きゅうやまむらけじゅうたく
(よどがわせいこうげいひんかん)

竣工  1924年(大正13年)。

構造および形式  鉄筋コンクリート造、建築面積359.1㎡、四階建、陸屋根

国指定重要文化財  1974年(昭和49年)、指定。

周辺地図





最寄り駅、阪急電鉄神戸線 芦屋川駅のホームから。
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兵庫県芦屋川沿いの小高い丘の緑の中に建つ瀟洒な住宅ーこの建物こそ巨匠ライトが日本に残した貴重な作品「ヨドコウ迎賓館」です。
この建物は大正4年からフランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)が旧帝国ホテル設計のために来日していた時、山邑家(灘の酒造家8代目、山邑太左衛門)の依頼を受けて、その別邸として設計されたものです。
ライトは大正11年に帰国しましたが、 弟子の遠藤新や南信らによって実建築が行われ、大正12年に着工、翌年2月には上棟式を迎えました。
完成後は山邑家の別邸として使われていました。
昭和22年、社長公邸を探していたヨドコウがこの建物を購入。また後年は独身寮としても使用してきました。
昭和49年5月、ライト建築の創建当初の姿を残す文化遺産として、RC造の建物として初めて重要文化財の指定を受けたのです。
来日当時、ライトはすでに米国では少壮の住宅建築作家としての地位を築いていました。
自然と一体となるような建築様式の「草原住宅」を数多く手懸けており、日本での住宅作品もこれをもとにしたもので、自由学園や旧帝国ホテルなどもその代表的な作品といわれています。
しかし迎賓館はこのスタイルとは異なり、避暑を目的とした希少なRC造の住宅なのです。
ライト全業績の中でもこの迎賓館が異色の傑作と評される所以はここにあります。 *1*2


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アプローチ
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1階入口外観
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左:1階玄関から車寄せを望む
右:1階車寄せから玄関を望む
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間取り図。*2

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2階応接室入口。部屋に広がりを感じさせるよう、意図的に小さく作ってある。*3


応接室全景
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左:応接室 西側壁
右:応接室 東側窓
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左:応接室に置いてあったペーパークラフト
右:建物を構成するラインと調和がとれた応接室の椅子とテーブル。ライトの設計による。b0212342_14215340.jpgb0212342_14194453.jpg

左:暖炉
右:応接室付属の給湯室
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左:応接室 天井付近の小窓。
右:応接室の南側の窓。外はバルコニーになっている。
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2階から3階への階段

3階 廊下
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和室 南側入口および全景
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左:和室 欄間
右:和室と階段の間にある家族室。
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左:3階 廊下から和室への石段
右:3階 家族寝室前 階段

3階 洗面所および風呂
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左:3階 家族寝室。現在は受付で買える記念品が展示されている。
右:3階 婦人室。右側のふすまは、実は胸くらいの高さしかない。畳のサイズと比較するとわかる。
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左:3階 寝室前廊下
右:3階 寝室前廊下 天窓。天窓にまでデザイン重視。ライトの建物に共通して見られる縦横のライン。
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4階 食堂全景
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左:食堂付属の厨房
右:食堂 天井
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左:4階 食堂 南側 バルコニー 南を見る
右:4階 バルコニー南端から、芦屋市街を望む。
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左:4階 バルコニー南端より、建物側。
右:4階バルコニー入口。食堂南側に出入り口がある。
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3階バルコニー南端から。4階バルコニーと階段で繋がっている。










見学メモ

アクセス
<鉄道>
阪急電鉄神戸線 芦屋川駅北口から、徒歩約10分(約450m)。
JR東海道本線 芦屋駅北口から、徒歩約20分(約1.2km)。
建物は、崖のように急峻な丘の中腹にあり、途中、かなり急な上り坂がある。

<クルマ>
施設付属無料駐車場あり。スペースは、乗用車7台、中型バス2台。*4
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google map

普段の見学
開館日、開館時間、入館料は、ヨドコウ迎賓館来館案内ページ参照。
開館日は、水・土・日曜日と祝日。前述リンクには開館日カレンダーもある。
30名以上の団体見学の場合は要予約。*4
館内の撮影は、私的利用に限り可能。ただし、一脚、三脚の使用は不可。*3
見学所要時間  1時間30分

