【重要文化財】 日土小学校 (愛媛県 八幡浜市) 行き方・見学のしかた

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建物の説明

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文化財分布 Google Map(管理人自作)


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アクセス


日土小学校は赤4
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バス
JR八幡浜駅 バス停から、伊予鉄南予バス「伊方町役場前」行きバス乗車。
2017.3 乗車時間約20分、運賃290円。運行頻度は1時間に1本。
最新の時刻表、運賃は、伊予鉄公式サイトを参照。
喜木(きき)バス停下車、徒歩約35分(2.6km)。


駐車場
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施設付属駐車場あり。
小学校のグラウンドが見学日当日は駐車場として解放される。
無料。
収容台数約30台。

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駐車場入口=校門。





見学のしかた


日土小学校は現役の小学校校舎であり、普段は非公開。

年に3回、春休み、夏休み、冬休みの長期休暇期間中、それぞれ1日だけ特別公開される。
公開日は八幡浜市公式サイト参照。
平成29年度の公開予定日は、8月12日(土)、12月24日(日)、平成30年3月25日(日)。

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公開時間 9:00〜16:00
事前予約不要。
見学無料。
校内は土足禁止だが、学校で見学者用のスリッパを貸し出している。

校内は撮影自由。ただし、職員室、校長室、保健室など一部の施設は立ち入り及び撮影禁止。





建物の説明


日土小学校(ひづちしょうがっこう)は、愛媛県の西部、八幡浜市の山あいにある。八幡浜市職員の松村正恒(まつむらまさつね)の設計により、中校舎は昭和31年(1956年)、東校舎は同33年(1958年)に竣工した。
敷地は川の北側を占め、敷地の川寄りに校舎が並ぶ。緩やかな切妻屋根をかけた木造二階建で、要所に鉄骨の梁や筋交いを用いた合理的な構造をもつ。また、窓は柱の外側に枠を取り付け、天井に達する大きな開口部とする。
東校舎は、クラスター(房)型の教室配置とし、昇降口の南側に中庭を設けて採光と通風を確保する特徴的な平面をもつ。川に迫り出す二階ベランダが外観を特徴づける。
日土小学校は、合理的な構造と平面計画をもち、工業製品と身近な材料を用いた意匠により、豊かな空間をつくり上げており、木造のモダニズムの優れた作品として高い価値が認められる。 ←文化庁国指定文化財等データベース


日土小学校校舎は、八幡浜市役所の職員であった建築家松村正恒が設計し、中校舎と東校舎は、それぞれ昭和31年と昭和33年にかけて完成しました。
設計を担当した松村正恒は、昭和22年から八幡浜市役所に勤務し、昭和35年には、『文藝春秋』誌で日本を代表する建築家10人のひとりに選ばれた人物であり、市役所の職員として担当した学校や病院関連の建物の多くは建築雑誌や専門書籍に掲載されました。
その中でも、日土小学校の中校舎と東校舎は、竣工当初より学界とジャーナリズム双方から高い評価を受け、さらに近年のモダニズム建築再評価の気運の中で、国際的にも注目を集める存在となりました。
その事実を象徴的に示すのが、平成11年近代建築の保存と調査のための国際組織DOCOMOMO日本支部によって、日本の近代建築20選のひとつに選ばれました。
その前後から、日土小学校のみならず、松村正恒および彼の作品全般についての再評価や研究がおこなわれ、一定の成果が蓄積されてきたと同時に、日土小学校の中校舎と東校舎に対する歴史的・文化的な高い評価も確固としたものになり、平成19年9月に八幡浜市指定文化財に指定されました。
全国的に見ても古い木造校舎は、改修するのか、改築するのかという議論が顕著化し、問題となりますが、日土小学校についても例外ではなく、地域を二分した議論が沸き起こりました。
議論の末、八幡浜市教育委員会として中・東校舎の改修、不足教室の新増築の方針を決定しました。
その方針に基き、平成20年9月から地震補強(中・東校舎)、新増築(西校舎)を実施し、平成21年6月末で保存再生工事が完成しました。多くの方々のご協力をいただき完成した日土小学校校舎は、数少ない木造校舎の耐震補強事例であると共に、文化財の改修方法を用いながらも、現代の建築基準法等に配慮した全国的に見ても稀有な校舎であることから、全国から見学の依頼が多く寄せられることとなりました。また、この保存再生事業は国内外から高い評価を受け、2012年には日本建築学会賞(業績)とワールド・モニュメント財団/ノール モダニズム賞を授与されました。
そして平成24年(2012年)12月28日、中校舎、東校舎の二棟が、戦後建築としては4番目、戦後木造建築としては初の重要文化財に指定されました。
通常、学校教育の場となっている校舎は、児童への影響を考え、原則非公開としていますが、関心の高さを考慮し、長期の休みを利用して日土小学校のすばらしさを、多くの方々に共感していただきたいという思いから見学会を開催いたします。←八幡浜市公式サイト内、市役所生涯学習課「見学会開催の経緯」





管理人のおすすめポイント


山あいにひっそりと建つ、古い小学校校舎。管理人の頭に浮かんだイメージは、濃い茶色の、古い木材を使った古民家のような瓦葺きの建物でした。しかし。実際の校舎はそんな先入観を全く覆す、最新の住宅設計にも通じる素晴らしい建物でした。
外観を見たときは、その明るい緑色の爽やかな雰囲気に驚き、校内に入ると、とても昭和30年代に建てられたとは思えないモダンさ、子どもたちのことを第一に考えた優しい設計に驚愕しました。単にデザインが優れているだけではなく、光、風、緑を肌で感じることができる窓や間仕切りの配置。勾配の緩い広い階段。体で感じる木の温もり。これらは、今の高級新築住宅の広告でもよく見られます。
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「こんな校舎で勉強したかった。素晴らしい!」。管理人は見学の最中、ずっとそうつぶやいていました。

フォトギャラリーはこちら。

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by h9w457y8i | 2017-08-04 07:37 | 愛媛 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。