【世界遺産】 ヴィルヘルムスヘーエ城公園 行き方、見学のしかた (ドイツ)
#観光 #ビルヘルムスヘーエ #公園
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アクセス
最寄りの駅から徒歩
公園行きトラムの乗り方(画像付きで詳細解説)
バス
駐車場
見学のしかた(開園時間など)
管理人のオススメ見学方法
訪れた時の画像
フランクフルトから170kmほど北にあるドイツ中部の街、カッセル。その街を見下ろす山の広大な斜面に、この公園は広がっています。カール伯爵によって1689年から建設が始まり、その後19世紀に到るまで拡張されていきました。庭園は、水の高さが50mを超える大噴水や、渓流、滝、池、水路など、水を利用してデザインされた造形が特徴で、そのユニークさは他に例がありません。ヨーロッパのバロック、およびロマン主義形式の庭園芸術として、他の追従を許さないほどの規模と壮麗さを誇ります。そして山の頂上にそびえる高さ70mのヘラクレス像は、近代の巨大彫刻の中では技術的にも芸術的にももっとも優れていると言われています。この庭園は、18世紀から19世紀にかけてのヨーロッパにおける専制君主の富と権力を、まさに象徴するものです。
最寄りの駅から徒歩
ドイツの超特急ICEが停車する駅、カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅(Kassel Wilhelmshöhe 上の地図、青マーカー1)から、公園入口の観光案内所(上の地図、赤マーカー1。青マーカー3付近)まで、緩い登り坂を徒歩約25分(1.7km)。
↓ フランクフルト中央駅、カッセルに向かうICEのホーム。
↓ DB(ドイツ鉄道)のカッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅。そのすぐ前に、バス乗り場とトラム乗り場があります。
カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅から公園入口まで、トラム(路面電車)に乗ることもできる。
トラムのヴィルヘルム中央駅 停留所 F番線(上の地図、青マーカー2)から、
1番トラム、ヴィルヘルムスヘーエ(パーク)駅(行き先表示は「Wilhelmshöhe」)行きに乗車。
↓
↓ 15分間隔で運行。
↓ 乗車時間7分。
↓ 片道運賃3ユーロ。
↓ 一日乗り放題チケットは、21ユーロ。
↓
終点 ヴィルヘルムスヘーエ(パーク)駅(Wilhelmshöhe(Park)。青マーカー3)で下車。
駅と公園入口の観光案内所は一体化している。
トラムの乗り方
↓ カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅の駅舎を出てすぐのところに、トラム乗り場があります。
いくつかのホームがあり、ホーム「F」が、公園方面行きの1系統トラムが発着するホームです。
↓ 一部のホームには自動券売機が設置されています。Fのホームには設置されていませんでした。
↓ トラムの車内にも同じ券売機が設置されていますので、車内できっぷを買うこともできます。
↓ 券売機の初期画面。ドイツ語。一番下のイギリス国旗のアイコンにタッチすると、英語表記に変わります。
↓ 英語の初期画面。左上「Kassel-City」にタッチ。
↓ 左上「Single trip ticket Adult」をタッチ。6〜17歳の子供のきっぷは右側から選びます。
↓ 一番上の「ohne Umweg」にタッチ。(直訳すると「一本」「直通」となるようです。近くにいた親切なお姉さんが、公園に行くにはこれだ、と教えてくれました)
↓ 支払い画面。20ユーロ以下の紙幣かコインを機械に入れます。クレジットカードを差し込むようなスリットもありましたが、カードのコントロール部分はドイツ語表示しかなかったので、カードでの支払い方法は分かりません。
↓ 片道きっぷ。
お釣りも普通に出てきます。
コインや20ユーロ以下の紙幣を持っていない場合は、カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅のドイツ鉄道(DB)有人きっぷ売り場(案内所ではない)で両替してくれます。
駅の中には、クレジットカードでキャッシングできるATMも設置されており、20ユーロからおろせます。
↓ 終点のヴィルヘルムスヘーエ(パーク)駅。地図・青マーカー3。左側の建物が観光案内所。
