【重要文化財】 旧日本生命保険株式会社九州支店 概要

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国指定重要文化財
旧日本生命保険株式会社 九州支店
きゅうにほんせいめいほけんかぶしきがいしゃ きゅうしゅうしてん


竣工 : 明治42年(1909年)
構造および形式等 : 煉瓦造、建築面積281.8㎡、二階建、地下一階、中央部塔屋付、銅板葺、ドライエリヤ煉瓦塀附属
重要文化財指定 : 昭和44年(1969年)
指定 : 便所、塀、棟札

明治42年(1909年)竣工した煉瓦造二階建、地下一階付の建物で、小規模ながら変化に富んだ外観をもち、特に白い横縞は辰野金吾の作品によく見られる意匠である。
保存がよく、九州地方においては洋風建築の遺構として重要なものである。



b0212342_16305806.jpg この建物は、日本生命保険株式会社の九州支店設置に伴い、明治40年(1907年)8月起工、同42年(1909年)2月に竣工した。設計辰野金吾・片岡安事務所、施工は溝水組であった。建築面積約282㎡の小規模な建物で、煉瓦造、地上2階、地下1階、中央にドームを戴いた八角の塔屋を持つ。小屋組みは木造トラス、屋根は天然スレート葺であった。
 昭和41年(1966年)まで日本生命保険相互会社福岡支店の社屋として利用されたが、その間、戦時中に会談手摺(鉄製)、正面玄関鉄扉、玄関北脇ドライエリア擁壁上の鉄柵などを供出、昭和26年頃には2階の会議室・階上応接室境の煉瓦壁を撤去、階段室吹き抜けの2階部分に床を設置するなどの改造があった。屋根をスレート葺から現在の銅板葺に改めたのもこの頃とみられる。
 明治末期の本格的な煉瓦造建築物として価値が高く、昭和44年(1969年)3月重要文化財に指定された。同年12月福岡市が買収し、同47年に福岡市歴史資料館として活用するため改修工事が行われた。このとき1階事務室前のカウンターグリル、階段室吹き抜け、階段の鉄製手摺、照明器具などを復旧したが、それとともに空調機器の設置および収蔵品の展示・保管のため、一部の部屋境の扉を撤去し、外廻りの窓に鉄製パネルをはめ込むなどの改修が行われた。

b0212342_16522439.jpg 平成2年(1989年)に至り、市博物館の新設にともない、この建物は資料館としての使命を終えた。この度、この建物を福岡市赤煉瓦文化館として整備し、新たに集会、催事の施設として保存・活用を図ることとなり、今回の改修工事に至った。

←平成4年(1992年)〜平成6年の改修工事後に取り付けられた、
現地案内看板

by h9w457y8i | 2015-02-19 09:00 | 福岡 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。