可能。社務所に一言。
32.21056, 130.75868
太田家住宅
おおたけじゅうたく
熊本県南部、山に囲まれた田園地帯にある。江戸時代末期、19世紀中頃の建築。折曲り寄棟造、茅葺の古民家。一般公開。駐車場(32.26593, 130.96744)あり。見学についてはこちらを参照。
32.26543, 130.96723
か行
祇園橋
ぎおんばし
天草下島の市街地にある、河口付近の川にかかる橋。江戸時代後期、1832年の築造。長さは28m余りで、石造りの桁橋としては国内最大級。日本百名橋の一つ。橋桁は低い。歩いて渡ることができる。
32.45649, 130.18805
旧郡築新地 甲号樋門
きゅう ぐんちくしんち こうごうひもん
熊本県西部、八代海に面した埋立地と田園の間にある干拓用施設。明治33年(1900年)竣工。10連の連続アーチ門で、アーチ部には赤レンガが使われている。接近して間近で常時自由に見学可能。樋門とは →用語解説
32.52899, 130.55677
旧境家住宅
きゅう さかいけ じゅうたく
熊本県中部、菊池川沿いの素朴で小さな観光施設、肥後民家村の中にある。江戸時代後期、1830の建築。10x12m、コの字形寄棟造、茅葺の古民家。一般公開。
32.96950, 130.59797
旧第五高等中学校
きゅう だいごこうとうちゅうがっこう
本館、化学実験場、表門
熊本市街地、熊本大学の敷地内にある。明治22年(1889年)竣工の赤レンガ2階建て大型学校建築。熊本大学五高記念館として一般公開されていたが、平成28年熊本地震で大きな被害を受け、2022.1時点でも非公開が続いている。
32.81640, 130.72698
旧玉名干拓施設
きゅう たまな かんたくしせつ
末広開潮受堤防、明丑開潮受堤防、明豊開潮受堤防、大豊開潮受堤防、末広開東三枚戸樋門、末広開西三枚戸樋門、末広開二枚戸樋門
熊本県北部、有明海に面した干拓地にある。明治20年以降に築かれ、大正、昭和初期の潮害後に修復された干拓施設。総延長5.2kmに及ぶ堤防と3つの樋門からなる。文化財指定されている堤防と樋門の詳しい位置のマップは、リンク先の玉名市公式サイトからダウンロードできる。堤防や樋門には接近して見学できる。
32.86546, 130.52763
熊本城
くまもとじょう
宇土櫓、源之進櫓、四間櫓、十四間櫓、七間櫓、田子櫓、東十八間櫓、北十八間櫓、五間櫓、不開門、平櫓、監物櫓(新堀櫓)、長塀
熊本市街にある。安土桃山時代、17世紀初頭から、江戸時代末期、19世紀中頃にかけての建築。宇土櫓は宇土城の天守を移築したもので、三重五階、地下一階、本瓦葺。2016年の地震で大きな被害を受けたが、修復が進み、一般公開されている。各文化財建造物の位置は文化庁国指定文化財等データベース参照。
32.80649, 130.70614
熊本大学工学部(旧熊本高等工業学校)旧機械実験工場
くまもとだいがくこうがくぶ(きゅう くまもとこうとうこうぎょうがっこう)きゅうきかいじっけんこうじょう
熊本市街地、熊本大学キャンパス内にある。明治41年(1908年)竣工の赤レンガ建築。二階建て。熊本大学工学部研究資料館として一般公開されていたが、平成28年(2016年)の熊本地震で被害を受け、それ以降非公開となっている。2021.12
32.81355, 130.72699
桑原家住宅
くわはらけ じゅうたく
熊本県南部、山に囲まれた盆地の田園地帯にある。江戸時代後期、18世紀後半〜19世紀前半ごろの建築。20x6m、寄棟造、茅葺の曲屋古民家。一般公開されているらしいが、開館時間などは不明。リンクを参照して要問い合わせ。駐車場あり。
32.18924, 130.84261
さ行
十三重塔
じゅうさんじゅうのとう
熊本県西部、八代海近くの三角州地帯にある個人宅の敷地内に建っている。鎌倉時代前期、1230年築造の石塔。現在は二層が失われている。高さ6.6m。2つの石塔が重要文化財に指定されている明導寺(現在名は城泉寺)から移設されたもの。公開情報はないが、見学したレポートが複数上がっている。リンク先を参照して問い合わせ。
32.48925, 130.59944(誤差10m)
生善院 観音堂
しょうぜんいん かんのんどう
熊本県南東部、盆地内農村地区にある小規模寺院。藩主への謀反の罪で非業の死を遂げた僧とその母を供養して創建されたとされる。観音堂は江戸時代前期、1625年の建築。3x3間、一重、寄棟造、茅葺。内部に安置される厨子は附指定。外観見学可能。内部拝観は不明。閉じられた環境であり寺務所に一言。無住の可能性あり。駐車スペースはなさそう。
32.28752, 130.97663
青蓮寺 阿弥陀堂
しょうれんじ あみだどう
熊本県南東部の盆地内、農村地区にある小規模寺院。阿弥陀堂は室町時代中期、1443年頃の建築。5x5間、一重、寄棟造、茅葺。外観見学可能。内部拝観は不明。事務所に一言。駐車場あり。
32.27758, 130.94619
た行
通潤橋
つうじゅんきょう
熊本県中部、棚田が広がる山間部にある。江戸時代末期の1854年に竣工した石造りの水路橋。歩いて渡ることもできる。橋からの放水が有名。放水スケジュールはリンク参照。駐車場あり。
32.68165, 130.99360
十島菅原神社
としますがわらじんじゃ
本殿、拝殿
