貴重な鎌倉時代の橋の遺構 【史跡】 旧相模川 橋脚 (神奈川県 茅ヶ崎市)

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大正12年(1923年)の関東大震災と翌年に起きた余震による液状化現象で、相模川付近にあった水田から、突如太い木の柱のようなものが出現しました。当時の調査により、これらが鎌倉時代、相模川にかけられた橋の橋脚であることがわかりました。出現した柱は10本。これらの配置から、相模川は現在とは大きく異なり、この場所で東西方向に流れており、橋は南北方向にかけられていたことがわかりました。橋の大きさは、幅約9m、長さは40m以上ある、とても立派なものでした。鎌倉幕府により書かれた歴史書、吾妻鑑(あづまのかがみ)によると、この橋は源頼朝の家臣、稲毛重成(いなげしげなり)がかけたもので、頼朝が渡り初めをした、とあります。また、大正時代からは出現した橋脚を文化財として保存しようとした様子を示す遺構も見つかっています。
中世(鎌倉時代から安土桃山時代)の橋の遺構は全国でも例が少なく大変貴重であること、地震で地中の遺跡が出現した稀な例であること、大正時代からの文化財保護の様子がわかること。これらの特徴を持つ旧相模川橋脚は、大正15年(1926年)に国の史跡に指定されました。また、関東大震災の液状化現象の様子が残されている貴重な例として、平成25年(2013年)には国の天然記念物に指定されました。現在見ることができる橋脚は、地震で地表に出現した際の位置、角度、長さ、形を精巧に再現したコンクリート製のレプリカです。本物は保存措置を施され、レプリカの真下に埋まっています。


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旧相模川橋脚は、赤マーカー4
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最寄りの駅から徒歩
JR茅ヶ崎(ちがさき)駅 北口から、国道1号線経由で徒歩約30分(2.3km)。

国道1号線沿いの案内看板。
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バス
JR茅ヶ崎(ちがさき)駅 北口バスターミナルの3番のりば(上の地図、赤マーカー2)から、
神奈川中央交通バス(通称「かなちゅうバス」)茅06系統、平塚駅北口行きバス、
または、
5番のりば(上の地図、赤マーカー3)から、神奈川中央交通バス 茅41系統 小谷行きバスに乗車。
 ↓
運賃180円、乗車時間 6分。全国共通交通系ICカード利用可能。
中乗り、前降り。
時刻検索は各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能が対応しています。
 ↓
「今宿(いまじゅく)」バス停(上の地図、赤マーカー1)下車。
バス停から現地まで徒歩約4分(300m)。


駐車場
施設付属の駐車場はありません。
すぐ近くに「ニトリ」があり、その駐車場は店舗利用者に限り無料。

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↓ 保存措置を施されたホンモノの橋脚。このように地下に埋まっています。
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文化財分布マップ

上記の記事内容は、現地案内看板、文化庁国指定文化財等データベースなどを参照しています。

by h9w457y8i | 2018-11-18 09:58 | 神奈川 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。