2016 - 2017 アムトラックの乗り方 Penn Station, NY to Philadelphia

路線図

料金・時刻の検索

ネットでの予約、チケットの購入方法

乗車当日、駅でのきっぷの買い方、乗り方

利用する際の注意

アメリカの鉄道 乗り方リスト

世界の鉄道 乗り方リスト



アムトラック(Amtrak)は、全米46州にまたがる路線を走る旅客鉄道公社。正式名称はNational Railroad Passenger Corporation, 全米鉄道旅客公社といい、アメリカ政府の出資による株式会社。Amtrakという名称は、AmericaとTrackを合わせた造語。自前の線路は東海岸のボストン〜ワシントンD.C.間のみで、それ以外の路線では、私鉄の貨物用路線を借りて、その線路上を自前の列車が走るという形態を取る。*1

アムトラックは、西海岸と東海岸を結ぶ寝台車などの長距離路線も持っているが、こちらでの紹介は、ビジネスマンもよく使う、東海岸の高速電化路線。最高速度は時速約240km/h。*1

アムトラック全般について詳しく、かつわかりやすく日本語で解説しているサイトがある。アムトラック・タウンズ。寝台列車などによる長距離旅行に関してはそちらを参照。




路線図

アムトラックの全米路線図はこちら。(PDF 1.6MB)





料金・時刻の検索

b0212342_06451859.jpg
 ←アムトラックの公式ホームページ。(2016-2017)

 ページ中央部分に必要事項を入力して検索する。

「One-Way」 片道。
「Round-Trip」 往復。
「Multi-City」 経由地がある場合。

「From」「To」 出発地、目的地。都市名か駅名を入れる。例えばニューヨークのペン・ステーションからフィラデルフィアまでの座席を予約する場合、「From」に「new」と入れると、その文字から始まる駅名のリストがプルダウンで出てくるので、「New York - Penn Station, NY」を選ぶ。目的地も同じ。

「Depart」 クリックするとカレンダーが出てくるので、出発日を選ぶ。

b0212342_06535249.jpg
ここまで入力すると、左のように選択肢が増える。

 「Anytime」 クリックすると、「Anytime」(何時でも
 可)の他におおよその時間帯が出てくるのでそれを選択。

 年齢を選択。

 「Promo Code」 空欄のまま。

 「Passenger 1 (Adult)」 大人の乗客のステータス。
 通常の旅行客ならデフォルトの「Adult」のまま。

ここまで入力したら、右端の「FIND TRAINS」をクリック。

b0212342_07043431.jpg
検索結果が表示される。

 「SAVER」「VALUE」「FLEXIBLE」「PREMIUM」の内容は、そこにカーソルを合わせると表示される。
 例えば、最も安いSAVERは払い戻し不可。FLEXIBLEは列車出発の48時間前より以前にキャンセルすれば全額が払い戻されるが、それ以降のキャンセルでは20%のキャンセル料を取られる。
詳細は、カーソルを合わせた時にポップアップする吹き出し解説、*印の「Restrictions apply」をクリック。





ネットでの予約、チケットの購入方法

上の画面で、希望の列車、運賃を決めて、運賃左側の丸印をクリック。そして「ADD TO CART」をクリック。

b0212342_07214414.jpg
入力した内容の確認。

 右側に出ているのはホテルを予約するオプション。必要なけ
 れば画面の一番下までスクロールして、右側の「ENTER
 PASSENGER INFO」をクリック。

b0212342_12495558.jpg
←乗客情報を入力するページ。

 IDがなければ、「Guest(continue without login)」
 から下を埋める。
 赤い*印は入力必須。

「How do you want to receive your ticket?」は、eTicketがオススメ。メールでチケットを受け取れて、乗車当日に窓口に行かずに直接列車に乗れる。

氏名を入力。

「Primary Contact Information」
「My Phone number is US/Canadian.」のチェックを外し、「Country Code」からJapanを選ぶ。
「Phone Number」 最初の「0」を省いた電話番号を入力。アメリカで使える携帯電話の番号でなくてもよい。

「E-Mail Address」「Confirm E-Mail」 メールアドレス。同じものを二つ入れる。

「Recommended:Add Travel Protection」 旅行保険。不要だと思う。下の「No, I choose not to protect my $xx.xx purchase.」を選択、一番下の「CONTINUE TO PAYMENT」をクリック。


