【重要文化財|愛知県庁舎】 見学のしかた


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昭和13年(1938年)に建てられた愛知県庁舎は、国の重要文化財に指定されています。
県庁舎の詳しい解説はページの最後へ。





アクセス




愛知県庁舎は青マーカー2
スマートフォンで地図が見にくい場合は、画面を横向きに


名古屋市営地下鉄 名城線(右回り) 市役所駅 3番出口から、徒歩1分。
見学者用の駐車場はない。周辺の有料駐車場はNAVITIME駐車場サイトを参照。






見学のしかた


原則5名以上のグループでの見学ツアー。少人数の場合は応相談。一人での見学が可能かどうかは不明。
月〜金曜日 8:45〜17:30
要予約。052-954-6057 愛知県総務部財産管理課へ。
詳細は愛知県公式サイトへ。

今回は一人で行ったため、内部の見学はせず、内部の画像はありません。

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【愛知県庁舎の説明】

愛知県庁舎は、名古屋城旧三之丸の東に位置し、大津通に面した西を正面として建つ。北は名古屋市庁舎と隣接し、その先には城の中心部である旧本丸、二之丸が続いている。愛知県庁舎は、平成10年(1998年)に登録有形文化財、平成26年(2014年)には国の重要文化財に指定された。
愛知県は、南久屋町や南武平町などに庁舎を置いていた。大正15年に県内の郡役所が廃止され、昭和3年に三之丸を使用していた陸軍騎兵第三連隊等が郊外へ移転することとなり、現在地に県庁舎を建設する運びとなった。また同じくして名古屋離宮の廃止に伴い、名古屋市に下賜された本丸などの公開が始まり、天守などの国宝指定と相俟って、市民の間では名古屋城に対する関心が高まっていた。昭和13年(1938年)に県庁舎は竣工。基本設計は渡辺仁と西村好時、施工は戸田組による。
愛知県庁舎は、県政執務棟と県会議事堂からなる。鉄骨鉄筋コンクリート造の地上6階、一部7階、地下1階建、建築面積4,665㎡で、日の字型平面の東辺中央に議事堂を配して、西正面中央に車寄せ玄関、南北面中央に玄関を開く。
県政執務棟は1階を石張、2階から5階を黄褐色テラコッタ張、6階と7階を白色磁器モザイクタイル張とした三層構成の外観になる。両翼部の突出をなくして中央部分のみを突出させる凹凸を抑えた単純な箱型の形態に、名古屋城大天守から意匠を引用した入母屋造を多用する屋上階と、前面車寄せ廻りに本瓦型銅板葺の勾配屋根を置き、陸屋根のパラペットに瓦葺屋根を形づくって日本趣味をみせる。内部は、正面には6階に正庁、5階に貴賓室、3階に第一会議室、1階に正面車寄せ玄関と広間を配している。ただし、知事室を三階南辺中央に置くなど、必ずしも正面性が強く意識されたわけではない。また、広間などの照度を確保するため、大階段は正面に設けず右側へ寄せ、奥の壁面に窓を開く。
県会議事堂は、地階を石張、一階から三階を黄褐色テラコッタ張とし、東西棟の切妻屋根を架けて、南東隅には煙突を立てる。議場は二階に設け、西面して二階分を吹抜けとし、三階に傍聴席を設ける。議員、記者と傍聴者の動線を明確に区分することで、それぞれ階や区域の独立性を確保している。
各執務室の配置では、繋がりの深い部局を上下に重ねて垂直動線を意識し、階段やエレベーターを配置しており、通観すると、事務所建築としての効率に基づき機能性と合理性を重視して設計されたことがわかる。こうした点は内部の意匠にも表れている一方で、主要諸室の随所には日本趣味が反映されており、特に正庁、貴賓室、知事室においては極めて密度の高い装飾が展開される。文様を抽象化し、彩色を控えめに行うなど、伝統的な装飾とモダニズム的な明朗性を巧みに融合させている。外観の意匠は「金鯱燦然として聳ゆる天下の名城に対照し更に隣接する名古屋市庁舎の威容、天然の環境」に配慮して、西洋的な形態に名古屋城大天守を題材とした屋根を掲げるという、郷土性の強い発露によって演出するとともに、「日本趣味を基調としたる近世式」を達成したと考えられる。
(つけたり)の南北の自動車庫は、それぞれ桁行57m、梁間7m、鉄筋コンクリート造の長大な平屋建で、東端の一室を乗務員の控室とする。南自動車庫の一部には、建設当初からのシャッターが残る。
愛知県庁舎は、名古屋市庁舎とともに日本趣味を基調とした大規模庁舎建築が並立する都市景観を創り出している。その設計は、平面や空間の計画においては、過度の記念性を排した合理主義に基づいてまとめながら、外観意匠においては西洋的な様式と城郭天守の意匠の融合というかたちで地域的な特色、さらには「日本趣味」を顕現したといえる。昭和前期におけるわが国の建築思潮で大きな課題となった「日本趣味」の表現における到達点の一つを示す作品として価値が高い。
文化庁国指定文化財等データベース

県庁舎内部の画像や解説は、愛知県公式サイトへ。

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by h9w457y8i | 2017-10-05 08:54 | 愛知 | Comments(0)

日本だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。


by h9w457y8i

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