スオメンリンナ・フェリーの乗り方 2019
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フェリーの種類と違い
時刻表
料金
フェリー乗り場
チケットの買い方
乗り方
フィンランドの首都、ヘルシンキの沖合1.5kmほどのところに、密集するいくつかの島を橋で繋いで、それを要塞化した遺跡があります。それがスオメンリンナです。18世紀の中頃から建設が始まったこの要塞島群は世界文化遺産に登録され、ヘルシンキ観光の目玉の一つになっています。
海に浮かぶ島、スオメンリンナに行くにはヘルシンキの港から船に乗ります。船には二種類あって、一つはヘルシンキ市内のトラム(路面電車)やバスと同じHSL(ヘルシンキ地域交通局)が運行するフェリー。もう一つは、民間のJT-Lineが運行する水上バスです。
↓ JT-Lineの水上バス。
直接観光案内所や要塞の南端に行きたい場合、または船の上で観光ガイドを聞きたい場合(詳細はわかりません)は、こちらを利用するのがいいかもしれません。
ただし、JT-Lineの運行は5〜9月のハイシーズンのみです。
HSLフェリーもJT-Line水上バスも、ヘルシンキ側はほぼ同じ場所(地図・赤4, 5)から出ます。
HSLフェリーは島の北端に近い桟橋(地図・赤1)に着きますが、JT-Lineはそこには行かず、観光案内所がある要塞の中央部(地図・赤2)と、要塞の南端(地図・赤3)に着きます。
またJT-Lineは途中に他の島にも寄るため、時間がかかります。料金も若干高め(JT-Lineは往復10ユーロ、HSLフェリーは往復5ユーロ)となっています。
ここではHSLフェリーの乗り方を解説していきます。
Google Map を使い慣れている方は、そのルート案内機能を使うのが一番分かりやすいと思います。
これを使うと徒歩ルートもあるように表示されることがありますが、ヘルシンキの街から島まで歩いて行ける橋はなく、表示の誤りです。
フェリーを運行しているHSLの公式HPで検索することもできます。
HSL公式HP(英語版)、Journey Planner の、
Origin に Kauppatori を入力、表示されるプルダウンから Kauppatori, Helsinki を選ぶ。
Destination に Suomenlinnna を入力。
そして Get Direction をクリックすると、時刻が表示されます。
時刻表示の右端、↓をクリックすると、片道料金も表示されます。
時刻表ダウンロードは、HSL公式HPから
Timetables & Routes タブ
↓
Printable Timetable の Summer かWinter を選択。
↓
一番下に Ferries to Suomenlinna のリンクがあるので、そこをクリック。
すると、PDFの時刻表がダウンロードできます。
PDF時刻表はフィンランド語のものしかありません。
「Kauppatori」とある表は、Kauppatori = ヘルシンキ側のマーケット・スクエアを出発する時刻。
「Ma-Pe」 月曜日〜金曜日
「La ja Su」 土曜日、日曜日
↓ 2019年9月23日〜2019年11月3日の時刻表
このフェリーがなにげにすごいのは、
夜中の2時まで運行している。
海が凍ってしまう真冬でも運行している。(1時間に1〜2本)
というところ。
真冬はきっと、砕氷船が航路を確保してるんだと思います。
↓ 真冬のヘルシンキ港
HSL スオメンリンナ・フェリーのチケットには、次の3つの種類があります。(2019.7)
1. 片道のチケット = Single Ticket(シングル・チケット) 2.8ユーロ
2. 12時間有効のフェリー乗り放題チケット = Suomenlinna 12h Ticket 5ユーロ
3. フェリー、ヘルシンキ市内のトラム(路面電車)、バス、地下鉄に乗り放題のチケット = Day Ticket 24時間 8ユーロ。2日間、3日間なども選べます。
