デリーメトロ(地下鉄)の乗り方 2019 リニューアル ver.


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デリーメトロ(Delhi Metro)は、インドの首都デリー、およびその近郊を走る地下鉄。日本からの直行便があるインディラ・ガンディ国際空港へも直結している。ただ地下鉄と言っても、地上や高架線を走る部分も多い。

ちなみに、デリーとニューデリー(New Delhi)の違い。首都デリーの中にニューデリーという地区があり、ニューデリーは国の行政中心地区、的なイメージ。日本でいうと、デリーは東京、ニューデリーは千代田区、みたいな。



路線図

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↑ デリーメトロ公式サイトの地図。JPGファイル。
クリックで拡大できます。

「まちごとパブリッシング」サイトに掲載されたPDFの地図は、観光施設も日本語で併記。スマホにダウンロードしたら乗車中とても役にたった。



運賃・所要時間・時刻表検索

デリーメトロ公式サイト、Journey Plannerへ。
出発駅と目的駅を、プルダウンメニューの中から選ぶ。

運賃は10〜40ルピー。日本円で16〜62円程度と、激安。

ただし、インディラ・ガンディ国際空港駅を含むAirport Line Express(Orange Line)の駅を選ぶと、運賃が表示されない。この路線だけは運賃が特別設定になっているため。Journey Planner下の「For Information about Airport Line Express Fares click here」をクリック。この路線の料金が出てくる。空港からNew Delhi駅まで60ルピー(およそ100円)。

運行間隔は10〜15分程度。

公式サイトには始発と終電は載っていましたが、時刻表は見つけられませんでした。

Google Map ルート案内機能には時刻表が反映されていて、各列車の発車時刻と到着時刻が表示されます。



1回の乗車ごとにトークン(Token)を使う場合。

駅の外観。
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トークンはきっぷの代わりで、プラスチックの使い回しのコイン。中にICチップが入っている。
自動販売機でも買えるし、窓口で対面でも買える。
窓口では英語が普通に通じる。

トークンを駅の窓口で買うとき、列ができていると、平気で横入りしてくる人に注意。
10分くらい並んで、ようやくあと数人で自分の番、となったときに、スッと涼しい顔で自分の前に割り込んでくる。
「え?」と思って周りを見回すが、誰も何も言わない。
なにか事情があるのかも、と彼を通すと、途端に自分の前に数人が割り込もうとした。

日本とは秩序に関する感覚が違うみたいなので、そういうのがイヤな人は、ツーリスト・カード(乗り放題カード。後述)を最初に買った方がいいでしょう。

トークンを自動販売機で買う場合。
コイン、お札が使える。クレジットカードは使えませんでした。それっぽいスリットはあるんだけど、カードを入れても受け付けなかった。
列車のイラストが描かれた初期画面にタッチし、言語を「English」にして、あとは指示に従う。
最後に「Do you continue?」が表示されたら、「Yes」を選択。トークンが出てくる。



ツーリスト・カード(通称:メトロカード)

有効期間は1日、3日の二種類。
「Ticket」と書かれたカードを買う窓口で買えます。

駅の有人窓口。
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カードの料金は、50ルピーのディポジット + 最低150ルピーのチャージ。合計200ルピー(およそ330円)。市街地路線の運賃は10〜40ルピーで、「往復でも150ルピーは使わないからいらない」と思うかもしれないが、複数回乗車するなら、毎回トークン販売窓口に並ぶときに感じる横入り & 窓口のんびり対応のストレスを考えると、「絶対に」カードのほうがオススメです。

「Ticket」と表示のある窓口に行って、「ツーリスト・カード」と言って200ルピーを渡せば通じます。

ツーリスト・カードは、空港線(Airport Line)では使えません。空港線の駅では売っていません。

ディポジットは、カードを駅窓口に返却すると返金されます。

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ちなみに、ツーリスト・カード以外にもトラベル・カードというSuicaやIcocaみたいなプリペイド式ICカードがあり、そちらは50ルピーのディポジット + 100ルピーの最低チャージで買えますが、なぜか窓口で「トラベル・カード」と言っても売ってくれませんでした。



セキュリティ・チェック

改札口を通る前に、手荷物のX線検査と身体検査を受ける。空港にあるのと同じような感じ。
普通は、最初にセキュリティを通ってから販売窓口に行く。



改札口を通る。

カードかトークンを、自動改札機の水色の丸い部分にタッチ。ワンテンポあってから、赤い扇型の扉が開く。



列車への乗り降り、車内の様子

各ホームへの案内は、終着駅名で表示されています。

ホームに向かい、列車に乗り、列車から降りるまでのやりかたは日本の鉄道と変わりません。

一応、列車内では飲食禁止。自分が乗った範囲では、みんなそれはキチンと守っていました。

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デリーの街のカオスぶりに比べて、地下鉄の車内はフツーにキレイ。日本の鉄道とあんまり変わりません。
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駅構内や車内の治安。構内にはセキュリティの人がいて不安なし。車内も、昼間の乗車では危険は感じなかった。駅の外のほうがむしろコワイ。外務省の海外安全情報によると、テロの恐れがあるので公共交通機関使用時には要注意、と書かれていますが...。2019.10




出口改札口を通る。トークンを自動改札機のスリットに入れるか、カードをタッチするとドアが開く。特に違和感なし。



Airport Line ExpressとYellow Line間の、New Delhi駅での乗り換え

スマートフォンはこちらのマップへ

Airport Lineの終点、New Delhi駅は、Yellow LineのNew Delhi駅と隣接しています。Airport Lineから、デリー市内を縦横に走る他のLine(路線)に乗り換えるには、まずはYellow Lineに乗り込むことになります。

ここでめんどくさいのが、二つのNew Delhi駅はそれぞれが独立していること。つまり、Airport LineでNew Delhi駅に着いたら、一旦改札口の外に出る。そしてYellow LineのNew Delhi駅まで歩いて、そこでまたトークンを買い直さなくてはいけません。

つまり、Airport Lineの駅から乗るときは、Airport Lineの駅までのトークンしか買えません。

Airport Line → Yellow Line
Airport LineのNew Delhi駅とYellow LineのNew Delhi駅は別々なので、一旦改札口を出る。「Yellow Line」と書かれた看板か、床に描かれた黄色い足跡に沿って、地下を5分くらい歩く。

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Yellow Line → Airport Line
上の逆。「Airport Line Express」と書かれた看板か、オレンジ色の足跡に沿って行きます。

ただし、Yellow Line New Delhi駅のとある改札口で、これらの案内が一切ないところがありました。改札口を出たところから見えたのは、1〜4番のEXIT表示のみ。このときは、EXIT 4(地図・紺2)から一旦地上に出て右方向へ。するとすぐに「Airport Line Express」と大書きされた看板と、近代的なガラス張りの駅舎(地図・紺1)が見えます。

↓ Airport Lineの車内。
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このページは、デリーメトロ公式HP(英語)の記載を参照しています。

by h9w457y8i | 2019-10-09 09:13 | インド | Comments(0)

日本だけでなく、世界各地の世界遺産見学のしかた、海外鉄道の乗り方、各地を訪れた時の街角スナップも。


by h9w457y8i

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