【重要文化財|飯高寺】 行き方、参拝のしかた (千葉県)

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飯高寺(はんこうじ)は、かつて飯高檀林(いいだかりんだん)とも呼ばれた法華経(日蓮宗)の寺です。「檀林」とは仏教における僧侶の養成機関や学問所のことで、安土桃山時代の1580年、小高い台地の上に建てられました。学問所としての機能は明治維新までの294年間続き、最盛期には600〜800人の僧侶がこの地に学び、多くの名僧を輩出しました。明治5年(1872年)の学制発布により寺は学問所としての役割を終え、それを引き継ぐ形で現在の立正大学が設立されました。日本最古の大学とも言われています。
明治時代以降、飯高寺ではいくつかの建物が取り壊されたり売却・移築されたりしましたが、江戸時代前期〜中期に建てられた講堂、鐘楼、鼓楼、総門は明治の廃檀当時からそのままの形で残されており、遺構として貴重かつ文化的価値が高いとして、昭和55年(1980年)に国の重要文化財に指定されました。
匝瑳市公式サイト千葉県公式観光サイト


飯高寺 写真のページ



アクセス




飯高寺は赤マーカー5〜8
スマートフォンで地図の右側が見にくい場合は、画面を横向きに



最寄りの駅から徒歩
距離がもっとも近い駅はJR八日市場駅(上の地図、赤マーカー1)だが、道のりで約6kmあり、徒歩は現実的ではない。



バス
JR八日市場(ようかいちば)駅 北口 2番バスのりば(上の地図、赤マーカー1)から、匝瑳(そうさ)市営 市内循環バス 飯高・豊和循環(右回り)バスに乗車。

運行は月〜土曜日 11:40、15:39 の2本のみ。(左回りは8:07、13:28、17:45)
日・祝日、年末年始は運休。
乗車時間 25分(左回りは約1時間)
運賃 200円(全国共通交通系ICカードが利用できるかどうかは不明)
各種乗り換え案内アプリ、Google Map 乗り換え案内機能は非対応。

「飯高仲台」バス停(赤マーカー2)下車、飯高寺総門まで、徒歩約6分(約400m、上り坂)

市内循環バスに関する問い合わせは、匝瑳市公式サイトを参照。



駐車場
参拝者用無料駐車場あり。
収容台数 北駐車場(上の地図、赤マーカー4)約40台。南駐車場(上の地図、赤マーカー3)約60台。

↓ 南駐車場 入口。
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拝観のしかた


飯高寺の公式サイトは設置されていない。2018.9

年中無休、参拝無料。

拝観時間に関する情報はない。飯高寺(0479-74-0446)に問い合わせ。

講堂内は普段非公開ですが、5〜11月の毎月下旬、日曜日に公開されます。
2018年は、9/23、10/28、11/25の予定。
10:00〜12:00、13:00〜15:00
2018年以降は飯高寺(0479-74-0446)に問い合わせ。

飯高寺の南側駐車場内の「観光案内所」(上の地図、赤マーカー3)には、匝瑳市観光協会登録の観光ガイドさんがいらっしゃいます。ガイドさんの説明を受けながら飯高寺の参拝をすることができます。
案内日 金・土・日・月曜日 これ以外の曜日は事前に要予約。匝瑳市観光協会 0479-73-0089
時間 9:00〜16:00
案内料 無料
千葉県公式観光サイト

また、毎年4月下旬の日曜日と10月上旬の日曜日には、境内でミニコンサートが開かれています。2018年の秋は、10/7 13:00より、ドイツ在住のソプラノ歌手・永井千恵さんによるコンサートが開演されます。詳細は匝瑳市公式サイトを参照。






管理人のおすすめポイント


総門から講堂へと続く長い参道。その周りは樹齢350年を超す巨大杉に囲まれ、昼間でも薄暗く、しんと静まり返っています。そして参道の奥に突如現れる、巨大な講堂。丁寧に葺かれたそのトチ葺きの屋根は、優雅な反りを見せながらも眼前にそそり立つようで、圧倒されます。まさに「静謐」「荘厳」という言葉がピッタリの境内。その中で、長い長い歴史の重みと威厳を肌で、ひしひしと感じられる。こういう場所に出会えるから、古い建物・史跡巡りはやめられません。その雰囲気を、こちらのフォトギャラリーで少しでも感じていただけたらと思います。境内のそこかしこにはモミジがあり、紅葉の時期も楽しみです。

↓ 寺の入口、総門(そうもん)。江戸時代中期、1782年の建築。
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↓ 総門から講堂に続く杉並木。江戸時代前期、1650年の火事で講堂が焼け落ちた後に植林されたもの。樹齢350年以上の巨木が鬱蒼と茂っています。
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↓ 講堂。江戸時代前期、1651年の建立。幅約27m、奥行き約16mあり、千葉県の木造寺院建築物では最大。
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↓ 鼓楼(ころう)。中には直径90cmの大太鼓が納められています。竣工は江戸時代中期の1720年。学寮から僧侶たちを呼ぶ際に打ち鳴らしました。
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↓ 鐘楼(しょうろう)。建てられた時期ははっきりしませんが、江戸時代前期のものと考えられます。吊るされている梵鐘(ぼんしょう)は1639年に作られました。
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飯高寺 フォトギャラリー

文化財分布マップ

by h9w457y8i | 2018-09-21 08:28 | 千葉 | Comments(0)

日本だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。


by h9w457y8i

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