ヘルシンキ観光をするなら、デイ・チケットがオススメです。
HSLのスオメンリンナ・フェリー乗り場は、ヘルシンキのマーケット・スクエア(フィンランド語では Kauppatori)にあります。地図・赤4。
↓ マーケット・スクエアのHSL フェリー乗り場。ちなみに、この画像では Sunlines という会社の船が停まっていますが、この桟橋に停まっている船=スオメンリンナ・フェリーなので、気にせずに乗りましょう。
↓ スオメンリンナ側のHSL スオメンリンナ・フェリーの桟橋。地図・赤1。
ヘルシンキ・トラムやバスに乗るために既にデイ・チケットを買った方は、それでフェリーも乗り放題なので、ここでチケットを改めて買う必要はありません。
自動販売機でチケットを買う
地図・赤4の場所に、自動販売機が設置されています。
こちらはスオメンリンナ側の自動販売機。同じものです。
↓ 液晶のデフォルト画面。In Englishにタッチします。
↓ 英語のメニュー画面になりました。ここではシングル・チケットを買ってみましょう。Buy a single ticket にタッチ。
↓ ゾーンを選ぶ画面になります。スオメンリンナを含むヘルシンキ市内のみなら「AB」なので、ABにタッチ。
↓ 人数を入力。
↓ 料金が表示されます。クレジットカードで支払う場合は Payment Card、現金の場合は Cash をタッチ。
↓ Cash を選んだので、現金を入れてね、の画面です。一度に投入できるのは19.9ユーロまで。大人数のチケットを買うときは、何回かに分けて買うか、窓口で買います。
管理人は紙のチケットを買ったことがないので、ここには紙チケットの画像はありません......。
↓ こちらは窓口です。自動販売機のすぐ横にあります。
詳しくは分かりませんが、朝9時からだったような気がします。
シングル・チケットとデイ・チケットは、市内のスーパーやスマートフォンのアプリで買うこともできます。
スーパーやスマートフォンでのチケットの買い方は、ヘルシンキ・トラムの乗り方案内ページを参照してください。
なお、スオメンリンナ 12h チケット(12時間有効のスオメンリンナ・フェリーだけ乗れるチケット)は、スマートフォンで買うことはできません。
日本の公共交通機関と大きく違うのは、信用乗船制度を採用しているところです。
つまり、検札に当たらない限り、一旦チケットを買ったら、それを係員に見せたり、機械に通したりタッチしたりして、正規料金を払ったことを証明する必要はありません。
その代わり、しばしば検札が船内で行われていて、万が一正規のチケットを持っていなかったら、80ユーロの罰金が課されます。
注意しなければいけないのは、スマートフォンでチケットを購入し乗船した後で、スマートフォンの電源が切れてしまうと、場合によってはこの罰金が課されることがある、ということです。
(HSLアプリに関するFAQより)
ヘルシンキ・トラム(路面電車)でも同様の信用乗車制度が採られています。
↓ 自動販売機の先に、乗船ゲートがあります。
これは単に人数を確認するためのもので、この機械にチケットを通したりする必要はありません。バーを押して通り抜けます。
上の画像をよく見ると、改札機の手前に小さい液晶画面が付いた青色の機械が立っていますが、これはHSLカードというプリペイドICカードを使って運賃を払う機械で、ここでは関係ありません。スルーです。
↓ 船内の様子。
↓ デッキにも客席があります。そこから見たスオメンリンナ。
↓ スオメンリンナ側の桟橋(地図・赤1)に着きました。乗船時間は15〜20分です。
↓ こちらはマーケット・スクエア(ヘルシンキ側)に到着した様子。
くどいようですが、船から降りるときも、チケットを係員に見せたり、機械に通したりする必要はありません。
スオメンリンナ側の桟橋のすぐそばにある桟橋兵舎。フィンランド独立前にロシアが建設した建物です。
世界遺産「スオメンリンナの要塞群」の見学のしかたはこちら。
フェリーの種類と違い
時刻表
料金
フェリー乗り場
チケットの買い方
乗り方
