【重要文化財|奈良女子大学 記念館】(旧奈良女子高等師範学校) 見学のしかた (奈良県 奈良市)
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奈良女子大学は、明治41年(1908年)、奈良女子高等師範学校として開学しました。
この建物は開学当時に竣工した本館で、事務室と講堂として使用されました。現在は国の重要文化財に指定され、「記念館」と名称を変えて、展示室と講堂として使用されいます。
1 アクセス
1-1 アクセスマップ
1-2 最寄りの駅から徒歩
1-3 バス
1-4 見学用駐車場
2 見学のしかた(開館時間など)
2-1 通常の見学
2-1 特別公開
3 訪れた時の様子(画像)
4 奈良女子大学 旧本館の説明
5 問い合わせ
1-1【アクセスマップ】
奈良女子大学の文化財は、赤マーカー。
スマートフォンで地図が見にくい場合は、画面を横向きにしてみてください。
1-2【最寄りの駅から徒歩】
近鉄奈良駅から、徒歩7分(約500m)。
JR奈良駅 東口から、徒歩約17分(約1.6km)。
1-3【バス】
奈良交通 内侍原町(なしはらちょう)バス停(地図・黒1)から、大学正門まで徒歩約7分(500m)。
JR奈良駅からバスに乗る場合は、西口バスターミナル 15番のりば(地図・黒2)から乗車。
奈良交通の路線バス ルート案内、時刻表、料金検索は、各種乗り換え案内アプリ、またはGoogle Map ルート案内機能が対応しています。
奈良交通の路線バスでは、全国共通交通系ICカードが使えます。
注:奈良交通の路線バスの運賃支払いには、先払いと後払いの二つの方式があり、路線によって、前から乗る場合と、後ろから乗る場合に別れます。
支払い方式の違いについての公式サイトをチラッと見てみましたが、どの路線のどのバスではどの方式になるのか、正直、よくわかりません。旅行者にはややハードルが高いかも。
1-4【見学者用駐車場】
見学者用の大学附属の駐車場はありません。(大学総務・企画課に電話で確認済み)
大学周辺には、有名寺院や県庁、博物館などの施設が集中しており、公営駐車場、民間駐車場が多数あります。
奈良市駐車場案内を参照してみてください。
ただし、観光シーズンや週末・祝日は周辺道路及び駐車場が混雑するため、公共交通機関を利用するほうがいいでしょう。
2【見学のしかた】
2-1 通常の見学
大学の公式サイトによると、月に1度程度の頻度で、記念館内部の公開日を設けています。
事前申し込みが必要で、見学予定日の前日までに、大学に電話で申し込みます。
見学日、見学可能時間、見学申し込み電話番号など、詳細は大学公式サイトを参照してください。
2011年に訪れた際は、見学可能日以外でも事前予約なしで大学構内に入り、建物の外観のみなら見学が可能でした。
見学可能日以外で外観を見たい場合は、大学に問い合わせてみるといいかもしれません。
2021年は、新型コロナウイルスの影響で、ずっと見学ができない状態が続いています。
2-2 特別公開
春と秋に、それぞれ1週間程度、記念館の内部が特別一般公開されます。
この期間中の見学は、事前申し込みは不要です。
春季 4月下旬〜5月上旬
秋季 10月下旬〜11月上旬
詳細は、大学公式サイトを参照してください。
2021年は、新型コロナウイルスの影響で、特別一般公開は実施されていません。
3【訪れた時の様子】
かなり前のことになってしまいますが。
2011年の秋に大学前を通りかかると、たまたま一般公開をしていたので、立ち寄ってみた時の様子です。
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正門。重要文化財の附(つけたり)に指定されています。

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正門の裏側。

正門を入ってすぐ右手に、守衛室があります。
これも国の重要文化財に指定されています。

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守衛室の屋根。あんまり見ない飾りです。

正門を入ると、通路の向こうに記念館が見えます。

旧本館、現・記念館の正面。

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記念館のすぐ横には、近代的なコンクリートの校舎が。

おしゃれな尖塔が中央に建っています。


2階部分の外観。

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記念館の裏。大きな池に面しています。
もう少し遅い時期なら、紅葉が綺麗だったでしょうね〜

正面入り口。

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玄関から外を振り返ります。

玄関を入ってすぐの廊下。

展示室は、こんな感じ。

階段。


2階の廊下。

2階の講堂。

収容人数は300人。それほどの広さがあるのに、室内に柱が全くありません。

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天井はヴォールト天井になっています。
一段と高くなっている天井中央部の花形飾りは換気口。熱気が屋根から自然に外へ逃げていくように工夫されているそうです。

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現地の案内看板。

4【奈良女子大学 旧本館の説明】
本学の前身である奈良女子高等師範学校は明治41年(1908年)3月に設置された。旧本館(記念館)は明治42年(1909年)10月、守衛室は同年12月に竣工したもので、学校創設以来の建物である。
旧本館(記念館)は木造2階建てで、1階正面中央に玄関ポーチが付き、内部は1階中央に廊下が通り、両側に校長室・応接室などの部屋があり、2階は広い一室で講堂としていた。外壁に木材で模様をあしらい、桟瓦葺の屋根の中央に塔屋を設け、正面・背面に各2箇所、両側面各1箇所に明かり採り窓を付けている。
守衛室は十字形平面の鉄板葺の建物で、屋根の棟飾りや窓廻りを本館と類似した意匠でまとめている。
正門は中央の両開き扉と両脇の片開き扉で構成され、門柱や上部の照明器具の意匠に配慮がはらわれている。
これらは、明治期に建設された官立の高等師範学校の施設であり、わが国の学校建築の歴史を知るうえで重要な建造物として、平成6年(1994年)12月に重要文化財に指定された。
(現地案内看板より)
奈良女子大学公式サイトには、更に詳しい解説が書かれています。
5【問い合わせ】
奈良女子大学 総務・企画課 0742-20-3220 へ。
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by h9w457y8i
| 2021-11-03 12:49
| 奈良
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