特別公開
情報は見つけられなかった。

問い合わせ
ヨドコウ迎賓館公式サイト、アクセスマップページ参照。電話番号、E mailアドレスが書かれている。




*1 ヨドコウ迎賓館公式サイト、建物の秘密ページより
*2 現地配布パンフレットより
*3 現地案内看板より
*4 ヨドコウ迎賓館公式サイト、アクセスマップページより
by h9w457y8i | 2012-06-29 14:07 | 兵庫 | Comments(0)

おおさかふりつとしょかん
本館、左翼、右翼
(文化庁発行の重要文化財指定書には「大阪府立図書館」と記載されている*2)

竣工時期
本館 : 明治37年(1904年)
左翼・右翼 : 大正11年(1922年)

構造
本館 : レンガおよび石造、建築面積655.1㎡、三階建、中央円屋根付、銅板葺
左翼・右翼 : レンガおよび石造、建築面積310.5㎡、三階建、銅板葺

国指定重要文化財  昭和49年(1974)年、指定。
附(つけたり)*1 (本館) : 棟札(むなふだ)*1
なお、本館の事務室および閲覧室内部の内装、左翼、右翼の内装は文化財指定対象外。*2



大阪府立図書館中之島図書館の本館(中央部分と1号書庫)は、明治37年に第15代住友吉左衛門氏の寄付によってつくられたものである。
設計は住友家の建築技師長であった野口孫市氏により、日高胖氏が技師として参加した。外観はルネサンス様式*1を、内部空間はバロック様式*1を基本としながら、優れたデザイン力による格調の高い建築である。コリント式円柱*1に支えられる正面はギリシア神殿を、ドーム状の中央ホールは教会を思わせる造りとなっている。
大正11年に住友家の寄付により日高胖氏の設計で左右の両翼が増築され、ほぼ現在の建物が完成した。
*3

全ての画像はクリックで拡大表示されます。

本館正面玄関。西に面している。普段は閉鎖されている。図書館を利用する際の出入り口は、この大階段の両脇にある。
1
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2
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3
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4
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大阪府立中之島図書館は、大阪の政治・経済の中心地、中之島の東側に位置する。明治・大正期に建てられた石とレンガ造りの3階建ての大きな建物。そう聞いてやってきたが、正直、あまり目立たない印象だ。白を基調とする押し出しの強い立派な大阪市役所と、やはり白を基調とし、近年全面改修を終えてピカピカになった重要文化財、大阪市中央公会堂に挟まれたこの建物。築100年となればくすんでいるのは当然だが、びっしり立ち並ぶ街路樹に囲まれたりしているからか……。
5
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6↓ 正面玄関上に掲げられた「大阪図書館」の文字。
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7↓ 正面玄関の壁のレリーフ。
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8↓ 分かりにくいが、本館の中央部にある丸屋根。google mapの航空写真で見ると分かりやすい。
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9↓ 本館の庇(ひさし)部分。
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10↓ 左翼、北西角。
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12↓ 図書館入口。正面階段の脇に口を開けている。図書館の規模に比して、入口は思いのほか小さい。
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13↓ 入口の扉部分。
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14↓ 2階から3階まで吹き抜けになっている中央ホール。
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16
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17↓ 中央ホールの天井ドーム。
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18↓ 中央ホールの階段を登った正面に掲げられた巨大な銅板には、この建物を寄付した際の住友吉左衛門の言葉が記されている。*3
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なお、附指定されている棟札は、阪神淡路大震災後の構造診断の際、小屋裏より発見された。*2 非公開。棟札の画像、内容については、大阪府立中之島図書館公式サイト参照。




見学メモ

アクセス
<鉄道>
大阪府立中之島図書館公式サイト、アクセスページ参照。京阪線、大阪市営地下鉄線の4つの駅に囲まれており、それぞれの駅から徒歩約4分(約300m)。

<クルマ>
施設付属駐車場はない。半径300m以内に、いくつも有料駐車場がある。NAVITIMEホームページで「大阪府立中之島図書館」で検索、「駐車場」を選択。

google map


普段の見学
開館日、開館時刻、休館日は大阪府立中之島図書館公式サイト、開館日カレンダーを参照。

<入館の際の注意点>*4
必ず1階受付で入館証を受け取り、退館時に返却する。
かばん類は持ち込み禁止。無料ロッカーに預ける。(蔵書類の無断持ち出しを防ぐため)
1階休憩コーナー以外での飲食禁止。休憩コーナーには軽食、飲み物の自動販売機があり、そこで飲食可能。
館内の写真撮影は、個人利用に限り、中央ホール内のみ可能。撮影の際の注意事項はこちら