最新型HSLフェリー
フィンランドの首都、ヘルシンキの沖合1.5kmほどのところに、密集するいくつかの島を橋で繋いで、それを要塞化した遺跡があります。それがスオメンリンナです。18世紀の中頃から建設が始まったこの要塞島群は世界文化遺産に登録され、ヘルシンキ観光の目玉の一つになっています。
海に浮かぶ島、スオメンリンナに行くにはヘルシンキの港から船に乗ります。船には二種類あって、一つはヘルシンキ市内のトラム(路面電車)やバスと同じHSL(ヘルシンキ地域交通局)が運行するフェリー。もう一つは、民間のJT-Lineが運行する水上バスです。
↓ JT-Lineの水上バス。
直接観光案内所や要塞の南端に行きたい場合、または船の上で観光ガイドを聞きたい場合(詳細はわかりません)は、こちらを利用するのがいいかもしれません。
ただし、JT-Lineの運行は5〜9月のハイシーズンのみです。
HSLフェリーもJT-Line水上バスも、ヘルシンキ側はほぼ同じ場所(地図・赤4, 5)から出ます。
HSLフェリーは島の北端に近い桟橋(地図・赤1)に着きますが、JT-Lineはそこには行かず、観光案内所がある要塞の中央部(地図・赤2)と、要塞の南端(地図・赤3)に着きます。
またJT-Lineは途中に他の島にも寄るため、時間がかかります。料金も若干高め(JT-Lineは往復10ユーロ、HSLフェリーは往復5ユーロ)となっています。
ここではHSLフェリーの乗り方を解説していきます。
スマートフォンはこちらのマップへ
時刻表
Google Map を使い慣れている方は、そのルート案内機能を使うのが一番分かりやすいと思います。
これを使うと徒歩ルートもあるように表示されることがありますが、ヘルシンキの街から島まで歩いて行ける橋はなく、表示の誤りです。
フェリーを運行しているHSLの公式HPで検索することもできます。
HSL公式HP(英語版)、Journey Planner の、
Origin に Kauppatori を入力、表示されるプルダウンから Kauppatori, Helsinki を選ぶ。
Destination に Suomenlinnna を入力。
そして Get Direction をクリックすると、時刻が表示されます。
時刻表示の右端、↓をクリックすると、片道料金も表示されます。
時刻表ダウンロードは、HSL公式HPから
Timetables & Routes タブ
↓
Printable Timetable の Summer かWinter を選択。
↓
一番下に Ferries to Suomenlinna のリンクがあるので、そこをクリック。
すると、PDFの時刻表がダウンロードできます。
PDF時刻表はフィンランド語のものしかありません。
「Kauppatori」とある表は、Kauppatori = ヘルシンキ側のマーケット・スクエアを出発する時刻。
「Ma-Pe」 月曜日〜金曜日
「La ja Su」 土曜日、日曜日
↓ 2019年9月23日〜2019年11月3日の時刻表
このフェリーがなにげにすごいのは、
夜中の2時まで運行している。
海が凍ってしまう真冬でも運行している。(1時間に1〜2本)
というところ。
真冬はきっと、砕氷船が航路を確保してるんだと思います。
↓ 真冬のヘルシンキ港
料金
HSL スオメンリンナ・フェリーのチケットには、次の3つの種類があります。(2019.7)
1. 片道のチケット = Single Ticket(シングル・チケット) 2.8ユーロ
2. 12時間有効のフェリー乗り放題チケット = Suomenlinna 12h Ticket 5ユーロ
3. フェリー、ヘルシンキ市内のトラム(路面電車)、バス、地下鉄に乗り放題のチケット = Day Ticket 24時間 8ユーロ。2日間、3日間なども選べます。
ヘルシンキ観光をするなら、デイ・チケットがオススメです。
フェリー乗り場
HSLのスオメンリンナ・フェリー乗り場は、ヘルシンキのマーケット・スクエア(フィンランド語では Kauppatori)にあります。地図・赤4。
