【世界遺産】 モン・サン・ミッシェルとその湾  修道院と大聖堂 外観


Mont-Saint-Michel and its Bay
(「Mont-Saint-Michel」はフランス語)
(日本語では、現地配布パンフレットによると「モン・サン・ミシェル」「モン・サン・ミッシェル」「モン・サン=ミッシェル」と、いろいろな表記がある)


708年から建設開始。13世紀ごろ、ほぼ現在の姿が出来上がる。*1
8~16世紀建築のロマネスク、ゴシック、ルネサンス各時代の様式を持つ。*2

世界文化遺産  1979年、登録。


「モン・サン・ミッシェルとその湾」関連の記事
修道院と大聖堂 内部
島内の町並み
見学メモ (アクセス方法、入場料金などの観光案内)
モン・サン・ミッシェル観光局発行パンフレット







フランス北西部、イギリス海峡を望むのどかな牧草地の沖、約1.5km。
海上にポコンと突き出た高さ約80m、直径約200mほどの円錐形の小島の上に、このフランス随一の観光地、モン・サン・ミッシェルは屹立している。
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モン・サン・ミッシェルとは、直訳すると「聖・ミカエルの山」という意味。
悪魔の象徴である竜と戦いそれに打ち勝つ、天使の軍団長、大天使ミカエルのお告げに従い、708年、アヴランシュ(モン・サン・ミッシェルの北東約13kmの隣町)の司教オベールがこの島にミカエルを奉る聖堂を建てたのが始まりとされる。
聖堂ができてまもなく、モン・サン・ミッシェルは大規模なキリスト教の巡礼地となり、10世紀にはベテディクト会の修道僧が居を構えるようになる。
西暦1000年以前には前ロマネスク様式の教会が建てられ、さらに1010年には地下納骨堂の上を覆うように、岩山の頂上にロマネスク様式の大聖堂が建てられ、北壁に貼りつくように、最初の修道院が建てられた。
その後も修道院の拡張、ゴシック様式部分の増築、14世紀のイギリス・フランス間で起きた百年戦争のための要塞化工事、ロマネスク様式の内陣のゴシック・フランボワイアン様式への変更(聖堂内部の記事参照)など、幾多の増改築が繰り返され、内部は迷路のようになっている。
18世紀末のフランス革命で修道院が廃止されると、1863年まで国の監獄として使用され、そのあいだに荒廃が進んでしまった。1865年、再び修道院として復活、1874年にフランス政府の歴史記念物局の管理下に置かれ、現在に至るまで修復工事が続けられている。
1969年以降、修道会僧侶により常時聖職者の活動も営まれている。*1








島に続く堤防の上から。島の南側を撮影。
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修道院入り口から海岸方向。ちょっと分かりにくいが、海岸線よりも向こうは田園地帯が広がる。
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黄色い部分が修道院付属の大聖堂。赤く囲った部分が修道院。
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島の頂上に立つ大聖堂の尖塔。
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島の南東部には、10世紀から14世紀にかけて出来上がった町並みが連なり、岸壁にまで迫っている。*1
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堤防を渡りきったところにある島内への入り口。1590年にガブリエル・デュ・ピュイによって作られたバボル門。*1
この門の前に、レンヌ駅からの直行バスのバス停がある。
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大聖堂の東側。ゴシック様式の教会の祭壇の外側は、たいていこんな風な複雑な形になっているが、どうしてだろう?
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狭い町の通りを抜けると、修道院への階段が見えてくる。
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修道院手前、島の南東部にある展望台。丸い穴の中は井戸のようになっていた。
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修道院と町並みの間の擁壁。世俗と聖域とをキッパリ切り離す決意を表すかのように、切り立っていた。
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修道院入り口への階段。修道院の南側にある。
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修道院入り口。要塞化されている。
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修道院入り口から内部に伸びる大階段。右手が教会。左手が修道僧の居住棟。14世紀から16世紀にかけて造られた。もともとは修道院の幹部たちのために、その権威を象徴するように荘厳で巨大なつくりになっている。*4
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大階段沿いの教会の壁。
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教会の壁のところどころに、このような水道の出口が。竣工当時からあったものなのだろうか?
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石の壁の隙間をのぞくと、かなり入り組んだ造りが垣間見えた。
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1897年に完成した、ネオ・ゴシック様式の尖塔と鐘楼。*1
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尖塔の最上部には、1897年に彫刻家エマニュエル・フレミエによって製作されたミカエルの像が立っている。1987年に修復。*1
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修道院内にあるミカエル像のレプリカ。
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見学を始めた当初はどんよりと曇っていたが、気がつくと青空が広がり始めていた。薄暗い曇天も、要塞・監獄然としたこの建物群の雰囲気にピッタリだが、日が当たるとそれはそれで美しい尖塔の色彩が映えて、新たな表情を見せてくれた。
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大聖堂西側の「西のテラス」より、大聖堂のファサード*6 。ここにはかつて教会の身廊が伸びていたが、18世紀の火災で焼け落ちてしまった。ファサードは1780年に再建されたもの。*1
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「西のテラス」*1から、西方向を望む。
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「西のテラス」より、島の北側に広がる湾を望む。
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「西のテラス」の下から、同じく島の北側の湾に向いて。
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「西のテラス」下の中庭。島の北側に当たる。
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テラス下から、北壁の修道院を見上げる。壁の最上部、3つ並んだ窓のような部分。現在は転落防止用に分厚いガラスがはめ込まれているが、昔は足元までの巨大な開口部だった。この内側は、別の棟へ行くための分岐点の役割を果たしていた列柱廊。修道僧の祈りと瞑想の場。*1
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北側中庭の更に下。修道院の北側の壁。
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修道院の西のずっと下。かつてはこのような岩山だったのだろう。島の中心部はすっかり建物に覆われて、岩がほとんど見えなくなっている。
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島の周辺の海ではヨーロッパ最大の干満差が観測され、かつては満潮になると島への道が消えてしまい、波にのまれた巡礼者も数多かったようだが、現在は1879年に造られた堤防によって結ばれ、潮の満ち引きに関係なく訪れることができる。*3
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しかし、近年はその堤防のせいで砂が沈殿、堆積し、ぐるりと海水で囲まれることは稀となってしまった。海が「馬が駆けてくるような」速度でモン・サン・ミッシェルまで押し寄せる光景はなかなか見られなくなってしまったのである。*3

堤防周辺の砂泥。堤防上から西に向いて撮影。
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海岸線と島の間の湾内に堆積した砂。修道院から南に向いて撮影。
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2005年より、障害となる砂と堤防に沿ってできた駐車場を整理し、モン・サン・ミッシェル本来の姿に戻す環境整備工事が進められている。(島内の見学に支障はない。) 周辺は危険な流砂床となっており、勝手に歩くのは禁止されている。しかしツアーガイドを伴えば、干潮時に湾内を歩行し、記事途中の画像にあった島まで行くことができる。*3, *5






見学メモ
アクセス、普段の見学などの観光情報については、見学メモ記事を参照。



*1 現地配布パンフレットより
*2 Yahoo百科事典より
*3 フランス観光開発機構公式サイトより
*4 現地オーディオガイドより
*5 モン・サン・ミッシェル観光局公式サイトより
*6 用語解説
by h9w457y8i | 2012-01-31 17:23 | フランス | Comments(0)

日本の国宝、重要文化財を中心に、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方も。


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