大阪市中央公会堂 概要

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国指定重要文化財
大阪市 中央公会堂
おおさかし ちゅうおうこうかいどう


竣工 : 大正7年(1918年)
構造および形式等 : 鉄骨煉瓦造、建築面積2,164.17㎡、三階建、地下一階、銅板葺、一部スレート葺
重要文化財指定 : 平成14年(2002年)



 大阪市中央公会堂は,中之島地区の東端部にある。北浜で株式仲買商を営んでいた岩本栄之助からの100万円の寄付を元に建設された。
 設計は,日本最初の懸賞設計競技に1等当選した岡田信一郎の設計案をもとに,実施設計は辰野金吾,片岡安(かたおかやすし)という当時を代表する建築家が中心となって進めた。大正2年(1913年)6月から5年4ヶ月をかけた工事では、延べ18万人を超える人々が働き、大正7年(1918年)11月17日に開館。昭和63年(1988年)に永久保存が決定され、平成11年(1999年)3月から3年半の保存修理工事が行われた。平成14年(2002年)11月11日に再び開館、同12月26日に国の重要文化財に指定された。

 建築様式は、当初記述に「復興式中の準パラディヤン式」とあり、ネオ・ルネッサンス様式を基調としたものであると解される。外観は左右対称を基本に、コーニス、片蓋柱、ペディメント付開口部等による厳格な構成と、正面の壮大な半円アーチ、ジャイアントオーダーなどのバロック的な壮麗さ・躍動感を併せ持ち、柱頭飾りを幾何学図形化するなど細部にはセセション様式の浸透もみられる。外壁表面は地階部分が花崗岩積み、地上階は、化粧煉瓦小口貼りに、腰の帯石と窓廻りを花崗岩、蛇腹と片蓋柱、パラペット廻りを擬石モルタル洗いとし、屋根は銅板葺で一部天然スレート葺、側面と四隅に屋根窓を配す。

 平面規模は、間口43.6m、奥行き61.8mで、建築面積2164.17㎡、鉄骨煉瓦造、地上3階、地下1階建。耐震性能強化のため基礎下の新たな構造体と上部構造の補強によって免震レトロフィットを実施。
 主要室の構成は、1,2階に大会議室(ホール)、3階に中・小集会室、特別室、地階に会議室(展示室)、レストランとなる。

 大阪市中央公会堂は、我が国における様式建築の習熟の過程をよく示している。我が国の煉瓦を主体とした建築の到達点をかざる建築のひとつといえ,高い価値がある。


大阪市中央公会堂公式サイトに、沿革などの詳細な記載あり。

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by h9w457y8i | 2015-03-15 09:10 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。