【世界遺産・重要文化財|国立西洋美術館 本館】 見学のしかた (上野公園)

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アクセス(行き方)

見学のしかた

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アクセス



国立西洋美術館本館は、赤マーカー2
スマートフォンで地図の右側が見にくい場合は、画面を横向きに



徒歩の距離が最も短い行き方
JR上野駅 公園口(エレベーター、エスカレーターあり)から、徒歩約2分。
公園口からは車いす用スロープあり。ほぼ平坦。段差なし。


他の駅から、徒歩
京成電鉄本線 京成上野(けいせいうえの)駅 正面口(エレベーター、エスカレーターあり)から、徒歩約7分(500m)。駅から現地までの間に、長い上り階段、および長い上り坂あり。

東京メトロ 銀座線および日比谷線 上野駅 7番出口(緩い上りスロープ)から、徒歩約6分(400m)。駅から現地までの間に、長い上り階段、および長い上り坂あり。


駐車場
施設付属駐車場はない。
周辺に有料駐車場はあるが、美術館は公式サイト内で公共交通機関の使用を推奨している。
周辺の駐車場については、国立西洋美術館公式サイト、駐車場案内参照。






見学のしかた


開館時間、休館日、入館料については、国立西洋美術館公式サイトを参照。
建物の外観を見学できる庭園への入場は、無料。

美術館内での写真撮影は可能。ただし、以下の点に留意すること。
作品の撮影は常設展示物に限る。
フラッシュなど光が出る撮影はしない。
一脚、三脚などの撮影機材の使用は禁止。
営利目的の撮影は禁止。
状況により、館内を全面撮影禁止にする場合もある。
国立西洋美術館公式サイト

世界遺産に登録された建物として見学するなら、「?単なるコンクリート造りの美術館では?」とならないために、あらかじめ建物に関するウンチクを読んでおくことをお勧めします。
国立西洋美術館公式サイト内、建物解説ページがわかりやすくオススメ。

(または、このブログ記事の「建物・設計者・世界遺産登録について」を参考になさってください)

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建物・設計者・世界遺産登録について


美術館には、絵や彫刻と同じくらい重要なものがあります。それは建築。
フランスで活躍した建築家、ル・コルビュジエは、コレクションの増加にともない建物も増築していく、「無限成長美術館」を考案しました。1959年に完成した本館は、この考えを元にしてできた美術館です。また、ル・コルビュジエは、身体のサイズを利用した「モデュロール」という特別な定規や、新しい時代の建築にふさわしい様々なアイデアを、本館に採用しました。

本館
第二次世界大戦後、フランスに差し押さえられていた松方コレクションの寄贈返還を受けるために設立された、日仏間の国交回復・関係改善を象徴する歴史的建造物です。ル・コルビュジエの設計により、昭和34年(1959年)に竣工しました。平成19年(2007年)には、国の重要文化財に指定されています。
国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品 - 近代建築運動への顕著な貢献」は、平成28年(2016年)7月に、世界文化遺産への登録が決定されました。

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モデュロール
ル・コルビュジエが考え出した、建築の寸法を決めるルールで、黄金比と身体のサイズを利用して作った定規です。たとえば、人(183cmのヨーロッパ人の男性)が手をのばした高さ(226cm)を住宅の天井にちょうど良い高さと定めました。このようにして、建物、部屋、さらに家具の大きさなども「モデュロール」で決められています。

無限成長美術館
ル・コルビュジエは巻貝が中心から出発して外に向かっていくように、コレクションが増えるにしたがって、建物の外側に展示室を追加していくことのできる「無限成長美術館」を構想していました。(実際は、建てらてた当時から螺旋構造の大きさは変わっておらず、別に「新館」が隣接して増築されている)

ル・コルビュジエ Le Corbusier(1887-1965)
20世紀を代表する建築家の一人で、出身国のスイスからパリに拠点を移して活躍しました。建築のみならず、絵画、彫刻、家具などにも取り組み、個人住宅から国連ビルの原案まで幅広い創作活動を展開しています。合理的、機能的で明晰なデザイン原理を絵画、建築、都市などにおいて追求し、20世紀の建築、都市計画に大きな影響を与えました。「近代建築の5つの要点」(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、横長の窓、自由なファサード)を提唱し、近代建築の父の一人に数えられています。


国立西洋美術館の世界遺産登録について
国立西洋美術館本館は、2016年7月、「ル・コルビュジエの建築作品 - 近代建築運動への顕著な貢献」の一つとして、世界文化遺産に登録されました。世界各国の17の建造物が該当し、そのうち日本の国立西洋美術館は、
1. ル・コルビュジエが提唱した近代建築の五原則を具体的に表現していること。
2. 「無限発展美術館」の思想を体現していること。
3. 日本における近代建築運動に大きく貢献したこと。
が評価されました。


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by h9w457y8i | 2016-12-24 07:15 | 東京 | Comments(0)

日本だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。


by h9w457y8i

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