【世界遺産】 レッド・フォートの建造物群


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Red Fort Complex

行き方・見学のしかたはこちら。

レッド・フォートは日本語で「赤い城」。ヒンドゥー語では「ラール・キラー」。インドの首都、デリーの中心部ニューデリーにある城塞。門や城壁などが赤砂岩で出来ており、文字通りその赤さが特徴のため、この名前となった。インド最後のイスラム王朝であったムガール帝国の皇帝、シャー・ジャハーンが、首都をアーグラからデリーに移したときに建造したの居城。工事は1639年に始まり、完成までに9年の歳月を要した。北側に隣接するサリンガル城砦も、この世界遺産に含まれる。



レッド・フォートは「コーラン」に描写された楽園を模して建てられた城で、イスラム建築を基本としながら、ペルシアやティムール、ヒンドゥーなどの影響を受けたムガール様式が随所に見られる。八角形プランの採用(下の画像のドーム)など、レッド・フォートの革新的な設計は、後のラジャスターン、デリー、アーグラなどの建築物や庭園建設に大きな影響を及ぼした。
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イギリスによる統治時代には軍事施設となり、城壁内の施設は大きく建て替えられてしまった。現在もインド軍や国の施設として一部の建物が使用されている。そのため、敷地内には立ち入り禁止区域も多く、サリンガル城砦も2016.3現在は見ることができない。

世界遺産に登録されているエリアの地図(ユネスコ公式サイト)
見学可能なエリアの地図(薄い赤で塗りつぶされている部分。自作 Google Map)

独立記念日の8月15日には、インド首相による演説が行われる。

以上、ユネスコ世界遺産公式サイトJTB公式サイトより。



【世界遺産】 レッド・フォートの建造物群_b0212342_08263822.jpgラホール門。城壁内部への入り口。
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ラホール門をくぐると、目に入るのがチャッタ チョウク。「屋根付き市場」という意味のこのアーケードは、かつては王侯貴族に対して絹や宝石などの商品を販売する店が並ぶ市場だった。現在は土産物店が並んでいる。下の画像は、チャッタ・チョウクの出口。
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城壁内部の建物については、冒頭の動画を参照。


by h9w457y8i | 2016-03-04 07:46 | インド | Comments(0)

日本だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。


by h9w457y8i

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