【重要文化財】 旧日本銀行京都支店

きゅうにっぽんぎんこうきょうとしてん

附(つけたり)*1 : 旧金庫

明治39年(1906年)、竣工。

煉瓦造、建築面積884.4㎡、二階建、一部地下一階、スレート・銅板葺*2、両翼塔屋付、袖塀*1附属

国指定重要文化財  昭和44年(1969年)、指定。




建物の沿革
明治27年(1894年) 日本銀行京都出張所が東洞院通御池上る(東洞院通と御池通の交差点をやや北に行ったとこ
              ろ、という意味)に開設。
明治39年(1906年) 業務拡張に伴い、この地に新築移転。
明治44年(1911年) 出張所から京都支店に名称が変更。
昭和40年(1965年) 日本銀行京都支店が河原町通り二条に移転。
昭和42年(1967年) 建物が財団法人古代学協会の所有となるり、「平安博物館」として使用開始。
昭和44年(1969年) 国の重要文化財に指定。
昭和61年(1986年) 建物が京都市に寄贈、京都府教育委員会文化財保護課により創建当初の姿に修理・復元。
昭和63年(1988年) 京都府京都文化博物館別館として使用開始。*2

外観は三条通に面して左右対称で、赤レンガに白い花崗岩を装飾的に配している。この意匠は19世紀後半のイギリスの建築によく使われた様式である。両翼には塔屋が付き、屋根には通気塔、採光窓などを設けて変化に富む。内部には旧営業室の吹き抜けの大きな空洞があり、カウンターのクスリーンや壁面の装飾、天井などは時代の雰囲気をよく表している。左右の各室は応接室や所長室として使われていた。二階には上等室、大広間が設けられた。この建物の背後には別棟の金庫があり、渡り廊下により繋がっている。金庫棟は煉瓦造、1階建て、桟瓦葺*1である。設計は、明治建築界の帝王と言われ、東京駅などを設計した辰野金吾(1854年~1919年)と、辰野の弟子で各地の銀行建築を手がけた長野宇平治(1867年~1937年)とによる。*2


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旧営業室。大きな吹き抜けとなっている。現在はホールとして使用されている。
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京都文化博物館の本館は鉄筋コンクリートの建物で、この別館のすぐ北側に隣接して建てられている。各種展示のほか、多くのオシャレな京都料理店、雑貨店なども入っていて、昼食時は賑わっていた。
訪れたときは旧金庫が附に指定されているとは知らず、画像はない。旧金庫の画像や建物の間取りなどについては、京都文化博物館公式サイト、建物案内ページ参照。




見学メモ

アクセス
京都文化博物館公式サイト、アクセス案内ページ参照。有料駐車場(36台)あり。京都市街のバスについては、こちらの記事の見学メモが参考になるのではないだろうか。


google map

普段の見学
博物館開館時間内は、内部のホールは無料で一般公開されている。
旧金庫については、そのすぐそばにカフェがあったので外観は開館中は見学自由と思われる。内部に関しては不明。

特別公開
普段公開されない部分が見られる、という特別公開の情報は見つけられなかった。一方1階ホールでは、時折演奏会や講演会などが催されている。詳しくは京都府京都文化博物館公式サイト内、別館ホール案内ページへ。

問い合わせ
京都文化博物館へ。


*1 用語解説
*2 現地案内看板
by h9w457y8i | 2011-06-09 11:48 | 京都 | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。
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