↓ マーケット・スクエアのHSL フェリー乗り場。ちなみに、この画像では Sunlines という会社の船が停まっていますが、この桟橋に停まっている船=スオメンリンナ・フェリーなので、気にせずに乗りましょう。
↓ スオメンリンナ側のHSL スオメンリンナ・フェリーの桟橋。地図・赤1。
チケットの買い方
ヘルシンキ・トラムやバスに乗るために既にデイ・チケットを買った方は、それでフェリーも乗り放題なので、ここでチケットを改めて買う必要はありません。
自動販売機でチケットを買う
地図・赤4の場所に、自動販売機が設置されています。
こちらはスオメンリンナ側の自動販売機。同じものです。
↓ 液晶のデフォルト画面。In Englishにタッチします。
↓ 英語のメニュー画面になりました。ここではシングル・チケットを買ってみましょう。Buy a single ticket にタッチ。
↓ ゾーンを選ぶ画面になります。スオメンリンナを含むヘルシンキ市内のみなら「AB」なので、ABにタッチ。
↓ 人数を入力。
↓ 料金が表示されます。クレジットカードで支払う場合は Payment Card、現金の場合は Cash をタッチ。
↓ Cash を選んだので、現金を入れてね、の画面です。一度に投入できるのは19.9ユーロまで。大人数のチケットを買うときは、何回かに分けて買うか、窓口で買います。
管理人は紙のチケットを買ったことがないので、ここには紙チケットの画像はありません......。
↓ こちらは窓口です。自動販売機のすぐ横にあります。
詳しくは分かりませんが、朝9時からだったような気がします。
シングル・チケットとデイ・チケットは、市内のスーパーやスマートフォンのアプリで買うこともできます。
スーパーやスマートフォンでのチケットの買い方は、ヘルシンキ・トラムの乗り方案内ページを参照してください。
なお、スオメンリンナ 12h チケット(12時間有効のスオメンリンナ・フェリーだけ乗れるチケット)は、スマートフォンで買うことはできません。
フェリーの乗り方
日本の公共交通機関と大きく違うのは、信用乗船制度を採用しているところです。
つまり、検札に当たらない限り、一旦チケットを買ったら、それを係員に見せたり、機械に通したりタッチしたりして、正規料金を払ったことを証明する必要はありません。
その代わり、しばしば検札が船内で行われていて、万が一正規のチケットを持っていなかったら、80ユーロの罰金が課されます。
注意しなければいけないのは、スマートフォンでチケットを購入し乗船した後で、スマートフォンの電源が切れてしまうと、場合によってはこの罰金が課されることがある、ということです。
(HSLアプリに関するFAQより)
ヘルシンキ・トラム(路面電車)でも同様の信用乗車制度が採られています。
↓ 自動販売機の先に、乗船ゲートがあります。
これは単に人数を確認するためのもので、この機械にチケットを通したりする必要はありません。バーを押して通り抜けます。
上の画像をよく見ると、改札機の手前に小さい液晶画面が付いた青色の機械が立っていますが、これはHSLカードというプリペイドICカードを使って運賃を払う機械で、ここでは関係ありません。スルーです。
↓ 船内の様子。
↓ デッキにも客席があります。そこから見たスオメンリンナ。
↓ スオメンリンナ側の桟橋(地図・赤1)に着きました。乗船時間は15〜20分です。
↓ こちらはマーケット・スクエア(ヘルシンキ側)に到着した様子。
くどいようですが、船から降りるときも、チケットを係員に見せたり、機械に通したりする必要はありません。
スオメンリンナ側の桟橋のすぐそばにある桟橋兵舎。フィンランド独立前にロシアが建設した建物です。
世界遺産「スオメンリンナの要塞群」の見学のしかたはこちら。
by h9w457y8i
| 2019-07-12 08:43
| フィンランド
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