ここから先は2013年の情報。だが内容はあまり変わっていないので、支障はないと思う。


b0212342_922078.jpg

画像8-2(画像8-1を下へスクロールしたもの)
b0212342_9505483.png「PAYMENT」
支払い方法入力画面。印は入力必須項目。クレジットカードを使う。

「Name on Card」 クレジットカードの名義。カードに刻印された通りに入力。
「Expiration Date」 カードの有効期限。

「Billing Address」 クレジットカードを作ったときにカード会社に申告した住所。
「Street address」「City」は適当に入力して良い。
「US State/Canadian Province」 空欄でよい。
「ZIP/Postal Number」 郵便番号を入力。
「Country」 「United States」をクリック、プルダウンからJapanを選択。

ここで大切なのは、
右下の「Purchase」をクリックすると課金が発生する、ということ。普通のサイトにある、入力事項確認画面はないので要注意。

入力事項に誤りがなければ、「Purchase」をクリック。

「Confirmation」画面となる。
ここには、予約は確約されました、メールを送信しました、という旨が書かれている。このメールがきっぷに相当するので、それをプリントアウトして当日列車に乗る際に持参。スマートフォン、タブレットPCでメールを受け取った場合はプリントアウト不要。


予約の変更、キャンセルの方法
予約の変更には予約番号=Reservation numberが必要。予約の種類によっては、ネットで変更できないこともある。そのときは電話で。
予約のキャンセル、および返金手続き(refund)はネット経由で可能。詳しくはこちら(英語)。


チケット受け取り方法
1. eTicket  チケット予約の時に入力したアドレスに、メールでチケットが送られてくる。それをプリントアウトしたものを持って列車に直接乗る。駅で別途きっぷなどに変える必要はない。(自分が知る限り、Amtrakには改札口がない) 車内検札に来た車掌にそのプリントアウトしたチケットを見せると、車掌はそこに印刷されたバーコードを機械で読み取る。
スマートフォンやタブレットPCでメールを受け取り、印刷せずにメールのバーコードを車掌に見せる、というのでもOK。

b0212342_8341815.jpg
2. Quik-Trak  
Amtrak主要駅に設置されており、あらかじめ予約したチケットの受け取りに使う。クレジットカードでの支払いに限り、チケットを買うこともできる。自分は使ったことがないので説明は省く。
自分が利用する駅に設置されているかどうかを調べるには、Amtrakホームページ、黄色の「Stations」タブから、州と都市名を入力して検索するか、「Stations」タブにカーソルを合わせるとプルダウンで出てくるエリア名をクリック、そのエリアの地図が出るのでそこから選択することもできる。ボストン〜ワシントンD.C.間は「Northeast」。






当日の駅でのきっぷの買い方、乗り方

以下は、マンハッタンの中核駅、ペンシルバニア・ステーション(通称「ペン・ステーション」Penn Station)から、フィラデルフィアの30番通り駅(30th Street station)までの普通列車乗車体験。

b0212342_8273051.jpg
マンハッタンのマジソン・スクエア・ガーデン。この地下にペン・ステーションがある。
マンハッタンの人は、10人中10人が「ペンシルバニア・ステーション」とは呼ばず、「ペン・ステーション」と呼ぶ。

b0212342_832250.jpg
土地勘がないと、ペン・ステーションはどこが入口で、どこにきっぷ売り場やホームへの入口があるのか、結構わかりにくい。比較的簡単なのは、8番街(8th Avenue)から入る入口。入口の位置などはこちらのマーカー付き地図を参照。
この表示板の中の、「LIRR」は、ロングアイランド鉄道。赤と青の丸印は、地下鉄の路線番号。

b0212342_8431679.jpg
階段を下りて地下1階の駅フロアに着いたら、「Amtrak tickets」の矢印方向へ。

b0212342_8435010.jpg
きっぷ売り場。ネットで予約をした際、"チケットを駅の有人窓口で受け取る"を選択した場合もここで受け取る。
ここでの注意点。窓口できっぷを買う場合、他の鉄道と違い、セキュリティーのため、購入の際は公的機関が発行した写真付きの身分証明書が必要なこと。パスポートでよい。*2


