【登録有形文化財】 旧神戸居留地煉瓦造下水道

きゅうこうべきょりゅうちれんがぞうげすいどう

明治5年(1872年)、竣工。
煉瓦造円形管90m、および卵形管1.5m
国登録有形文化財  平成16年(2004年)、登録。
近代化産業遺産  平成19年(2007年)、認定。




「安政5年(1858年)、江戸幕府は諸外国と修好通商条約を結び、長崎、神戸、横浜、新潟、函館の5港が開港されることが決まり、神戸にも外国人居留地が造成されることになりました。街の設計を行ったのは、英国人土木技師、ウィリアム・ジョン・ハート。碁盤目状に地割りがされ、街路、公園、下水道などが計画的に整えられました。この街のつくりは非常に評価が高く、当時の英字新聞でも、「東洋における最も美しく整備された街」と記されています。
中でも特筆すべきは、明治5年(1872年)頃完成した下水道。これは、近代下水道としては、横浜と列んで我が国で最も古いもの*2です。神戸付近で焼かれた国産煉瓦を用いて、直径約90cmの円形管と、直径約40×54cmの卵形管の2種類が作られ、南北道路に沿って6本、総延長約1880mが敷設されました。現在でもその一部(約90m)が、大丸百貨店東側と旧居留地十五番館前などに残っており、雨水幹線として使用されています。このうち旧居留地十五番館前では、歩道が切り取られて、道路の下にあるれんが造りの管の様子がわかるようになっているほか、卵形管もモニュメントとして展示されています。」*1



旧神戸居留地十五番館。その南東角に、遺構の展示スペースがある。
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卵形管および丸形管 縦
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卵形管 横
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卵形管 縦
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丸形管展示
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左 登録有形文化財プレート    右 経済産業省による近代化産業遺産プレート
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左 土木学会選奨土木遺産プレート    右 円形管そばの説明
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見学メモ

アクセス
<鉄道>
神戸市営地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前」駅から徒歩約6分(約500m)。
阪神電鉄本線、JR東海道本線、山陽電鉄神戸高速線「元町」駅から徒歩約11分(約900m)。
阪急電鉄神戸線、JR東海道本線、山陽電鉄神戸高速線、神戸空港と神戸市街を結ぶ神戸新交通ポートライナー「三宮」駅から徒歩約10分(約800m)。

<クルマ>
半径200m以内に、複数の民間駐車場有。NAVI TIME 駐車場検索で、「旧神戸居留地十五番館」で検索。

旧神戸居留地煉瓦造下水道の位置は、下地図の赤アイコン。+印は無関係。

google map

普段の見学
屋外に展示してあり、常時見学可。

特別公開
特に情報なし。

問い合わせ
神戸市建設局道路部計画課へ。
あるいは、
神戸市教育委員会事務局社会教育部文化財課へ。



*1 建設マネジメント技術2008年5月号より。
*2 原文では、竣工時期は横浜の旧居留地にある下水道と同じ時期であるように書かれているが、横浜の下水道遺構にある現地案内看板によると、横浜の方は竣工が明治14〜20年となっている。よって神戸の方が古いと思われる。
by h9w457y8i | 2013-03-14 07:35 | 兵庫 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。
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