【世界遺産】 ヴェルサイユ宮殿と庭園  王妃の村里

La Demeure de La Reine

世界文化遺産
地図
1787年、竣工。*1



パリ市街の南西およそ20kmのところにある、バロック建築の代表的な建造物、ヴェルサイユ宮殿。
元々は、17世紀前半にフランス国王ルイ13世が建てた狩猟用の別荘だったが、”太陽王”ルイ14世により大幅に増改築され、その巨大さ、豪華絢爛さは、絶対主義王政の象徴となった。17世紀後半にはここに宮廷と政府が移され、宮殿はフランス王政の中心となった。*2

豪華絢爛な宮殿だけではなく、庭園も世界遺産に登録されており、”マリー・アントワネットの離宮”に属する”王妃の村里”も、庭園の一部として世界遺産に登録されている。

ルイ16世の王妃、マリー・アントワネットは、宮廷の古いしきたりや窮屈な生活に嫌気がさし、宮廷から遠く離れた庭園の一角に自分専用の隠れ家となるスペースを建設させた。それが”マリー・アントワネットの離宮”であり、王妃に招待された者以外の立ち入りはできなかった。特にその一部である”王妃の村里”では、彼女は簡素な生活の中に喜びを見出し、自ら牛の乳搾りや釣りをして楽しんだという。*2

12軒の農家からなるこの村里は、建設当初から今日までほぼ完全な形を留めており、ごく最近、2006年から公開が開始された。*1


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b0212342_1041660.jpg村里の真ん中に広がる池には、水鳥やカエル、魚たちが生息している。





王妃の家
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b0212342_10144059.jpg農家と言えども、さすが王妃の家。
螺旋階段があったり、装飾的な渡り廊下があったりする。


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b0212342_1010388.jpg屋根は茅葺き。
屋根の上に、何か生えている。日本の古民家でも雑草が生えているのが見られるが、こういうのはむしろ趣があって良いと思う。


b0212342_10113427.jpgしかし、日本の雑草とはちょっと違うような…。屋根のてっぺんには球根みたいなのも見える。


b0212342_10183926.jpg屋根に、アヤメ!
あちこちに生えてたから、
意図して載せたのか?
なぜ??


b0212342_10224232.jpg裏庭への細い道を抜けると…。


b0212342_10234216.jpg裏庭には畑が。
ここまで当時の様子を再現するとは、さすが。






マルルボローの塔
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b0212342_1027110.jpg塔の建物の内部。これ以上の立ち入りはできなかった。


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それにしても、何のための塔?
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水車小屋
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私室
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料理保温室
料理保温室…どういう役割をしたのか??
建物のそばには近寄れない。ほとんどの建物は、内部を見ることはできない。
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b0212342_103650100.jpgん、セントラル・ヒーティングの排気口…?
ってことは、今でもここを何かに使っているってことか?





そして、基礎だけが残るものも。
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農場
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農場と言うだけあって、本当に野菜等の作物が植えられ、家畜が飼育されていた。
ブドウ畑。ワインを作るためだろう。
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b0212342_1044397.jpgわかりにくいけど、うさぎ。


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見学メモ
アクセス
ヴェルサイユ宮殿までのアクセスは、宮殿外観記事の見学メモ参照。
ヴェルサイユ宮殿からは、大水路(記事冒頭リンク地図、庭園内の十字型の水路)東端経由で2.8km=徒歩約40分。あるいは、ヴェルサイユ宮殿から小トリアノンまでミニ・トレインに乗り、そこから徒歩約10分。もしくはヴェルサイユ宮殿から、ゴルフ・カートに似た4人乗りの電気自動車を利用、王妃の村里付近に停車場所がある。ミニ・トレイン、電気自動車はいずれも有料であり、チケットが必要らしいが、詳細は不明。ヴェルサイユ宮殿公式サイト*2 にも詳しいことは書かれていなかった。

普段の見学
2011年5月現在のヴェルサイユ宮殿公式サイトによると、4月1日~10月31日は、正午から18時30分まで開園。月曜日定休。これ以外にも、年に5~6回特別閉園日あり。入園は無料。
このエリアにトイレはない。もっとも近いのは小トリアノン(徒歩約10分)。飲み物を売っているスタンドが、「農場」の中にある。芝生に立ち入ったり、建物に触れたりするのは禁止。*1
一方、11月1日~3月31日は閉鎖されるため入園不可。
以上、詳細はヴェルサイユ宮殿公式サイト(日本語)*2 参照。
開園期間中も建物の内部に入れないのは残念だが、ハリボテのように中途半端に修復されているわけではなく、修復の結果”ピカピカ出来立て風”になってしまってもいない。実際にいろいろな作物が栽培されたり家畜が飼育されていたり、という再現の徹底振りには脱帽。建物以外の村里全体も手入れが隅々まで行き届いており、景色もとても美しい。個人的には”ヴェルサイユ宮殿と庭園”の中ではイチオシである。

特別公開
特になし。

問い合わせ
ヴェルサイユ宮殿美術館国有地公団へ。*2ヴェルサイユ宮殿公式サイト参照。 …としたものの、日本語では通じないと思われる。日本のフランス大使館は観光に関する問い合わせには応じないとのこと。




*1 現地配布パンフレット
*2 ヴェルサイユ宮殿公式サイトホームページ(日本語)   http://jp.chateauversailles.fr/homepage


ヴェルサイユ宮殿と庭園の記事リスト
by h9w457y8i | 2011-05-11 11:17 | フランス | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。