【世界遺産】 海事都市グリニッジ(グリニッジ天文台) アクセス・見学のしかた

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見学のしかた

クイーンズ・ハウス

旧王立海軍大学

イギリスの世界遺産リスト


グリニッジ天文台(正式名称は「王立天文台グリニッジ」)*2 は、航海技術の改善と航海中の経度計測を主目的として、1675年、チャールズ2世により設立された。1714年、英国議会は、経度の謎を解き明かした者に賞金を与えることを宣言。その60年後、元は大工だった時計技師、ジョン・ハリスンが受賞者となった。ハリスンが発明した航海用時計タイムキーパーH4は、航海学を大きく変えることに貢献した。
また王立天文台は、グリニッジ標準時と東経0度 00分 00秒の本初子午線でも有名。世界中のあらゆる場所が、この線を基準とした経度で表すことができる。19世紀後半までは、世界のほぼありとあらゆる町はその土地独自の時を持っていた。しかし、1850~60年代に鉄道網や通信網が急速に発達し、国際標準時間を設けることが必要となった。1884年に開催された国際子午線会議において、グリニッジの子午線を東経0度とし、世界の本初子午線として定めることが同意されたのである。*3

天文台としての機能は、1945年から1958年にかけてグレートブリテン島南端のハーストモンソーに移転。1990年にはさらにケンブリッジに移転し、1998年、天文台としての活動を終了。現在は王立海事博物館の一施設として一般公開されている。*4

グリニッジ天文台とかつての航海術発展の関連については、NHK公式サイトの世界遺産ライブラリーでの解説がわかりやすい。


クイーンズ・ハウスの前より、天文台のある丘を臨む。
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グリニッジ公園内、天文台のある丘に向かう道。
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丘の上に天文台の建物が見える。
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丘を登る。
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シェファード(Shepherd)の24時間時計。天文台入口の壁に埋め込まれている。電機で動く時計としてはもっとも初期のものの一つで、1852年に作られた。24時間表示。0.5秒単位で秒針が動く。*7
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時計の裏側。フラムスティード・ハウス(Flamsteed House)にあるマスター時計からの電気信号で同調されていた。現在は天文台の別の場所にある高精度のクオーツ時計によって制御されている。*8
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旧グリニッジ天文台。
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天文台の屋根のてっぺん、「時の球」。毎日午後1時丁度になると、1~2秒ほどかけて下まで降りてくる。
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旧天文台の建物は、現在では博物館となっている。内部の写真撮影はほとんど禁止。なので内部画像は下の1枚だけ。これは博物館内の、おそらくかつてのスタッフの居室を再現したもの。
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天文台敷地内に引かれた本初子午線=東経、西経0度の線。
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旧天文台のすぐ脇にある、子午線および望遠鏡に関する建物(Meridian Building and Telescopes Gallery)。
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建物の中にまで、本初子午線が引かれている。
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館内に展示された望遠鏡。
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建物の外にも巨大な望遠鏡が。1781年、ウィリアム・ハーシェル(William Herschel)の注文により作られた、12mの反射望遠鏡。当時は世界最大だった。*9
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28インチ望遠鏡が設置されているドーム。Meridian Building and Telescopes Galleryのすぐ横にある。
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28インチ望遠鏡への通路。建物の外階段や細い通路を通ってドームへ。
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レンズ径28インチ(約72cm)の、英国最大、そして世界では7番目に大きい、従来型の屈折型望遠鏡。1893年に設置。*10
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ドームは元々は鉄製で、紙粘土の一種であるパピエマシエによって覆われていた。現在はグラスファイバー製に置き換わっている。*10
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旧天文台のある丘から、北に広がるグリニッジ公園と、クイーンズ・ハウス、旧王立海軍大学を見下ろす。
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見晴台にある世界遺産登録の案内板。登録地区には、クイーンズ・ハウスを中心とし、王立グリニッジ公園、王立海事博物館を含む旧王立海軍大学、カティ・サーク号、グリニッジ旧市街が含まれる、と書いてある。
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ユネスコ公式サイトからダウンロードした世界遺産登録地域の地図。オレンジ色の囲いが登録地域。緑色が緩衝地帯。
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グリニッジ公園。
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旧天文台のすぐそばにある、ピーター・ハリソン・プラネタリウム(Peter Harrison Planetarium)。改装工事のため、2012年4月6日まで閉館。詳しくはこちら(英語)
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見学メモ
google map

アクセス

スマートフォンはこちらのマップ

<鉄道>
DLR(ドックランズ・ライト・レールウェイ)の「Cutty Sark for Maritime Greenwich」駅(google mapでの駅名表示は単に「Cutty Sark」)から、徒歩約17分。
DLR「Greenwich」駅から、徒歩約17分。
ロンドン市街から向かう場合は、このDLRの利用が便利。DLRの路線図、料金、乗り方などについての詳細は、DLRの乗り方解説記事を参照。
ネットワーク・レール・サービス(Network Rail Services)の「Greenwich」駅(DRLのgreenwich駅とほぼ同じ場所)から、徒歩約17分。ネットワーク・レール・サービスはナショナル・レールとほぼ同じ意味と考えてよい。ナショナル・レールの乗り方についての記事はこちら
グリニッジ公園の入口。
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<クルマ>
グリニッジ公園内、天文台からすぐ南に伸びるブラックヒース・アベニュー(Blackheath ave)が、実質駐車場になっている。下の画像がそれ。google map参照。約250台収容。料金はPay and display方式。つまり、日本の路上パーキングと同じで、券売機で駐車券を買い、それをクルマの窓に表示しておくシステム。*6 料金、営業時間、有効時間は不明。
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普段の見学

開館時間、入場料、閉館日などについては、王立グリニッジ博物館公式サイト、開館時間および入場料案内ページ(日本語)を参照。季節によって時間が異なるので注意。

旧天文台のすぐ南にある天文学センター(Astronomy Centre)。ギフトショップ、カフェがあり、軽い食事もできる。開店時間は10:00~16:00. *11
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特別公開

情報は見つけられなかった。


問い合わせ

王立グリニッジ博物館公式サイト内に、問い合わせに関するページあり。電話番号、E mailアドレスが記載されている。日本語での問い合わせについては何も書かれていない。




*1 世界遺産登録名「Maritime Greenwich」の日本語訳について。グリニッジがテムズ川に面した街であることから、「河港都市」と訳すものもあるが、グリニッジはかつて大英帝国の外洋航海術発展に大きな役割を担ってきたこと、世界遺産に登録されている諸施設の内部では、外洋航海に関する資料が数多く展示されていることから、「海事都市」とするのが適切と思われる。なお、NHK世界遺産ライブラリーでも「海事都市」と訳している。
*2 グリニッジ天文台の日本語での正式名称。王立グリニッジ博物館公式サイトより。なお、これは単に直訳しただけであり、「王立グリニッジ天文台」でもいいような気がする。
*3 王立グリニッジ博物館公式サイト内、施設の歴史解説ページ(日本語)より
*4 コトバンク「グリニッジ天文台」より
*5 王立グリニッジ博物館公式サイト内、見学案内ページ(日本語)より
*6 王立グリニッジ博物館公式サイト内、アクセス案内ページ(日本語)より
*7 現地案内看板より
*8 現地案内看板より
*9 現地案内看板より
*10 現地案内看板より
*11 王立グリニッジ博物館公式サイト内、食事案内ページ(日本語)より

by h9w457y8i | 2012-03-25 16:17 | イギリス | Comments(0)

日本の国宝、重要文化財を中心に、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方も。


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