特別公開
普段非公開の3階「記念室」が不定期で特別公開されることがある。特別公開の日程についての問い合わせは、下記の「問い合わせ」先参照。
記念室の画像、2009年の特別公開案内はこちら


問い合わせ
大阪府立中之島図書館ホームページの一番下に、電話番号が記載されている。



*1 用語解説参照。
*2 文化庁文化財等データベースより
*3 大阪府立図書館公式サイト、中之島図書館建物紹介ページより
*4 大阪府立中之島図書館公式サイト、FAQページより
by h9w457y8i | 2012-06-21 13:04 | 大阪 | Comments(0)

2017 ICEの乗り方

案内所トップ世界の鉄道 乗り方 > ICE


ICEの予約、チケット購入を日本語で。人気のユーレイル・パスも



路線図

時刻・料金検索

割引料金

ユーレイルパスの使用

インターネットでのきっぷの予約、購入

駅の自動販売機でのきっぷの予約、購入

駅での動線、乗り方

ドイツ鉄道(DB)の乗り方

世界の鉄道 乗り方リスト


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ICEは、Intercity-Express(あえて訳すと「都市間高速鉄道」)の略で、ドイツの主要都市間のみならず、ドイツ主要都市とスイス、オーストリア、ベルギー、オランダの都市を結ぶ高速鉄道。ドイツ最大の、そして世界でも有数の規模を誇る国有鉄道会社、ドイツ鉄道(DB=Deutsche Bahn)が運営する。ドイツ国内では日本の新幹線的な存在。専用の線路だけではなく、在来線の線路を走る場合も多い。最高速度は320km/hに達する。
駅や車内での英語放送では「アイ・シー・イー」と呼んでいる。ドイツ語ではどう発音するのかな。



路線図


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赤:最高速度300km/h、オレンジ:250~280km/h、青:200~230km/h、灰色:160km/h以下

下記の時刻・料金検索の結果、ICEに乗ると所要時間が最短になる場合、選択肢にICEが自動的に表示される。





時刻・料金検索


日本語で検索、予約したい場合は、旅行代理店レイルヨーロッパ(RAILEUROPE)日本語公式サイトが使える。英語での検索、予約に不安がある方はそちらへ。
単区間のきっぷだけでなく、ヨーロッパ全域をカバーするフリー鉄道パス=ユーレイルパスも販売しており、ヨーロッパの鉄道に関する情報が充実しているのでオススメ。


英語でもいけるという方は、以下を参照。そんなに難しくない。

1. 
DB公式サイトホームページ左上に必要事項を入力し、「Search」をクリック。
「Single journey」 片道
「Return journey」 往復
日付、時刻のあとの「Departure」「Arrival」は、それぞれその日付、時刻に出発、あるいは到着。
「Prefer fast connections」 最短時間
「1.Adult」 割引料金を適用する場合に選択。Bahn Cardを持っているときに選択する。詳しくはドイツ鉄道の乗り方参照。
出発駅名と到着駅名のアルファベットを入れていくと、駅名の候補が現れるのでその中から選ぶ。
ドイツ語特有の文字(「ß」「ü」など)を入力したいときは、google mapの青い駅アイコンをクリックすると、駅名の吹き出しが出てくるので、コピー&ペースト。
都市名+「Hbf」 HbfはHauptbahnhofの略で、「中央駅」の意味。

必要事項を入力したら、「Search」をクリック。

2. 
検索結果が表示される。
「Duration」 所要時間
「Chg.」 乗り換え回数
「Products」 列車の種類。ここがICEならICEのみ。それ以外の種類については、ドイツ鉄道の乗り方を参照。
「Saving Fares」 割引料金
「Standard Fares」 正規料金
検索結果の一番左、オレンジ色の「>」をクリックすると、駅のプラットフォーム番号や列車番号などの詳細情報が表示される。





割引料金


列車発車日の3日前以前に予約すると、早い者勝ちのいわいる早割りが適用される。割引率はまちまちで、割引率が大きいものから先に予約が埋まっていく。割引率によって列車の変更・キャンセルの自由度は変わらない。インターネットでも駅の自動券売機でも駅の窓口でも、事前のきっぷの予約&購入が可能で、どれが有利とかいう情報はない。
なお、発車日の2日前、前日、当日にきっぷを予約&購入する場合は、Standard fares=正規料金のみ。

