【世界遺産】 2017 ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群 行き方・見学のしかた
ルクセンブルク 観光
サイトマップ > ルクセンブルグの世界遺産アクセス
見学のしかた
遺産の説明
管理人のおすすめポイント
フォトギャラリー

左から、サン・ジャン教会、グルント地区を流れるアルゼット川、ボック砲台。
アクセス
スマートフォンはこちらのマップへ
世界遺産に登録されているのは、ルクセンブルグ旧市街のうち東西700m、南北900mほどの範囲。この旧市街は、ルクセンブルグ駅から1km。駅前からバスが旧市街に向けて、10以上の系統で頻繁に出ている(5分、2ユーロ)が、歩いてもほぼ平坦の新市街の歩道であり、苦にならないだろう。
パリ東駅(Gare de l'Est)からルクセンブルグ駅
TGVで約2時間20分。片道60〜110ユーロ(格安〜正規料金)。
TGVの予約方法、きっぷの買い方、乗り方はこちらの記事を参照。
フランクフルト中央駅(Frankfurt(Main)Hbf.)からルクセンブルグ駅
特急、普通列車を乗り継いで4時間40分〜5時間、30〜70ユーロ。まあ行けなくはないけど、という所要時間。
ルクセンブルグ-フィンデル空港から旧市街
バスで15分。ルクセンブルグ公国唯一のこの空港は旧市街からわずか7kmの距離にあり近いのだが、日本からの直行便はない。2017.4
↓ ルクセンブルク駅。パリからの特急列車、TGVが停車します。ここから世界遺産の旧市街までは歩いて15分ほど。

ルクセンブルグ駅の標識。出口の表示は四角と矢印が合わさった記号。矢印方向が出口。


新市街。ルクセンブルク駅から旧市街までの間にあります。

見学のしかた
アクセスのところでも書いたが、世界遺産に登録されているのは東西700m、南北900mの範囲であり、しかも見どころはその中心部に集まっているので、歩いて見て回れる。所要時間は2時間、ランチの時間を含めても3〜4時間あれば十分。
旧市街にはギョーム2世広場周辺など、飲食店がそこかしこに軒を並べており、食事するところには困らない。
見どころポイントの位置、世界遺産登録範囲は見学用マーカー付き Google Mapを参照。
正確な登録範囲は、ユニセフ公式サイト内、ルクセンブルグ案内ページの地図を参照。
トイレ。
ルクセンブルグ駅、ギョーム2世広場の地下駐車場、ボック砲台入口などに、いずれも無料のトイレがある。公衆トイレとしては清潔なほうかなと思った。
↓ 公衆トイレの近くにはこのような標識がところどころにあり、わかりやすい。

遺産の説明
フランス、ベルギー、ドイツに囲まれたルクセンブルク大公国は、神奈川県ほどの小さな国。その首都ルクセンブルク市の旧市街と要塞が世界遺産に登録されています。由来は963年、ボックフェルゼンと呼ぶ岩山に建設されたルシリンブルク=小さな城。もともと断崖の上にあった天然の要塞に、14〜15世紀に長大な「ヴェンツェルの環状城壁」が築かれ領土も拡大しました。しかし、1443年にはブルゴーニュに占領され、その後スペイン、フランス、オーストリアなどの大国が支配。その間、全長約20kmにわたるカズマット(地下道要塞)も巡らされ、やがて「北のジブラルタル」と呼ばれる堅固な要塞都市になっていきました。
ボックフェルゼンの岩山におかれた威容を誇る要塞(ボックの砲台)や、16世紀に建てられたスペインとイスラムの建築様式が融合した大公宮殿、ゴシックとルネサンス様式を組み合わせ17世紀に建立されたノートルダム大聖堂など、旧市街に残る統治国の建造物がこの国の波瀾の歴史を物語ります。1815年にはルクセンブルク大公国として独立。1867年には永世中立国となり要塞は取り壊されていきますが、1948年に永世中立を放棄します。現在ある要塞が歴史の証人として残されることになりました。
ボック砲台。

大公宮

第二次大戦後は鉄鋼業などで潤い、現在は欧州投資銀行などの金融関連機関が集中し、EUを代表する金融センターとして繁栄。欧州の中心に位置し、かつては戦略の拠点として大国に翻弄されたルクセンブルク。「侵略の歴史」がつくり上げた堅固な要塞都市はこの小さな国を護り続け、今では欧州屈指の裕福な国へと発展しました。←阪急交通社公式サイト<
管理人のおすすめポイント
岩山の周り、たとえば街を取り囲む崖の下から市街を仰ぎ見ると、高くそびえる自然の岸壁と人口の擁壁が折り重なるように連なり、さすがヨーロッパ最大級の城塞都市だな、という印象です。ボック砲台には大きな穴がいくつもうがかれ、中に入ることもできます。崖の下のアルザック川周辺のグルント地区は、首都に隣接しているとは思えないのどかな農村町の雰囲気が漂い、城壁と合わせて、中世ヨーロッパに迷い込んだような錯覚に。日本にはない情景ですよね。いいと思います。
が、崖の上の旧市街。教会や大公宮をはじめ、色の薄い砂岩で造られた古い建物が所狭しと建てられていますが、うーん、なんだかとってつけた感がするというか。昔から続いてきた古い街並みの年輪をあんまり感じられないというのが残念でした。街には観光客しか見えず、活気があんまりないっていうのも寂しい印象。
トータルで言えば、見学に2〜3時間あれば十分。一度行けば十分、という感じです。
1


































by h9w457y8i
| 2017-04-19 12:01
| ルクセンブルグ
|
Comments(0)