クレムリンと赤の広場  クレムリン(宗教施設)

Кремль (クレムリ)

各聖堂の竣工時期は下記記事参照。
世界文化遺産 1990年登録



クレムリンの概要については、クレムリン(壁、塔、宮殿など)の記事を参照。

ソ連時代の秘密主義を象徴するかのようにも見える巨大な城壁に囲まれたクレムリン。その内部は、現ロシア政府・議会の中枢部と、ロシア正教の中枢部とに別れる。この記事では、後者の宗教施設の外観画像をご紹介。

クレムリンの建物配置図
赤の広場の記事





聖堂広場
b0212342_7362353.jpg

帝政時代からロシア正教の数々の行事や皇帝の戴冠式なども行われ、外国からの使節を招く場所でもあった。現在もしばしば行司や祭典が行われる。





パトリアーシェ宮殿および十二使途教会
b0212342_7305460.jpg

b0212342_7314397.jpg

b0212342_7315924.jpg

b0212342_7321448.jpg

ロシア正教の総主教の宮殿。竣工時期不詳。5つの丸屋根を持つ十二使途教会は1656年の竣工。現在は17世紀ロシアの工芸博物館として使われ、祭服や聖具、銀器など精緻な品々が数多く展示されている。*1






ウスペンスキー大聖堂
b0212342_7341199.jpg

b0212342_748274.jpg

b0212342_7482734.jpg

b0212342_7484455.jpg

かつてロシア帝国の国教大聖堂とされ、ロシア皇帝が戴冠式に臨み、モスクワ総主教が葬儀に付された場所。地震で倒壊した初代大聖堂に代わり、イタリアの名匠アリストーテリ・フィオラバンティの設計で1479年に再建。古都ウラジーミルのウスペンスキー大聖堂を模して作られたといわれている。*1






イワン大帝の鐘楼
b0212342_751741.jpg

b0212342_7512642.jpg

b0212342_751426.jpg

b0212342_7515778.jpg

b0212342_7521354.jpg

b0212342_7522718.jpg

イワン雷帝(イワン4世)の頃、モスクワにこれ以上高い建物はなかった。それは誰もこの建物より高い建築物を建てる権利がなかったから。1505年~1543年にかけて工事が行われた。ナポレオンがモスクワから撤退する際に鐘楼の爆破を命じたが、18個の鐘は残った。1992年の復活祭を機に、教会としての機能を再開。鐘楼の高さは81mで内部は非公開。*1







アルハンゲルスキー聖堂
b0212342_7534311.jpg

b0212342_7541562.jpg

b0212342_759495.jpg

軍の守護聖人、大天使アルハンゲル・ミハイルを祀って建てられた教会。現在の建物は、イワン大帝が死の直前に下した命により、ヴェネツィアのイタリア人アレヴィズ・ジュニアの設計で1505年から1508年にかけて建設された。もともと建物は16世紀のロシア建築を踏襲したものだが、設計者がイタリア人だったこともあり、どことなくルネッサンス様式の面影もたたえている。外壁上部の貝殻模様は、この教会にエキゾチックな雰囲気をもたらしている。14世紀からこの教会には、歴代のモスクワ公、後にロシア皇帝の遺体安置所となっていて、ピョートル大帝が首都をサンクト・ペテルブルグに移すまでの間の皇族たち、全部で48の棺が堂内に所狭しと並べられている。*1
堂内は見学可能だが写真撮影は不可。







ブラゴヴェシチェンスキー聖堂
b0212342_863856.jpg

b0212342_8162152.jpg

b0212342_865116.jpg

イワン大帝の命により、1484年~1489年にモスクワとプスコーフの名匠たちによって建てられた。グラノヴィータヤ宮殿に隣接し、皇帝自身の礼拝に使われた。この教会は、イタリア人の手によるクレムリンのほかの教会に比べ、純ロシア的な色合いが強いとされる。1547年に火災に見舞われたが、イワン雷帝によって修復されている。このとき拡張された部分が元の教会を取り巻くポーチで、イワン雷帝のポーチと呼ばれている。*1 
2番目の画像に写っているのがそのポーチ、かな?








見学メモ

アクセス
地図
赤の広場の記事、見学メモ参照。

普段の見学
クレムリンへの入場に関しては、クレムリンの塀、塔、宮殿などに関する記事の見学メモを参照。
訪れたのは2011年7月。このときはアルハンゲルスキー聖堂のみ内部に入れた。他の聖堂の内部に他の日であれば入れるのかどうかは不明。

特別公開
情報は見つけられなかった。



*1 ダイアモンド・ビッグ社「地球の歩き方 ロシア 2006~2007年版」
by h9w457y8i | 2011-09-27 08:31 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。