その他、往復割引、小児割引、Bahn Cardについてはドイツ鉄道の乗り方を参照。





ユーレイルパスの使用


ユーレイル・パス(Eurail Pass)とは、イギリスを除くヨーロッパ各国の鉄道が、ほぼ全て載り放題になる周遊券。ヨーロッパ域外の居住者のみ購入が可能。ICEの場合、基本的には追加料金なしで乗り放題。ただし座席指定する場合は通常通り4ユーロの追加料金がかかる。また、ICE Splinterだけは追加料金がかかる。

ユーレイルパスについては、
旅行代理店レイル・ヨーロッパ公式サイト、ユーレイルパス案内ページか、
ドイツ鉄道日本代理店公式サイト、ユーレイル案内ページ
を参照。それぞれ日本語でわかりやすく解説されている。





インターネットでのきっぷの予約・購入


ICEを含めたドイツ鉄道の特急列車のきっぷは、上記「時刻・料金検索」の2の画面から、予約・購入が可能。
何日前から予約できるかは不明。列車の発車時刻直前まで予約・購入が可能。

ここではドイツ鉄道公式サイト(英語)での予約のしかたを紹介しているが、
日本語で予約、チケット購入したい場合旅行代理店「レイルヨーロッパ」日本語サイトで扱っている。ただし、代理店のサイトでは、現地時刻で列車発車日の5日前以前でないと予約ができないが、鉄道会社のサイトでは発車直前まで予約が可能。


上記 2. の画面で料金を選び、その下の「Purchase」をクリック。

3. 
その列車のいくつかの料金詳細が表示。
saving faresの場合は、予約後の列車の変更、返金は手数料15ユーロ、当日以降の変更・返金は不可。
standard fareとファースト・クラスの場合は、予約後の変更・返金は無料、ただし当日以降の変更・返金は手数料15ユーロ。の但し書きがある。
料金の右の「Continue」をクリック。

4. 
Bahn Cardを買うか、Bahn Cardなしで予約を継続するかの画面。
Bahn Cardとは、25%, 50% offの割引を適用できるカード。1年間有効。25% offはSecond class(普通車)で59ユーロ、50% offは240ユーロ。つまり、普通車で1年間240ユーロ以上の旅行をする場合は、このカードを購入すればお得。Bahn Cardについての詳細はこちら(英語)。

Bahn Cardを買わずに予約を続けるには、画面一番下の「Continue without Bahn Card」をクリック。
個人的には、Bahn Cardはヘビーユーザー用で、前もって予定がわかっていて、ネットで早割チケットが買える旅行者には不向きかなと。

5. 
ログイン画面。ログインなしでも予約できる。「I wish to book without logging in」を選択し、「Continue Booking」をクリック。

6.
チケットの受取方法と、座席予約をするかどうかを選択する画面。
チケットの種類は下のいずれか。
Online-Ticket オススメ。PDFファイルのチケットが添付されたメールを受け取り、それをプリントアウトして持っていく。PDFチケットはプリントアウトしなくても、券面のQRコードを車掌に見せればいいので、PDFチケットをスマートフォンやタブレットにダウンロードしておけばいい。チケットの券面は英語。
Mobile phone ticket スマホアプリ「DB Navigator」でチケットをダウンロードし、表示させる。券面はドイツ語表記のみ。上記 5. でログインが必要。
Seat reservation without ticket

座席指定する場合は、「Would you like to reserve a seat?」の下で席数を選び、左のシカクにチェックを入れる。指定席は+4.5ユーロ。チェックを入れないと自動的に自由席になる。
Compartment type 日本ではあまり見かけないコンパートメント・タイプを選ぶかどうか。オープンサルーンは日本の特急と同じ、通路を挟んで2席ずつがくっついている普通の席。with tableを選ぶと、向かい合わせで真ん中にテーブルがある席となる。「Any」は、コンパートメントでもオープンサルーンでもどちらでもおまかせ、という意味。コンパートメントは6席が1セットとなり、ドアで廊下と仕切られている小部屋タイプ。知らない人とのコミュニケーションが生まれる可能性があるけど、家族の中に一人だけとかになると正直居づらい。
あとは、通路側か窓側か、携帯電話使用禁止車両かそうでないか、の選択肢がある。