熊本県南部、盆地の中の農村地区にある小規模神社。本殿の方が古く、安土桃山時代、1589年の建築。三間社流造、板葺。内部に安置されている宮殿は附指定。覆屋の中にあるが、壁はなく、柱も隙間が多いため、外観見学にそれほど支障なし。内部拝観はおそらくできない。無人で、常時自由に見学可能。駐車スペースあり。
32.21059, 130.78497
は行
八勝寺 阿弥陀堂
はっしょうじ あみだどう
熊本県南部、人吉盆地東端、山と農地の境にある単独仏堂。室町時代中期、15世紀後半の建築。3x3間、一重、入母屋造、桟瓦葺。堂内の逗子は附指定。周囲に寺務所や人家はなく、阿弥陀堂だけがポツンと建っている。外観は常時自由に見学可能。内部拝観は不明だが、リンクの写真には扉が開いている様子が写っている。リンク先を参照し問い合わせ。駐車スペースあり。
32.25398, 130.97967
細川家 舟屋形
ほそかわけ ふなやかた
熊本城内、熊本市立熊本博物館内に保存されている。江戸時代末期、1840年の建築。1x3間、一重二階、切妻造。熊本藩主・細川氏が参勤交替に用いた御座船「波奈之丸」の御座所部分。ガラスケースに収めらており、外観見学可能。近年修復された天井絵も、博物館内で見られる可能性あり。
32.80867, 130.69936
ま行
三角旧港(三角西港)施設
みすみきゅうこう(みすみにしこう)
埠頭、東排水路、西排水路、西端排水路、後方水路、一之橋、二之橋、三之橋、中之橋
熊本県西部、天草地方の海沿いにある。明治20年(1887年)竣工。周辺は公園のように整備され、いつでも見学可能。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産:製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成要素の一つ。
32.62209, 130.45578

みつい せきたんこうぎょう かぶしきがいしゃ みいけたんこう きゅう まんだこうしせつ
第二竪坑巻揚機室、第二竪坑櫓、倉庫及びポンプ室、安全燈室及び浴室、事務所、山ノ神祭祀施設
熊本県北西部、農地と住宅地が混在する福岡県との県境にある。明治38年(1905年)竣工の炭鉱施設の遺構。国指定史跡でもあり、また世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産:製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成要素の一つ。一部の建物については内部も含め一般公開。
33.00270, 130.44936
明導寺
みょうどうじ
阿弥陀堂、九重石塔、七重石塔
文化財名は「明導寺」となっているものの、3つの建造物共に、かつては城泉寺に属していた。現在は廃寺となり、明導寺が建造物を管理している。熊本県南部、人吉盆地東部の農地と森の間にある小規模寺院。阿弥陀堂は鎌倉時代前期、1229年の建築。3x3間、一重、寄棟造、茅葺。外観見学は常時自由に可能。内部拝観は不明。2つの石塔もすぐ近くにある。駐車場あり。現実的に利用可能な公共交通機関なし。
32.25268, 130.97412
や行
八千代座
やちよざ
熊本県北部、山鹿市街の古い住宅地にある。明治43年(1910年)に竣工した大型の芝居小屋。開業当時は様々な興行が行われたが、昭和には映画館となり、やがてテレビの普及で閉鎖。荒れ放題になっていた。平成に入ってから大修理が行われ、現在芝居小屋として復活し、興行が再び行われるようになった。一般見学も可能。山鹿市役所前バス停から200m、山鹿温泉(八千代座入口)バス停から400m。駐車場あり。
33.01686, 130.68934
山田大王神社
やまだだいおうじんじゃ
本殿、拝殿及び神供所
熊本県南部、人吉盆地西部の農地の中の集落にある小規模神社。本殿は安土桃山時代、1587年の建築。三間社流造、板葺。拝殿及び神供所と接している。本殿は覆屋の中にあるが、壁はなく、外観見学にそれほど支障なし。内部拝観は不可。覆屋、石造明神鳥居は附指定。拝殿内部拝観は不明。周囲に社務所はなさそうで、常時自由に外観見学可能と思われる。すぐ前に観光用駐車場あり。
32.24870, 130.76532
吉田松花堂
よしだしょうかどう
主屋、十五畳、大玄関、書院、茶室、旧御浴室及び御便所、下台所、土蔵、表門、土地
熊本城そばの住宅地内に位置する。明治11年(1878年)建築の大規模商家。製薬業。現在も店舗として営業中。外観は公道に面しており常時見学可能。内部見学は不明。
32.80175, 130.69680
ら行
霊台橋
れいだいきょう
熊本県中部の山間部の川にかかる橋。江戸時代後期の1847年に竣工した石造り単一アーチ橋。橋を支えるアーチの直系の大きさは日本で3位。橋の長さは約90m、高さは16mで、竣工当時は日本一の規模だった。かつては補強工事が施され国道として自動車の通行も可能だったが、昭和41年(1966年)付近に道路鉄橋が完成して以来、観光用の歩行者専用橋となった。いつでも見学・通行が可能。
32.62907, 130.88811
六殿神社 楼門
ろくでんじんじゃ ろうもん
熊本市南部、農地に面する住宅地と森の境にある小規模神社。楼門は室町時代後期、1549年の建築。三間一戸楼門、入母屋造、茅葺。社務所からは離れており、常時自由に通り抜け可能。駐車スペースあり。
32.70055, 130.70847
mark11
by h9w457y8i
| 2022-01-09 06:09
| 熊本
|
Comments(0)