オイスター・カード Oyster Card

ロンドン地下鉄=UNDERGROUNDだけでなく、DLR、バス、地上を走る鉄道overground、トラムリンク、テムズ川の水上バスといったロンドン交通局が管理する全ての交通機関、およびほとんどのナショナル・レール(National Rail. 旧イギリス国鉄)の駅で使えるプリペイド方式のタッチ式ICカード。*1 日本のsuica、PASMO、ICOCAと似ている。違うのは、日本のカードは乗車料金のみならず駅売店などでの買い物にも利用できる電子マネー機能がついているが、オイスター・カードは今のところ乗車料金の支払いにしか使えない。
このカードの最大のメリットは、使用する時間帯や路線により、現金よりも15~75%オフの大幅な割引料金が適用されること。そして、一日に何度も乗り降りする場合、一定金額以上は課金されない(=price cap)こと。つまり、一日乗り放題券を兼ねている。
料金表を見ると、「Oyster pay as you go (プリペイド方式のオイスターカードを使った場合)」の欄の料金は、総じてcash=現金よりも安い。具体的に言うと、ヒースロー空港のあるzone 6からロンドン市街中心部のzone 1までoff peak時間帯に往復する場合、現金だと10.6ポンドかかるが、オイスター・カードだと5.8ポンドですむ。45%引き。更にzone 6からzone 2のoff-peak時間帯では、なんと75%引き。
料金表にあるpeak時間とは、月曜日から金曜日(祝日を除く)の06:30~09:30と16:00~19:00. つまり、それ以外の時間帯がoff-peakとなる。ただし、zone 1を平日の16:00~19:00に通った場合はoff-peak料金となる。ここで言う時刻は、駅に入るために改札を通った時刻。
price capとは、一日に何回改札口を通っても、この金額以上は課金されない、ということ。*2 price capは自動で行われるので別途の手続きは不要。何回乗ればでそれ以上の料金が課金されないかは、利用する時間帯、乗車区間で異なるが、おおむね2~4回よりも多く乗れば元が取れる。料金表参照。
入手方法
underground利用の場合、駅のきっぷ販売窓口で入手できる。
「I 'd like to have a Oyster Card, please」(オイスターカードください)と言うと、「How much top up?」(いくらチャージするんだ?)みたいなことを聞かれるので、5~100ポンドのキリのいい金額を言う。
カードの入手には、チャージする金額に加え、5ポンドのデポジット(保証金)が必要。これはカードを使わなくなったとき、駅のきっぷ販売窓口でカードと引き換えに返却される。なので、チャージする金額+5ポンドを渡すと、チャージされたカードを、ビニール製のホルダーといっしょにくれる。ホルダーはただのサービスで、それに入れないとカードが機能しないというわけではない。
オイスター・カードを買える自販機が大きな駅には設置されているらしいが、自分は使ったことがない。
カードの裏面には細かい字でいろいろ書かれている。オイスター・カードはロンドン交通局の管理下にある、だとか、ロンドン交通局以外の交通機関で使う場合は当該交通機関管理組織の定める規定が適用される、だとか、普段の実用にはあまり関係のないことなので、気にしなくていいと思う。

UNDERGROUNDでの使い方

改札口を入るときと出るときに、自動改札機の黄色い丸い部分にカードをタッチするだけ。日本のICカードの場合と同じ。
なお、日本の自動改札に比べて、タッチしてから改札機の扉が開くまでのタイムラグが長い。1秒もないけど、改札機内で立ち止まることもしばしば。
また、日本のICカードの場合、出口の自動改札機にチャージ残高が表示されるが、undergroundの場合、表示されない改札機もある。
DLRでの使い方については、DLRについての記事を参照。
バス、リンクトラムでの使い方
underground, DLRの場合と異なり、乗車時のみにタッチする。
バスの場合、前方の乗車口から乗り、運転手の横の黄色い丸い部分にタッチする。降車は中央の降車口から行うのが原則だが、乗る人がいなければ前方の乗車口から降りる人も多い。
チャージ、残高確認
チャージ=top upは、きっぷ自動販売機、あるいは駅のきっぷ販売窓口で行う。

残高確認を自販機で行う場合、液晶画面には触らずに、黄色い丸い部分にカードをタッチすると、チャージ残高が液晶画面に表示される。
チャージするには、チャージ残高が表示されたときの画面の指示に従えばよい。残高表示画面下の他言語バーをタッチ → 言語選択画面で「日本語」を選択。あとは日本の自販機でのチャージと要領は同じである。プリペイド方式=pay as you go、チャージ=top up さえ覚えておけばカンタン。
チャージは現金、クレジット・カード(自販機では日本語で「銀行カード」と表示されるが、クレジットカードのこと)でできる。自販機によっては紙幣=NOTEは不可の場合や、使えても20ポンド紙幣しか使えない場合がある。上の画像の自販機には「20ポンド紙幣のみ」の注意書きがある。
イギリスの公共交通機関の乗り方関連の記事
*1 ロンドン交通局公式サイト内、オイスター・カード案内ページより
by h9w457y8i
| 2012-02-20 12:02
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