7. 
City mobil optionの選択画面。
詳細は当該画面参照。英語。選ばなくても良い。
「Proceed」をクリック。

8. 
クレジット・カード情報入力画面。
「Your identification as ticket holder on the train」で「Credit Card」を選択、クレジット・カード情報を入力する。
「Varid until」 クレジット・カードの有効期限。
その下の「Your personal data」に、個人情報を入力する。
「Mr.」 男性  「Ms.」 女性 (その右側は選択しなくて良い)
「Postcode/ZIP, town/city」 日本の郵便番号を「-」なしで、その右側に市町村名。(住所の内容はあまりこだわらなくてよい。記載内容に虚偽がなければ問題ない。
重要なのは、クレジット・カード、氏名、E mail address.

「Payment method」 にもう一度クレジット・カード情報を入力。
「Card verification number」 16ケタのカード番号の最後に、更に3ケタか4ケタの番号がついているはずなので、それを入力。

「Other Services」
「Delivery of online ticket」にチェックが入っていることを確認。

最後に「Continue」をクリック。


9. 
入力した内容の確認画面。問題なければConfirm」をクリックして、終了。

10. 
入力したメールアドレスにきっぷの内容が送られてくるので、それをプリントアウトして持参。



スマートフォンできっぷを受け取る

ドイツ鉄道のIDを作る。「インターネットでのきっぷの予約・購入」7. のインターネット画面「Please select one of the following options」で、「Register as new customer and book」(新しいIDを作って予約)を選択するか、
インターネット画面右上の「My Bahn」か「Login」をクリックし、「Register as new customer and book」を選択。
その後、指示に従う。

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スマートフォンに「DB Navigator」アプリをダウンロード。ログインする。
「My Booking」でチケットを表示させる。
アプリは英語。チケットはドイツ語。
車内検札の際に係員に見せるQRコードが表示される。






駅の自動券売機でのきっぷの予約・購入


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DBの駅に設置されている自動券売機。どの駅にも置いてある。

液晶画面の初期画面から、下の画像のひとつ前の画面=Bahn Card選択画面までは、ドイツ鉄道の乗り方参照。

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座席の等級を選ぶ。
「Train Category」 検索対象の列車の種類を選ぶ。 ICEを含めた全ての列車か、ICEのみを除くか、ローカル列車のみか。

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列車の時刻を選び、「Next」を押す。
「Immediately」 直近の時刻に発車。

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検索結果が表示される。
乗りたい列車の料金のボタンを押して、「next」を押す。
「Train」の「RE」はRegional Expressの略で、日本で言う快速列車みたいなもの。ここでは25ユーロと、特急列車であるICEよりも安い。

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指定席予約画面。+4ユーロで座席指定が出来る。
「No Reservation」だと自由席。

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確認画面。変更したい場合は「Alter」ボタンを押すと、その内容を入力する画面に戻る。
表示された内容でよければ、「Pay」を押す。

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料金支払い画面。コイン、紙幣、クレジットカードが使える。支払いが終わると、きっぷが出てくる。おつりもちゃんと出てくる。

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液晶画面の右側の部分。
クレジットカードでの支払いの場合、カード挿入口にカードを入れて、Pin No.=4桁の暗証番号を聞いてくるので、10 keyで番号を入力し、最後に緑色のボタン「Best」を押す。






乗り方


Online-ticket か Mobile phone ticket の場合、車内検札時の身分証明として、購入時に使ったクレジットカードが必要。

ここでは、フランクフルト中央駅(Frankfurt Hbf)からビュルツブルク中央駅(Würzburg Hbf)までの乗車を紹介。

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フランクフルト中央駅・中央口

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中央口を入ってすぐ左に総合窓口がある。ここでもきっぷが買える。英語を話す係員が常駐している。日本語を話す人は…多分いないだろうな。


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総合窓口の前にある電光掲示板。左から、発車時刻、列車番号、経由地、行き先、プラットフォーム番号。


ドイツ鉄道の駅には改札口がない=ヨーロッパではよくある信用乗車制度。
つまり、列車に乗るまで、きっぷを機械に通したり係員に見せたりするところがない。
なので、きっぷがなくてもプラットフォームまで入れる。
ただし特急列車の車内では必ず検札が行われ、不正乗車が発覚すると高額の罰金が科せられる。