b0212342_10172225.jpg
窓口で受け取ったきっぷ。これはフィラデルフィアからペン・ステーション行き。
大きく「Reserved Coach」と書かれている。Coach Carは普通車。
号車、座席番号の指定はない。
「Reseved」は、座席数分のきっぷしか発行されていない、という意味。座席が指定されている訳ではなく、Coach Carならどの座席に座ってもいい。
黄色くマークされている数字は、午後5時18分発、652号列車、の意味。


b0212342_8525346.jpg
駅のコンコースにある案内表示。このペンステーションに限らず、たいていの欧米の地上鉄道は、発車時刻の10分くらい前に発車ホームが決まる。
この表示板の右端、「Track」がホーム番号。
ここに番号が表示されたら、そのTrackに向かう。

b0212342_8574399.jpg
Track=プラットフォームは、更に下の階にある。
コンコースからホームへの階段。この番号も、日本の大きな駅のようにでっかくわかりやすくは表示されていない。
Amtrakの駅には、基本的に改札口がない。きっぷの確認は車内検札で。 (ただし、フィラデルフィアには改札口と言うか、ホームの入口で係員がチケットの有無を確認していた。)


b0212342_9101710.jpg

b0212342_9102972.jpg
電気機関車と、それに引っ張られる客車。
「Reserved Coach」ならどの号車のどの座席に乗ってもいい。
どの車両が「Reserved Coach」なのかの表示がわからず、駅員に聞くと、「Other Business Class」とつっけんどんに言われた。仕方なく、左画像のように入り口に「Coach Class」と書かれた車両に乗り込んで、空いている適当な座席に座った。そしてそばの乗客に「Can I have this seat with this ticket?」と聞くと、「Yes」と言われたのでそのまま座ることに。



車内の様子。正直、ちょっと薄汚れた雰囲気。がっかり。平日の朝だったが、乗客はほとんどいなかった。
b0212342_7444979.jpgb0212342_746306.jpg






利用する際の重要事項

b0212342_9371153.png
↑ JPEGなのでリンクはありません。

インターネットでチケットを購入した際の「Conformation」画面の一番下に書かれている。それによると、

▶ 発車時刻の遅くとも30分前には駅に到着しておくことを勧める。荷物、きっぷ、その他について援助を必要とする場合は更に余裕を持って。
▶ 一人の乗客が持ち込める荷物は、原則50ポンド(22.7kg)、かつ28x22x14インチ(71x55x35cm)まで。荷物に関する情報はこちら(英語)。
▶ 米政府運輸保安局(TSA)の指示により、全ての乗客は公的機関が発行した写真付きの身分証明書を持参すること。(駅できっぷを買うときに提示する。ネットできっぷを買った場合も、車内検札のときに提示を求めることがある。*2)
▶ 全ての駅構内、および全ての列車の車両内は、指定された場所を除き禁煙
これ以外にもいくつか記載があるが、既に記事の中で述べているので省略。


東海岸のボストン〜ワシントンD.C.間を走る列車の車中では、無料のWi-Fiが使用できる。ただし回線速度は遅く、音楽や画像、重いファイルなどのダウンロードには不向き。*1

↓ フィラデルフィアの30番通り駅(30th Street Station)コンコース。
b0212342_8315055.jpg


↓ 30番通り駅外観。
b0212342_8333218.jpg



*1 アムトラック公式サイトホームページ(英語)より。
*2 アムトラック公式サイト内、乗客のIDに関しての情報ページ(英語)より。

世界の鉄道 乗り方リスト

Commented by ゆのこ at 2016-08-13 07:43 x
詳細な説明と添付画像で、とてもわかりやすいです。どうもありがとうございます。
とりわけ、座席指定の無い「予約」の意味がよくわかりました。またペン駅の情報もありがとうございます。出発前日に下見に行ければ良いのですが、短い旅行日程で余裕が無いと思うので…。
フィラデルフィアには、バーンズコレクションを観に行きます。
不安が大きいのですが、何とか行き着けそうです。
Commented by h9w457y8i at 2016-08-29 23:05
ゆのこさん
この度はお越しいただき、ありがとうございました。すみません、お返事コメントが遅くなってしまいました。多少なりともお役に立ててよかったです。フィラデルフィア、いかがでしたでしょうか?
by h9w457y8i | 2016-10-22 07:42 | アメリカ | Comments(2)