【重要文化財|金家住宅】 行き方、見学のしかた (秋田県)

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アクセス


徒歩圏内(徒歩30分、約2.3km以内)に、バス停や鉄道の駅はない。
金家住宅周辺の地図はこちら(文化財分布マップ)

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最も近い鉄道の駅は、秋田内陸縦貫鉄道、秋田内陸線の米内沢(よないざわ)駅。そこから徒歩約45分(3.3km)。

金家住宅は所有者の現住であり、見学者用の駐車場はない。付近に一般用有料駐車場もない。敷地前の道路には駐車禁止の標識あり。(ただ主要道路から一本入った道であり、比較的幅広で交通量も多くないため、路肩に一時停車して車窓から見る程度なら問題ないだろう。






見学のしかた


現住のため非公開。門より内側には立ち入らないこと。和館のみ特別公開の予定あり。詳細は北秋田市教育委員会へ。←北秋田市教育委員会発行パンフレット
2017.9では、和館公開情報は見つけられなかった。





建物の説明


 金家(こんけ)は、戦前は阿仁地方の三大旦那と呼ばれた有数の地主として土地経営を行うかたわら、農村の青年教育に尽力するなど地域の発展に貢献した。
 金家住宅洋館、旧金家住宅和館は金家9代目当主、金逸郎によって建築された。竣工は昭和3年(1928年)。
 木材は全て持ち山から伐採したものを用い、蒸材(蒸し器を使って木材を蒸し、木材を軟化させて曲げる方法)・乾燥を施し良質な材料に仕上げた。現在においても狂いはほとんど見られず、当時の技術の確かさを感じさせる。
 金家住宅は、好対照をなす洋館と和館が極めて良好に保存されており、東北地方で数少ない大型の和洋並立住宅として貴重であり、また地方における近代住宅の展開を示す建造物の一つとしても歴史的価値が高い。近代地主の屋敷構えを伝える文庫蔵、米蔵、土地も併せて、平成20年(2008年)に国指定の重要文化財となり、保存を計っている。

 洋館は印象的な急勾配の大屋根に切妻破風と正面に突き出た屋根窓(ドーマー・ウインドウ)を付け、1階を下見板張り、2階をドイツ壁(モルタルを吹きつけ、粗く仕上げた外壁)、妻壁をハーフティンバー(柱や梁を外に見せ、漆喰やレンガで仕上げた外壁)とする。終戦後の数年間は、長野岱女子農業学校(現・秋田県立米内沢高等学校)の女子寮として使用された。

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 和館は洋館とは対照的なむくり(上に向かって凸型に膨らんだ形状。屋根の輪郭は丸みを帯びる)をつけた入母屋屋根で、2階建ての廊下を付属し上下階で洋館とつながる。当家の山林から調達した良質な秋田杉を使い、「金」の文字を模した欄間の透彫や座敷飾りなど、細部まで丁寧につくられている。2階の縁は極力柱を省き、座敷から周囲の田園を広く望む。庇縁の八間通しの軒桁(杉丸太)は圧巻である。昭和42年(1967年)に旧森吉町に寄贈され、近年まで地区の公民館として活用された。 ←北秋田市公式サイト内、金家パンフレット

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米蔵

by h9w457y8i | 2017-09-21 06:31 | 秋田 | Comments(0)

日本だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。


by h9w457y8i

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