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8時54分発、ビュルツブルク経由、ニュルンベルク行きICE527号は7番ホームから発車。プラットフォーム番号はきっぷに記載されている。ホーム入口にはこのような電光掲示板がある。


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ICEの場合、プラットフォームの電光掲示板には、列車の車両を表す台形のマークと、その上にアルファベットが書かれた表示がある。この掲示板はビュルツブルグ中央駅のもの。上のフランクフルト中央駅の7番ホームの画像でも、同じような表示がある。これは、1=ファーストクラス 2=普通車、そして食堂車(Bord Bistro)が、ホームのどの位置に来るかを示したもの。

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ホームには、このように天井からアルファベットを書いた看板がぶら下がっている。
日本の駅の「柱番号」に似ているが、柱ごとにアルファベットが振られているわけではなく、間隔はもっと広い。


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白い大きな「2」=普通車(ファーストクラスは「1」)、ICE527号、27号車、ビュルツブルク経由、ニュルンブルク行き。禁煙。というか、ヨーロッパではほぼ全車両全席禁煙。



自由席車両は?
ICEには、自由席車両・指定席車両といった区別がない。

座席近くの電子表示窓に、座席ごとに、その席が自由席なのか、指定席ならばどの区間の予約が入っているのかが表示されるシステム。

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フランクフルト発のICE、オープンサルーン(中央通路の両側に、2席並びで座席が配置されている車両。日本の特急列車でもよくあるタイプ)、窓の上の表示板。
ちょっと見にくいが、デュイスブルグからオランダのユトレヒトまでの区間が予約済みであることを示している。
たとえば、フランクフルトからケルンまで行くのなら、フランクフルト → ケルン → デュイスブルグ → ユトレヒト という位置関係だから、座っても問題ない。

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こちらはコンパートメント(寝台列車みたいに、2〜3人がけのベンチが向かい合わせとなった4〜6人用の個室)の入口横の表示板。
「GGF. RESERVIERT」の文字が入っている。

自由席のチケットを持つ人は、表示窓に何も書かれていないか、「GGF. RESERVIERT」と表示された席へ。
何も表示されていない席は予約が入っていない席。
GGF. RESERVIERTは、日本語では「場合によっては予約済み」という意味で、システム障害があったりすると表示されるらしい。座ってもいいけれど、その席を指定したチケットを持った人が来たら席を譲れ、ということ。

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普通車の車内。全体的に清潔で快適。ICEの車両にも色々あり、2等でも、TGVタリス、そして日本の新幹線と比べても、座席の幅が広く、騒音が少ないように感じられる車両もある。


列車を降りて駅を出るときも、改札口はない。



by h9w457y8i | 2012-06-16 15:10 | ドイツ | Comments(0)

路線図

きっぷの種類

時刻・料金検索

サンフランシスコ国際空港 BART乗り場への行き方

自動券売機でのきっぷの買い方

乗り方

改札口を出る

アメリカの鉄道 乗り方リスト

世界の鉄道 乗り方リスト



BARTは、Bay Area Rapid Transit(ベイ・エリア高速鉄道)の略で、サンフランシスコ市街とサンフランシスコ湾岸地域を結ぶ公営鉄道。一般に「バート」と呼ばれる。

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  路線図


b0212342_104518.gif←路線図画像はBART公式サイトホームページ、Quick Plannerより。

公式サイト内にPFDの路線図は見つけられなかった。

BARTには5つの路線があり、それぞれ、終点と終点の駅名を並べた長い路線名が付いている。

サンフランシスコ国際空港からサンフランシスコ市街中心部に向かうには、「Pittsburg/Bay Point - San Francisco International Airport(SFO)」線(黄色の線)を使う。なお、路線図ではこの線は黄色く塗られているが、現地での駅や列車に色別表示は使われていない。





  きっぷの種類


通常料金
下の、時刻・料金検索へ。


割引料金 *2
下記のように各種割引きっぷがある。基本的にはいずれもインターネットかチケット販売指定店(ベイエリアに600ヶ所)でしか購入できないが、一部の駅では窓口でも販売していて、サンフランシスコ市街中心部のマーケット通り地下の駅や、サンフランシスコ国際空港の各ターミナルにあるインフォメーション・ブースでも買うことが出来る。

