【登録有形文化財】 嶋臺(しまだい)

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しまだい (4棟のよみがなの記載なし)

明治16年(1883年)、竣工。

酒店 : 木造2階建、瓦葺、建築面積80㎡ 
書院(古硯堂): 木造平屋建、瓦葺、建築面積88㎡
巽蔵 : 土蔵造2階建、瓦葺、建築面積44㎡
絲店 : 木造2階建、瓦葺、建築面積113㎡

国登録有形文化財*1 平成16年(2004年)、登録。




京都中心部では珍しい、並木のある大通り、御池通(おいけどおり)に面している。いわいる「町屋」に分類されるが、間口が狭く奥行きが長いウナギの寝床、という町屋の構造的なイメージとは異なり、間口は広い。
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b0212342_7353479.jpg建物の前、御池通にて。
画像の方向は東。




酒店
敷地の南東隅に建ち,東街路側を正面とする。平面は巽蔵を囲むL字型で,総土間とする。1階正面は連子格子を設け,南寄りに入り口を開く。庇上は土壁とし,虫籠窓を開く。御池通に面した妻面は上部白漆喰塗とし,巽蔵と連続する景観を形成している。*2
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書院(古硯堂)
敷地の奥に建ち,絲店と中庭を介して向かい合う。昭和27年に敷地内で移築されている。切妻造,桟瓦葺で,12畳半の主室と,9畳の次の間からなる。天井をやや低めにとり,栂などの良材を用いた質の高い意匠を備え,欄間彫刻などにも特徴がある。*3
撮影時は内部に入れなかったので、画像はない。



巽蔵
御池通に面して建つ土蔵。3間四方の平面で,東と北の酒店側に扉口を開く。外観は腰縦板張,上部は漆喰塗とし,軒まで塗込め,屋根は本瓦葺である。内部は1階・2階とも柱を現し,いずれも一室とする。京都の近代初頭の景観を今日に伝える建築である。*4
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絲店
御池通りに南面して建つ。切妻造,桟瓦葺,平入で,西側を一段高く葺く。正面には庇をかけ,出格子を設ける。庇上の壁面は土壁とし,横長の虫籠窓を設けている。平面ほぼ中央南北に土間を通し,1階はその両脇を広い2室とする。近代初頭京町屋の好例である。*5
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b0212342_74158100.jpg「清酒」という看板がかかっている通り、かつては造り酒屋だったらしい。






見学メモ

アクセス
<鉄道>
京都市営地下鉄烏丸線、および東西線「烏丸御池(からすまおいけ)」駅から、徒歩約1分。
京阪電鉄本線「三条」駅から、徒歩約17分(約1.4km)。
阪急電鉄京都線「烏丸(からすま)」駅から、徒歩約12分(約900m)。
<バス>
京都市街は市営バスと京都バスが網の目のように走っており、鉄道駅が最寄になくてもバスを駆使すれば、少なくとも京都市街地内の移動にはほとんど不都合なし。市バスの路線図 ・ 京都バスの路線図
(乗り放題パスはいろいろな種類がある。市営地下鉄、市バス、京都バスが全て使えるパスもある。詳しくは
京都市交通局案内ページへ)
最寄の停留所は、市バス15,45,51,65系統、および100円循環の「烏丸御池」。あるいは京都バス45,61,62,63,65系統「烏丸御池」。時刻表、料金などは京都市交通局公式ホームページ、もしくは京都バス公式サイトへ。
<クルマ>
半径200mに10程度のコインパーキングあり。詳しくはこちら

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普段の見学
外観は見学自由。市街地にあり、建物を遮る塀もない。ただし、書院は中庭にあり外部からは見えない。内部はしばしばギャラリーや集会場としてオープンしているらしいが、常時公開されているわけではない。

特別公開
上記のように内部はしばしばギャラリーや集会場として使用されている。しかし常時一般公開されているわけではない。内部見学ができる日程、スケジュール、頻度に関する情報は見つけられなかったので、いつ内部を見られるかは不明。過去の内部使用に関する情報は以下の通り。
京都大学によるセミナー和のクリスマスフェスタ2010京都木工芸展(京都新聞)

問い合わせ
不明。内部見学の機会については、「嶋臺」で検索して催しをキャッチするしかないと思われ。


*1 用語解説
*2 文化庁文化財等データベース
*3 文化庁文化財等データベース
*4 文化庁文化財等データベース
*5 文化庁文化財等データベース

by h9w457y8i | 2011-06-11 09:18 | 京都 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。