【重要文化財|旧一条恵観山荘】 行き方、見学のしかた (鎌倉市)
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旧一条恵観山荘(きゅう いちじょうえかん さんそう)は、江戸時代前期、1646年ごろに京都・西賀茂付近の里山に建てられた公家別邸の「離れ」です。建てたのは、後陽成天皇(ごようぜいてんのう。1571〜1617年)の第九皇子、一条恵観。摂政・関白を二度務め、和歌や書、茶の湯、絵画などの文化芸能に精通し、また建築にも才能のある人物でした。
建物は、江戸初期の数奇屋造りの優れた例であり、田舎屋風建築の野趣と、随所に見られる平安文化の雅やかな意匠とが融合する、大らかな空間となっています。
昭和34年(1959年)に京都から鎌倉に移され、その際、保存・管理を行う恵観公山荘茶屋会が設立。昭和39年(1964年)に国の重要文化財に指定されました。
1 アクセス詳細情報
1-1 アクセスマップ
1-2 最寄駅から徒歩
1-3 バス
1-3-1 鎌倉駅から
1-3-2 金沢八景駅から
1-3-3 京浜急行バスの乗り方
1-4 駐車場
2 見学のしかた(開館時間など)
2-1 一般入園(庭園のみ)
2-2 建物内部見学(ガイドツアー)
2-3 茶の湯体験(カフェとは別)
3 訪れた時の様子(画像)
4 敷地内のオススメ和風カフェ「楊梅亭」
5 おすすめポイント
6 問い合わせ
1-1【アクセスマップ】
旧一条恵観山荘は、赤マーカー1
スマートフォンで地図が見にくい場合は、画面を横向きに
1-2【最寄りの駅から徒歩】
鎌倉駅 東口から、徒歩約30分(2.3km)。ほぼ平坦。狭い歩道あり。
1-3【バス】
1-3-1 鎌倉駅から
鎌倉駅東口 5番バス乗り場(上の地図、青1)から、
京浜急行バス(京急バス)の
・鎌23系統 「鎌倉霊園正門前太刀洗(たちあらい)」行き
・鎌24系統 「金沢八景(かなざわはっけい)駅」行き
・鎌36系統 「ハイランド循環」
のいずれかに乗車。
↓
5〜10分に1本。時刻検索は各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能が対応。
乗車時間 8分。
200円。
↓
浄明寺(じょうみょうじ)バス停(地図、青2)下車。
↓
バス停から現地まで徒歩約2分(150m)。ほぼ平坦。歩道あり。
鎌倉駅東口改札口から見た5番バス乗り場。改札口の目の前。

1-3-2 金沢八景駅から
京浜急行 金沢八景駅 東口 2番バス乗り場(地図・青3)から、
京浜急行バスの鎌24系統「鎌倉駅」行きに乗車。
↓
30〜40分に1本。時刻検索は各種乗り換え案内アプリ、Google Map ルート案内機能が対応。
乗車時間 25分。
260円。
↓
浄明寺 バス停下車。
↓
バス停から現地まで徒歩約2分。
1-3-3 京浜急行バスの乗り方
中央部のドアから乗車。運転席横の前のドアから降りる。
全国共通交通系ICカード利用可能。乗車時に中央部ドアのすぐ内側にあるタッチ部分にカードをタッチし、降車時に運賃箱のタッチ部分にタッチ。
現金の場合は、乗車時に中央部ドア付近にある機械から整理券を取る。降車時に運転席横の運賃箱に現金(硬貨のみ)を入れる。両替機が運転席横に設置されている。1,000円以外の高額紙幣は両替不可。
旧一条恵観山荘 入口。

1-4【駐車場】
施設付属の見学者用駐車場はありません。
周辺に複数の時間貸し駐車場があります。
NAVITIME駐車場案内ページで、浄明寺 と検索。バス停が出てくるので、そこを選んでください。
2【見学のしかた】
2-1 一般入園案内(庭園)
休園日に関しては、一条恵観山荘公式サイトを参照。
開園時間、入園料についての記載は、公式サイト内には見あたりませんでした。
2021.11
[開園時間] 10:00〜16:00(入園は15:30まで)
[入園料] 500円
[休園日] 月・火曜日。ただし月曜日が祝日の場合は開園。他に臨時休館あり。
2-2 建物内部ガイドツアー
内部見学は、山荘ガイドツアーに参加する必要があります。
毎月、3〜4日ほど。1日につき4回。要予約。
見学料 1,000円(入園料とは別に)
所要時間 1時間ほど
2021年の予約は、2021.11中旬時点で満席となりました。
入園の際に渡される整理券。

建物内部見学の際の注意点
見学は小学生以上。
禁煙。園内での飲食は不可。園内にカフェあり。
使役犬以外のペット入園不可。
大型の撮影機材、一脚、三脚、自撮り棒を使用しての撮影不可。
←現地配布パンフレット
2-3 茶の湯体験
山荘内ではありませんが、隣接する建物で、茶の湯体験をすることができます。
お茶菓子付き。初心者歓迎。
1日5回。所要時間30〜40分。
参加料 2,000円。
開催しない日もあるので、詳細は 0467-53-7900 へ。←現地配布パンフレット

3【訪れた時の様子】
この庭の門の向こうに、山荘があります。






玄関。







アミアミの天井。網代(あじろ)天井、って言うんですかね。



格子模様のふすま。取手をよく見ると...。

「の」。なんで?

後ろは「月」。
和歌では、「月の」という言葉がよく使われるから、なんだそうです。
粋ですね〜



掛け軸





こちらは非常に美しく整備されたお庭。
1



そして、重要文化財の建物とはなんの関係もありませんが、敷地内にあるカフェ、「楊梅亭(やまももてい)」。10:00〜15:30。美しいお庭を眺めながらいただいたスイーツ。絶品でした。
「パティスリー雪乃下」監修だそうです。
庭を眺めながらゆったりと過ごすことができます。
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↓ 「醍醐のケーキ」。月夜の庭を表現されているそうです。素晴らしいお味でした。

旧一条恵観山荘 フォトギャラリー
5【おすすめポイント】
建物は、一見農村の古民家という風情です。それはそれで野趣が前面に出ていていいのですが、実はとても凝った造りとなっています。
屋根はこけら葺きと茅葺の二重構造、内部は侘び寂びの中にも平安時代の朝廷文化を再現し、公家の美意識を各所に取り入れた、風雅な空間となっています。例えば、ふすまの取っ手。「月」の字をかたどった取っ手の裏には、「の」の取っ手。和歌で「月の」という言葉が多用されることから、恵観が遊び心で取り入れたものだそうです。また各所の板戸に描かれた絵。パッと見ただけではなんの絵かよくわからない。山荘を訪れた天皇も、同じ感想を持たれたそうです。これも、恵観の遊び心だったのでしょうか。他にも風流を味わう様々な細かい工夫がなされており、とても興味深いです。
そして、これらを満喫するためには、建物の見学ガイドツアーに参加する必要があります。別途1,000円が必要ですが、とても詳しく、かつわかりやすい説明でしたし、写真撮影をしたければこちらのペースに合わせてくださるので、参加を強くオススメします。
また、石、苔、松、紅葉を効果的に使ったお庭もとても手入れが行き届いており、四季折々、美しい景色が楽しめます。
6【問い合わせ】
一条恵観山荘 問い合わせフォームへ。
電話番号 0467-53-7900
このページは、以下の記述などを参照しています。
一条恵観山荘公式サイト
現地配布パンフレット
文化庁国指定文化財等データベース
180208
by h9w457y8i
| 2018-09-17 07:35
| 神奈川
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