【重要文化財|仲村渠樋川】 行き方、見学のしかた (沖縄県)
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なかんだかり・ひーじゃー
大正元年(1912年)竣工
石造井泉(せきぞうせいせん)、いぎががー(男性用水場)*1、いなぐがー(女性用水場)*1、周囲水路、擁壁、拝所、広場、石畳(かーびら)よりなる。それぞれの位置関係の画像を記事内に掲載。
見学メモ
アクセス
<バス>
沖縄本島における公共交通機関について。
沖縄本島内の鉄道は、那覇市内のごく一部を走るモノレール「ゆいレール」1本のみであり、それ以外の公共交通機関とはすなわち、路線バスとなる。沖縄本島ではバスの路線網が全島をカバーしており、那覇市街中心部にある「ゆいレール・旭橋駅」から徒歩数分の「那覇バスターミナル」から、乗り継ぎも含めるとほぼ全域に行くことができる。ただし遠方へは1時間以上かかる場合も珍しくない。路線バスは琉球バス交通,沖縄バス,東陽バス,那覇バスの4社が主に運行しており、路線の系統番号は全社共通となっている。こちらのサイトだと全ての運行会社の全ての路線が非常に見やすく掲載されており、時刻表、料金も見られてとても参考になる。ただし公式サイトではないので、最新の情報に関しては各運行会社に問い合わせるのがベターだろう。
で、仲村渠地区への行き方。「那覇バスターミナル(那覇BTと表記されることもある)」から、沖縄バス39番系統、「新原(みーばる)ビーチ」行きで約1時間。「仲村渠(なかんだかり)」バス亭下車。バス停からは徒歩数分。下の地図の黒いアイコンがバス亭。バスの運行頻度は、1時間に1~2本。
仲村渠バス亭。 仲村渠バス亭、下り方面=新原ビーチ方面への時刻表。
<クルマ>
沖縄は圧倒的に車社会であり、ハッキリ言って那覇市の市街地や首里地区以外を訪問するのなら、クルマのほうが断然便利である。レンタカー料金も、沖縄地方でのみ営業するローカルな会社なら、タクシーの運転手さんが「あんなに安いと我々も商売上がったりさぁ」とこぼすほど格安な会社、プランがある。具体的な社名や料金の記述は差し控えるが、「沖縄 レンタカー」で検索すれば容易に見つかる。格安とはいえ、自分が今まで利用したレンタカー会社のクルマ・サービスは十分満足のいくものだった。
沖縄本島ドライブの注意点は、自分の実感としては、
1、那覇市街での朝と夕方のラッシュがひどい。
2、時刻によって道路の中心線が移動、つまり車線が増減する道がところどころにあり、初めてだと結構とまどう。
というところか。いずれもレンタカー会社で説明してくれる。
仲村渠樋川のすぐ横に、駐車スペースがある。
乗用車2台程度なら駐車可能。
普段の見学
屋外の施設であり、日時によって閉鎖されることもなく、常時見学可能。
特別公開
施設内の五右衛門風呂は補修から間もない雰囲気で、実際の使用にも十分耐えるかんじだった。もしかすると、この施設を使った特別な行事が催される事があるのかもしれない。しかし、記事掲載時にいろいろ調べてみたが、そのような情報は見つけられなかった。
問い合わせ
南城市教育委員会文化課へ。
農林水産省の公式サイト内に仲村渠樋川の紹介ページがあり、そこに、問い合わせ先として「農村振興局整備部設計課」電話番号:03-3502-6204 が記載されていた。
那覇市街からレンタカーで、南東方向に走ることおよそ40分。
うっそうとした熱帯の森の丘やサトウキビ畑を抜ける県道を走り、沖縄本島南の海岸線までほどなく、という、海が見渡せる斜面に、仲村渠(なかんだかり)地区はある。
典型的な農村であり、その地区の人々の生活用水のために造られたのが、この「仲村渠樋川」である。
赤い瓦の建物は、共同風呂。
施設配置図。現地案内看板より。
いぎががー。男性用の水場。
いなぐがー。女性用の水場。いぎががーよりも小さく、壁によって外からは見えにくくなっている。
カワセミ?じゃないよね?
共同風呂。立派な窯がある。新しく修復したかんじ。もしかして現役??
拝所(はいしょ*1)
いぎががーの前に枝を広げる、巨大ながじゅまる?