プリペイド割引。Blue High Value Ticket. 6.25%の割引が受けられるプリペイドきっぷ。48ドルと64ドルの2種類がある。

この他、シニア割引(Green Ticket)や小児割引(Red Ticket)があり、割引率が62.5%と大きいものの、年齢を証明する書類が指定されていて、パスポートがその中に含まれるかどうかはよくわからない。詳しくはこちら(英語)。
なお、5歳未満の子供は無料。*3 年齢証明についての記載はないので基本的には不要と思われる。


クリッパー(Clipper)・カード
サンフランシスコ・ベイ・エリアのほとんど全ての公共交通機関(ただし、有名なケーブルカーでは使用不可)で使える、プリペイド式のカード。日本のsuicaやPASMOと同じように使う。駅や指定販売店で受け取れる。詳しくはこちら(英語)。自分はまだ持っていないので詳細説明は省く。





  時刻・料金検索


BART公式サイトホームページ(英語)左上、Quick Plannerを使うとカンタンに検索できる。

「Departing from?」=出発駅入力。右側▼をクリックすると駅名リストが出てくるのでその中から選択。
「Arriving at?」=目的駅入力。やりかたは出発駅と同じ。
「today」乗る日が当日ならそのまま。別の日なら右側カレンダーアイコンをクリック、カレンダーから日付をクリック。
「now」時刻を選択。右側▼をクリックするとおおまかな時刻リストが出てくるのでその中から選択。
最後に「Get Schedule」をクリックすると、検索結果が表示される。

料金は、検索結果ページの一番上に小さく表示される。






  サンフランシスコ国際空港 BART乗り場への行き方


サンフランシスコ国際空港の国際線ターミナルから、サンフランシスコ市街中心部(パウエル通り駅 Powell st)までの例。(日本版google mapでは「Powell st」を「パウエル・セント」と訳しているが、これは誤訳。stはこの場合、streetの略)

↓ サンフランシスコ国際空港、国際線ターミナル。
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↓ 国際線ターミナル2階(level 2)到着口を出てすぐ右を向いたところ。この画像の奥のほうに歩いていく。
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↓ 到着口を出て右に歩いていると、すぐに「BART」の看板があちこちで目に入る。
その看板の矢印に従って進めば駅にたどり着く。
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駅は国際線ターミナルの3階(level 3)にある。「BART」と書かれた看板に沿って、level 2からエスカレーターを上がる。

↓ エスカレーターを上がって数10m歩くと、BARTのSFO(サンフランシスコの略)駅が見えてくる。到着口から駅までは、約150m。
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  自動券売機でのきっぷの買い方


b0212342_13114440.jpg←自動券売機。

この画像は改札口内側の清算機だが、硬貨(Coin)、紙幣(Bills)、クレジット・カード、きっぷ(Ticket)の差し入れ口の配置は全く同じ。(画像をクリックすると拡大表示される)

1. まずはじめにお金を入れる。料金表は自販機に貼り付けてある。サンフランシスコ国際空港(SFO)駅から、サンフランシスコ市街の中心部、有名なケーブルカーの終点があるパウエル通り(Powel st)駅までは8ドル95セントなので、10ドルを入れた。(他の区間に比べて、SFO駅に出入りする場合のみ、料金が4ドルほど高くなる)


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2.  お金を入れると、液晶画面が初期画面からこの画面に変わる。BARTのきっぷはチャージして繰り返し使うことができるタイプ。運賃よりもおおめの金額のきっぷを買い、残った金額はあとで使える。足りなければチャージする。
運賃きっかりのきっぷも買えるが、ちょっとめんどくさい。2-2.参照。

2-1. 10ドルのきっぷを買うには、E「Print $10.00 ticket」のボタン Eを押す。

2-2. 運賃きっかりの8ドル95セントのきっぷを買うには、10ドルから1ドル5セントを差し引く操作が必要。
「Subtract $1」のボタン Bを1回、「Subtract 5c」のボタン Dを1回押すと、液晶画面、上から3行目の「Current Value」が8.95ドルとなり、ボタン Eの部分が「Print $8.95 ticket」となる。ここでボタン Eを押す。
なお、この操作ができない自販機もあるらしいが、自分は見たことはない。

3. きっぷが出てくる。2-2の操作をした場合、おつりも出てくる。

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4. 既にBARTのきっぷを持っていて、きっぷにチャージをしたい場合は、1.の操作の前にカードを機械に入れる。入れるところは「Ticket」と書かれた中央部の挿入口。入れるとこの画面になるので、お金を入れると2. の画面になる。