バス
トラム終点のヴィルヘルムスヘーエ(パーク)駅(地図・青マーカー3)にある観光案内所から、山頂にあるヘラクレス像(赤マーカー8)までは約2.7km、高低差はおよそ300m。特に最後の階段状の滝は、ひたすら階段を登り続けます。それなりに健脚でないと、かなりキツいでしょう。少なくとも管理人は途中でくじけそうになりました。
ですので、足腰に不安のある方は、山頂までタクシーかバスの利用をオススメします。
山頂のヘラクレス像裏側の駐車場に、観光バスが何台も停まっていました。
公園の公式サイト(英語)では、山頂にむかうバスの案内は見つけられませんでした。
ICEのカッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅の案内所で、教えてもらえるかもしれません。英語は通じます。
駐車場
山の下の観光案内所(地図・赤マーカー1)、および宮殿(赤マーカー3)付近には、公園付属の駐車場はありません。
公式サイトでも、山麓へのアクセスは公共交通機関の利用を推奨しています。
↓ 山頂のヘラクレス像の近くには、広い無料駐車場があります。地図・青マーカー4。カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅からは道のりで約8km。
見学情報
公園の入口には柵や門はなく、いつでも自由に入ることができます。
トラム終点にある観光案内所(地図・赤1)は、週末のみオープンしています。
かつての宮殿(赤3)は、現在は博物館となっています。
開館時間などの情報は、地図・赤3をクリックして公式サイトにアクセスして確認してください。
この公園の見どころは、毎週水曜日と週末(土日)、祝日の午後2時30分ごろから行われる、多段式滝(地図・赤マーカー6)への放水と、宮殿前大噴水(赤マーカー4)の吹き上げです。
管理人は別の曜日に訪れたため、見ることはできませんでした。
↓ 大噴水が上がる池。地図・赤4
↓ 多段式の人口滝。地図・赤6
↓ 山頂にそびえ立つヘラクレス像。領主の全能性を象徴し、公正・賢明な領主の美徳を遠くからも目にできるようにしたもの、だそうです。地図・赤8
ヘラクレス像の土台部分は、一見すると人が居住できるような建物のように見えますが、単なる「土台」でした。
土台部分には有料で入ることができます。
↓ 券売機でチケットを購入します。3ユーロ。地図・赤7
↓ 券売機のそばにゲートがあるので、チケットをそのゲートにかざします。
公園内には、トイレやレストラン、カフェが数カ所ありました。
場所、営業時間、メニューなどは、上の地図のアイコンから公式サイトにジャンプして確認してください。
↓ 本当は行きたかった山頂のレストラン「Herkules Terrassen」。地図・赤8付近。なんとなく高級そうな雰囲気が漂っていました。店の外にメニューの表示はなし。そこそこ賑わっている様子。時間の関係で入れませんでしたが...。
↓ 山頂にも観光案内所があります。地図・赤2
管理人のオススメ見学方法
この公園の見どころは多段式滝への放水と、大噴水の吹き上げですので、何はともあれ、それが行われる水曜日か週末の午後(14:30頃)に訪れることをオススメします。
水の芸術庭園なのに、水がほとんど流れていないのは、正直悲しかったですね...。
日程の関係でそれ以外の曜日に訪れた場合は、山頂のヘラクレス像まで頑張って登って、山頂からカッセルの街を見下ろすと、結構達成感が得られると思います。
↓ ヘラクレス像の土台部分より。天気があいにくだったので、あまり遠くまでは見通せませんが。
管理人が訪問した時は、どんよりした曇り空というあいにくの天気でしたが、意外と良かったのは、多段式の人口滝よりも下に広がる、広大な森の中の散策路です。人口の滝や水路が自然の森林と調和した様子はとても美しく、心が休まる気持ちでした。
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ヴィルヘルムスヘーエ城公園 Google Photo Album
文化財分布マップ(世界遺産は一部)
このページは、
ユネスコ公式サイト
ドイツ観光局公式サイト
などを参考にしています。
by h9w457y8i
| 2018-10-29 09:34
| ドイツ
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