冒頭のアクセス路とは別の、県道から直接アクセスできる石畳。かなりの急坂で、歩くのがためらわれるほど。
現地案内看板。
案内看板を拡大。
現地から徒歩数分、県道137号線。青いマルで囲った黄色いポールのようなモノが「仲村渠」バス亭。
*1 玉城村(現南城市)教育委員会による現地案内看板より
なかんだかり・ひーじゃー
大正元年(1912年)竣工
石造井泉(せきぞうせいせん)、いぎががー(男性用水場)*1、いなぐがー(女性用水場)*1、周囲水路、擁壁、拝所、広場、石畳(かーびら)よりなる。それぞれの位置関係の画像を記事内に掲載。
見学メモ
アクセス
<バス>
沖縄本島における公共交通機関について。
沖縄本島内の鉄道は、那覇市内のごく一部を走るモノレール「ゆいレール」1本のみであり、それ以外の公共交通機関とはすなわち、路線バスとなる。沖縄本島ではバスの路線網が全島をカバーしており、那覇市街中心部にある「ゆいレール・旭橋駅」から徒歩数分の「那覇バスターミナル」から、乗り継ぎも含めるとほぼ全域に行くことができる。ただし遠方へは1時間以上かかる場合も珍しくない。路線バスは琉球バス交通,沖縄バス,東陽バス,那覇バスの4社が主に運行しており、路線の系統番号は全社共通となっている。こちらのサイトだと全ての運行会社の全ての路線が非常に見やすく掲載されており、時刻表、料金も見られてとても参考になる。ただし公式サイトではないので、最新の情報に関しては各運行会社に問い合わせるのがベターだろう。
で、仲村渠地区への行き方。「那覇バスターミナル(那覇BTと表記されることもある)」から、沖縄バス39番系統、「新原(みーばる)ビーチ」行きで約1時間。「仲村渠(なかんだかり)」バス亭下車。バス停からは徒歩数分。下の地図の黒いアイコンがバス亭。バスの運行頻度は、1時間に1~2本。
仲村渠バス亭。 仲村渠バス亭、下り方面=新原ビーチ方面への時刻表。
<クルマ>
沖縄は圧倒的に車社会であり、ハッキリ言って那覇市の市街地や首里地区以外を訪問するのなら、クルマのほうが断然便利である。レンタカー料金も、沖縄地方でのみ営業するローカルな会社なら、タクシーの運転手さんが「あんなに安いと我々も商売上がったりさぁ」とこぼすほど格安な会社、プランがある。具体的な社名や料金の記述は差し控えるが、「沖縄 レンタカー」で検索すれば容易に見つかる。格安とはいえ、自分が今まで利用したレンタカー会社のクルマ・サービスは十分満足のいくものだった。
沖縄本島ドライブの注意点は、自分の実感としては、
1、那覇市街での朝と夕方のラッシュがひどい。
2、時刻によって道路の中心線が移動、つまり車線が増減する道がところどころにあり、初めてだと結構とまどう。
というところか。いずれもレンタカー会社で説明してくれる。
仲村渠樋川のすぐ横に、駐車スペースがある。
乗用車2台程度なら駐車可能。
普段の見学
屋外の施設であり、日時によって閉鎖されることもなく、常時見学可能。
特別公開
施設内の五右衛門風呂は補修から間もない雰囲気で、実際の使用にも十分耐えるかんじだった。もしかすると、この施設を使った特別な行事が催される事があるのかもしれない。しかし、記事掲載時にいろいろ調べてみたが、そのような情報は見つけられなかった。
問い合わせ
南城市教育委員会文化課へ。
農林水産省の公式サイト内に仲村渠樋川の紹介ページがあり、そこに、問い合わせ先として「農村振興局整備部設計課」電話番号:03-3502-6204 が記載されていた。
那覇市街からレンタカーで、南東方向に走ることおよそ40分。
うっそうとした熱帯の森の丘やサトウキビ畑を抜ける県道を走り、沖縄本島南の海岸線までほどなく、という、海が見渡せる斜面に、仲村渠(なかんだかり)地区はある。
典型的な農村であり、その地区の人々の生活用水のために造られたのが、この「仲村渠樋川」である。
赤い瓦の建物は、共同風呂。
施設配置図。現地案内看板より。
いぎががー。男性用の水場。
いなぐがー。女性用の水場。いぎががーよりも小さく、壁によって外からは見えにくくなっている。
カワセミ?じゃないよね?
共同風呂。立派な窯がある。新しく修復したかんじ。もしかして現役??
拝所(はいしょ*1)
いぎががーの前に枝を広げる、巨大ながじゅまる?
冒頭のアクセス路とは別の、県道から直接アクセスできる石畳。かなりの急坂で、歩くのがためらわれるほど。
現地案内看板。
案内看板を拡大。
現地から徒歩数分、県道137号線。青いマルで囲った黄色いポールのようなモノが「仲村渠」バス亭。
*1 玉城村(現南城市)教育委員会による現地案内看板より
by h9w457y8i
| 2011-12-05 12:29
| 沖縄
|
Comments(2)
Commented
by
desire_san at 2011-12-24 11:37
こんにちは。
なかなか見る機会のないいろいろな文化財のご紹介を楽しみにして、時々写真など見せていたただいています。
沖縄にも、いろいろ文化を感じ、風情のある場所が残っているのですね。
私もご紹介されている文化財のいくつかを巡ってみたいと思います。
私はトルコのカッパドキアに住んでいたキリスト教徒と彼らが描いたフレスコ画についてブログに。ぜひご覧になってください。
ブログの写真や記事、その他何でも結構ですのでコメントを頂けると感謝致します。
なかなか見る機会のないいろいろな文化財のご紹介を楽しみにして、時々写真など見せていたただいています。
沖縄にも、いろいろ文化を感じ、風情のある場所が残っているのですね。
私もご紹介されている文化財のいくつかを巡ってみたいと思います。
私はトルコのカッパドキアに住んでいたキリスト教徒と彼らが描いたフレスコ画についてブログに。ぜひご覧になってください。
ブログの写真や記事、その他何でも結構ですのでコメントを頂けると感謝致します。
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by
h9w457y8i at 2012-01-11 08:54