  乗り方


b0212342_1342206.jpg←自動改札機。

緑の←の上の挿入口に、きっぷの「INSERT THIS SIDE UP」と書かれた面を上にして、きっぷに描かれた←の方向に入れる。いったん吸い込まれたきっぷが再び同じところから出てくるので、それを引き抜くとオレンジ色の扉が開く。
なお、この機械はきっぷの挿入口と排出口が同じだが、排出口が改札機の上面に付いている場合も多い。

b0212342_13593513.jpg← 車両の先頭、側面、ドアの近くのどこにも列車の行き先は全く表示されていない。

どこ行きの列車なのかは、プラットフォーム天井の赤い電光掲示板で見るか、駅の構内放送や車内放送を聞いて判断する。


サンフランシスコ市街中心部(マーケット通り)から、サンフランシスコ国際空港(SFO)に向かう場合
前述の路線図を見ると、4つの路線がマーケット通りの地下を走っているが、この区間はどの路線も同じ線路、同じプラットフォームを通る。列車には行き先が表示されないので、プラットフォーム天井からぶら下がっている電光掲示板の行き先案内が頼り。行き先表示は、次に来る列車のもの。
南方方面行きは、San Francisco International Airport(SFO)行きの他、Daly City行き、Millbrae行きがある。Daly City行きの列車に乗った場合は、Daly City駅でSFO行きの列車に、Millbrae行きの列車に乗った場合は、San Bruno駅でSFO行きの列車に、それぞれ乗換えが必要。一応、乗換駅では「この列車はInternational Airportには行かないのでこの駅で乗換えが必要」という旨の車内放送が流れる。


BARTとMUNI metro(ミュニメトロ)の入り口は間違えやすいので注意!
4路線が同じ場所を通る部分のうち、Civic Center/UN Plaza(シビック・センター/UNプラザ)駅からEmbarcadero(エンバカデロ)駅までの区間は、サンフランシスコ市の政治、経済、商業の中心地区を貫くマーケット通り(Market Street)の地下を通っている。そのBARTの線路と並行する形で、マーケット通りの地下を走るミュニ・メトロ(MUNI metro. 記事工事中)は、いわいる市電が地下を走っているようなかたちとなっておりBARTと混同しやすいが、全く別の鉄道で、相互乗り入れはなく、改札口もきっぷも別々。ただしタッチ式プリペイドカード「クリッパー(Clipper)」は共通で使える。

↓ マーケット通り地下、パウエル通り(Powell st)駅のBART改札口。
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↓ 左の画像の改札口のすぐそば、ミュニ・メトロのパウエル通り駅の改札口。
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↑ BART車内。座席の幅、通路はひろびろとしていて大きいスーツケースも邪魔にならない。床はカーペット敷き。だが、正直日本の鉄道と比べると、あまり清潔感はない。座るのがためらわれるほどではないけれど。乗車して、治安的な乗り心地の悪さは感じなかった。


駅の駅名表示
地下駅の壁面にデカデカと書かれている駅はいいが、そういう駅は少なく、ほとんどの場合、プラットフォームの天井に横長に小さく表示されていて、地下駅の場合それが薄暗くて列車の中からはとても見づらい。車内放送も声がこもっていて聞き取りにくいので、今列車がどの駅に停まっているのか、ちょっとわかりにくい。





  改札口を出る


出口改札では、きっぷを改札機に入れると運賃が差し引かれて出てくる。
きっぷを改札機から引き抜くと扉が開く。
運賃きっかりのきっぷを使った場合は、きっぷは出てこずに扉が開いたような記憶。もしかしたらチャージ残高0ドルのきっぷが出てきたかも。

出口改札を通るとき、「チャージ残高 < 運賃」 だった場合、扉は開かず、改札機上部の小さい液晶画面に「Underpaid:Go to Addfare」と表示されるので、きっぷを清算機に入れてチャージする。チャージの手順は上記手順 4. を参照。



*1 BART公式サイト、BARTの歴史案内ページ(英語)より
*2 BART公式サイト、料金案内ページ(英語)より
*3 BART公式サイト、日本語案内ページより

by h9w457y8i | 2012-06-15 11:04 | アメリカ | Comments(0)
だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。